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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
私、バイトします!

私、バイトします! 6

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「いらっしゃい」
 ドアが開いて入って来た若い女の子にマスターは顔を顰めた。
「あの、いいでしょうか?」
「……どうぞ」
 仕方がないと思った。一人なのがまだ救いだと思って、メニューと水をテーブルに運んだ。
 その若い女の子――ミニョは頬を赤くしてほうっと小さく息を吐いた。外の寒さに比べて、店内はほっこりと暖かい。
「あの、ブレンドコーヒーをお願いします」
「はい」
 マスターはカウンターの中に戻るとミニョを観察した。若い女の子にありがちなキャピキャピしたところはなく、落ち着いている。
 一人ということもあるのだろうが、窓の外に目を向けて、たまにコップの水を飲んでいる。
(誰かと待ち合わせか?)
 じゃなければ、情報誌にも載っていないようなこんな喫茶店に若い子が来るはずもないと思った。
「お待たせ」
 ミニョの前にコーヒーを置いた。
「いい、香りですね」
 ミニョはカップを持ってひと口飲んだ。
「美味しい」
 その顔は本当に美味しそうに見えた。嘘やお世辞じゃない、本当の美味しい顔。
 マスターは心の中でなぜかほっとした。
(おかしなもんだな。こんな若い子に俺のコーヒーの味がわかるワケないと思ったのに、こんな顔されると嬉しくなる)
 ミニョはコーヒーを最後の一滴まで飲み終えると、カップをソーサーに置いて、マスターの方を見て、ニッコリ笑った。
「ごちそうさまでした」
「どうも。気に入ってもらえましたか?」
 なぜかミニョには敬語になった。これも珍しいことだと自分で思う。
「はい。とっても美味しかったです。オッパの言う通りでした」
「オッパ?」
「はい。こちらに通ってるそうです」
 言ったところで入口のドアが開いてテギョンが入ってきた。
「オッパ」
 マスターの視線もドアのほうに向けられる。
「あんた」
「どうも。ミニョ、待たせたな」
 マスターに頭を下げてから、ミニョに言った。
「どうだ? 気に入ったか?」
 椅子に座りながら早速訊いた。
「はい。とても美味しいです」
 にっこり笑顔のミニョにテギョンも満足そうに笑う。
 恋人の会話にマスターは知らんぷりを決め込んだ。人のことには興味がない。
「マスター」
 なのに、テギョンが声をかけてきた。
「何だ?」
 テギョンに対してはいつもの口調になる。
「相談なんだけど、こいつのこと土・日だけ、ここでバイトさせてやってくれないか?」
 突然の申し出にマスターだけじゃなくミニョも驚いた顔をした。
「え?」「はい?」二人が同時に言った。
「オ、オッパ? ど、どういうことですか? バイトって?」
「そ、そうだ。何の話だ? バイト? この子を?」
 二人が次々とテギョンに訊く。
「まあ、落ち着け」
 落ち着いているテギョンに言われると、二人ともそうするかしかない。
「俺はこの店が気に入っている。ここのコーヒーは絶品だ。お前も美味しいって言っただろ?」
「はい」
「しかもここは事務所から近い。変な制服もないし、若い男もいない。いるのはこのもっさりしたマスターだけだ」
「おい、もっさりとは何だ」
「まあ、聞いてください」
 テギョンは何を言われても落ち着いている。
「俺の出した条件にぴったりだと思わないか?」
 ミニョのほうを見て言った。
「……それは確かにぴったりですが……」
 ちらっとマスターの方を気にする。
「だからここでバイトしたらいい」
「おいおいおいおいおい! 勝手に決めるな! いきなり何だよ」
「マスター。これは悪い話じゃないと思う。ミニョをバイトに使ってくれたら、事務所の奴らを毎日来させるし、逆にミニョにコーヒーを配達させてもいい。土・日だけだから、邪魔にはならないと思うけど」
「あのなぁ、邪魔になるとかならないとかそんなことは問題じゃ……ないこともないが、それよりももっと大きな問題がある」
「何ですか?」
「お金だよ! お給金! 誰が払うと思ってるんだ?」
「マスター」
 テギョンは当たり前のこと言うなよな、と言う顔で言った。
「気にしないでください。安くて構わないから」
 マスターは呆気にとられた様子でテギョンを見た。
(こいつ、どういうつもりだ? 自分の彼女をこんなとこでバイトさせたいとは……。しかも安くて構わない?)
 何かよからぬことを考えているんじゃないかと思った。
(いやいや、こんな店どうこうしたってたかが知れてる)
 マスターは少し考えた。悪い奴じゃないことは通ってきているうちに分かった。その彼女というミニョに対しても、悪い印象はない。でも、これまで一人で切り回してきた店だ。そこに若いミニョをいれるということに躊躇いがあった。
(いやいやいや、土・日だけと言っても、給金の問題がある)
 決して繁盛しているとは言えない店だ。
 そんなことを考えているマスターの心は、すでにミニョをバイトとして雇う方に傾いていたのだが、本人はそれに気づいていない。





