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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
求める思い

求める思い 10

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 ジュンスは子供の頃から人一倍、愛情を欲しがる子供だった。それは生まれてすぐに母親に捨てられたことによる、飢餓感からだ。
 ジュンスのいた孤児院の院長は幸いに優しい人だった。親のいないジュンスを可愛がってくれ、優しく愛情をかけてくれた。
 それでもジュンスの心は満たされなかった。月に一度の親との面会の日はジュンスにとっては地獄だった。誰も会いに来ないからだ。物心ついてから、親との再会を喜ぶ友達を何度羨ましく思ったか。
「ねえ、院長様。どうして僕には誰も会いに来ないの?」
 淋しそうな顔をして聞くジュンスに院長様は困ったように眉を下げながら、頭を撫でてくれた。
「ジュンスのご両親は遠いところにいるからですよ」
「遠い所ってどこ?」
「遠い、とおーいところですよ」
 何か聞いてはいけなかったんだと子供ながらに思った。だから、二度と聞かなかった。どんなにつらくても聞かなかった。
 少しずつ自分のことが分かるようになり、母親に捨てられたことを知ると、ジュンスは逆に明るい子供になった。
 自分に優しくしてくれる院長様を哀しませたくなかったから。
 母親のことを口にすることもなかった。でも、心の中ではいつも母親を渇望していた。
 ――会いたい。どこにいるんだろう。
 子供のジュンスに捜す手段はない。そんな時に、A.Nエンターテイメントの地方オーディションを知った。
 ――芸能人になって有名になったら、母さんが会いに来るかも。
 本気でそう思った。一度も会いに来たことなんかない母親が……。
 だからオーディションを受けた。結果は合格だった。
 そこで同じような境遇の三人に出会い、同じ夢を持った。

 いつからだろうか? いつからその「夢」が違う方向に行ったんだろうか?
 ベッドに寝転がってジュンスは考えた。
 例のあの人が現れたから?
 違うような気がした。もっと前? そんな気がした。
 反対側に寝返りを打った。
 ――ファン・テギョンだ。
 オーディションに合格をして、ソウルにやってきたジュンスの目に飛び込んだのは、眩しいまでに輝くA.N.JELLの姿だった。その中でもひと際異彩を放ち、ジュンスを惹きつけたのは、テギョンだった。
 あの人のようになりたい。そう思った。
 憧れが嫉妬に変わるまでそんなに時間はかからなかった。
 テギョンの出自。韓国一の音楽一家に育ち、父は世界的に有名な指揮者のファン・ギョンセ。母親こそ謎に包まれた存在だが、それでも有名人であることに間違いはなかった。
 ファン家は音楽だけに止まらず多方面で活躍する人を輩出している。そのため韓国でも財閥並みの資産を有している。
 その本家の一人息子がテギョン。
 自分とは違い、何不自由なく親元でぬくぬくと育ち、ツライことや苦労などとは縁のない生活を送ってきたであろうと思うと、憧れはいつしか嫉妬へと変わっていた。
 そんなときミニョと会った。ミニョへの募る恋心がさらにテギョンへの嫉妬を煽った。
 ミニョに愛されている男。裕福な家庭でぬくぬく育った男。アジアのトップアイドルという地位を欲しいままにした男。
 すべてジュンスにないものだった。
「そのうちの一つぐらい、俺のものにしたっていいだろ?」
 口に出してみると、ゾクリと背筋に悪寒が走った。
「……そうさ。悪いことじゃない。一つぐらい……!」
 ならジュンスが求めるものは一つしかない。
 ミニョさん……。
 今のジュンスが欲しい物は、ミニョだ。
 ジュンスを可愛がってくれた院長様のように優しい人。
「きっとミニョさんだって、俺を優しく包んでくれるはず」
 子供の頃に味わった愛情を欲しがる気持ちがむくむくと身体中を締めていく。
「ミニョさんが欲しい……ミニョさんが……」
 そのためには「計画」を実行に移すしかない。
 もう迷わない。
 ミニョを手に入れるためなら。
「……なんでもする! なんでもしてやる!」

 数日後、Fascinationのデビュー曲が発売された。大々的な宣伝効果も手伝ってか、好調な売れ行きをみせ、同時期に発売されたA.N.JELLのアルバムは発売と同時に1位になるなど、アン社長を大喜びさせた。
「テギョンにあいつらの曲を書かせるのもいいな」
 そんな案まで飛び出すほど、アン社長はご機嫌だ。
「我がA.Nエンターテイメントの二枚看板として二つのバンドが凌ぎを削ってくれたら言うことなし! ファンタスティックなことだ! はっははははは!」
「ぜひ、そうなるといいですな、社長」
 パク秘書が書類から目をチラッと上げて言った。
「ええ。そうなるように私も努力いたします」
 ク室長が自信ありげに言う。
「任せたぞ、ク室長!」
 ご機嫌そのもののアン社長にふっとク室長は笑った。

