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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
愚か者

愚か者 3

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 サークルメンバーの目が一斉にクルーに向く。
「あら。ごめんなさい。あなたたちのお手伝いの迷惑になるわね」
 院長が困ったような顔をしてメンバーとテレビクルーを交互に見た。
「取材の方は別のところからにしてもらいましょうね」
「いいじゃないですか」
 誰かが何かを言うより早くヘインがそう言った。
「子供たちはここにいるんだし、その取材にいらしたんでしょう?」
「え? ええ、まあそうですけどね」
 どうしましょうかと院長がテハとテレビクルーのディレクターの意見を伺う。
「部長。いいですよね? 私たち別に困りませんよね?」
「え? あ、ああ。まあ……いいかな?」
 セリョンに一応お伺いをたてる。
「いいんじゃない? 私たちも遊びに来てるんじゃないし、あちらも仕事だし」
 副部長の鶴の一声で取材が決まった。
 ウンジュやソンホたちは小さくガッツポーズをしている。上手くすればテレビに映れる。
 ヘインはディレクターの男性に目くばせした。電話で話したきりだから、お互い顔は知らない。でも、そこは芸能界で生きてきただけ、すぐに互いを認識した。
 きゃあきゃあと騒ぐ中をすっとヘインは部屋を抜け出した。その後をディレクターの男性も追う。
「初めまして。私、ウ・ヘインです」
「電話をくれた子だね?」
「はい。手短に話しますが、今日の取材していただけるんですよね?」
「ああ。表向きは孤児院の取材ってことでここには申し込んでる。でも、本当に大丈夫なのかい? 放送して後から抗議なんてされたら……」
 まだ危ぶむディレクターにヘインは覆いかぶせるようにして言った。
「大丈夫です。私、コ・ミニョと友達なんですよ。彼女、私の言うことだったら素直に聞いてくれますから」
「本当に?」
「カメラを回しててくれれば分かります。コ・ミニョを中心にお願いしますね」
「ああ、それは了解してるよ。じゃあ、頼むよ」
「はい。お願いします」
 ヘインはぺこりと頭を下げた。

 時間をずらして部屋に戻ってきた二人を誰も気にする人はいなかった。それよりも、テレビカメラにサークルメンバーは緊張している様子だ。
「ねえ、部長。私たちも映るのかな?」
 ウンジュが頬をピンクに染めて訊いた。緊張して紅潮したのではなく、慌てて化粧直しをしたようだ。
「さ、さあ……。こ、ここの取材にきただけのようだからな」
 訊かれたテハもかなり緊張しているようで、ガチガチだ。
 めったにない大チャンスにみんなが固まっている。
「な、なあ、ジュノ。俺、どこかおかしいとこないか?」
 ソンホがとなりでぼんやりしているパク・ジュノに訊いた。
「顔」
「顔? うん、そうかそうか……って、おい! 顔はどうにもならないだろ!!」
「え? 何か言った?」
 ジュノもかなり緊張しているようだ。
「なんとまあ。タイミングのいいことで」
 ウソンが感心したように言って、ヘインをチラッと見た。何気ない視線だったが、ヘインはドキッとした。
(まさか、私が呼んだってバレてる?)
 平静を装いながらヘインはきょとんとしたままのミニョに近づいた。
「びっくりしたよね~? いきなりテレビカメラだもん」
「え? ええ。本当に。でも、何の取材でしょうか?」
「何のって孤児院の実態、とかじゃないの?」
「じゃあ、私たちは関係ないですね」
 ホッとしたようにミニョが言った。
 テギョンから「取材」は受けるな、「テレビカメラ」に映るな、と厳しく言われている。「取材」させてほしいと言われた場合は事務所を通してくださいと言うようにとも言われている。
 ミニョはテレビカメラを気にする風もなく、こちらもきょとんとしている子供たちの相手に戻った。
「じゃあ、早速取材を始めさせてもらいますね」
 ディレクターが誰にともなく言った。
「で、キミたちは?」
「え? あ、あの、僕たちは韓陽大学校のボランティア部ってサークルで……その……」
 しどろもどろになるテハの後を継いで、セリョンが答えた。
「私たちは今日、こちらにボランティアで来ています。そちらのお仕事の邪魔はしませんので、あなたたちも私たちの活動を邪魔しないでいただけますか?」
 きっぱりとしたセリョンの口調に、ディレクターは最初こそ気勢を呑まれたようだったが、
「それはお互い様だ。じゃあ、こうしないか? 君たちの活動内容も撮影させてもらうってのは?」
「私たちもですか?」
「ああ。孤児院の取材なんだから、それもありじゃない?」
「はあ……まあ」
 口調は嫌そうだが、セリョンも内心は嫌がっていない。
 ミニョははらはらした。「取材」を受けることは禁止されている。
「あ、あの副部長……」
「何? コ・ミニョさん」
 セリョンが名前を呼んでくれたおかげでテレビクルーは、目の前の女の子が「コ・ミニョ」本人だと分かった。
 あれだけテレビや雑誌で見慣れてはいるのに、実際目にするとかなり印象が違って見えた。
 ファン・テギョンの彼女、ということがかなりの美人像に仕立てあげているようだ。
 でも目の前の彼女は「かわいい」女の子だ。
「あ、その、取材はちょっと……」
「ちょっと何? 何か問題でも?」
 さっきとは違ってすっかり乗り気のセリョンはムッとした顔になる。
「あ……いえ。何でもありません」
「そう? じゃあ、取材のほうはお受けいたします」
 きゃあっ! やったぁ! っとウンジュは小さく叫んだ。
 困ったミニョはそっと部屋の隅に移動した。なるべくテレビカメラに映らないために……。





おはようございます。今日も雨です。ちょっと寒いかな?
最近、マッコリの新しいCMを見ました。相手の子を「男の子」だと思っていた私(笑)
女性だったんですね(笑)
「一緒に飲んだら怖くないよ」なんて言われたら、何杯でも飲んじゃいますよ! 
私もドキドキしたーーーーーい!!
最近、お酒を飲んでないので、すぐに酔っちゃいそうですが・・・・。

今日も一日笑顔で頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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Re: りくさん

こんにちわ。

ボランティア先での取材。それを仕組んだのがヘインと知ったら傷つくでしょうね。
友達から裏切られるのって一番ツライことだと思います。
もし、このことテギョンが知ったら・・・かなり怖いですよ(笑)
ヘインの所属する事務所に殴りこみに行きそう(笑)
・・・そこまではしないかな?
真実を知ったらミニョ怒るかな? でも、許しそうな気もします。
ミニョだったら、仲たがいはしないかな?

マッコリのCM、何度見ても「男の人」にしか見えません(笑)
綺麗な男の人よね~って(笑)
多分、嫉妬です(笑)

Re: とりこさん

こんにちわ。

このままだと本気でヘインの思惑通りですね。
でも、うまくいっちゃったらミニョの影にいる女の子って認識だけになりそうですが(笑)
ヘインにとってはそれでもいいんでしょうね。

テニプリは・・・残念ながら知りません(汗)
名前は訊いたことあるんですが(笑)
その彼はきっとイケメンなんでしょうね。
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