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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
真実

真実 2

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 はあ……。
 さっきからもう何度目のため息だろうか? 
 高層マンションの15階から見える景色はいつも同じで変わり映えがしない。
 はあ……。
 また、ため息がこぼれる。
「……オッパ」
 口からもれる名前はいつも同じ。せつなげにさみしげにこぼれ落ちる名前。
 コ・ミニョがこのマンションに姿を隠して早二週間。
「オッパに会いたいです……」
 電話もダメ。手紙もメールもダメ。もちろん会うのもダメ。
 このマンションを用意してくれた人との約束だった。
「でも、せめて私がここにいるってことを伝えたいんです。きっと心配してるから!」
 ミニョの訴えは虚しく却下された。
 ――ファン・テギョンを危険にさらしたいのか?
 そう言われると、ミニョにはどうすることもできない。
 はあ……。
 外に出ることすら禁止されている状態では、ため息しか出て来ない。
「オッパ……」
 また変わり映えのしない外に目を向けた。

「おう、ソンチャンじゃないか」
 銜え煙草のままその男性はアン社長に近づいてきた。
「ああ、久しぶりだな、ボムス」
 アン社長はにこやかに笑った。
「いつ以来だ? アジアフェスティバルの時かな?」
「おい、何年前の話をしてるんだ?」
 ムッとした口調で、オク・ボムスは言った。
(相変わらず嫌な奴だ!)
「元気そうでなによりだな。A.N.JELLも大活躍のご様子で」
「ん? ああ、まあな」
 ニヤニヤッとアン社長は笑った。
 その笑いがボムスは気に入らない。
(こいつは昔からそうだった。勝ち誇ったような態度と顔で俺をバカにしやがって! 今に見てろよ。その顔から笑顔なんか消えて、蒼ざめさせてやる!)
「じゃあな。お互い頑張ろうぜ」
 ぽんっと肩を軽く叩いてボムスは去っていった。
「――ああ、俺だ。例の件はどうなってる? さっさと動くようにガキどもに指示を出せ。今、俺が動くのはマズイ! 分かったな、すぐにだぞ」
 携帯を切ると、ボムスは忙しなく煙草を捨てて靴で踏み消した。

 あれ以来、例の人からの連絡はない。ジュンスもこれでようやくク・ウィジュが自分たちの味方なんだと確信がもてた。
「計画はいま、どこまで進んでるの?」
「え? あの人から何も聞いてないの?」
 キソプが不思議そうに訊いた。
「あのね、私はすべてを把握してるわけじゃないのよ。あの人からの指示で動いてるんだからね。分からないことはあなたたちから聞けって言われてるのよ。それで、どうなってるの?」
「うん。コ・ミニョはいなくなったよ。ジュンスヒョンのおかげでね」
「コ・ミニョが、いなくなった? 姿を消したってこと?」
 ク室長は大仰に驚きながらジュンスの顔を見る。
「ああ。A.N.JELLの奴らが血眼になって捜してるよ。いい気味だ」
 くくくっとヒチョルが酷薄そうな笑みを浮かべる。
「そう。で、他には?」
「他はまだだよ。これから。あとはA.N.JELLの分裂、そして解散に追い込むことだよ」
「ふーん。分裂に解散ね。面白いじゃない」
「でしょ? でも、どうやったらいいと思う? A.N.JELLってすっごく結束固いと思うんだよね」
「あら、そうかしら? どこのグループにも歪みってあるものよ。じゃなかったら、方向性の違いとか、音楽性の違いって理由で解散なんかしたりしないでしょ? A.N.JELLにだって歪みはあるわよ。その歪みを見つけてそこを突けば一発よ」
 ク・ウィジュの言葉に四人は感心していた。
「さすがはク室長。でもA.N.JELLの歪みってなんだろ?」
「みんな仲良く見えるよね?」
「うん。歪みなんてないような……」
 それぞれが頭を悩ませる中、ヒチョルが口を開いた。
「コ・ミニョ?」
「コ・ミニョ、だって? どうして? A.N.JELLのメンバーでもないのに」
「でも、おかしいと思わないか? 彼女は唯一、外部からA.N.JELLと深く関わってる人間だ。コ・ミナムの双子の妹で、ファン・テギョンの彼女。その上、他の二人とも仲がいい。こんな人が他にいるか?」
「そう言われてみれば……」
「たしか、前にカン・シヌの彼女だとかなんとか記者が喚いてた記者会見もあったよね?」
「あったあった!」
「コ・ミニョがA.N.JELLにとっての歪みなんだよ。彼女がいなくなった今、あいつらにとってはそれが最大の危機なんじゃないか?」
 ヒチョルはみんなの顔を見回した。
「特にファン・テギョンとコ・ミナムにとっては大事な人が消えたんだ。そこを利用できないかな?」
「それいいね! 揺さぶりかけちゃえばいいんじゃない? お互いがコ・ミニョを隠してるんじゃないかとか疑うように仕向けるとかさ」
「もしくはメンバー同士で疑うように仕向けちゃうとかは?」
 ジュンス以外の三人がまるで旅行に行く予定を立てているかのように楽しそうに話すのを、ク・ウィジュはただ笑って見ていた。
 ジュンスもそれをただ眺めるだけ。その輪に加わろうとしないが、ヒチョルはもう何も言わない。計画は動き出したから。
(本当にコレでいいのか? 今、止めればまだ間に合うんじゃないのか?)
 ジュンスは葛藤していた。でも、それを口にすることはない。できる状況にはなかったからだ。
「一番簡単なのは誰だと思う?」
「ファン・テギョンは困難だよね? 俺たち、敬遠されてるからさ。ん~~……やっぱり、ジェルミさんかな? あの人って単純そうだし、『ヒョン』って持ち上げたらコロっていきそうじゃない?」
「ああ、そうだな。じゃあ、まずはジェルミさんから攻めるか?」
「それ、俺に任せてよ」
 ふふふっとキソプが笑った。
「末っ子には末っ子が攻めたほうがうまくいくと思うんだ」
「任せたぞ」
「うん!」
 キソプはわざとらしく胸をドンッと叩いてみせた。





