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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
星をとってきて

星をとってきて 4

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 ミニョがテーブルにあったお酒に手を出そうとした。
「お前は飲むな」
 すかさずそれをテギョンが止める。
「いいじゃないのリーダー、ちょっとぐらい飲んだって。お祝いなんだから」
 ミジャ伯母さんが、テギョンを無視して飲みなさい、とミニョに勧める。
 テギョンを気にしながらミニョは注がれたお酒を一杯飲んだ。とたんに色白のミニョの頬が桃色に染まる。お酒には決して強くない。
「おい、大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
「ミニョ、さ、飲みなさい」
 ミジャ伯母さんはそう言いながらミニョにどんどんお酒を注ぐ。
「ちょ、ちょっと、おばさん! もうそれぐらいにしてください。これ以上、飲ませたらヤバイから」
 テギョンが止めなかったら、ミニョは分からないまま飲み続けていたはずだ。
 ミニョの頬はさっきよりもさらに赤くなって、目もぽやんとしている。
「お前、大丈夫か? 気分、悪くないか?」
「はい? ……何だか、ふらふらしてきました」
「そりゃそうだ、そんなに飲めば。バカだな」
 ミニョはこてんと、頭をテギョンの肩に乗せた。
 みんなの目が一斉に二人に向けられる。テギョンはさすがに気まずくなった。
「お、おい、コ・ミニョ。起きろ」
 ぐいぐいっと肩を動かすが、ミニョは酔ってしまったのか動かない。
「あらら。完全に酔っ払ってるわね」
 飲ませたミジャ伯母さんが呆れたように言った。
「外の涼しい風にでも少し当てたら、気分も良くなるわよ。ほら、リーダー連れてってあげて」
「おい、コ・ミニョ。大丈夫か?」
 抱きかかえるようにして外のテラスに連れ出した。
 その後ろ姿を切なげにシヌは見送った。目を戻したとき、じっと自分を見ているユ・ヘイと目が合った。
(そうだった。こいつは、俺がミニョを好きだったことを知ってるんだ)
 目を逸らしてお酒と料理に手を付けたが、ユ・ヘイがまだ見ているようで気になる。
「大丈夫かな、ミニョは?」
 ジェルミが自分も介抱したいような口ぶりで心配そうに言う。
「テギョンが付いてるから心配ないさ」
 何でもないようにシヌは言ったが、心の中は複雑だ。沖縄で告白をして、完全に振られたとき、きっぱりと諦めたつもりだったのに、まだ想いは残っている。
 この半年も、ミニョのことを思いながら過ごした。

 テラスのベンチにミニョを座らせると、テギョンはその隣に座った。ぽやんとした顔をしているミニョは酔いが醒める気配は一向になく、またテギョンの肩に頭を乗せた。
 今度は二人っきりだ。誰に遠慮することなく、いつまでだって乗せていたいくらいだ。
 夜風が冷たくて気持ちがよかった。真っ赤に染まっているミニョの頬に風が当たる。
「ヒョンニム? ここはどこですか」
 酔っているミニョは無意識にまた「ヒョンニム」と呼んだ。
(クソッ! まただ。いつになったら、オッパって呼ぶつもりだ)
「約束だからな」
 と言いながら、ミニョの唇にキスをした。
 酔っていても、キスをされたことは分かるのか、ミニョの体がびくっと震えた。これで、酔いが醒めたのか、目を白黒させながらミニョがテギョンの肩から頭を離した。
「ヒョンニム! 今、何を……!」
「また、言ったな。ヒョンニムって呼んだら、唇にキスするって言ったはずだぞ」
「そ、それは、そうですけど……」
「けど、なんだ? 今、またヒョンニムって呼んだな?」
「!!」
 ミニョは口元を押さえてぶんぶんっと頭を横に振った。
 そこまで嫌がられると逆に、俺とのキスが嫌なのか? と勘繰りたくなる。
「何で、口を隠すんだ?」
「だって……」
「だって、何だ?」
「その……恥ずかしいです」
 お酒に酔った頬の色とは違う、恥じらいの色を頬に浮かべるミニョがいじらしくて可愛い。テギョンは思わず抱き締めずにはいられなかった。
「ヒョン……!?」
「オッパだろ」
「……オッパ」
「そうだ。ずっと、そうやって俺のことだけ、オッパって呼んでろ」
 そう言うと、もう一度テギョンはミニョの唇にキスをした。ミニョはゆっくりと目を閉じた。
 初めてキスをした日を思い出す。あれは突然だった。
 酔っ払ったミニョが落ちてきて、唇と唇がぶつかっただけの、キスとは言えないキス。
 二度目はシヌに会いに行くというミニョを訳も分からず止めた時だった。自分に構わないでくれ、関係ないんだからと言われ、思わずミニョにキスしていた。
 三度目は夜景を見ながらだった。殴られると本気で思ったミニョが、突然のキスに驚いて目をまんまるくしていた。
 告白をした後、慌ただしくアフリカに旅立ったミニョ。この半年間、夢にまで見るほどミニョが恋しく愛おしかった。
 そのミニョをこうして腕の中に抱き締め、温もりを感じることができる。これほどの幸せが自分にあるとは思わなかった。
 人を愛することがなかったこれまで。母の愛も知らず、いつも誰かの愛に餓えていた。ミニョに出逢うまでは……。
 でも、ミニョが愛に餓えていた心をすべて埋めてくれた。真っ直ぐな大らかな愛で。
(俺にはお前だけだ、コ・ミニョ……)
 二人が家の中に戻ったのはしばらくしてからだった。



