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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
星をとってきて

星をとってきて 2

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 ミナムはケーキ屋と花屋に寄って、ミニョのためにそれぞれを買って宿舎に帰って来た。
「まだ、ミニョたちは帰ってないみたいだな」
 ミナムがホッとした顔で言うのが憎らしいユ・ヘイは、
「二人でどこかに行ったんじゃないの?」
 意地の悪い笑顔を口元に浮かべて言った。
「どこかって、どこだよ?」
「とぼけちゃって。半年ぶりに彼女が帰ってきたのよ。行くところって言ったら、一つしかないじゃない」
「だから、どこだよ?」
「とぼけてるの? それとも、本当にわからないの?」
「ミニョはそんな女じゃないよ」
 さらりとミナムが言って、ユ・ヘイはまた機嫌を崩した。
「何よそれ? いくら修道院暮らしが長くたって、女はオンナでしょ? 相手はあのファン・テギョンよ。久しぶりに会った彼女とそのまま宿舎に帰ってくるはず……」
「帰ってきたぞ」
「えっ?」
 後ろを振り返ると確かに見慣れたテギョンの車がこちらに向かって来る。
「何よ、つまらない男ね」
「お前、ここであいつら引き止めてろ。俺はシヌたちに帰ってきたこと教えるから」
 言うなり、花束とケーキを持って家の中に入って行く。
「ちょ、ちょっと! 何で私が? 私はお客様でしょ!」
 怒鳴ったがミナムには聞こえていない。
 車はユ・ヘイの目の前で止まった。下りてきたテギョンは、ユ・ヘイの姿を見るなり、
「おい、コンガル。こんなところで何してるんだ? 仲間はずれにでもされたのか?」
「何ですって!? ちょっと、ファン・テギョン! あんたって人は会えばいつも毒吐いて、まったく嫌な男だわ!」
「嫌な男なのはお前の前だけだ。ミニョ、入るぞ」
「何なのよ!!」
 もう知らない、誰が引き止めるかとユ・ヘイは思った。階段を上って行く二人の背中にあっかんべーとしていると、
「ミニョ! おかえり!」
 ジェルミが家の中から飛び出してきた。
「ジェルミ! 会いたかったです」
「俺もだよ! ミニョ~~!!」
 言いながら早速抱きつこうとする。しかし、それはシヌとテギョンに阻まれてしまう。
「あうっ! 何だよ。久しぶりの再会なんだから、ハグぐらいさせてくれたっていいだろ。イギリスじゃ当たり前だよ」
「ここはイギリスじゃない」
 きっぱりとテギョンに言われて、ジェルミは黙るしかない。
「あれ? ヒョン、一緒だったんだ」
「当たり前だ。俺の恋人の迎えに俺が行かなくてどうするんだ」
「やっぱりヒョンは知ってたんだね。ミニョが今日帰ってくること」
 ジェルミに訊かれてテギョンは「えっ?」という顔をした。
「……ああ、まあな」
 歯切れの悪い言い方をするテギョンに、シヌは何かを感じ取ったようだが、何も言わずに、
「ミニョ、お帰り。疲れただろ?」
 と優しい笑顔をミニョに向けた。
「シヌヒョン……。お久しぶりです」
「キレイになったね。半年ぶりだと、こんなに変わるもんなんだ」
 さらりと言ってのけるシヌにテギョンはムッとした。自分ですらまだ言っていない言葉だ。嬉しそうに照れて笑うミニョにも腹が立つ。
(何だ、ミニョの奴。俺に会えたときよりも、喜んでないか?)
 ついついミニョの表情から勘ぐってしまう。
「まあまあ、ミニョ! 会わない間にずいぶん可愛くなって。おかえり」
「伯母さん!」
 ミジャ伯母さんは大きく手を広げて、ミニョと抱き合って再会を喜んだ。さすがに相手が伯母さんではテギョンも嫉妬の気持ちが起きない。
「さあさあ、中に入ってちょうだい。パーティーの支度はできてるからね」
「パーティー?」
「そうよ。ミニョの帰国のお祝いパーティーよ」
「そんなぁ……。ありがとうございます」
 ミニョは泣きそうになりながら、お礼を言った。
「ほらほら、リーダーもそんなとこに突っ立ってないで、早くいらっしゃい」
 ミジャ伯母さんはミニョの肩を抱きながら家の中に入って行った。
(何だ? パーティーの準備が出来てるってどういうことだ? ミナムの奴か? ったく、手回しだけは、相変わらずいい奴だ!)
 ぶすっとした顔をしたまま、テギョンもみんなの後についていった。
「ちょっと! 私のこと忘れるんじゃないわよ! 私はお客様よ!」
 一人、声をかけられることのなかったユ・ヘイがその場で地団駄を踏んだのは言うまでもない。



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