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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
星をとってきて

星をとってきて 6

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「お前たちって、そういう関係なのか?」
 会話を訊いていたテギョンは思わず聞いてしまった。
「何よ、そういう関係って? あら? 気になるの?」
「バカ言え! 誰がお前らの関係なんか気にするか」
「…………」
 むっとしたユ・ヘイは唇を嚙み締めてテギョンを睨みつけた。
「お兄ちゃん、私なら修道院に帰るから気にしないで。ユ・ヘイさんにも迷惑だよ」
 キッチンからミニョがやって来て、ミナムに言う。
「いいから、気にするなって。俺はヘイのとこに行くからさ」
「でも、それじゃあ、ユ・ヘイさんが……」
「私のこと気にするなら、この男を何とかしなさいよ。私に対してさっきから失礼なことばかり言ってるんだから」
「おい、コンガル。さっさと帰れ」
「何ですって!? 本当にむかつく男なんだから!」
 そう言うと、ユ・ヘイはバックを掴んで玄関に向かった。
「待てよ、ヘイ!」
 慌ててミナムがその後を追いかける。ミニョも見送りをするために玄関に向かった。
「ってことは、ミニョは今日、久しぶりにここに泊まるのか? やったーーーっ!!」
 一人大はしゃぎなのがジェルミだった。
「何がやったーなんだ?」
「えっ? いや、それは、その……。ほら、ミニョがメンバーだった頃みたいで、嬉しいからさ」
「俺だって嬉しいさ」
 ぼそっとテギョンは呟いた。
「え? 何て言ったの?」
「な、何でもない。さっさと片付けろ! 寝られないだろ」
「そういうなら、ヒョンも手伝ってくれたらいいのに」
「俺は肌が弱いんだ。片付けなんかして、手が荒れたらどうする」
「はいはい、そうでした」
 ジェルミはぶつぶつ文句を言いながらキッチンに戻った。
「クソッ! せっかく一緒に寝られるチャンスだったのに……」
 思わず本音がテギョンの口をついて出た。
「何がチャンスなんですか?」
 いつの間に戻って来たのかミニョが側に立っていた。
「うわっ! 驚かすな!」
「すみません。オッパは眠いなら先に寝てください。私はシヌさんたちと片づけをしますから」
 そう言うとキッチンに戻って三人で仲良く片づけを始めた。
(面白くない! 俺はのけ者か?)
 三人が笑いながら片づけをしているのを見ているのは面白くなかった。
 つい唇が尖がっていく。
「おい、コ・ミニョ。俺はシャワーを浴びてから寝るからな」
「はい、オッパ。おやすみなさい」
 あっさりしたもので、ミニョはそれ以上何も言わない。
「!」
 テギョンの頬がひくひくと引きつる。
「勝手にしろ!」
 小さく呟くと、足音荒くテギョンは自分の部屋に戻った。
 
 テギョンが二階に上がってしまい、片づけはミニョとシヌ、ジェルミの三人ですることになった。
「ミニョ。これからもずっと修道院で暮らすつもりなのか?」
 一番気になっていたことをジェルミが訊いた。
「はい。今のところはそのつもりです。今後のことは、これから考えようかと思います」
「じゃあ、またシスターに戻るのか?」
「いいえ、それはありません。修道院の孤児院でお世話になりながら、子供たちの世話をするつもりです」
 つまらなそうにジェルミは頬を膨らませた。せっかく帰ってきても、一緒には住めない。また前みたいにこの宿舎で一緒に住みたいが、そういうわけにもいかない。
 今のミニョの立場はテギョンの彼女だ。
 一緒に住めたとしても、前のように犬っころみたいにじゃれ合うことは出来ない。
「俺、休みの日には会いに行くよ。いいだろ?」
「もちろんです。楽しみに待っています」
 にこっと笑う顔が可愛くて、ジェルミはハグをしたくなった。しかし、すかさずシヌに止められる。
「シヌヒョンのけちんぼ! ヒョンがいないときぐらい、いいだろ?」
「いようが、いまいがダメなものはダメだ。ミニョ、もうここはいいから二階に行っていいよ」
「でも……」
「お前は今日の主役なんだぞ。主役が片付けすることはない」
「シヌさん。ありがとうございます。では、お言葉に甘えて……」
 そう言うとミニョはペコリと挨拶をしてから二階に上がった。
「シヌヒョンはミニョにいつも優しいね。俺には冷たいのに」
「何、拗ねてんだ。お前だってミニョには優しいじゃないか」
「そりゃ、そうさ。ミニョは俺の……」
「? 俺の何だ?」
「お、俺の……大事なジョリーの友達だからな。犬好きに悪い奴はいないんだよ。ジョリーを好きな奴は、俺も好きなんだよ」
 本当はミニョのことが好きだと言いたいが、あの日、きっぱり忘れようと心に決めた。
 でも、ミニョを見れば嬉しいし、心は今でもちくちくと痛い。
 だからこそ、ミニョがテギョンの部屋に泊まったらどうしようかと思った。恋人なんだからと割り切るにはジェルミの中で、まだ時間が経っていない。
 それはシヌも同じだった。半年ぶりに会えたミニョに、まだ自分の心が残っていることを思い知らされながらも、会えた喜びの方が大きかった。
 だから、テギョンの部屋で一緒に寝るミニョはもう二度と想像したくなかった。
「さあ、片付け終わったぞ。俺たちも部屋に戻ろうか」
「うん」
 明かりを消すと、二人はそれぞれの部屋に戻って行った。
 お互い口に出さないまでも、ミニョのことを思いながら……。



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Re: minamiさん

ありがとうございます!
コメントを見て初めて知りました!!
嬉しくて泣いてます。
応援してくれたおかげだと、ホントに感謝してます。
本当にありがとうございます。
これからも、いいお話を書きます!!

Re: muyumyuさん

ありがとうございます!!
今、みなさんのコメント見て初めて知って、改めて
自分の目で確かめて、PCの前で泣いてます。
もう、もう、ただただ、ありがとうございます、
としか言えません。
ダンナは仕事に行ってるので早速このこと知らせたいと思います。

イケメン祭りのご参加ありがとうございます!!
いろんな人に読んでもらえて、本当に感無量です。
これからも頑張っていいお話書きます!!
ファイティン!!

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Re: milkさん

ありがとうございます。
もう、朝からいろんな方におめでとうコメントを
もらって、泣きっぱなしです。
もう、PCの前でずっと手を合わせて、お礼を
行ってる状態です。

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Re: ゆいゆうのママさん

いつも読んでいただいてありがとうございます。
読んでもらえた上に、笑顔や楽しい気分になってもらえたら、
それだけで本望です。
書き手として、これに勝る喜びはありません。
書いてる間、喜んでもらえるかな?
本編のドラマからかけ離れたこと書いてないかな、
っていつも思いながら書いています。

これからも楽しくて幸せなお話を書きます。
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