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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
胸いっぱいにたまる君

胸いっぱいにたまる君 9

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 夕方になり、校内放送が鳴り響いた。
『みなさん、講堂にお集まり下さい。18時より、ゲストライブを行います。本日のゲストはみなさんがきっとお喜びになる方々です。18時より……』
「ゲストライヴって何ですか?」
 後片付けをしながらミニョがソンホに訊いた。
「ああ、うちは毎年芸能人を呼んでライヴを行ってるんだ。でも、今年は何も言ってなかったからてっきりないのかと思ってたのにな」
「みんなが喜ぶ人って誰でしょうね」
「俺は少女時代だったら嬉しいな」
 ミーハーなソンホはそんなことを言う。
「ミニョ! 講堂に行ってみようよ」
 ヘインがミニョの手を摑んだ。
「え? でも、後片付けが」
「そんなのあとでいいよ。ほらほら」
「じゃあ、俺も行こうかな」
 ソンホが言い、他のメンバーも行く雰囲気になった。
「ソンギさんは? 行かないんですか?」
「俺? うーん」
 少し迷っているソンギに、「行きましょうよ。片付けはあとにしましょう」とミニョが誘うように言った。
「そうだな」
 にこっと笑ってソンギはついてきた。
(ミニョったら、余計なこと言わなきゃいいのに!)

 ステージの横にある控え所で テギョンたちは出番を待っている。
「うわっ! すごい人だよ」
 幕の隙間からジェルミが覗いて嬉しそうな声を上げた。
「ミニョは? ミニョはいるか?」
 ミナムがそう言って一緒になって覗き込む。
「うーん、今のところ見えないよ」
「来ないつもりか?」
「さっきマ室長が迎えに行ってたけどね」
「来るさ」
「え?」
「ミニョなら来る」
 テギョンがはっきりそう言うのには理由があった。昨日ヘインに電話をして、今日のことを伝えていたのだ。
(だからあの子がミニョを連れてくるはずだ)
「出番です! お願いします」
 実行委員の女の子がメンバーにそう言いにきた。四人は円陣を組むと、
「よし! 最高のステージ、最高の一夜にするぞ!」
 テギョンのかけ声に三人が「おぉーーーっ!!」と声を張り上げた。
 ステージの電気が落とされ、会場のざわめきが一気に高くなった。四人がステージに立ち、スポットライトが当たり、影が幕を通して浮かび上がる。
「あっ! もう始まってるじゃない! ミニョ、急いで!」
「え? そんなに急がなくても」
 ヘインはおかまいなしに、ぐいぐいとミニョの手を引っ張って前のほうに行く。
 そこにはちゃんと席が用意されていて、ミニョは「?」と首を傾げた。サークルの人数分用意されたのは、マ室長のおかげだ。
 テギョンは「二人分でいい」と言ったのだが……。
「ヘイン、この席って」
「いいからいいから」
 幕がミニョの目の前でするするとあがっていき、ステージの灯りが一気についた。
 そこにいるA.N.JELLの姿に講堂が物凄いどよめきに沸いた。
「……オッパ?」
 ミニョも目を丸くしてステージを見ている。
『約束』を最初に歌った。テギョンはすでにミニョを見つけていたが、その近くにソンギの姿も認めて、眉間に皺が寄った。
(またあいつだ! さっきといい今といい……)
 じりじりする思いで歌い続ける。『相変わらず』を歌い終わり、MCとなった。
『こんばんは! A.N.JELLです!』
 きゃーーーっ!! わぁーーーーーっ!!!! と会場のあちこちから叫び声があがる。
『今日はこちら韓陽大学校の学祭に呼んでいただき、ありがとうございます』
 しゃべる間もテギョンの目はミニョとその隣にいるソンギに向けられたまま。シヌたちもミニョに気づいたが、やはり近くにいるソンギの存在を気にしている様子だ。
「ヘイン! これ、夢ですか?」
 ミニョがきょとんとしたまま、隣のヘインに訊いた。
「夢じゃないわよ。顔つねってあげようか?」
 くすくす笑いながらミニョの顔をつねろうとしたら、先にソンギがミニョの頬をつねっていた。
「え?」
「いたっ!!」
 ミニョが可愛い声でそう言ってソンギを見た。
「あははは。夢じゃないだろ?」
「もう、ソンギさんったら」
 仲良さそうに見える二人をヘインははらはらした。ステージのテギョンの目を気にしたのだ。
(何やってるんだ、あいつらは!!!)
 ぎりぎりっと奥歯を噛みしめ、ついMCがおろそかになってしまった。
『えーっと、テギョンさん緊張してるみたいですね』
 慌ててジェルミがあとを継いでしゃべる。
『ここには愛しい彼女も通っていますからね』
 ソンギに対する牽制の意味も含めてジェルミがそう言うと、会場がまたどよめいた。
 はっとしてミニョがステージのテギョンを見た。目が合う。
 いつものテギョンならきっと笑い返してくれるだろうに、今のテギョンは……顔が引き攣っている。
(あ……怒ってる? マズイことしちゃったかな?)
 ミニョの中でソンギはあくまでも「友達」だが、テギョンにとってはどこまでいっても「男」でしかない。
 そんなミニョの心のうちを知ってか知らずかソンギが話しかけてくる。
「彼、やっぱりステージ映えするね。かっこいいよ」
「え? あ、はあ……そうですね」
 話しかけないで下さいとも言えずにミニョは困った。
『じゃ、じゃあ、次の曲いっちゃおうかな?』
 ジェルミがこれ以上はマズイと思ってシヌ、ミナムと目配せした。すぐに曲に入り、テギョンは自然の流れで歌い始めたが、視線はミニョ(とソンギ)からはずさない。
 途中、歌詞を間違えたり、ど忘れするというテギョンらしからぬハプニングもあったが、「愛しい彼女」がいるから緊張しているんだろうと学生たちは思ったようだ。
「ミニョはさ、今日、A.N.JELLがゲストで来ること知ってたの?」
「え?」
 曲の合間にソンギが訊いた。
 しかし、ステージに近いためよく聞こえない。
「今日、A.N.JELLが……」
 言いかけてソンギはミニョの耳元に唇を寄せた。聞こえないだろうと思ったからだ。
 でも、ステージに立つテギョンにはそれがキスしているように見えた。
『~♪ …………おい、お前!!!!!!!』
 マイク越しにいきなり怒鳴りつけた。講堂にテギョンの大声が響き渡る。シヌたちも弾く手を止めた。
 何事かと会場が一瞬静かになった。
『お前、今、ミニョに何をした!! ミニョから離れろ!!!』







