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99の恋のお話

ピクニックに行こう

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おはようございます。今日もこちらは晴れです。暑くならないといいんですが・・・・。

今日の「99の恋のお話」は・・・・・「ゆいゆうのママさん」からリクエストいただきました。

ゆいゆうのママさん、ありがとうございます。

遅くなってごめんなさい。

では、どうぞ・・・・。






「明日はお天気がいいようなので、ピクニックに行きませんか?」
 仕事から帰ってきたテギョンにミニョが夕食の支度をしながら言った。
「ピクニック?」
「はい。オッパは明日お休みですよね? 孤児院にいるときはよく子供たちと行ったんですよ。手作りのお弁当を持って、近くの山に行ったりして。楽しいですよ」
「でも、山には虫やうさぎとか凶暴なヤツがいるからな……」
 嫌そうなテギョンにミニョはしゅんとした。
「ダメ、ですか?」
「いや、ダメじゃない! うん、いいじゃないか。ピクニック、楽しそうだな!」
「はい。明日は手作りのお弁当をたくさん作りますね!」
 嬉しそうなミニョの顔を見ると、「行きたくない」とは言えなくなった。
「ああ、頼むよ。でも、たくさんはいらないだろ?」
「いることになると思います」
「?」
 うふふっと笑いながらミニョは夕食をテーブルに並べていった。

 翌朝、テギョンが起きてくるとテーブルの上に一体何人分だというような量のお弁当が並べられている。
「おい! こんなに二人じゃ食べきれないぞ」
「大丈夫ですよ。二人じゃないですから」
「二人じゃない? どういう……」
 ピンポーン。
「あ! 来たみたいですよ。はーい」
 パタパタっとスリッパの音をさせながらミニョは玄関に向かった。
「来たみたい? 誰がだ!?」
 ひょいっと玄関に続く廊下を除いてみると、いつもの顔ぶれが……。
「ヒョン、おはよう! いやぁ、ピクニック日和ってこのこと言うんだね!」
「よう、テギョン。まだ支度してないのか? 出かけるぞ」
「ちょっと、どこまでピクニックに行くつもりなの? 私、虫が多いところは嫌なのよね。明日はグラビア撮影があるから日焼けもしたくないし」
「お、お、お前ら……」
 テギョンはあんぐりと口を開けて言葉が出て来ない様子。
「さ、オッパも支度してください。お弁当の用意しますから」
「あ、あの、ミニョ? こいつらも行くのか?」
「え? はい、そうですよ」
「俺は聞いてないぞ!」
「はい、言ってませんから。だって、みんなも行くって言ったらオッパ絶対行かないっていいますもん」
「言いますもんってお前」
「文句は後でたっぷり聞きますから用意してください。行かないっていうのはなしですよ!」
 ミニョに背中を押されてテギョンは仕方なくバスルームに向かった。