おはようございます。こっちは朝から雨です。台風の影響かな?
本編がだんだんと終わりに近づいてます。私のストックでは二人はラブラブ状態です。
今は・・・・日本にいます(笑)
もちろん二人っきりじゃありませんが(笑) あ、でも二人だけになります。
このストックのお話が終わったら本格的に大学受験のお話に向かう予定です。
それまではラブラブ全開で。

今日も一日みなさんが幸せでありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: ぼくちゃんのママさん

こんばんわ、ぼくちゃんのママさん。

台風の影響はないのに、風が強い週末でした。
吹き返しで洗濯物が飛んで行きます(笑)

ジュンス達の今後の動き。ク室長の出方に、ボムスの正体。
いろいろありますが、ここは一気に片付けちゃいます(笑)
先は長いので、早く二人のラブラブ書きたいし(笑)

Re: みうさん

こんばんわ、みうさん。

大丈夫です。ミニョを危険な目に遭わせたら、
夢の中にA.N.JELLが出て来て、怒られそうです。
あ、それはそれでいいかも(笑)

Re: ひかりさん

こんばんわ、ひかりさん。

アン社長って芸能事務所の社長のわりには抜けてますよね。
そういう人のほうが上手くいくのでしょうか?
最後までミニョとミナムの入れ替わりに気づかなかったですね(笑)

日本版の安東社長なら・・・気づいてもおかしくない?

Re: りくさん

こんばんわ、りくさん。

今回の章でお話は終わりになります。
ユナ編のときにやたらと時間かけすぎちゃって、
どこまで続くの!? って自分でも分からなかったので(笑)
今回はさくさくっと。
まだまだ二人には大きなことが待ってますから。
受験ですね。これをまず乗り越えないと先に進めません。
ミニョが久々の登場ですが、やっぱり早く会わせて上げたいです。
テギョンやメンバーがホッとできるようにしてあげたい。

ジュンスたちはまだまだ子供です。
自分たちのしてることが薄氷の上でのことだって気づかないほどに。
計画が壊れてたらもろいでしょうね。

Re: ふーちゃんさん

こんばんわ、ふーちゃんさん。

ミニョは正確には監禁されてはいません。
軟禁状態? になるのかな?
ある人を頼って隠れてる状態です。
もうすぐ帰ってきますので、お待ちくださいね。
その前にジェルミが狙われちゃいます(笑)

Re: MIZUTAMAさん

こんばんわ、MIZUTAMAさん。

テギョンにツライ思いをたくさんさせた分、
帰ってきたらラブラブさせたいです。
今はまだツライことだけですが。
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