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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
彼女が帰ってきた

彼女が帰ってきた 14

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ミニョとテギョンはお墓の前で、ただ手を合わせていた。何も言わなくてもお互いが考えていることが分かる。
 テギョンは墓前に手を合わせながら、何度も心の中で謝った。母、モ・ファランがした仕打ちによって亡くなったミニョの母。
 自分がミニョを愛することを許してもらえるだろうかと、何度も問いかけた。そして、ミニョを愛することを許してほしいと。
(心からミニョを愛しています。一生大事にします。どうか、俺のことを認めてください。ミニョを俺に守らせてください……)
 ミニョも心の中で話しかけていた。
(母さん……。ヒョンニムのことを許してあげて。お兄ちゃんの言う通り、充分苦しんだし、哀しんだ人なの。ヒョンニムも私のように寂しい子供時代を送った人なのよ。だからこそ、私はこの人の側にいてあげたい。もう、これ以上つらい思いも哀しい思いもさせたくないの。母さん、母さん……)
 心の中で語りかけて、何度も名前を呼んだ。
 ふと、隣のテギョンを見れば、まだ手を合わせたままだ。ミニョはそっと、寄り添った。
 テギョンは驚いたように目を開けるとミニョを見た。
「ヒョンニム……。ありがとうございます」
「何がだ?」
「今日、母さんのお墓に手を合わせてくれたことです。きっと、母さんも喜んでると思います」
「……そうだといいけどな」
 テギョンはもう一度、墓前に手を合わせた。
「お兄ちゃんたちが待ってますから、帰りましょうか」
「ああ」
 帰りの山道もテギョンとミニョは自然に手を繋いでいた。
 クスッとミニョが笑った。
「いつもは私がヒョンニムをエスコートするのに、今日は逆ですね」
「お前なぁ……。いい加減、ヒョンニムはやめろ。女の格好で呼ばれると、体がムズムズする」
「はい、ヒョンニム!」
「だから! ……って、おい、ミナムたちはどこ行ったんだ?」
 駐車場に来てみると、ユ・ヘイの車がなかった。
「ホントですね。どこ行ったのかしら? おトイレかな?」
「お前はバカか? トイレに行くのに車に乗っていくやつがいるか?」
「それはそうですね……」
 その時、テギョンの携帯が鳴った。
「おい、ミナム。お前どこだ? ――えっ? ――ああ、わかった」
「お兄ちゃんですか? 何ですって?」
「もう、あいつらは帰ったよ。お前のことは俺が連れて帰れってさ」
「そうですか」
 改めて二人っきりになると、半年ぶりだけにお互いが意識してしまう。
 繋いだ手から胸の鼓動が伝わるんじゃないかとテギョンは思った。
「あ、あの、私はこれで帰ります」
 ミニョが突然言った。
「どこに?」
 テギョンもしごく当たり前のように訊き返した。
「修道院です。院長様にご挨拶もしたいので」
「はあっ!?」
 思わずテギョンの声が裏返った。
「修道院って……! お前、修道院に帰るつもりなのか?」
「はい。私にはそこしか行くところがありませんから」
 ミニョのそのひと言にテギョンはカチンときた。
「お前の行くところは、俺のところしかないだろ?」
 眉間に皺を寄せながら、テギョンの唇がだんだん尖がってくる。
「えっ? でも、その……」
「でも、とか、その、とかは訊かない。お前は宿舎に来るんだ!」
「ええっ?」
「お前、このままあいつらに挨拶もしないで修道院に行くつもりか? 俺にお前の帰国したことをあいつらに伝えろって言うのか?」
「……そ、それもそうですね。確かにシヌヒョンやジェルミにも会いたいですし……」
「何が何でも、お前を宿舎に連れて行くからな。車に乗れ」
 言いながら助手席のドアを開けた。
「はい」
 ミニョはもう逆らわずに、にっこり笑って素直に車に乗った。
 テギョンは満足そうに微笑むと、自分も車に乗った。


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