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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
嵐の予感

嵐の予感 2

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 ミニョが悩んでいた同じ頃、テギョンは深く深く落ち込んでいた。
「はあ……」
 もう何度目のため息か分からない。それぐらいため息をついていた。
「テギョンさま。御前さまがお呼びでございます」
 ドアの向こうから老齢の執事の声が聞こえた。
「……気分が悪いから明日にしてくれ」
「テギョンさま。一度お顔をお見せ下さい。御前さま」
「明日にしてくれ!」
 怒鳴るようにしてドアに向かって言った。
「……かしこまりました。では、そのようにお伝えします」
 執事の遠ざかる靴音が聞こえた。
「はあ……」
 家を出たのがもう一年も二年も前に思える。それぐらいテギョンにはこの一日が長かった。
 ミニョに半ば別れを告げるような形で家を出て、そのままファン家本邸にやって来た。ここにテギョンが帰ってくるのは十年以上ぶりだ。
 アン社長の事務所に入るときに出て以来だから、懐かしいというよりも、戻ってきたくなかったという気持のほうが先にたった。
 昨日受けた電話は、ファン家本邸に仕える老執事からだった。
『御前さまがお呼びでございます。すぐご本邸にお戻り下さい』
 ――御前さま。
 テギョンがこの世で一番嫌いな人だ。向こうもテギョンを嫌っているだろう。
 ファン家本家で一番偉い人。一番威張っている人。それが御前さまと呼ばれる女性だ。
 テギョンには大伯母に当る人で、父のギョンセの伯母になる。齢八十の老齢の女性だが、口だけは達者で椅子に座ったままであれこれ指示を出す。
 一度結婚したのだが、若いうちに未亡人になってしまい、子供がいなかったことから出戻ってきたらしい。
「ミニョ……」
 ため息とともにミニョのことが頭にまた浮かんだ。
(あんなこと言うんじゃなかった……)
 後悔ばかりが胸を締める。
 コンコン。
 またドアがノックされて、老執事の声がした。「テギョンさま。御前さまがお呼びでございます」
「……はあ」
 さっきとは違う参ったなというため息を一つつくと、「今、行く」と無愛想に答えた。
 ドアを開けるとチョン執事が深々と頭を下げた。白髪の頭を綺麗に撫で付けて、仕立のいい黒のスーツを身に着ける姿はとても七十近くには見えない。
 階下に降りると、御前さまの待つ部屋に通された。
 全体的に洋風のこの本邸の中で、御前さまの住まう一画はことのほか華美な作りになっている。
 アンティーク調の椅子に御前さまは座っていた。
「お待たせいたしました」
 ぺこりと頭を下げるテギョンに、ふんっと鼻を鳴らして忌々しそうに、
「呼んだらすぐに来るものだ。目上の者を待たせるでない」
 厳しい口調で御前さま――ファン・ヨンジャはテギョンを睨みつけながら言った。
「すみません。気分が悪かったものですから」
「言い訳などするな。まったく、ギョンセはどういう躾をしておるのだ?」
 ぶつぶつ言いながら紅茶を一口飲んだ。
「ギョンセは随分とお前を甘やかして育てたようだな。好き勝手もさせたようだが、それも今日までだ」
「え?」
「お前はまがりなりにもファン家の一人息子。いずれはギョンセの後を継いでこのファン家を守り立てねばならぬ。いつまでもバカをしておらずに、本邸に戻って当主としての教育をし直すのだ」
 それは半ば命令だった。この家において御前さまが法律。それに逆らえる人は誰もいないし、逆らってはいけない。
「あのバカげたお遊びもやめにして、明日より当主としての修業をするがよい。お前の家はあの小娘に手切れ金代わりに渡してやればいい」
 小娘。ミニョのことをそんな風に呼ばれてテギョンはムカッとした。
「お言葉ですが、小娘とは誰を指しているのでしょうか?」
「知れたこと。お前が一緒に住んでいるとかいう、この素性の知れぬ娘のことだ!」
 苦虫をつぶしたような顔で机の上にあった一冊の雑誌をテギョンに投げつけた。雑誌はテギョンの胸に当って、足元に落ちた。
 それは三流芸能誌だった。テギョンとミニョのことが事細かに書かれた数ヵ月前のもので、お忍びデートを激撮! と書かれている。
「情けないものじゃ。ファン家の人間がそんな三流雑誌に載るとは……。お前はファン家の恥さらしじゃ!」
 投げつける言葉は冷たいものだった。
「御前さま。そのような言われ方はテギョンさまがお可哀想でございます」
 みかねてチョン執事が間に入った。
「黙りゃ! そなたまでテギョンを甘やかす気か!?」
「滅相もないことで」
「大おば様。チョン執事は悪くないので怒らないでください」
「その通りじゃ。すべての元凶はそなたじゃ。もうよい。話は終わった、下がれ」
 犬でも追い払うように手を振った。
「大おば様。俺は……僕は明日、家に帰ります。では、おやすみなさい」
「なっ! テギョン! お前今、私が言ったことを……テギョン! 待ちなさい!」
 御前さまの話を最後まで聞かずにテギョンは部屋を出て行った。
 中からはカップを叩き落したであろう激しい音がした。
(ああ、もったいないことを。あれは確か……マイセンの一点物のカップだったはず……)
 そんなことを思いながらテギョンは部屋に戻った。

