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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
人の気も知らずに

人の気も知らずに 10

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 その夜、久々にゆっくり過ごせる二人だけの時間を持った。
 テギョンはミニョを放したがらず、ソファに座る時も自分の脚の上に座らせようとした。
「オッパ、それはちょっと……」
 当然のように恥しがるミニョが可愛くて、テギョンはたまらない様子。
「いいから」
 ぽんぽんっと自分の脚を叩く。
 どうしたらいいかとミニョはちょっと困った顔をしたが、再度、ぽんぽんっと脚を叩かれて、ちょこんとテギョンに背中を向けて脚の上に座った。
 すぐにテギョンがミニョを後ろからぎゅうっと抱きしめる。
「オッパ」
 恥しさと嬉しさが入り交じってミニョはくすぐったそうに笑った。
「笑うなよ」
「でも、子どもみたいです」
「子どもでいいんだ」
 いつものテギョンなら「子ども扱いするな!」と怒るところだが、今日ばかりは素直にその言葉を受け取る。
「ずーっとこうしたかったんだから」
「え?」
「お前、入学してから俺のことなんか、どうでもよかっただろ?」
「…………」
 否定も肯定もしないミニョをちょっと憎らしいと思いながら、素直なミニョを愛おしいとも思う、
「お前が楽しそうなのは見ていれば分かったよ。……口惜しかった」
「え?」
「お前と同じ時間、同じ楽しさを共有できないことがさ」
「オッパ……」
「今までは、いつだってお前と何もかも一緒だった。楽しいこともつらいことも……。でも、お前が大学に入ってすれ違いばっかりで、俺はすごい疎外感を感じてた」
「…………」
「お前がいつか俺よりも大学の方を選ぶんじゃないかとか、大学で知り合った奴らのほうを大事にするんじゃないかって思ったら、なんかやりきれなかった」
「オッパ。そんなことないです。さっきも言いましたが、私にとってはオッパが何よりも大事です。たしかに大学に入ってちょっと浮かれてました。今までとは違う世界に飛び込んだようで、それが楽しくて……」
「お前の気持ちは分かるよ。俺だって今とは違う世界にいたら、きっと同じ気持になったと思う」
 今とは違う世界――芸能人じゃない自分。
 時々、それを考えることがある。
 ミニョがマスコミの眼にさらされるようになってから、特に思うようになった。
「なあ、ミニョ?」
「何ですか?」
「俺がもし芸能人じゃなくても、お前は俺を好きになってたと思うか?」
「それ、どういう意味ですか?」
「いや、もし俺が……」
「オッパ! 私はオッパが芸能人だから好きになったんじゃありませんよ。私はファン・テギョンその人を好きになったんです。たとえオッパがサラリーマンでも、ADさんでも、トッポギ屋さんでも、学校の先生でも、何でも好きになりましたよ」
 ぷくっと頬を膨らませて、顔を真っ赤にして怒って言ったが、前を向いているからテギョンにはその顔が見えない。ただ雰囲気で怒っているなというのが分かるだけ。
「悪かった。言い方が悪かったな。俺が言いたかったのは、もし、俺が芸能界を辞めても、お前は俺についてきてくれるかってことなんだ」
「………………え?」
 たっぷり間を置いてミニョはテギョンを振り返った。
「今、何て言いました?」
「俺、芸能界を辞めるかもしれない」
「それ、どういう意味ですか?」
「まだ考え中だ。だから、今すぐどうこうってわけじゃ……」
「辞めるってどうしてですか?」
「ずっと考えてたんだ。このままじゃお前にさらに迷惑がかかると思って。今でさえ、マスコミがお前にまで群がる始末だ。俺さえ芸能界を辞めれば……」
「そんなのダメです! 絶対ダメです!」
 ミニョはテギョンの腕をほどくと、脚の上から降りて床に膝をついて向き合った。
「オッパはこのお仕事が好きなんでしょう?」
「それはそうだけど。でも、お前に……」
「私のために辞めるなんて言わないでください! 私はオッパがお仕事をしてる姿が好きです。ステージで歌ってるオッパは誰よりもカッコいいですし、ステキです。輝いてます。そんなオッパを見れなくなるのはイヤです!」
 ミニョがそんなふうに自分を見ていたと思わなかったテギョンは、本当に嬉しいと思った。
 目頭が熱くなり、鼻の奥がツーンとする。
「本当か? 本当にそう思うか?」
「本当です。だから、辞めるな」
 ミニョの頭に手を回して引き寄せるとそのまま唇をふさいだ。
 ミニョはそっと目を閉じてもうそれ以上何も言わなかった。
「ありがとう、ミニョ」
 唇が離れた後、テギョンはそう言った。
「お前のためにこれからも輝き続けるよ」
「はい」