いつも応援してくださってありがとうございます。
おかげさまで2位になることができました。
コメントや拍手コメント、拍手や1ぽち。
みなさんにありがとうございますと言いたいです。
コメントをもらうたびに読みながら、泣いちゃうぐらい
嬉しいです。
これからも幸せをお届けできるように頑張ります!

よかったって思ってもらえたら1ぽちと1拍手お願いします。
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~ Comment ~

No title

本日初めて読ませていただきました。
一気読みです。
その後のミニョとテギョンが気になって、小説の内容が目に浮かんではニマー。と一人「美男ですね」の世界に浸れています。
素敵なお話ありがとうございます。
これからも楽しませてください。

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Re: ゆいゆうのママさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
読んでもらってニマーとしてもらえる。嬉しい
言葉です。
笑顔になって、楽しかったって思ってもらえるような
お話を書きますね。

うるる★

読みながら、うるる・・・テギョンとミニョは、出会うべくして出合ったのでしょうね。
シヌひょんのファンとしては、せつないですけどね。。。

楽しみに、読ませていただいています!
「ありがとうございます」は、こちらからもとどけたい言葉ですよ。

同じ、作品を通じてこんなお話ができる、通じていることがとてもも、うれしいです!

では、またまた。★

Re: minamiさん

こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
今回のお話もよろこんでもらえたみたいで、
書いてる本人としては嬉しいかぎりです。
ビタミン剤ですか。癒しになったでしょうか?
嬉しいお言葉です。
更新のほう、頑張りますので、これからも
楽しみにしてくれたら嬉しいです。

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Re: はじめましてのコメントをくれた方へ

こんばんわ。はじめまして。
お名前を載せていいかわからないので、こういう形での
返信とさせてもらいました。
ありがとうございます。日々、妄想しながら、
書いています。
ぜひ、またお越し下さい。

癒された~

ヒョンニム!と呼んでしまったから期待してましたが…ムフフ…v-345
見事にストライクでしたぁ~♪花火あがってま~す(笑)
朝 3 見て元気出て仕事行って~帰ってきて 4 見て癒されました!
次も楽しみにしてます♪ ふぁいてぃん(^.^)/~~~

Re: muyumyuさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。
花火上がりましたか? 私はいつも書きながら
お祭り気分です。花火上がりっぱなしです。
題して「イケメン祭り!」
参加してもらえますか?(笑)

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Re:はなとも★ さん

こんばんわ、はじめまして。
コメントありがとうございます。

イケメンですねのファンの方のお越しは嬉しいです。
私のようなオバサンの書いた物でよければ、
どんどん読んで下さい。

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