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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
第一歩

第一歩 2

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 中国公演の当日、ミニョは大荷物を抱えて玄関まで来た。
「おい、その荷物は何だ? 一泊二日なのに、何でそんなに荷物があるんだ?」
「えっ? 多いですか? おかしいな、すべて必需品なんですけど……」
 ミニョが不思議そうな顔で首を傾げる。
「必需品って、何が入ってるんだ?」
「着替え一式に、タオルに洗面道具一式。お薬に消臭剤、それから、非常食に……」
「待て待て!! なんだ、その消臭剤とか非常食ってのは?」
「ホテルに泊まったときのためです。オッパは匂いに敏感ですから。非常食は何かあったときのため……あっ!」
 ミニョが言い終わらないうちにテギョンがバックを開けた。
 中からは着替え一式……四日分はあろうかという大量の服が出て来た。タオル……一体、何日分のつもりなのかこれも大量に。
 薬もありとあらゆるものが袋にぎゅうぎゅうに詰め込まれている。
 消臭剤は……五個も入っていた。
「非常食……ねえ?」
 テギョンはミニョの言う非常食を取り出しながら、目を細めた。
「あの、これは……その……」
 途端にミニョがオロオロする。
 出て来たのは大量のお菓子だった。
「お前なあ……」
「ごめんなさい! つい思わず……」
 しゅんとなるミニョが可愛くて、テギョンは笑ってしまった。
「いいさ。この大量の非常食は持っていけよ。ただし、服とタオルはこんなに必要ないだろ。置いていけよ。あと、消臭剤もいらない」
「でも、もし、ホテルが煙草臭かったりしたら……」
 テギョンはニヤッと笑うと、
「お前の甘い匂いで消えるだろ?」
 言いながらちゅっと頬にキスをした。
「!!!!!!!!」
 ミニョの顔が一気に赤くなる。
「さ、行くぞ。飛行機に乗り遅れたら大変だ」
「は、はい……」
 ミニョは慌てて荷物を詰め直した。
 お菓子はちゃっかり持っていくのを忘れなかったが。

 空港に降り立った四人をファンが大歓迎ムードで出迎えた。
 ミニョはファン感情を刺激しないように、少し遅れてワンコーディとマ室長と一緒に空港に降りた。
 ホテルは北京でも五つ星のもので、メンバーにはそれぞれ個室が用意されている。
「ミニョさんはテギョンと同じ部屋ですから」
 ホテルに向かう車の中でマ室長が言った。
「あ、はい……」
 恥ずかしそうにミニョは返事をした。
「お姉さん。後でちょっとお話を訊いてもらってもいいですか?」
 小声でミニョはワンコーディに言った。
「いいけど、あんまり時間ないわよ。ライヴの時間もあるから」
「はい。大丈夫です。すぐに済みますから」
「分かったわ。じゃあ、荷物を置いたら私の部屋にいらっしゃい」
「ありがとうございます」
 ホテルに着くと、先に部屋に入っていたテギョンが、
「遅かったな。こっち来てみろよ」
 と言って、大きな窓のところにミニョを連れて行く。
 高層ホテルの上から見下ろす北京の街並みは美しい。
「キレイですね」
「ああ、夜景はもっとキレイだろうな」
 言いながらテギョンはミニョを抱き締めてキスをしようとした。
「あ、あの!」
「ん? 何だ?」
「私、ちょっとお姉さんにお話が……」
「ワンコーディに? 何だ? 今じゃないとダメな話しか?」
 いいムードをぶち壊されて、テギョンは少しムッとした顔になった。
「すみません。ライヴ前じゃないと時間が……」
「何も中国に来てまで話さなきゃならないことなのか?」
「はい。大事なお話なんで……」
「俺じゃダメなのか?」
「あ、あの……お姉さんのほうが……」
「分かった。行って来い。でも、すぐに戻れよ」
「はい。分かりました」
 ミニョはテギョンの腕からすり抜けると、走って部屋を出て行った。
「っち! せっかくのいいムードが!」
 テギョンは苛立ちから床を蹴った。