「あのバカ者が! この私に逆らうとはどういうつもりじゃ!」
 怒りの収まらない御前さまはテーブルをバンバンと叩いた。
「御前さま、落ち着いてください。血圧が上ってしまわれます」
 チョン執事が慌てて止める。
「あのような生意気な口をたたくなら、この家から出さぬまでじゃ。チョン執事、テギョンを部屋から一歩も出してはならぬぞ。それから、すぐにあれに帰国するように命じよ!」
「え? 旦那さまにですか?」
「そうじゃ。息子の不始末は親のギョンセに問題があるからじゃ。おお、そうじゃ。ついでに、あの子も呼び寄せよう」
 不敵な笑みを口元に浮かべて御前さまは、くっくっと笑った。
「すぐに手配をするのじゃ! ぐずぐずいたすな」
 思わぬ父の帰国になることなど、テギョンはまだ知らなかった。







おはようございます。昨日から雨です・・・。雨が嫌いな私には憂鬱です。
この前、義母に会ったとき「韓流なんとかに行ったんやろ? どうやった?」と聞かれました。
「よかったですよ」「何か買ったん?」「はい。いろいろと」
「○○ちゃんは誰が好きなん?」 え?・・・・答えていいものやら・・・・。
「チャン・グンソクです」「あ・・・・」 案の定、義母の顔から笑いが消えました。
義母は、グンソクくんが嫌いなんです。「日本のテレビに出すぎる!」というのが理由らしいのですが(笑)
そういう割には出演ドラマはチェックしてました(笑) 義母にはこの人! っていう韓流スターがいません。面白ければそのドラマを見る! という感じです。
グンソクくんを何気に旦那が売り込んでるんですが・・・(笑)

今日も一日元気に頑張りましょう!

いってらっしゃいといってきます。
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Re: ぴっぴさん

おはようございます。

周りがうるさいのが韓国ドラマの定番みたいなところありますね(笑)
付き合ってる、結婚しようと思うってなったら必ず親戚がうるさい(笑)
テギョンの素性ってホント分かりませんね。
ただ韓国一の音楽一家でお金持ちのお坊ちゃんってことしか・・・。
だから、話を膨らませるのが面白いです。

Re: メイナママさん

おはようございます。

昨日は大変失礼しました。
反射的に「お久しぶりです」って書いちゃいました。
お久しぶりでも全然いいんですよ!
私は旦那に言わせると「猫を被りすぎだ」そうです(笑)
「お前がいい人なワケない!」って(笑)
ここが癒しの場になるなら、すっごい嬉しいことです。

私、昨日甥っ子に電話したら、母が「○○ばーばからよ~」って言われちゃいました。
まだそんな年じゃないのに。
でも、大おば様並にうるさいかも(笑)

Re: うめちゃんさん

おはようございます。

この二人って住む世界が違いすぎるような気がしました。
でも、そういうことって韓国ドラマはよくありますよね(笑)
テギョンの家庭の事情からしたら、波乱だらけになりそうです。
この二人だったらそんな波乱も乗り越えていってくれると思うので。

Re: あかぴさん

おはようございます。

テギョンの性格からしたらすぐに後悔しそうですね。
ことにミニョに関しては反省しまくりな感じがします。
こわーい大おば様が登場してきました。
けっこう、こういう人書くのは好きです(笑)

Re: こむぎこさん

おはようございます。

テギョンってお坊ちゃんのイメージがあります。
実際人物紹介にもそれらしきことが書いてました。
あとは私の妄想です(笑)
恋人を家族に紹介。普通はすんなりいくでしょうが、
この二人はいきそうにないですね(笑)

Re: とりこさん

こんばんわ。

御前さまの登場でまた波乱ぶくみの二人になっちゃいました。
こういうおば様って韓国ドラマにはありがちな人ですね。
テギョンとミニョの場合、住む世界が違うようなカップルですから。
周りがかなりうるさいと思います。
でも、こっちにだってミジャおばさんっていううるさい人が・・・(笑)
あんまり頼りにならないかも?(笑)
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