 車二台に分かれて行き着いた先は、ソウルから車で一時間ほどの大自然がそのまま残る山だった。つまりはド田舎……。
「ここでピクニック?」
「こんな山の中で?」
 テギョンとユ・ヘイの顔が曇る。
「さ、行こうぜ! ちょっと登ったら開けた場所に出るからさ。そこでメシにしよう」
 山とは行っても標高はそんなになく、登山というほどの距離もない。
「ねえ、まだなの?」
 ピクニックと知っていてもおしゃれには手を抜かないユ・ヘイの格好はおよそ山には似つかわしくない。
「私、足が痛くなってきちゃった」
「お前、ホント、バカだな。そんな格好で来るからだろ。山をなめんなよ!」
 テギョンがふふんと鼻で笑った。
 テギョンはというとミニョが用意してくれた軽装な服装と山登り用の靴で楽々。
「ふん! 何よ! 山登りじゃなくてピクニックでしょ! どんな格好で来ようと私の勝手だわ!」
 ぶつぶつ言っているうちに目的の場所についた。
「ここだ!」
「……うわぁ」
 それまでぶつくさぼやいていたユ・ヘイもその景色に感動した様子。
「ステキね。こんなところがあったなんて。絵葉書の世界よ」
 うっとりとしてミナムに腕を絡める。
「ラブシーンがしたけりゃ、他所でしろ!」
 お邪魔虫のラブシーンにテギョンがむくれる。
「お腹がすいたでしょ? ご飯にしましょう」
 ミニョが用意したお弁当を次々と広げていく。
 キムパプ(韓国風のり巻き)、コギジョン(牛肉の卵付け焼き・ピカタのこと)、ヤンニョムチキン(甘辛ソースのフライドチキン)、チャプチェ(韓国風春雨)や、サンドウィッチも入っている。
「うわあ、おいしそう! 俺もうお腹ぺこぺこ」
 さっそくジェルミがキムパプを一つつまんで食べた。
「ん~~!!! 美味い! 最高だよ、ミニョ」
「ありがとうございます。はい、オッパ」
 お箸を渡しながら紙皿にキムパプやチャプチェやサンドウィッチを載せていく。
「おい、俺はキムパプは!」
 食べれないぞと言おうとしたら、ミニョが分かってますと言う。
「オッパのために特別にゴマ抜きで作ったものです。気に入ってもらえるといいんですが」
「ゴマ抜き?」
 キムパプはゴマ油にゴマそのものと大量にゴマを使う料理だ。ゴマアレルギーのテギョンには死んでも食べれない料理。
 恐る恐るひと口食べたテギョンの顔をみんなが窺う。
「…………」
「どうですか?」
「……うまい。なんだ、これ? 初めて食う味だぞ」
「オッパも海苔巻きが食べれたらいいなって思っていろいろ調べたんです。そうしたら、日本にも似たような料理があることを知って、レシピを見ながら作ってみました。気に入ってもらえてよかったです」
「美味しいのヒョン? じゃあ、俺も一つ」
 テギョン用ののり巻きにジェルミは手を伸ばした。
「これは俺のだ! 勝手に食うな!」
「まだ食べてないよ! ヒョンのけちんぼ!」
「ケチで結構だ! お前はそっちののり巻きでも食ってろ!」
 ぎゃあぎゃあと喚きながら楽しく食事は進んだ。
 食事が済むと思い思いにみんな行動する。ミニョと二人っきりになりたいテギョンだが、シヌとジェルミの二人が離れない。
「ミニョ、この花キレイだね」
「ホントですね。何て花でしょうか?」
「タニウツギだよ。スイカズラ科の花だな」
「へえ~。シヌヒョンはホント何でも知ってるね。この花、ピンク色で可愛いね」
「はい」
 三人が花で盛り上がるのさえ面白くない。
(っち! せっかくのピクニックが台なしだ。どうにかして二人っきりに……)
「ミニョ、ちょっと暑いからそこの川まで涼みにいかないか?」
「川ですか? はい」
 よしっ! と心の中でガッツポーズをしたら、ジェルミが、
「俺も涼みに行こうかな」
 と一緒に立ち上がる。
(お前は来なくていい!!)
 無言のにらみを利かせたが、まったく気づいていない。
「おい、ジェルミ。俺たちはここで寝転がってようぜ。ここも充分涼しいぞ」
 シヌが気をきかせてジェルミの腕を引っぱってまた座らせた。
「ええ~! シヌヒョン、俺は川に……」
「テギョンに殺されたくなかったら、大人しく横になれ」
 小声でシヌは囁いた。
「え?」
 ちらっとテギョンを見ると、シヌの言うように目が怖い。
「あ……うん、そうだね。ここも涼しいね。あはははは!」
 笑いながら慌ててシヌの隣で寝転がる。
「ジェルミは行かないんですか?」
「俺はいいよ。二人で行ってきなよ」
「そうですか? じゃあ、オッパ行きましょう」

「ここでいいだろ。下の川まで降りると疲れそうだ」
「え? 川で涼むんじゃないんですか?」
「……バカ。お前と二人っきりになりたかっただけだ。それぐらい気づけよな」
「あ……そうでしたか」
 嬉しそうにミニョは笑った。
「ミニョ……」
 顎を指で軽く持ち上げて小さなピンク色の唇にキスをしようとした。ミニョはゆっくり目を閉じる。
 甘い雰囲気になった時……。
 ぶ~~ん。
「ん?」
 ぶ~~ん。
「何の音……うわあっ!!!!」
 テギョンの叫び声にミニョはパチッと目を開けた。
「虫だ! うわっ! 来るな! あっちに行け! ぎゃあっ!!!!!」
 テギョンとミニョの周りを虫がぶんぶん言いながら飛び回る。
「来るな! やめろ! 来るなって! こいつ!!」
 怒りのあまりにテギョンは被っていた帽子で叩き落とそうとした。
「オッパ、だめです!」
 ミニョが叫んだ。
「え?」
「叩いたりしたらダメです!」
「何で!? 俺は虫がめっさ嫌いなんだよ!」
「それは分かりますが、どんな小さな生物にも命はあるんです! だから、殺したりしたらダメです!」
「ううっ……」
 テギョンは仕方なく振り上げていた手を下ろした。
 虫はしばらくぶんぶん飛んでいたが、二人に興味をなくしたのか、そのままどこかへ飛んで行った。
「よかった。ありがとうございます、オッパ」
 ニコッと笑ったミニョの顔を見たテギョンは、
(マリア様だな……)
 と思った。
 マ室長がよくミニョのことをそう言うが、本当にそう思った。
『どんな小さな生物にも命はある』
 まさにそうだと思った。ミニョにまた一つ大きなことを教えられた気がした。
「やっぱりお前は最高だよ」
「何がですか?」
「お前は俺にとっては最高の女だ」
「そんな、オッパ……。あっ」
「あっ? 何だ」
「オッパ、じっとしててくださいね」
「な、何だよ?」
「そのまま動かないでください」
「だから何だよ」
 テギョンの顔が青ざめ、身体がコチコチに固まる。
「頭の上に……」
「頭の上?」
 テギョンはひょいっと上を見上げた。
 ぷらーんと垂れた葉っぱの先にぶら下がるように毛虫がついていた。
「!!!!!!!!!」
 テギョンの顔がますます青ざめ、今にも失神しそうだ。
 ぽとっ。
 重力に負けた毛虫がテギョンの顔めがけて落下した。
「!!!!!!!! ……ぅぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
 テギョンは悲鳴を上げて気絶した。
 その悲鳴は山にこだまして、シヌたちの耳にも聞こえた。