「はーい。ちょっと待ってね」
 部屋の中から忙しそうなワンコーディの声が聞こえて、ドアが開いた。
「早かったのね。さ、入りなさい」
「すみません。お忙しいのに……」
「いいわよ。ちょっと私もひと息入れたいところだったから。そこに座って」
 ミニョは椅子に腰かけると、ワンコーディの淹れてくれたコーヒーをひと口飲んだ。
「で、話って何? テギョンと何かあった?」
「いえ、オッパのことじゃなくて……。でも、オッパにも関係してるかも……」
「どういうこと?」
「あの、お姉さん。私、これからどうしたらいいと思いますか?」
「……はぁ?」
 意味が分からずにワンコーディは眉間に皺を寄せた。
「あの……何て言うか。私、オッパの力になりたいんです。今回のユナさんのことで、つくづく自分が無力だって思い知らされて……」
「ミニョ、あんた……」
「何とかしてオッパのためになりたいんです。でも、どうやったらオッパのためになるのか分からなくて……」
「ミニョ……あんたってホントいい子ね。テギョンが訊いたらますます惚れ直すわよ」
「そんな……」
 恥ずかしそうにミニョは笑った。
「あんたは側にいるだけでいいのよ。あんたが側にいるだけで、あの子は落ち着くんだから。私はあの子とはデビューする前からの付き合いだけど、十代の頃のあの子はホント、誰にも心を開かなかったわ。ツンケンしてて、無愛想で可愛げのカケラもない子だった。……あ、ごめんね」
「いえ、いいんです。私はちょっとしかオッパのことを知りませんから」
「それがさ、あんたと出会ってから変わったのよ。人を気にするようになったって言うか、気遣うようになったって言うか。とにかく人と付き合うことができるようになったのよ。あんたがミナムの代わりにA.N.JELLに入るまで、メンバー間の仲は最悪だったわよ。特にシヌとね」
「シヌさんと?」
「シヌって一見したら愛想のいい、優しそうな青年って風に見えるけど、内実は何に対しても無感動の感情のない子だったのよ。テギョンとはソリが合わなかったのね。それがどう? 今じゃ、あんたを中にしてみんながお互いを思うようになってる。これってスゴイことよ。だから、あんたはいるだけでいいの。テギョンの側にいて、いつも笑ってればいいの」
「……でも、何かお役に立ちたくて……」
「そうね……。じゃあ、本格的に付き人になったらいいじゃない。テギョンだけの専属じゃなくA.N.JELLの付き人に」
「付き人は……。私は迷惑ばかりかけそうで……」
「確かにそれもそうね。あんたって稀に見るドジッ子だもんね。役に立ちたいって言ってもねぇ……」
 ワンコーディは天井を見上げた。
「そうだ! 何か資格を取ってみたらいいんじゃない?」
「資格!?」
「うん。役に立つかどうかは別として、何でもいいから資格を持つのよ」
「資格ですか? でも、何の……?」
「なんでもいいじゃない。経営関係の資格とかいいんじゃない? あんたがそういう資格持っていれば、テギョンにとってもプラスになるわ」
「オッパにとってプラスに……」
「まあ、もっともかなり難しいとは思うけど……」
「考えてみます。ありがとうございました」
「あんまり深く考え込まないことよ。じゃあ、また後でね」
「はい」
 帰って行くミニョの後ろ姿を見ながらワンコーディは、
「あの子も大変ね」
 と呟いた。





こんばんわ。みなさんにご迷惑をかけてはいなかったでしょうか?
ブロとも申請フォームが何の手違いでか、しばらく消えていました。
コメントで教えていただくまで、まったく気づきませんでした。
もし、ブロとも申請をしようと思って出来なかった方、本当に
ごめんなさい。
ブロとも申請には期限はありませんので、ブロとも申請しようかなって
方は再度、よろしくお願いします。

ただ、「限定記事について」という記事をよく読まれてください。
読まないまま申請されている方が何人もいます。
そちらのほうも、よろしくお願いします。
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Re: JULIA さん

こんばんわ、JULIAさん。

テギョンの潔癖症を考えたら、消臭剤って必要そうです。
部屋にもいい香りがしてそうですから(笑)
ミニョの今後については、正直、アレコレ悩みました。
でも、最終的にこれで行こう!って決めたのは、
やっぱり最初に決めたことでした。

Re: ぼくちゃんのママさん

こんばんわ、ぼくちゃんのママさん。

お知らせありがとうございます。
自分のブログなのに、まったく把握してない私です。
早速調べてみます!!
一時的なものだといいのですが・・・・・。

お話は・・・・ラブラブ不足の二人だったので、
今はラブ注入状態です(笑)
ミニョの今後は・・・・いろいろあります。

Re: りくさん

こんばんわ、りくさん。

大丈夫ですよ。考えたら、始めた頃は一日3話更新してたんですね(笑)
今は、1話が精一杯ですが、頑張れます。

今回はちょっと愉快な展開で始まりました。
ミニョだったら、大荷物抱えて旅行に行きそうなので。
しかもテギョンのためにってアレコレ詰めそうです。
ミニョの今後についてはいろいろ悩みました。
でも、最初に決めてたことをそのままお話にしようって
思いました。
明るく、幸せなお話には変わりないです。
それぞれの道を見つけてほしいので。

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Re: せぶんさん

こんばんわ、せぶんさん。

私も旅行に行くと、いつもおお荷物です。
まさに、ミニョみたいな感じで・・・・。
いらないものまで入れて、行きも帰りも大荷物状態です。
ミニョも新しい一歩を踏み出します。
テギョンのため、自分のために。

ブロとも申請、お待ちしています。

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Re: みうさん

こんばんわ、みうさん。

ホント、一番はミニョが側にいることですね。
何もしなくていいし、どこにもいかなくていい。
ミニョにも頑張って欲しいので、何か大きな
第一歩を・・・・。

Re:saruさん

こんばんわ、saruさん。

お話読めてるみたいでよかったです。
お知らせ、ありがとうございます。

Re: めぐみさん

こんばんわ、めぐみさん。

非常食って大事ですよね。
私は旅行にいったときに、つくづく思ったことがあります。
飛行機を降りて、帰りのバスが来るまでの間、
お店が開いてるだろうとタカをくくっていたら、
どこも開いてなくて、家に帰るまで2時間半、おなかは
なりっぱなしでした。
何があっても非常食は大事です!!

春から社会人1年生なんですね。頑張ってください!!
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