スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←真実 4 →真実 6
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【真実 4】へ
  • 【真実 6】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
真実

真実 5

 ←真実 4 →真実 6
 今日もマ室長はせかせかと忙しそうにしている。
「まったく、ミニョさんのことといい、ツアーのことといい、俺だけ忙しい思いをしてる!」
 ぶつぶつぼやいていると、「マ室長」と声をかけられた。
「はい?」
 振り返ったマ室長の顔が途端に曇る。
「忙しそうですね」
 声をかけてきたのはヒチョルだった。
「え? ああ、まあな。何か用か?」
「つれないですね。ちょっとの間は俺たちのマネージャーをしてくれてたじゃないですか。それより、タイヘンですね」
「何が?」
 ヒチョルは辺りをうかがうと小声で囁いた。
「コ・ミニョさんがいなくなったとか」
「なっ! 何でそれを! あっ!」
 しまったと言うようにマ室長は慌てて口を両手で塞いだが、もう遅い。
「大丈夫ですよ、誰にも言ってませんから。ナイショですよね?」
「う、うん、まあ……」
 困ったなというようにマ室長は頭を掻いた。
「俺たち……疑われてるんですよね?」
「え? あ、その……」
「いいですよ。仕方ないですから。でも、マ室長は違いますよね? かりにも俺たちのマネージャーをしてくれてたんだから」
「あ、ああ……」
「俺たちにもミニョさんを探すのを手伝わせてください」
「お前らが?」
「はい! 力になりたいんです!」
「そ、そうか? そこまで言うなら……」
 人のいいマ室長はヒチョルの笑顔にコロリと騙された。
「ミニョさんってミナムさんの双子の妹さんですが、マ室長とも知り合いなんですね?」
「え? ああ、まあな」
「珍しいですよね、双子の妹さんまで知ってるなんて。どういう知り合いですか?」
「どういうって、ミナムは俺が見つけたダイアモンドだったんだ。でもさ、メンバーに加わる前に」
「マ室長! そこで何してる?」
 練習を終えてスタジオを出てきたテギョンが怒鳴るように言った。
「テギョン!?」
「そいつと何してる? おい、お前、何嗅ぎまわってるんだ?」
「何のことですか? 嗅ぎまわるだなんて」
「とぼけるな。キソプとかいうガキを使って、ジェルミの周りをうろつかせたり変なこと吹き込んだりして。どういうつもりだ?」
「何のことだか、僕には……」
「分からないとでも言うつもりか? ふざけるのもいい加減にしろよ!」
 テギョンがヒチョルの胸ぐらを掴んだ。
「おい! そこで何やってるんだ?」
 パク秘書が通りかかって止めに入った。
「ファン・テギョン、何のつもりだ。事務所でケンカはご法度だぞ」
「そんなこと知ってる! こいつが!」
「とにかくその手を放せ。放すんだ!」
 テギョンは苦々しげにヒチョルを睨みつけて、手を乱暴に放した。
「マ室長、行くぞ」
 去っていく二人を見ながらヒチョルはいつもの顔で、パク秘書に礼を言った。
「ありがとうございます。いきなり突っかかられて困ってたんです」
「気をつけなさい。こんなことが表沙汰になったら格好の餌食になる」
「はい。すみません」
 ぺこりとヒチョルは頭を下げて去っていった。
 その後ろ姿をパク秘書はじっと見つめていた。

「おい、あいつと何話してた?」
「何って、ミニョさんを一緒に捜させてくれって」
「ふん! よく言えたもんだな。それ以外には?」
「ミナムのこととか、ミニョさんとはどういう知り合いかとか」
「まさか、全部喋ったのか?」
 テギョンの顔が青ざめる。ミナムのことを話すということは、ミニョがミナムの身代わりをしていたことも話すことになる。
「全部? まさか! お前がちょうど来たから」
「マ室長。つまり俺が来なかったら全部話してたってことか?」
 テギョンの眉間に皺がよる。
「あ! あの……」
「いいか、よく聞け! 今後あいつらと関わるな! 話しかけられても無視しろ! 話すな! 口を利くな! 黙ってろ!」
「わ、分かったよ」
 ヒチョルたちが何を考えているのか分からない。ジェルミを揺さぶったり、今度はマ室長から何かを聞きだそうとしたり。
「あいつら何がしたいんだ?」