 テギョンはこの日のピクニックを「生涯最大の不幸日」と名付け、
「二度と山にピクニックには行かない!!!」
 としばらく言い続けた。
「じゃあ、今度は海に行きますか? それとも……」
「それとも何だ?」
「おうちでピクニックしながら、まったりしますか?」
 ニコッと笑ってミニョは言うと、テギョンの頬にちゅっとキスをした。
「……家でのまったりピクニックなら喜んでしてもいいぞ」
 頬を緩ませながらテギョンは言った。

「ただし、あいつら抜きでな」





どうだったでしょうか? 毛虫・・・イヤですね(笑)
私の母校である中学は「桜坂」でした。春には満開の桜なんですが、新緑になると・・・・目も当てられない悲惨な状況に(泣)
たまにそこを歩くと懐かしい思い出と嫌な思い出が交差します(笑)

今日も一日笑顔で健康で頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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Re: ぼくちゃんのママさん

こんばんわ、ぼくちゃんのママさん。

台風被害は大丈夫でしょうか?
お体のほうも大丈夫ですか?
一度にいろんなことが重なってしまい、ご心痛のことと思います。
台風は怖かったですね。被害が大きい地域の方は怖い思いをされたと思います。

私のお話を読んで少しでも気持ちが安らいでもらえたら嬉しいです。

Re: ふーちゃんさん

こんばんわ、ふーちゃんさん。

私も虫は大嫌いです! もう、蟬なんか見ちゃうとぎゃあぎゃあ!
コオロギにも騒ぎますから(笑)
テギョンのように毛虫が落ちてきたら・・・・泣き喚きます。

みんなでワイワイしたいミニョ。
ミニョを独り占めしたいテギョン。
難しいですが、そこはミニョがうまくやってます(笑)

Re: 堀江光さん

こんばんわ、堀江光さん。

テギョンにとって山は天敵の住み処。
でも、ミニョのためなら・・・! ですが、やっぱり災難に。
まだミニョは事故多発地帯!?

Re: りくさん

こんばんわ、りくさん。

先ほどはありがとうございます。
私も楽しい時間を過ごせました。
またお邪魔しますね。

ピクニックって言ったら、みんなでワイワイですよね。
でも、テギョンにとってはミニョとまったり、が一番。
まして「お邪魔虫」だらけじゃ、独り占めしたくなります。
ジェルミ虫にマ室長毛虫? あははは! 最高です。
想像しちゃったら笑えました。
これでテギョンの山へのトラウマがますます増えたと思います。
もう二度と行かない!って言いそうですが、そこはミニョがうま~く
なだめて、また行くでしょうね。

ひええええっ! 毛虫って春だけじゃないんですか??
目が悪いから、結構近くまでいかないと分からないので、今まで
気にしてませんでしたが、今度から気をつけます。
毛虫にご注意ですね。

Re: ファイティンさん

こんばんわ、ファイティンさん。

あははは! 確かに山はテギョンとユ・ヘイには似合いませんね。
山と言ったらブタ。それからウサギですね。
どっちもテギョンの苦手なものです(笑)
さらに虫というものまで加わりました。

うわっ! いいな。
韓国フェア。うちでもやってみようかな・・・・って旦那が韓国料理が
ダメでした(泣)
キムチチゲ食べたいよ~。
もちろん、マッコリと一緒に(笑)
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