 テギョンたちの知らないところで、暗雲が徐々に立ち込めはじめていた――






おはようございます。こっちは今週いっぱいは曇り空が続くようです。洗濯物が~~(泣)
お盆に旦那の実家に帰ってビックリしたのは、甥っ子(小4)に彼女がいることでした。
しかも小1から付き合ってるって言うんです。どひぇーーーーー!!!!
付き合うキッカケから今の状況などを聞いてると、一本のドラマが出来そうな勢いです。
思わず頭の中で妄想しちゃいました。「これってユグンの初恋につかえない?」とか(笑)
横で聞いてた旦那も同じことを思ったらしく「お姉ちゃんにもっと詳しく教えてやれ」ですって(笑)
子供だろうが大人だろうが、恋をしている人の顔は輝いてますね。甥っ子も嬉しそうにぜーんぶ話してくれました。
甥っ子よ・・・・おばさんがあなたの年頃は・・・・片思いばっかりだったぞ(笑)

今日も一日みなさんが笑顔で過ごせますように。

いってらっしゃいといってきます。
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No title

 ”暗雲”さえも吹き飛ばしてくれるのが、テギョンとミニョカップルでしょうね~。 *節に望む!(笑)

 ジュンスの境遇は、孤児院で育ったミニョと孤独で過ごしてきたテギョンに似ていますね。 そんな2人の境遇をジュンスが受け入れ、素直な子になると良いな~。

 例のあの人、誰じゃ~!!(笑)

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Re: ファイティンさん

こんばんわ、ファイティンさん。

今日も暑かったですね。毎日大量の汗をかくので、夏バテになりそうです。
ジュンスにテギョンの内面の寂しさは分からないでしょうね。
母親の愛情を求めて求めてやまない気持ち。
ジュンスと同じなんですけど、恵まれた環境だけ見ちゃうと嫉妬の対象ですね。
テギョンと母親のこと知ったら少しは見方が変わるんでしょうが、
そうするとモファランのことバレちゃうし・・・。
難しいです。

小4の甥っ子にはビックリです。大人のような恋をしてるんですよ(笑)
もちろん「ママに内緒」にしてることもあるそうです(笑)
子供のときってやたらと女の子が積極的ですよね。甥っ子の話し聞いててこっちが恥ずかしくなっちゃいました。
ファイティンさんのお子さんもモテるようなので、積極的な女の子にはご注意ですよ(笑)

朝のコメントは・・・思わず笑っちゃいました。
あまりにも礼儀正しい意見コメだったので(笑)
ありがとうございます、大丈夫です。前のようにとことんまで落ち込むこともなくなりました。
ツライことには変わりませんが(笑)

Re: あんりさん

こんばんわ、あんりさん。

ジュンスが二人のこと(特にテギョン)ちゃんと分かったらきっと見方が変わると思います。
テギョンだって淋しい子供時代を送ってるんですから。
父親がいたって淋しかったんですから。それはジュンスと変わりません。

ちゃんと向き合えたらいい友達になれそうです。

Re: 水夢さん

こんばんわ、水夢さん。

テギョンの過去というか子供時代を知ったらジュンスの考えも変わると思います。
今はただテギョン憎しみたいな部分が大きいからしょうがないですが。

やっぱりイマドキの子供は早いんですね。
甥っ子の話し聞いてて大人の恋してるやん!って思っちゃいました。

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Re: シネちゃん大好きさん

おはようございます、シネちゃん大好きさん。

ジュンスの生い立ちってミニョに似てて、テギョンともかぶる部分ありますよね。
母親を求めて止まない気持ち。ミニョに愛されたい気持ち。
ツライけど、それはミニョは埋められないけどな・・・・
って甥っ子!! 話を聞いてただただビックリでした。
ありましたよね。グループ交際の一歩手前のお遊びみたいな感じなの(笑)
イケメン君に相手にされるはずもなく、いつも憧れだけで終わってました。
イケメンはあくまで観賞です(笑) 手の届かない存在だから、一緒にいて飽きない人がいいんですよ。
うちの旦那はけっしてイケメンじゃないし、熊のように身体がデカイし、メタボだし(笑)
でも、こういう人のほうが落ち着きます。醜態さらしても笑ってごまかせるし(笑)
イケメンはグンソク君でいつも堪能してますから。
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