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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
愚か者

愚か者 2

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 誰もその二人の視線に気付いていない。それぞれがそれぞれの役割をこなしていたからだ。
 ソンギとソンホですら、別々の場所からそれぞれミニョを見つめているからお互い気づいていない。
 キム・ソンホはサークル一のお調子者だ。とにかく楽しいことが好きで、芸能人と美人をこよなく愛する機械工学科の三年生。ただし、お世辞にも顔はイケメンとは言い難い。ソンギに比べるとかなり見劣りするが、本人は自分の顔のことについてあんまり悲観していない。
「イケメンが好きな芸能人や美人ばかりじゃないだろ? たまーに俺みたいな愛嬌があって味のある顔が好きな女の子だっているさ」
 あくまでも楽観的だ。
 ソンホはミニョが入部届けを持ってきた時から、ちょっと気になっていた。美人好きを公言して憚らないのに、なぜかミニョには惹かれるものがあった。
 ソンギは違う意味でミニョのことが気になっていた。
 大学に入るまでミニョが同級生だとは知らなかった。A.N.JELLのファン・テギョンに愛されてる女、という認識しかなかった。
 興味がなかったのだ。でも、実際会ってみたミニョはどこにでもいる普通の女の子で、有名人ぶったところもなければ、むしろそういう目で見られることを嫌がった。ソンギにはそんなミニョが新鮮に映った。
 ソンギが知っている女と言えば、自分の名声のためなら手段は選ばない人ばかりだった。子供の頃からそんな「女」ばかりを見てきたせいか、ミニョもそういう女と思っていた。
 だから、ミニョに興味を持った。
 ――この子は、一体どういう子なんだろう?
 正直、あのファン・テギョンに愛されている理由が分からなかった。
(さして美人でもないし、スタイルが飛びぬけていいわけでもない。顔は可愛いとは思うけど、男心をくすぐるタイプじゃない)
 ソンギの知る「女」はみんな官能的で、魅力のある女性ばかり。
(何か、違う意味でそそられる物があるのかもな……)
 入学してそろそろ一ヵ月。ミニョを「観察」するようになってからも、それぐらいだ。
 だんだん「観察」から「興味」へと変わっていき、今では「恋」になりつつあった。
 二人に見られていることなど気づいていないミニョは、子供たちと遊びながら、自分が育った孤児院を思い出していた。
(そう言えば、最近忙しくて言ってないな……)
 最後に行ったのは、去年の暮れだったと思った。
(ジェジンたち元気にしてるかな?)
 同じ年頃の子供に思わず、ジェジンを思い出す。
 表が急に騒がしくなった。はっとしてヘインは窓の外を見た。
(来た! きっとテレビ局だわ!!)
 今すぐにも飛び出して誘導したいところだが、それはできない。何事もないように装って、外を気にする。
「何かしら?」
 ウンジュが気づいて、外に目を向けた。
「ちょ、ちょっと! ねえ、みんな見てよ!!」
 慌てた様子でウンジュがみんなを手招きした。
「何だよ?」
「どうしたの?」
 ウンジュのところにみんなが近寄る。
「あ、あれって、テレビカメラじゃない?」
「ええ?? どこよ?」
「テレビカメラ? どこだ? どこどこ?」
 サークルメンバーが一斉に窓にへばりつく。ミニョとソンギだけはその輪に加わらない。
 何だろうかとお互い目を見交わすだけで、子供たちの相手をしている。
 そこにちょうど孤児院の先生が走っていくのが見えたため、ソンホがそれを引きとめた。
「あの! あれって何ですか?」
「え? あれはここを取材にきたテレビ局ですよ」
「やっぱり!」
 ソンホが嬉しそうにガッツポーズをした。
「あれ? でも、今日取材が入ってるなんて担当の人は言ってなかったよな」
 テハが思い出したように言って、首を傾げる。
「あんたがただ聞き忘れただけじゃないの?」
 セリョンが冷たく言い放つ。「まったく、肝心なことはいつも聞き逃すんだから」
 どうも、テハはうっかりすることが多いようだ。
「まあ、私たちには関係ないわ。あっちは取材でしょ? 私たちはボランティアなんだから。ほらほら、いつまで窓にへばりついてるの?」
 セリョンの言葉にみんなが名残惜しそうに窓から離れた。
 地味なサークルだけに、めったに取り上げられることはない。他のサークルなどは結構、雑誌社やテレビ局の取材を受けることが多かった。というのも、芸能人が所属するサークルはどうしても、その人を売り込むために取材対象になりやすいからだ。
 ――うちにも有名人がいるのにな……。
 みんなの目がミニョを見てそう言っているのが、ヘインにはよく分かった。
(ふん! 見てなさいよ。今に私の方が有名人になるんだから!)
 早くテレビカメラが入って来ないかとそちらばかりが気になる。
 ミニョはソンギと二人で子供たちとおもちゃで遊んでいた。
「俺だってうまいんだぞ!」
 言いながらソンホが二人の間に割って入る。
「?」
 二人はきょとんとしたが、ソンホがソンギをじろっと睨みつけたことで、ソンギは悟った。
(こいつもか……)
 ミニョにやられたクチかと苦笑した。
「な、何がおかしいんだよ?」
「いえ、先輩は正直だなって思って」
「はい? 何だよそれ? バカにしてんのか?」
「別にバカにだなんて」
「何だよ! ちょっと顔がいいからっていい気になるなよ!」
「そんなことちっとも思ってませんよ」
 ミニョは二人のやりとりにハラハラした。「あ、あの、仲良くしましょう。子供たちも見ていますから」
「あっ……」
 言われて子供たちの目を向けると、じーっと二人のやりとりを見ている。
「ケンカしちゃダメだよ」
「ケ、ケンカじゃないんだよ」
「院長先生に怒られちゃうよ」
 子供の可愛らしい言葉に思わずみんなが吹き出した。
 ピリピリしていたが、子供の言葉で癒された。
「さあさあ、こちらですよ」
 ざわざわっとしてその院長先生がテレビクルーを引き連れて部屋に入って来た。




おはようございます。朝から天気が悪いです。雨のようです。
この前、寝ていたら旦那が「この部屋寒いな」って言いました。寝るとき暖房はつけずに、湯たんぽのみです。
「うん。寒くなるっち天気予報で言いよったよ」と言ったら、「この部屋が?」
大爆笑でした。天気予報がダイレクトに「○○さん家の寝室が今夜から寒くなるでしょう」なんて言うわけないじゃないですかね?
思わず旦那のおバカ発言に二人して大笑いしました。

今日も一日みなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: kimukimu さん

おはようございます。

ありがとうございます。
家庭が殺伐としてるので(笑・ウソです)ついついお話の中では
ラブラブになってしまいます。
この二人なら、ほのぼのしててもいいですね。

うちの旦那のおバカさん発言。笑っちゃってください。

Re: ファイティンさん

おはようございます。

超細かい天気予報でした。こんな天気予報あったら、予報士何人いるのよねぇ?(笑)
昨日は、せっかく会えたのに出勤前でバタバタしててごめんなさい。
もっと余裕をもってすればよかったのに、いつもあんなんです(笑)

ミニョはサークルを楽しんでるようですが、他のメンバーには
それぞれの思いがあるようです。
怖いですよね・・・この先にテギョンが(笑)
ソンギとソンホのミニョへの思いを知っちゃったら・・・ヤバイことになるかも?

旦那いわく「みんな誤解しちょん」らしいです(笑)
「俺らは仮面夫婦やに」って(笑)
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