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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
第一歩

第一歩 12

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「お前は何だ? まさか、お前まで大学に行きたいなんて言うんじゃ?」
「違うよ。俺、勉強嫌いだしさ。そうじゃなくて……」
 ミナムはそこで言葉を切ると、ふうっと一つ息を吐いてから、
「ヘイと交際宣言したいんだ」
 といきなり言い出した。
「な、な、な!!!!!」
 言葉が続かないアン社長に劣らず、全員が唖然呆然。
「お、お、お兄ちゃん? それ、ホント?」
「ミニョ、驚かせてごめんな。お前には真っ先に言うべきだったな」
「ま、待て! ちょっと待て! お前とユ・ヘイは付き合ってるのか? そうなのか?」
 状況を飲み込めていないアン社長が遮る。
「ええ。付き合ってますよ。あれ? 社長、知らなかったの?」
「お前がユ・ヘイを好きなのは知ってた。でも、付き合ってるのは知らないぞ。それをいきなり交際宣言って!」
「俺の髪の毛がなくなる前にしたいんですよ」
「はあ?」
「ヘイのオヤジは怖いらしいからな」
「ああ、らしいな」
 テギョンが思い出したように頷いた。
「だから、俺のこの頭がボウズになる前に記者会見を……」
「No! No! と、とにかく、このことはしばらく黙ってるんだ」
「何で? 早く記者会見開かないと、俺、ボウズで会見に出席することになっちゃうよ」
「どっちにしろ、バレたらボウズは決定なんだから、先でも後でもいいだろ」
 テギョンがからかうように言う。
「お前、他人事だと思って!」
「他人事だ」
「とにかく! 今はそんな時期じゃない! ヘイさんの事務所とも話し合って時期を見計らうから、お前は他言無用だ!」
「社長!」
「まったく、どいつもこいつも! とにかく、今後のお前たちのことは俺と事務所で決めるから、勝手なことは言うな! ああ、頭が痛い……」
「勝手に終わらせるな。俺たちのことはそれでよくても、ミニョのことは撤回してくれ」
「だから、それも今後、ちゃんと話して決める」
「いいや、今すぐ撤回してくれ。今すぐだ!」
「いいか、テギョン? これはミニョさんにとってもチャンスなんだぞ。彼女の願いと俺の願いは一致している」
 テギョンは頭を傾げた。
「どういう意味だ?」
「ミニョさんはお前の役に立ちたいと願っている。俺はその手伝いをちょこっとするだけだ」
「何の話だ! 俺の役に立つことが何で、新人バンドのマネージャーに繋がるんだ」
「いずれはミニョさんにA.N.JELLのマネージャーを勤めてもらうとしても、いきなりは無理だろ? だからこそ、新人バンドのマネージャーとして仕事を覚えてもらってからでも遅くはない。お前の望みどおりだ」
「どこが? 俺はミニョをマネージャー見習いとしてくれって言ったんだ。それが条件だ!」
 二人の会話について行けないシヌたちはただ顔を見合わせるばかり。
「だから、新人バンドの……」
「A.N.JELLのだ! 俺は確かにそう言った!」
「テギョン……」
「とにかく、ミニョに関することすべて、白紙にしてくれ。撤回だ! もし、出来ない。イヤだって言うなら……俺にも考えがある」
「オッパ?」
 ミニョが顔をあげてテギョンを見る。
「安心しろ。辞めるとか言わないから」
「辞める? ヒョン、辞めるって!?」
「おい、まさかA.N.JELLを脱退する気か?」
「ああ、さっきまではそのつもりだった。でも、今は違うから安心しろ」
「お前の気持ちは分かった。でも、ミニョさんはどうなんだ? ミニョさんの気持は?」
「ミニョも俺と同じ考えだ」
「お前には訊いてない! ミニョさん、どうですか? ワンコーディに話した気持ちはホントなんでしょ?」
「……私は……その」
「どうなんですか?」
「社長。ミニョを追い詰めるなよ」
「おい、人聞きの悪いことを言うな。ただ訊いてるだけだ」
 ミニョはしばらく俯いていた。
「……私は、確かにオッパのお役に立ちたいと思っています。でも、それは裏方としてです」
「だったら、マネージャーの仕事はうってつけじゃないですか!」
「だから、それならA.N.JELLの……」
「わ、私には夢がありますから、お断りいたします!!」
 ミニョは大きな声でそう言うと、はっとした顔をして慌てて部屋を飛び出した。
「あ! おい、ミニョ!?」
 ワケの分からないテギョンは慌てて後を追いかける。
 ミニョはトイレの個室に駆け込んだ。
「どうしよう……どうしよう……。まだオッパにも相談してないのに、あんなこと言っちゃって! オッパ怒ってるかも!!」
 トイレまで追いかけてきたものの、まさか中に入るわけにもいかず、テギョンは顔を隠すようにして外で待った。
 しばらくしてミニョがしょぼんとした顔で出て来た。
「おい!」
 まさかそこにテギョンがいるとは思わなかったミニョはびっくりして、またトイレに逃げようとする。
「逃げるな!」
 腕を掴んでテギョンはそのまま人目のない場所までミニョを連れて行った。
「さっきのアレはどういうことだ? お前の夢って何だ? 俺は知らないぞ!」
「あ、あの……それは……その……」
 ミニョは言葉に詰まってしまった。
「それは何だ? 夢って何だ?」
「あ、あの……だ……」
「ヒョン! ミニョ!」
 言いかけたところにジェルミたちがやってきた。
「ミニョ、大丈夫か? 社長の言ったことなんか無視すればいいからな」
 ミナムが妹の肩を叩いて言う。
「それは俺のセリフだ」
「こんな時まで焼もちかよ」
「うるさい! とにかく話しは済んだ。あとはお前たちで社長と話し合って決めろ。俺は俺の条件を飲まない以上、仕事はしないって社長に言ってくれ。じゃあな。行くぞ、ミニョ」
「ヒョン! それ、どういうこと?」
「休暇だ! 条件の一つの休暇に入るんだ!」
「ヒョン! ヒョン!?」
 ジェルミの呼ぶ声を無視して、テギョンはミニョを連れていってしまった。
 三人は顔を見合わせて大きなため息をつくしかなかった。




