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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
彼女が帰ってきた

彼女が帰ってきた 13

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 花を供え、ミナムとミニョが揃って墓前に手を合わせた。
「母さん……。ようやく、こうやってミニョと二人で来れたよ。寂しかっただろ? もう、これからは寂しくないからな。ミニョと一緒に墓参りに来るから……」
「お兄ちゃん……。母さん、会いたかった……。ずっとずっと会いたかった」
 気持ちが高ぶったミニョが泣き出した。そのミニョの震える肩をミナムがそっと抱いた。
「母さん……。今日はもう一人、会わせたい奴を連れて来たんだ。ミニョの恋人だ。会ってくれるよな?」
 ミナムはそう言うと、テギョンのほうを振り返った。呼ばれたテギョンは、ミニョの横に並んで、手を合わせた。
「母さんにとっては、憎い女の息子かもしれない。でも、こいつはミニョの恋人なんだ。……許してやってほしい。こいつも充分に苦しんだし、悩んだはずだ。ミニョを思う気持ちも強い。だから……二人のことを許してやってくれるよな? ……俺は許したからさ」
「お兄ちゃん……」
 ミニョは泣きながらミナムの顔を見た。
「母さん。二人のこと許してやってくれ。こいつなら……きっと、ミニョを幸せにしてくれる。俺が保障するからさ」
 今日、改めて仲の良い二人を見て思った。
 こいつなら、ミニョを任せてもいい、と。
 ミナムはぽんっとテギョンの肩を叩くと、
「俺は先に車に戻ってるから、二人で母さんにゆっくり話をして来い」
 と言って、山を先に下りた
 ミナムは、すぐに電話をかけた。
「あっ! ジェルミか? ああ、俺だ。今からすぐに買い物に行って、パーティーの用意をしてくれ」
『パーティー? 何でだよ』
「ミニョの帰国祝いだよ」
『ふーん。ミニョの帰国……って、おい、何だよ、それ!?』
「まあ、帰ってから詳しいことは話すから、とにかくパーティーの準備頼んだぞ。じゃあな」
『ちょ、ちょっと待て! おい、コ・ミ』
 ミナムは一方的に電話を切るとニヤニヤ笑いながら車に戻った。
「何、笑ってるのよ? ちょっと、いつまで待たせる気なの?」
 ユ・ヘイが車の外で待っていた。
「ああ、悪いな。俺たちは先に帰ろうか。パーティーの準備もあるしな」
「パーティーって何よ? まさか、あの子の?」
 とたんにユ・ヘイの眉間に皺が寄る。
「私は出ないわよ。誰が、あんたの妹の帰国祝いなんてするもんですか」
「そう言うなよ。お前はミニョの未来のお義姉さんだろ?」
 笑いながらミナムが言う。一気に、ユ・ヘイの顔が真っ赤に染まった。
「な、何、言ってんのよ! 私たち付き合ってもないのに、どうしたらそういう発想になるわけ!」
「じゃあ、付き合えばいいじゃないか。俺はずっとそう言ってるだろ?」
「誰があんたなんかと。お断りよ」
「まったく、天邪鬼だな。まあ、そういうところが可愛いんだけどな」
「ふ、ふん。仕方ないから今日はパーティーに出てあげるわ。ありがたく思いなさいよ」
「はいはい。ありがとうございます。じゃあ、早速宿舎に戻って準備だな」

 その頃、ジェルミは一方的に切られた電話の意味が分からずに、ぼんやりとしていた。
「どうした? 誰からの電話だ?」
 シヌがお茶を持ってリビングのソファに座った。
「……ミナムから」
「ミナムから? 珍しいな。何だって?」
「うん。ミニョが準備を開くから、帰国の買い物をしてパーティーに行って、迎えろって」
 ジェルミの頭の中は混乱していて、言葉はめちゃくちゃだった。
「何だって? ミニョがパーティーを開く? 何の話だ?」
「だから、ミニョが帰国したから、パーティーを開くんだって。それで、買い物に行って……」
「ミニョが帰国した!? いつ? ミナムがそう言ったのか?」
 シヌはびっくりして訊き返した。
「えっ?」
 要領をまったく得ないジェルミの話し方にシヌは苛立った。
「ちゃんと分かるように説明しろ。ミナムは何て言ったんだ?」
「だから、何度も言ってるだろ。ミニョの帰国パーティーを開くから買い物に行って、準備してくれって! ……って、ミニョが帰国した!?」
 そこでようやく、ジェルミの頭も内容を理解したようだ。
「シヌヒョン! ミニョが帰国したって、本当かな!?」
「俺に訊くなよ。ミナムはそう言ったんだろ? まさか、そんなウソをつくとも思えないしな……。とりあえず、ミニョの携帯に電話してみろ」
「う、うん!」
 ジェルミは震える手で、ミニョの携帯にかけてみたが、電源が入っておりません、とアナウンスが聞こえるだけだ。
「どうしよう。本当なのかな? どうしたらいいと思う?」
「どうしたらって、とりあえず買い物だ! ウソでも何でも買い物をして準備をするんだ!」
「そ、そうだよね。ウソだったら、ミナムの奴ボコボコにすればいいだけだし。すぐに準備しなきゃ!」
 二人は顔を見合わせると、すぐに駐車場に向かって走り出した。


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