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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
愚か者

愚か者 1

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 三月になって、ミニョは毎日を忙しくも楽しく送っていた。
 テギョンとはお互いの気持ちを理解して以来、順調以上にラブラブな関係を続けている。
 今日はバイトを休んで、サークル活動をするために大学近くにある孤児院を訪問することになっている。
「忘れ物はないかな?」
 朝からバタバタと忙しいミニョを新聞を読みながらテギョンはちらちらと気にする。
「……忘れ物はなさそうだけど、お前、その格好で行くのか?」
「はい?」
 テギョンに言われて見てみれば、上はきちんと着替えて手には春用のコートまで持っているのに、下は……パジャマのズボンのままだった。
「あっ! スカート!!」
 ミニョは慌てて二階に駆け上がった。
「まったく。あれで子供の世話なんかできるのか? もう少し練習しておくべきだったかな?」
 ぺろっと唇を舐めてニヤッと笑った。

「遅くなってすみません」
 息を切らせてミニョは待ち合わせの正門にたどり着いた。
 大学の近くまでテギョンに送ってもらい、みんなに分からないように車から降りるとここまで走ってきたのだ。
 いくら日曜で学生がいないとはいえ、どこで見られているか分からない。
「大丈夫よ。さ、揃ったことだし、行きましょうか」
 セリョンが陣頭指揮を取ってみんなを先導する。
「相変わらず威張ってるのね」
 面白くなさそうにヘインは小声で言った。
「え? 何か言いましたか?」
「何も言ってないわ。それよりもミニョ、今日はファン・テギョンさんは?」
「え? オッパですか? お仕事ですが……」
 これは本当だ。雑誌のインタビュー記事の仕事があるのだ。
「どうしてですか?」
「別に。ただ、せっかくのお休みなのに彼女のあなたがサークル活動で家を空けるのが嫌なんじゃないかなって思って」
 一緒に住んでいることは周知のこと。
「オッパは文句言いませんよ。私たちちゃんとお互いのこと分かり合ってますから」
「ふーん」
 つまらなそうにヘインは返事をした。
 小さな孤児院には二十人ぐらいの子供が暮していた。ミニョにとってはかつての自分と同じような境遇で暮らしている子供たち。
 最初は警戒していた子供たちだったが、ミニョの笑顔にすこしずつ緊張がほぐれていき、すぐに仲良くなった。それを見ていた部長のコン・テハや副部長のカン・セリョンはびっくりした。
「彼女ってボランティアの経験があるのかしら?」
「あるんじゃないのか? じゃなきゃ、あんなに簡単に溶け込めないだろ」
 感心しきりの二人に対して、ヘインはただぼんやりと突っ立ってミニョを見ているだけ。
(つまらないサークル。こんなのどこが楽しくてやってるのかしら?)
 それよりもヘインの関心は他にあった。呼んでおいたテレビ局の到着だ。
(まだかな? 早くしないと偶然を装えないじゃない)
 イライラしながら、表ばかり気にしているのを副部長のセリョンが見咎めた。
「ちょっと、ウ・ヘインさん。あなた何してるのよ。子供たちと遊ばないの?」
「はい?」
「はい? じゃないわよ。何しに来たの、ここに?」
「ボランティアですけど」
「ボランティアだって言うなら、やることやりなさい。ただ突っ立ってるだけじゃ、ボランティアにはならないわよ。コ・ミニョさんを見習ったらどうなの?」
 ムッ!
 ヘインは唇を尖らせて、険しい顔になった。
「まったく。お遊びのつもりなら、うちなんかに入らずに他のサークルに入ればよかったのに」
 ぶちぶちと言い出したセリョンをみかねたテハとミニョが同時に助けの手を差し伸べた。
「ヘインさん、こっちで一緒に子供たちと遊びましょう」
「セリョン、そんな怖い顔してると子供たちがびっくりするよ」
 いや、テハの言葉は助けの手じゃなくて、セリョンを怒らせるだけだった。
「何ですって! 私の顔が怖い? あんた、ふざけてんの?」
「ち、違うよ! 俺はただ……」
 危うく修羅場になりそうなところに今度こそ救いの手が入った。
「部長も副部長も笑いましょうよ。笑顔は世界を救いますよ」
 なんとものほほんとしたカン・ソンギの言い方に、ミニョは思わず吹き出した。つられて、他のメンバーも笑った。子供たちまで意味も分からずにきゃはははと可愛い声で笑っている。こうなってはこれ以上、口ゲンカは出来ない。
 セリョンとテハも苦笑した。和やかな雰囲気になって、みんなが笑う。
 一人笑わないのはヘインだった。
(何がおかしいのよ。ホントくだんない)
 また窓の外に目を向ける。
 そんなヘインを気にしながらミニョは子供たちの相手をしている。
 子供たちにすっかりなつかれたミニョは「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と呼ばれて人気者だ。他のサークルメンバーがちょっとヤキモチを焼くほどに……。
「あの子って、子供にまで好かれるタイプなのね」
 キム・ウンジュがふんっと鼻を鳴らした。どうも気に入らないようだ。
「子供が喜ぶツボを押さえてるからじゃないか? 何か経験あるのかもな」
 シン・ウソンがなだめるような言い方をした。
 キム・ウンジュは可愛らしい顔立ちの女の子だが、これまでサークル内ではセリョンと自分以外に女の子がいなかったため、ちやほやされたこともあってミニョの出現に少なからず危機感を募らせていた。
 こういうときのウンジュの宥め役はいつもウソンだ。ちょっとわがままっぽいウンジュに対して恋愛感情とは違う、兄のような気持でいつも接している。
 ウンジュもウソンに対してだけは素直だ。
 ウソンの彼女は教育学部にいて、そのラブラブぶりは大学内でも有名なことも知っている。去年の文化祭のラブラブカップルに選ばれたぐらいだから。
 ウンジュの側もウソンに対して恋愛感情は一切ない。
 そんな二人とは違う意味でミニョを見つめているのが、カン・ソンギとキム・ソンホの二人だった。





おはようございます。今日は朝から曇ってます。
昨日、お昼ご飯どきに、旦那が二度寝(といっても一回起きて、買物に行きました)をしてしまい、起こすと「人が寝ちょんに起こすな!」って怒られちゃうので、さっさと一人でご飯をすませました。
起きてきた旦那がむすっとしてるので、「どうしたん?」って訊いたら「お前なぁ、休みの日ぐらいご飯は一緒に食おうよ」って言うんです。
普段の平日はバラバラです。今までそんなこと言われたことなかったので、ちょっと(いやだいぶん)嬉しかったです。
えへへ・・・朝からノロケました(笑)

今日からまた一週間が始まりました。頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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Re: うめちゃんさん

こんばんわ。
ミニョの魅力にみんなが参っちゃう日も近いかも??
ヘインもミニョのこと分かってくれたらいいんですが・・・。

Re: りらりらさん

こんばんわ。

ですね。今回の主役はある意味ヘインです。
彼女にはミニョの生涯の友になってもらいたい思いがあるので、
ちゃんと一度ミニョという人物を分かってもらいたいです。
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