おはようございます。晴れています。昨日も暑かったです。
今回のお話、どうもタイトルからかけ離れた内容になっています(笑) 何か書いてるうちに、当初の予定とは違う方向に向かってしまいました。失礼いたしております。
私は仕事中に妄想することが多いので(独り言が多いタイプです)、脳内でメモしています。その時々で思いついたことを、そのままお話に反映しちゃうので、その前に作っておいたお話を破棄しちゃうこともしばしばあります。
今回もそのパターンです。ああ・・・・タイトルはやっぱり難しいですね(笑)
今回のお話はあと一話なので、明日も更新します。ちょっと月曜日に最終話はツライかなって思ったので(笑)

今日も一日笑顔で頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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ミニョの心臓、バクバク?

テギョンったら…
やきもちに笑っちゃいました。パソコンに向かって大笑いしてしまいました。朝からとっても楽しい気分になりました。

どう収まるのか楽しみです。
  • #13902 まごまごピンク 
  • URL 
  • 2012.04/27 08:05 
  •  ▲EntryTop 

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Re: 長谷川さん

おはようございます。初めまして、長谷川さん。

お越しいただきありがとうございます。
お話を読んでいただきありがとうございます。
「楽しみに読ませて頂いてます」なんてコメントをいただくと、
朝からワクワクしちゃいます。
私の描くテギョンはとにかくヤキモチがひどいです(笑)
他の二次の書き手さんよりひどいかも?(笑)
描いてる本人がかなりのヤキモチ焼きなので、ついつい反映されちゃってます。
これからも、楽しんでいただけるようなお話を書いていきますので、
いつでも遊びに来て下さい。

Re: まごまごピンクさん

おはようございます。

ヤキモチもここまで来ちゃうと笑いになっちゃうんですね(笑)
分かります、その気持ち。
私もよくこういう間違いやらかして、旦那に呆れられるんで(笑)

Re: りくさん

おはようございます。

やっちゃいました(笑) 思わぬ誤解から爆発。
誰が悪いとかじゃないけど・・・。強いて悪いとすれば、
テギョンの目が悪い(笑)
堂々と会いに来れて、ミニョを喜ばせようとしただけなのに、
なんか違う方向に向かってますね。
テギョンの誤解がすぐに解けるといいんですが・・・。
今回は難しいかな??

脳内メモしちゃうと、朝から晩までずーっとそれが頭に残ってるんです。
そしたら、そっちのほうが良くみえてきて、描いてたお話を破棄しちゃって
そっちを新たに書いちゃいます(笑)
りくさんは今日は大変ですね。明日からGWかな?

Re: うめちゃんさん

おはようございます。

ミニョでいっぱいいっぱいのテギョンですから、
誤解とは言え、ソンギが近づいただけで爆発しちゃったようです。
テギョンは誤解とは思ってないですが・・・。
そこがツライところですね。
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まとめteみた.【胸いっぱいにたまる君 9】

夕方になり、校内放送が鳴り響いた。『みなさん、講堂にお集まり下さい。18時より、ゲストライブを行い?」後片付けをしながらミニョがソンホに訊いた。「ああ、うちは毎年芸能人を呼んでライヴを行ってるんだ。でも、よ」ヘインがミニョの手を
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