 数日後、ヒチョルたちに何の進展もないまま虚しく日だけが過ぎて行った。
「一体今はどういう状況なんだ!? まったくあいつらと連絡が取れないなんて! お前は何をしてるんだ? 何のために高いリスクを背負って送り込んだと思ってる?」
 オク・ボムスは煙草をスパスパと吸いながらせかせかした言い方をした。
「すみません。どうもク室長が邪魔をしてるようで」
「何を吞気なことを言ってるんだ。邪魔ならどうにかすればいいだろ? 金でもなんでも払って追い払えよ! そのためにお前がいるんだろ」
「はあ……」
「はあ、じゃない! この役立たず! 二日だ! もうこれ以上は待てないからな! あと二日でファン・テギョンをうちの会社に引っぱってこれなかったらお前はクビだ! ソンチャンの奴にでも拾ってもらえ!」
「そ、そんな……」
 オク・ボムスは目の前の男――パク秘書を苛立たしげに見つめた。
 アン社長とオク・ボムスはくされ縁の仲だ。高校生の頃からの知り合いで、同じ頃に芸能事務所にスカウトされた。
 しかし最初に芽を出して売れっ子アイドルになったのはアン社長のほうだった。可愛らしい顔立ちのアン社長はすぐに年上の女性からの人気に火がついて、一躍スターダムにのし上がった。芸能界を上手く泳ぎ渡ったアン社長はアイドルの寿命が長くないことも覚っていたようだ。
「アイドル」という時代が終わるとすぐに芸能事務所を引退して、自分の事務所を立ち上げた。それが今の「A.Nエンターテイメント」だ。アイドル時代の人脈を駆使して小さな芸能事務所を今の大きな事務所にまでのし上げた。実力も手腕もあったのだろう。
 一方、オク・ボムスはアン社長に遅れること四年後にようやく芽が出て「アイドル」として売れっ子になった。しかし、花の命は短かった。あっという間に落ち目になり、そうなるとみじめったらしさを露呈することになり、いつの間にか「あの人は今……」状態になった。
 それならばとアン社長を真似て芸能事務所を立ち上げたが、アン社長ほどの実力も手腕もない彼には新しいアイドルを育てることなど到底無理だった。勝手にアン社長にライバル心を燃やすボムスはA.N.JELLを手に入れることを思いついた。
「A.N.JELLさえうちの事務所に来てくれたら、アンなんかに負けない!」
 そう考えたボムスはすぐにアン社長のもとにパクを秘書として送り込んだ。前任の秘書が辞めたばかりで、秘書を募集していたから好都合だった。
 遠隔操作をしながらアン社長とA.N.JELLの間に亀裂を起こそうとした。手始めに、テギョンとアン社長の間を壊すことから考えた。それに必要なのがミニョだった。
 パク秘書からアン社長がミニョに興味を持っていることを聞いたボムスは、パクを使ってミニョとアン社長が会えるようにセッティングした。
 結果はミニョのCM出演へと繋がり、一時はテギョンとアン社長の間の信頼関係が崩れた。でも、ミニョの仲立ちのおかげでボムスの狙いははずれた。
「コ・ミニョは邪魔だ。あの女がいる限りファン・テギョンは俺のモノにならない」
 だからこそ、ジュンスたちを使ってミニョを引き離すことを思いついた。これもパク秘書から聞いて知っていたボムスは、純粋な彼らを騙してテギョンだけをこちら側に取り込むことを考え付いた。
 言葉巧みに誘えば、トップを夢見る若い彼らは簡単にひっかかった。しかし、なかなか計画通りには進まない。
 ボムスがイラつくのも無理はない。





