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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
愛は誰にも止められない

愛は誰にも止められない 2

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 テギョンの様子をシヌとジェルミは不思議そうな顔で見ている。テギョンが朝食をとる姿など見たのは初めてだったからだ。
「シヌヒョン。驚きだよ。あの、ヒョンが朝、食べるなんてさ」
「ああ。俺も驚いてるところだ」
 ひそひそと二人は話しているつもりだが、テギョンには丸聞こえだ。
「全部聞こえてるぞ」
 むすっとした口調でテギョンは言った。
「あははははっ! ヒョンが朝、食べるなんて珍しくてさ」
 慌ててジェルミが言いつくろった。
「うるさい。しゃべってないで、さっさと食べろ」
 テギョンは自分でも驚いているから、ジェルミに言われると余計に腹が立った。
 ミニョが作ってくれた野菜ジュースは色の割には、美味しかった。蜂蜜が多めに入っているせいかとも考えたが、とにかく飲みやすかった。
「ミニョ~。おかわりちょうだい!」
 ジェルミが空になったお茶碗を見せながら言う。
「はい、ただいま」
 ニコニコしながらお茶碗にご飯をよそう。
「お前、それ何杯目だ?」
 シヌが怪訝そうな顔をして訊く。
「ん? 三杯目かな? いや、四杯目だったかな? ミニョがいると、美味しくてさ。どんどん進んじゃうよ」
「食べすぎだろ? お腹こわしても知らないぞ」
 シヌが呆れたように言っても、ジェルミはニコニコして、新しく注がれたご飯を美味しそうに頬張っている。
「よく朝からそんなにバクバク食えるな」
 化け物でも見るような目でテギョンがジェルミを見て言った。
「だって、明日になったらミニョはもういないんだよ。今日だけしか、朝食は作ってもらえないんだから、食べられるうちに食べたいんだよ」
 ジェルミの言葉に、テギョンとシヌは黙り込んだ。
 今日、ミニョは修道院に帰ってしまう。次、いつ会えるか分からない。
「たまには遊びに来ますから。ジェルミも修道院に遊びに来て下さい。歓迎します」
「ホントに? 行くよ。絶対行くからね」
「はい、待っています」
 二人の会話を聞いていたテギョンは、握っていた箸をご飯に突き刺した。
(面白くない! ジェルミには遊びに来いだと?)
 むすっとしたテギョンには気づかずに、
「シヌさんも遊びに来て下さいね。院長様に紹介しますから」
 とミニョはシヌも誘っている。
「うん。今度、遊びに行くよ」
 嬉しそうにシヌは答えた。
「はい。楽しみにしています」
 ニコニコしながら言うのが気に入らないテギョンは、ますます不機嫌になっていく。
(シヌの奴まで誘うことはないだろ。俺はどうした? 俺は誘わないのか?)
 ミニョが誘ってくれるのを待ったが、一向にその気配はない。
「ヒョン! ヒョンも遊びに行くだろ? みんなで遊びに行こうよ」
 無邪気なジェルミはテギョンの不機嫌さに気づかずに暢気に言う。
「……俺は行かない」
 ぶすっとした口調でテギョンは言った。
「えっ?」
 ジェルミが驚いたように訊き返した。
「俺は行かないって言ったんだ」
「ヒョン! 何で? みんなで行こうよ」
「お前たちで勝手に行けばいいだろ」
 お箸をテーブルに叩きつけるように置くと、テギョンは椅子から立ち上がって二階に上がってしまった。
「ヒョン!」
 ジェルミが追いかけようとしたが、シヌが止めた。
「ミニョに任せておくんだ」
 テギョンの後をミニョが追いかけた。
「オッパ、どうしたんですか? ご飯がおいしくなかったんですか?」
 的外れなことを言うとテギョンは思った。
「オッパ!」
 部屋の前で追いついたミニョはテギョンの手を取って引き止めた。
「何を怒ってるんですか?」
「怒ってなんかないさ。お前たちが仲が良いのは昔からだからな。俺が一人のけものにされることなんて、よくあることだ」
「あ……」
 テギョンの言いたいことがミニョにも分かった。
「オッパ。そういう意味じゃないんです。ジェルミもシヌさんも私には大切な方ですから。それで……」
「大切? 俺よりもか?」
 ミニョの言葉につい反応してしまう。
「オッパ! 誰もそんなことは言ってません。オッパは誰よりも私にとっては大事に人なんですから」
「大事なら、まずは最初に俺に会いに来て下さいって言うべきじゃないのか?」
「それは……。オッパは言わなくても会いに来てくれると思ったから……」
 ミニョの声がだんだん小さくなっていく。
「ああ、会いに行くさ。何も言われなくたって会い……」
「会いに来て下さい! 私、待っていますから!」
 ミニョは叫ぶように言うと、くるっと向きを変えて下りて行った。
「あ……何だ? あいつは……」
 途中で遮られた言葉を飲み込むと、ミニョの言葉がじわじわ甦る。
「会いに来て下さい? 待っていますから?」
 復唱してみると、つい頬が緩んでニヤける。
「何だ。最初からそう言えばいいものを。言われなくたって会いに行ってやるさ」
 テギョンはふふんっと鼻を鳴らしながら、嬉しそうに部屋に入った。



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~ Comment ~

おかわり~(^。^)/

どうしてそんなにテギョンがわかっちゃうの~?i-237
ヤキモチやきのところも、素直じゃなくてすぐすねるところも、ツボです♪…で、最後はニンマリv-398
子犬のようなジェルミv-286我が家に居てほしい(笑)
明日が待ちどおしいi-204ふぁいてぃん(^.^)/~~~

テギョンひょん

時々お邪魔させていただいております。

テギョンのキャラがそのままで、
良いですねぇ。
大好きなくせに素直じゃなくて、
つんでれ!?そのままのテギョンが愛しゅうございまする。

どんどん続いていくお話が
連ドラのようです。

Re: muyumuyuさん

こんばんわ。
今回のお話もよろこんでもらえてよかったです。
更新するたびに今でもドキドキします。
お話を通して繋がれることが、こんなに嬉しいことだって、
コメントを読むたびに実感します。
明日も頑張ります。ファイティン!v-91

Re: yaoiさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。
蓮ドラのようなお話と言っていただき、嬉しいです。
他の書き手さんのように、短編で書くことが、
私には難しいので、どうしても、こういう書き方に
なってしまいます。
楽しんでもらえたら、それだけで満足です。

No title

テギョンかわいい!
ツン・デレ?タイプ…好きなタイプですわぁ。
修道院に帰ってしまうミニョ、どうするテギョン!
続きをきりんさんして待ってますね。

Re: milkさん

おはようございます。
ツンデレ・テギョン、私も好きですv-398
ミニョは修道院に戻っちゃいますが、テギョンが
このままでいるはずがありません!
どうにかするはずです!!
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