おはようございます。寒いですが晴れてます。
今回のお話から出てきた「マスター」 このお話を書くに当たって参考にしたというか、モデルにしたのは、「コヒプリ」のあのおじさんです。コーヒーに関してはうるさいのに、私生活はめちゃくちゃだったあのおじさん(笑) あのドラマは大好きで何度も見ました。
私はコーヒー大好き人間です。一日何杯でも飲んじゃうくらいに。母がコーヒー好きだったこともあると思います。でも、私はインスタントばっかりですが(笑)
種類とか味とか分かりませんよ(笑) 全部同じに思えますから。
なんせ、味オンチなもので・・・・へへへ。

今日も一日笑顔で頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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~ Comment ~

なつあおいさん、おはようございます。

やっぱり、ここでバイトさせるつもりだったのね。
条件ぴったりだし…

おじさんもミニョが気に入ったみたいだしね~

私もコーヒー大好き!何杯飲むことか。お店にあるコーヒーサーバー欲しいって言って、旦那さんに笑われてます。
  • #13032 にこにこひまわり♪ 
  • URL 
  • 2011.12/21 08:51 
  •  ▲EntryTop 

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こんばんは

ここでバイトできるのかな。
働くのはミニョなのに・・給金が安くてもいいから・・・ってテギョンが答えることろがおかしいです(笑)

私も「コヒプリ」見ました。好きなドラマです(*¨♡!
見ていたらワッフルが食べたくなるんですよね・・・・・
・・・コンユの胸板にも釘付けでした。はははㆀ
いつも余談ばかりですみませんㆀ

Re: にこにこひまわり♪さん

おはようございます。

テギョンの考えはただ「ミニョを側におきたい」なんで、
ここだと条件にはぴったりですね。
いつでも見にこれる距離ですから(笑)
マスターも気に入ってるようなので、大丈夫かな?

コーヒーサーバー欲しいです!!

Re:銀のタルさん

マスターが果たしてテギョンたちの正体を知っているのか?
知っていたとしたら、その彼女のミニョを雇うかな?
お店が繁盛しちゃったら、それはそれで大変でしょうね。

コーヒー好きにはコーヒーメーカーとかサーバーはあこがれですね。
うちは旦那もコーヒー派です。

Re: たくみままさん

おはようございます。

テギョンの条件にあったお店がありました。
でも、もっさりマスターだけとはいえ、危険がないとは言えませんね(笑)
案外もっさりマスターが実はいい男・・・ってこともあったりして(笑)
コヒプリのマスターはそんなことなかったですが・・・。

若い頃はコーヒーをそんなに飲まなかったです。ブラックで飲むこと事態、
30過ぎてからです。コーヒーのおいしい店に行って見たいですね。

Re: hirarine さん

おはようございます。

多分、テギョンはそこまで深く考えてなかったんだと思います。
ただ、この店なら若い客は来ないだろうぐらいに(笑)
しかも、事務所の人たちだったら、テギョンの性格知ってるだろうし、
ミニョに対してのラブラブぶりも知ってるから、下手に手は出せないだろうし(笑)
よっぽど口コミで広がらないかぎりは、ミニョ目当ての男たちは来ないでしょうね(笑)
来ちゃったら・・・その時は瓶底メガネにみつあみ姿のミニョになってるかも(笑)
テギョンだったらそこまでしそうですね。

Re: ファイティンさん

おはようございます。

うわっ! すっごくうらやましい!!!
私もテレビCMでそれ見てめっさ欲しいんです。
カプセルセットするだけでいいなんて、楽だし、いいですよね。
早く届くといいですね。また使った感想なんか教えてね。
私はクリスマスプレゼントになにもらおうかな?(笑)
旦那には・・・私の愛情ということで(返品不可にしときます)

コーヒーの配達ってあこがれです(笑)←もう何でも憧れ。
可愛い制服着たお姉さんが配達してるの見るたびに、いいなって。
テギョン毎日、一時間ごとに配達させそうですね(笑)
胃壊しますって!(笑)

Re: とりこさん

おはようございます。

テギョンにとって近くでバイトさせることに意味があって、
給金なんかどうでもいいんでしょうね。
働く以上は大事なんですが・・・・。

コヒプリのワッフル! おいしそうですよね!
あのときのコン・ユがかっこよくて、好きでした。
余談ばっかりでもいいですよ。楽しいです!
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