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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
思惑

思惑 4

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「あはははははは!」
「笑い事じゃない!」
 シヌはぷりぷり怒りながら、カップをぐいっと傾けたがお茶が入っていないことに気づいて茶器から熱いお茶を注いだ。
「だって……そのダヒョンって子、最高だね」
 ジェルミが目尻に涙を浮かべながら言った。まだ笑いが止まらないようだ。
「なあ、ミナム」
「ホントだ。天下のカン・シヌをただのカッコいい人って。名前ぐらい覚えろよな」
「ホント、ホント」
 この前のサークルの話を宿舎でみんなが揃った時に話したのだ。
 今日は珍しく仕事が早く終わり、ミナムもジェルミも出かけないと言うので、三人で宿舎に戻ってきた。
「お前らに話すんじゃなかったよ」
 新しく淹れたお茶を一気に飲んで、その熱さに顔を顰めたが、今はそれどころじゃなかった。
「この先が思いやられるよ。あのイ先輩はシン先輩が好きみたいだし」
「好きみたいじゃなくて、ベタ惚れなんだろ。あ! もしかしてさ、他に部員がいないってのは……」
「何だよ?」
「そのイ・ジュンソとか言う奴が、邪魔してるからじゃないのか?」
 ミナムがニヤニヤ笑いながら言う。
「はあ?」
 シヌが眉間の皺を寄せた。
「だから、そのシン先輩とか言う奴に男を近づけないためにさ」
「あはははは! まるでヒョンみたいだね」
 ジェルミの一言にシヌははっとした。
「確かにそうかも。いくらなんでもおかしいと思ったんだ。部員が二人ってありえないよな? でも、それだったら女はいいだろ?」
「だから、女は女でいたらこじれる元だろ? 女はうるさいからな」
 ミナムが分かったようなことを言った。
「はあ……ますます嫌になってきた」
 天井を仰いでシヌは大きく溜息をついた。
「いいじゃないか、面白そうで」
「他人事だと思って言うな」
「あはははは! また続き聞かせろよ」
 ぽんぽんっとシヌの肩を叩いてミナムは自分の部屋に戻った。ジェルミもハヌルから電話がかかり、自分の部屋にそそくさと戻った。
「のんきな奴らはいいよな……」
 せっかく見つけたサークルが最初からこんなのでは、やるにやりきれない。
 はあ……。また大きく溜息をついた。

 はあ……。
 同じように溜息をついているのが、韓陽大学に通うウ・ヘインだ。
 ミニョを自分と友達の広告塔にしようと思って近づいたが、なかなか事がうまく運ばない。
 それもそのはず。ミニョの傍にはいつもカン・ソンギがくっつくようになったからだ。
「何でいつもいつも、あんたがいるのよ?」
「え? だって、同じ学科だしサークルだろ? おかしいかな?」
「おかしいわよ! サークルだって同じだからって、毎回毎回狙ったように私たちと一緒に出ないでよ! 講義だってそうよ。他の講義も受けなさいよ」
「そっくりそのままお返しするよ」
「何ですって!」
 二人のやりとりをミニョはただニコニコ見ているだけ。
「ちょっと、ミニョ。笑ってないで何とかいいなさいよ」
「でも、大勢でいたほうが楽しいですよ」
「お! コ・ミニョ、分かってるじゃないか」
 このミニョの“お言葉”でソンギは堂々とミニョとヘインと一緒にいるようになった。周りの見る目も自然とまた変わる。
『男が増えたぞ』『どういう関係だ?』『あいつもうまいことやったな』
 そんな囁きがあちこちで聞こえる。
「あっ! あの人!」
 ミニョがいきなり廊下を走り出した。
「え? ミニョ?」
 慌てて二人もあとを追いかける。
「あの! 待ってください」
 前をさかさかと歩く女の子に声をかけた。
「え?」
 振り返ったのは、最初の講義のときに隣に座った女の子。
「私のこと覚えてませんか?」
 同じことをもう一度聞いた。
「さあ?」
 怪訝な顔をしてまた行こうとする。
「ちょっと待ってください。コ・ミニョです。私、あの時あなたに助けてもらった、コ・ミニョです」
「え?」
 女の子はゆっくり振り返った。
「コ・ミニョ? あの時?」
「はい。覚えてませんか? 修能の時……」
 じーっと女の子はミニョの顔を見た。ミニョに追いついたヘインとソンギはそんな二人のやりとりを何事かと見ている。
「修能? …………ああ、あんた、あの時、トイレでいじめられてた!」
 また同じことを言われたと思った。苦笑しながら、
「いじめられてたんじゃありませんよ。イヤミを言われてただけです」
「同じことじゃない。そっか、あんたもここ受験したのよね」
「はい。この前の講義のときも会ったんですが、気付かれなかったようで」
「講義? 誰の?」
「ミン・ドンハ教授のです」
「ああ、あの教授のね」
 二人の会話についていけない、ヘインが焦れたように、
「ちょ、ちょっと、ミニョ。この子と知り合いなの? それから、トイレでいじめられてたって、何のことよ?」
「あ……それは。もう済んだことなので。こちらは……」
 ヘインたちに紹介しようとして、名前を知らないことに気付いた。
「チョン・スンアよ」
 女の子はさらりと自分を紹介した。
「あんたも演劇映画学科?」
 またお邪魔虫の出現か? というような目でヘインはスンアを見た。
「うん、そうよ。映画科を専攻してるわ」
「君も? 俺もなんだよ」
 ソンギが嬉しそうにスンアを見て「よろしくな」と言いながら握手をした。
 スンアは胡散臭そうにソンギを見たが、握られた手を振り解こうとはしなかった。それを見ていたヘインは……。
(この二人くっつけちゃえ! そうすれば一気にお邪魔虫二人が消えてくれる)
 そんなことを考えているなど思いもしない他の三人だった。






おはようございます。今日は大雪の予報でしたが・・・まったく降っても積もってもないです(笑)
ただ寒いです。
えーっと、オリキャラが増えちゃって(笑)正直、私自身誰が誰だか分かんない状態です(汗)
一応、メモって確認しながら書いてるんですが、多すぎてたまーに分からなくなります。オリキャラのキャラ設定なるものを作ろうかと思います(私のためにも笑)
いずれブログにオリキャラの設定事項などを更新したいと思っています。
それまでごちゃにならないようにしていただけたら、いいなと思っています。

今日も寒いのであったかくして出かけてくださいね。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: とりこさん

こんばんわ。

それぞれが楽しい大学生活送ってるみたいです(笑)
確かにシヌって「一人」ってイメージっぽいですね。
大学で友達が出来たらいいですね。

私は最近顔と名前が一致しないことが多々あります。
顔を見ても名前が出ない。名前を聞いても顔が分からない(笑)
仕事上、人と接することが多いので、顔を知ってても名前を知らないことが多くて、
「○○さん」って言われても「??」なんです(笑)

どんどんとキャラが出てくるので、覚えるのがタイヘンですよね(私もなんですが)
頑張って書き分けます!(笑)

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

ソンギってどんな人なのか、まだ考え中なんです。
私としては悪者にはしたくないかなって思ってます。
ミニョの周りに悪者ばっかりだと大学生活が面白くないので。
シヌのほうは華やかなものにしてあげたいなって思ってます(笑)
いつも寂しい思いしてるので・・。
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