おはようございます。今日も快晴です。洗濯日和。
本編のお話、昨日とは打って変わって、一気に好転の兆し?(笑)
このまま毎日1話ずつ更新でいこうかなって思いますが、そうなっちゃうといいところで、また来週ってことになりかねないので(笑)、ひとまず「真実」が終わるまで、一日2話ずつ更新します。
多分、金曜までには終わる予定です。終わらなかったら、その時は、金曜日に一気にいきます。
ちょっと、今回のお話し、長くなっちゃいました。
ボムスの正体、その味方の正体も出てきました。あらら、この人だったの?って感じでしょうか?
もう少し、味方の存在を出せればよかったですね。

今日もみなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【真実 4】へ
  • 【真実 6】へ

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

はじめまして☆

はじめまして☆初コメント失礼します!
私は最近二次小説にハマった23歳の女です♪なつあおいさんの小説を読ませていただき、すっかりなつあおいさんのファン(p*・ω・)p ガンバッテになりました・:*:・(*´艸`*)・:*:・
なつあおいさんの小説のミニョとテギョンがとても可愛くて、いつもドキドキ・キュンキュンしながら読ませていただいてます☆
ジェルミとハヌルの恋もとても可愛くてとても癒されます♪
今の話の展開はシリアスなところなので胸が苦しくて、これからどうなるのか気になって気になってしかたがないですρ(・・、)
なので妄想しながら更新を待ち遠しくお待ちしています(*゚д゚*)(笑)

それから、小説のあとに書かれている旦那様とのお話とか面白くて大好きです♪

まとまりのない文章になってしまい、すみませんヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
とにかくなつあおいさんの小説が大好きです(*´ェ`*)
これからも応援してます(p*・ω・)p

長文になり、すみません。
堀江光でした☆

いよいよですね!

こんにちわ。
だんだん、明らかになってきましたねぇ。
 ク室長は、悪い人ではなかったんですね!
 でも、味方? 

A.N.JELLを自分の所になんて、おかど違いですよね。
アン社長との絆はそんなに簡単に壊れるものではないですからね。


2話ずつもしくは金曜まで一気にアップしてくださるとは、すごくうれしい!!!!跳ね上がってます。
  ありがとうございます。
  • #11875 にこにこひまわり♪ 
  • URL 
  • 2011.09/07 12:31 
  •  ▲EntryTop 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: たくみままさん

こんばんわ、たくみままさん。

男の嫉妬って女とまた違うから何とも言えないですね。
特に芸能界っていう特殊な世界で生きてるからなおさらでしょうか?
週末を挟まないようにして解決(?)したいと思います。

Re: 堀江光さん

こんばんわ、初めまして、堀江光さん。

お越しいただきありがとうございます。
お話も読んでいただきありがとうございます。
ファンだなんてありがとうございます。嬉しいです。
そう言ってもらえると舞い上がっちゃって、顔がニヤけちゃいます。
今書いてるお話はちょっとシリアス(?)っぽいので、早く二人のラブラブモードに
入りたいです。
これからも、喜んでもらえるようなお話をたくさん書きます。
いつでも遊びにきてくださいね。

Re: にこにこひまわり♪さん

こんばんわ、にこにこひまわり♪さん。

もう一気にいっちゃいます(笑)
本編のお話、ようやくボムスの正体が明らかになって、
あとはどう解決するのかってことです。
ミニョも忘れてませんからね。
ちゃんと帰ってきます。

Re: よなゆなさん

こんばんわ、よなゆなさん。

そういう展開もありでしたね。
でも、もしそういうことになったらテギョンもアン社長から離れちゃうかも(笑)
でもでも、面白いかも。
解決する頃には、ミニョも帰ってきます。

Re: 水夢さん

こんばんわ、水夢さん。

そうですね。ボムスにとって欲しいのはテギョンだけ。
だから何かと裏で工作をしてたんです。
ク室長の正体も明らかになりますよ。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ふーちゃんさん

おはようございます、ふーちゃんさん。

マ室長のお間抜けぶりは相変わらずです。
よく言えば人がいいんでしょうが・・・・。
もう少しお口にチャックしてくれないと(笑)
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【真実 4】へ
  • 【真実 6】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。