 その夜、手を繋いで眠るときミニョが言った。
「オッパ。どこにいても何をしていても、私の心はいつもオッパと一緒ですよ。繋がってますからね」
 
 最高の眠り薬、子守唄だと思いながらテギョンは久々にゆっくりと眠りについた――






おはようございます。昨日は夕方からすごい風が吹いて、おまけにすっごく寒かったです。旦那は大喜び。
「雪が積もったら会社が休める!」 私は嬉しくないです。雪が積もろうが、仕事はありますから・・・。
今朝は・・・雪は積もってません(笑) きっと朝起きたらこう言うでしょう
「つまらん! やる気を感じられん!」って(笑)
雪にやる気を感じても仕方がないんですが・・・。 でも、山が吹雪いて見えない状態なので、逆に帰りが心配です。
雪がやる気を出さないといいんですが・・・(笑)

今日もみなさんにとっていい一日でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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なるほど!

そうか!こうやって…乗り越えるのかぁ☆
大学生活とか、サークルとか、
テギョンとミニョのすれ違いがあったけど、
こんな風に、お互いの気持ちをちゃんと向き合って伝えて、
そして、気持ちがちゃんと繋がっていることを
確認することによって、安心するんだぁ☆
どうやって、二人の気持ちが通うのかなぁって想っていたけど…
仲良く眠る二人を見て、安心しました。
何よりも、なつあおいさんの、文章構成に感動しました。
素敵なお話を、ありがとうございました。

Re: うめちゃんさん

おはようございます。

ミニョの言葉はどんな言葉よりもテギョンの胸に響くでしょうね。
二人がラブラブしてくれると、それだけで最高に幸せです。
忘れていた過去のラブラブが・・・(笑)

Re: 名無しさん

おはようございます。

お名前がないので「名無しさん」とさせていただきました。
もし、この返信コメを読まれたら、お名前を教えてもらえると嬉しいです。

こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます。
あとがきは最近、旦那のお馬鹿さアピールの場所になってますね(笑)
もう、お馬鹿さんなことばっかり言うような人なので、話題にことかきません。
お話とあとがき、これからも頑張ります(笑)

Re: ともるんさん

おはようございます。

すれ違いって寂しいですね。
我が家は毎日そんな状態です。帰りの遅い旦那に先に寝ちゃう私(笑)
会うのは朝の数分のみ(笑)←ギリギリまで旦那が寝てるので。
テギョンとミニョのようにお互い向き合って話合ったのは遠い過去のこと・・・(笑)
なので、すれ違いになったら、ちゃんとお互いの気持ちを話し合うのもいいかなって
思いました。
そのままにしてると拗れちゃうので。そしていつか爆発しちゃう。
テギョンが爆発したら、すごいことになると思うので。

ここまで…

テギョンってば自分の輝ける場所を無くしてでもミニョを守りたい・一緒にいたい…そう思うくらいに愛しいのですね
そう相手を強く深く想いあっていてもちゃんと言葉にださなきゃいけない きちんと向かいあわなきゃ…
今回の事でまた一段と二人の絆は深く深く繋がりましたね…やはりラブラブほんわか甘甘の二人を読むのは嬉しい☆☆☆(o^-^o)

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Re: ケロちゃんさん

こんばんわ。

愛しい、守りたいって気持ちは大事ですね。
でも言葉にしないとお互いの気持は分かり合えませんもんね。
どんなことがあっても二人は大丈夫だと思います。

Re: りくさん

こんばんわ。

ミニョのあの声で子守唄歌ってくれたら、きっとゆっくり眠れるでしょうね。
今のテギョンには何よりもの、睡眠薬(?)かな(笑)
いつか二人の子供が生まれたら、どっちが子守唄歌うんでしょう。
私的にはどっちでもいいんですが(笑)

ちょっとの間お休みしたら、充電もしちゃってまたお話書きますね。
楽しいお話たくさん書けるように頑張ります。

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Re: ことさん

こんばんわ、初めまして、ことさん。

お越しいただきありがとうございます。
お話も読んでいただきありがとうございます。
何かスマフォでお話が読めないみたいな不具合が出てるみたいです。
すみません。よく把握してなくて。

最近、どうも甘えん坊のテギョンさんです。
でも、こういう甘えん坊なの、好きなので(笑)

Re: kimukimu さん

こんばんわ。
あはは、名無しさんはkimukimuさんでしたか。
名無しさんじゃなくなってよかったです。

男性の読み手さんは・・・現れてくれません(泣)
もし、いたとしてもやっぱりコメはくれないですよね。
読んでくれてたらアピールしてほしいですね(笑)
男だけど、美男ですね好きです!!って。
めっさ嬉しいですよね。

私もかなりイライラが募ると大爆発していつも、旦那に爆弾落します。
もうすごいのなんのって(笑)
いつか胃壊して早死にしないかと心配するのに、また爆弾を・・・・。
旦那のおバカなお話はてんこ盛りですよ。まだまだありますから(笑)
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