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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
思惑

思惑 2

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(早まったか?)
 シヌは目の前の女の子と、ソファの向こうにまだいるイ・ジュンソの顔をとっくり見て思った。
「私は部長のシン・ダヒョンよ。よろしくね」
「あの……シンさんは、何年生ですか?」
「三年よ。あ、ジュンソもね」
「あの……他に部員がいないって……」
「え? ああ、昔はいたのよ。大所帯だったわ。私とジュンソが入った頃なんて、それこそ三十人近くいたの。でも、半分が四年生で卒業と同時にいなくなっちゃうし、残り半分のうちの女子はその卒業生だった部長目当てで入部したような子たちだったから、先輩がいなくなっちゃって一気にやめちゃったの。で、残ったのが私とジュンソだけだったのよ」
 シン・ダヒョンの話にシヌは目をぱちぱちさせた。
(三十人いた部員に半分が四年で、その残りの半分――つまりこの二人を除くすべてが女子で、イケメン部長の卒業と同時に去って行っただと?)
「その後、だーれも入ってくれなくてさ。あなたは久々の入部希望者よ」
 キラキラと輝く大きな目でダヒョンはシヌを見た。お世辞にも「可愛い」というタイプではない。十人並み、といったところだろうか?
 イケメンのシヌを見つめるダヒョンの表情に、ジュンソがムッとしてまた頬を膨らませた。
「ダヒョン! そんな簡単に入部認めちゃっていいの?」
「いいのよ。部長の権限で入部を認めるわ」
「じゃあ、僕は副部長の権限で反対するよ」
「何ですって? ちょっとジュンソ、気は確か? ただでさえ、部員が足りなくて廃部になるかもしれないって言うのに! 彼はまさに救世主よ。神様より偉いのよ!」
 シン・ダヒョンは別にイケメンのシヌが気に入ったのではなく、ただ単に部員が欲しかっただけなのだが、イ・ジュンソはそう思っていないようだ。
 勘のいい人ならすぐに分かる。
(こいつ、彼女が好きなんだな)
 でも、当のシン・ダヒョンはその気持に気づいていない様子。まったく相手にもしていない。
(この二人って幼なじみかな? さっきは幼稚園がどうたらって言ってたし)
 ただのサークル仲間という繋がりだけじゃないものを感じた。
「これ以上文句を言ったら、ぶっ殺すわよ!」
 ぎゅっと拳を握ってみせる。
 むすっとしたままイ・ジュンソは口を閉じた。どうやら彼女には頭が上らないようだ。
「じゃあ、これで決まりね。えっと……何君だっけ?」
「え?」
 一瞬シヌは言葉に詰まった。
 まさか自分を知らないと言うのだろうか? 少なからずシヌはショックだった。
 思えばここまでシヌの顔を見ていてもシン・ダヒョンは、ひとつも驚かなかったことに今気づいた。
「あ……カン・シヌです」
 ちょっと口調がぶっきらぼうになってしまったのは仕方がない。
「カン・シヌ君ね。どこの学科?」
 名前を聞いてもやっぱりシン・ダヒョンは驚きもしない。
「経営学科です」
「そうなんだ」
 それ以上シン・ダヒョンは何も言わないし、何も聞かない。それはイ・ジュンソも同じだった。
(俺のこと知らないのか?)
「あの……俺のこと、知ってますか?」
 試しに聞いてみた。とぼけてるだけかもと、思ったのだ。
「え? カン君、でしょ? じゃないの?」
「え? いえ、カン・シヌです。名前に間違いはないです。そうじゃなくて、僕のことどこかで見たことありませんか?」
 シン・ダヒョンはさっきのシヌのように目をぱちぱちとさせた。そして、ソファのところにいるイ・ジュンソを振り返った。
「見たことある?」
「……さあ」
 意地の悪い笑みをちょっと口元にうかべて、イ・ジュンソは言った。
(こいつ、俺のこと知ってる! 知っててわざと知らないフリしたな!)
 ダヒョンがシヌを気に入った様子なのが気に入らないようだ。
「ごめんね。知らないわ」
「じゃあ、いいです」
 シヌはさらりと言った。これ以上突っ込んで自分のことをあれこれしゃべる気にならなかったからだ。
 それよりもさっきから漂うお茶の匂いのほうが気になっていた。
「あの、それ……」
 こぽこぽとヤカンがさっきから湯気を立てている。その傍に茶器一式が揃えてある。
「ああ、これ? これはね日本から取り寄せたお茶なの。“かぶせ茶”って言ってね、渋みが少なくて旨みが多いお茶なのよ。これはその中でも一級品って言われてる『静香園(せいこうえん)の福寿』よ。すっごく高いの」
「へえー……」
 初めて訊くお茶の名前にシヌは興味津々の様子。
「いい香りですね」
「飲んでみる?」
「いいんですか?」
「いいわよ。もうサークル仲間なんだから」
 早速茶器でお茶を淹れてくれた。香りもさることながら、味も格別だった。
「どう? どう?」
「……最高です。いや、最高なんて言葉じゃ足りないぐらいです」
 口の中に含んだ瞬間に甘みがふわっと広がり、あとから少しの渋みが追いかけてきた。その絶妙な加減が口と鼻を同時に満足させた。
「これでもまだまだよ。お茶はお湯加減、タイミング、茶葉の状態、そのどれもが欠けてもダメだから、今回のは失敗ね」
「え? これで?」
 茶碗に少しだけ残ったお茶を見た。美味しかったのにな。
「お湯を淹れるタイミングが悪かったのよね。またし直さなきゃ」
 シン・ダヒョンは妥協という言葉を知らないようだ。その姿勢はどこかテギョンに似ていた。
「シン先輩は俺の知り合いに似てますよ」
「え? そうなの?」
「はい。あいつもすっごいこだわるタイプですからね。妥協なんてしないし」
「いいわね。そういうタイプ好きよ」
 シヌと仲良くしているシン・ダヒョンにますますイ・ジュンソの機嫌は悪くなっていった……。





おはようございます。朝から、いえいえ昨日からずーっと雨です。雨が嫌いな私としては憂鬱この上なしです。
シヌの入ったお茶サークル。私はお茶の知識はまったくありません。書いていることはすべて受け売りです(笑) 今後、お茶のことが出て来ても、受け売りですので(笑)
この前、バスカード(出勤用)を買いに行った時、バスの停留所にアジア系のカップルがいました。私が「中国人の観光客かな?」って旦那に言ったら、「違うやろ。韓国人やわ」って断言します。
「何で?」「だって、眉の太さが韓国人やもん」思わず大爆笑しちゃいました。
私がいつも「韓国人は眉毛が太い」と言っているのを覚えていたらしく、それで男性の眉の太さで判断したようです(笑)
・・・・韓国人カップルだったかもしれません(笑)

今日も一日笑顔で過ごせますように。

いってらっしゃいといってきます。
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