おはようございます。
昨日でちょうど、震災から一か月でした。
被災地でお暮らしの方はまだいろいろと大変なことと思います。
関東の方も余震の恐怖があると思います。
毎日大変でしょうが、近い明日はきっと明るい明日だと思ってます。
みなさんに一日も早く笑顔が戻ることを祈ってます。

今日も一日みなさんが笑顔で過ごせますように。
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~ Comment ~

おはようございます。あおいさん。テギョンの要求通り二人きりの休暇に入るんですね。テギョンの願いは叶うのかなぁ~。なんか母親気分の私ですが。私は自営の嫁なのでGWもなく休みらしい休みって年間通してもなくテギョンとミニョが羨ましいなぁ~。

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Re: ゆみゆみさん

こんばんわ、ゆみゆみさん。

テギョンの希望の一つ、休暇に入ります。
二人っきりで過ごす初めての休暇かな? 
いろんなこと話して、お互いを理解しあえたらなって思ってます。

Re: ちゃこさん

こんばんわ、ちゃこさん。

アン社長にとってはまさに青天の霹靂?
次から次へとメンバーから出されることに、
もうついていけないかも。
でも、元々あんまり悩まないような性格してるから、
今度もいいほうにとったりして。

震災から一か月ですね。
余震が毎日すごくて、テロップが流れるたびに、
何の関係のないところに住んでる私まで不安になります。
桜が早く咲いて、みなさんの心を和ませてくれるといですね。

Re: ゆいゆうのママさん

こんばんわ、ゆいゆうのママさん。

ミニョの夢。このブログをはじめた時に、たくさんの
お話を考えました。
その中の一つにあったのが、このミニョの夢です。
当初は違う方向で考えていたんですが、ユナ絡みのお話を書いている
うちに、この流れになりました。
テギョンにとってはあんまり嬉しくないかも(笑)

Re: ピロンさん

こんばんわ、ピロンさん。

メンバーのことが一気に噴出して、アン社長にとっては
迷惑この上ないですね。
いつまでも子供じゃないってことでしょうが、
やっぱり言うことを利いてほしいでしょうね。
韓国の芸能界って恩返しみたいなことがスゴイみたいですから。
ミニョの夢をテギョンが理解してくれるといいですが・・・・。
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