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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
最高の恋人

最高の恋人 7

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 数日前、クリスマスの計画をたてたテギョンは撮影の合間を縫って、近くの宝石店に足を運んだ。
 やって来たテギョンに店長も店員も驚いた様子で出迎えた。
「ペアリングを見たいんだが」
「かしこまりました」
 そう言って、数点の指環が並べられた。
 どれも個性的な指環ばかりだが、テギョンが特に心惹かれたのは、ホワイトゴールドとピンクゴールドのペアリングだった。
 デザインはシンプルなもので、女性がつけてもおかしくないものだった。
 ミニョの白く細い指にピンクゴールドの指環が映える姿を想像して、テギョンはそれに決めた。
 クリスマスプレゼントはペアリング以外考えていなかった。
 それを購入したときのテギョンの気持ちは、高揚していた。
 このペアリングをお互いの指にはめ合うのを想像しただけで、顔がニヤけた。

 そのペアリングは今、キレイに包装された箱の中に入っている。
(今日中にミニョに渡してやりたい……)
 しかし、イ・ユナはなかなか来ない。
 何度も連絡が入り、申し訳ないとADが謝りにくるが、こればかりは彼を怒っても仕方がないことだった。
 ようやく、ユナがやって来たのは昼をかなり過ぎてからだった。
「すみません、監督、みなさん。お待たせしました。前のお仕事が押した上に、渋滞にはまちゃって、なかなか来れませんでした。ごめんなさい」
 平身低頭で謝るユナに、誰しも心の中では文句を言いながらも、口ではいいですよ、大丈夫よと言う。
 しかし、テギョンは違う。遅刻や人を待たせることを嫌う彼は、面と向かって言った。
「女優としての自覚がないんじゃないか? これだけの人を何時間も待たせて。どれだけ待ったと思ってるんだ。あんたのせいで、いい迷惑だ」
「お、おい、テギョン! バカ、やめろ!」
 マ室長が慌てて止めたが、ユナは泣き出してしまった。
 その場の空気が一気に気まずくなった。
「私、私……自覚がないわけじゃありません。ちゃんと、謝ったのに……ひどい……」
 わあわあと大泣きしてしまい、撮影を始めるどころの話じゃなくなった。
「すみません。すみません!」
 マ室長が慌てて謝ったが、その場の雰囲気は文句を言ったテギョンが悪い、というムードに変わっていた。
 マネージャーに抱えられるようにしてユナはその場を離れた。
「テギョン、こっちにこい!」
 マ室長は眉間に皺を寄せ、目は釣りあがっている。
「何だよ、ホントのことだろ? 待たされた身にもなってみろよ」
「お前の言いたいことは分かる。間違ってはないが、あの場で言うことじゃないだろ! ようやく撮影が始まるっていうのに、これじゃ、撮影する雰囲気じゃないだろうが」
「それは、そうだが……」
「お前が何を焦ってるのか俺は訊かないが、いい加減、自分中心で物事を考えるクセは捨てろ! ドラマはお前一人で作るものじゃない! 何度も言わせるな」
「悪かった……」
 何とか、ユナの気分も収まったということで、撮影が始まったが、さっきのことが尾をひいているのか、NGばかりが続いた。
 時間は刻々と押していく。
 テギョンは時間ばかり気にした。その様子をユナは面白そうに見ている。
 テギョンは撮影をしてみて、ドラマがこんなに大変なものだとは思わなかった。PVやCMなどとは違う。
(まだ終わらないのか? あとどれぐらいかかるんだ?)
 すでに空は太陽が落ちて、月が出ようとしていた。

 ミニョはテギョンが用意したワンピースを着て、タクシーでNIXホテルに向かった。
 フロントで名前を言うとすぐに支配人が出て来て、ホテルマンに部屋まで案内するように指示してくれた。
 その部屋は前にミニョが泊まっていたのとは違うデラックスルームだった。
 部屋から見える市内の夜景はキレイだった。
「オッパと一緒に見たいな……」
 時計を見ると、すでに六時を回っている。
「はあ……遅いのかな?」
 窓に目を戻してミニョはもう一度ため息をついた。

 撮影は遅々として進まなかった。
 すでに、時間は九時を過ぎている。
「はーい、休憩です!」
 寒さと疲労から、何度も休憩が挟まれ、撮影はその度に中断となる。
「まだ、終わらないのか?」
「仕方ないだろ。文句を言うな」
「じゃあ、携帯貸せ。電話をするから」
 マ室長に預けておいた携帯を受け取ると、すぐにミニョに電話をかけた。
「ミニョか? ああ、悪い。もう少しかかりそうなんだ。大丈夫か?」
『私なら大丈夫です。気にしないでください』
「悪いな。終わったらすぐに向かうから」
 その様子をユナはちゃんと見ていた。
(彼女に電話でもしてるのね。皇帝と呼ばれる男にしてはマメだこと)
 ふふっと笑った。





嫌な女イ・ユナですが、これからますます嫌な女に成長(?)していきます。
ミニョにも関わることになりますが、嫌なことのあとには、きっと、
いいことが待ってます。

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物事には

2人っきりで 始めて過ごすクリスマス なかなかスンナリとは行かないですね~(^-^)! でも物事すべからく 表裏一体 二人の絆が 深まるかな?

こんにちは

ユナ本当に嫌な女ですね・・・!

遅刻もわざとでしょ・・・v-293
邪魔をしてもユナにはテギョンを振り向かせることは出来ないのに・・・!

クリスマス二人で早く過ごせるといいのに。

Re: ゆあらさん

こんばんわ。

私は前置きが長いらしくて、いつも旦那に「オチが分かる
からもういい」って言われちゃいます。
お話についても、「長い」「飽きる」って旦那に言われるので、
書いててハラハラします。
こういう書き方しかできないので、いつも長くなっちゃいます。
すみません。

イ・ユナの悪役ぶりに楽しさを感じる今日この頃です。

Re: JULIAさん

こんばんわ。

二人っきりで初めて過ごすクリスマスに付け入る
お邪魔虫一匹。
なかなか上手くいかないですね。
でも、試練を乗り越えたらきっと明るい未来が待ってます。

Re: sicoberu さん

こんばんわ。

更新したお話を読んで、怒らないでくださいね。
ユナの策略に嵌ってしまい、ミニョとの
クリスマスを過ごせませんでした。

ラブラブじゃなかったですね。
でも、こんな試練を乗り越えたら、きっと、明るく
ラブラブな日が待ってます。

いらいらせずに・・・

テギョンくん。
怒ったほうが負けだ、です。

感情を出すと相手の思うつぼですぞ。

でも、どうもこの調子じゃ、ミニョは一人でまちぼうけで
眠っちゃった・・とか?
0:00 5分前に誕生日のときみたいに、はぐっとか?

今は、自分で考えずに、次に・・・

Re: yaoiさん

こんばんわ。
仰るとおりですね。イライラしたほうが負けですね。

でも、イライラしちゃいますよね。
時間が迫ってたら。
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