スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←嵐の予感 5 →嵐の予感 7
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【嵐の予感 5】へ
  • 【嵐の予感 7】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
嵐の予感

嵐の予感 6

 ←嵐の予感 5 →嵐の予感 7
「ミニョに何を言ったんですか?」
 本邸に帰り着くなりテギョンは御前さまに怒鳴りつけた。
「紅茶を用意して」
 御前さまは落ち着いたもので、激昂しているテギョンに動じない。
「大おば様!」
「うるさい子だねぇ。手切れ金を渡しただけじゃ」
 あっさりと言われてテギョンはぽかんとした。
「手切れ金?」
「ああ、そうじゃ。しかし、あの小娘は――」
「ミニョです! 小娘なんて言い方しないでください。どうせ興信所か何かを使ってあいつの素性は調べがついてるんでしょ?」
 皮肉な笑みを口元に浮かべてテギョンは言った。
「――ああ、ついておる。コ・ミニョ。年は26。意外と年はくっておるな。両親はすでにどちらも他界。おお、そうじゃ。両親は正式な婚姻関係を結んでいないそうだな。母親は双子の兄妹を産んでそのまま他界。その後は父親に引き取られるも」
「もう結構です! 俺は大おば様よりもミニョのことを知っていますから」
「そうか。そうであろうな。では、話が早い。あの小娘――コ・ミニョとは別れなさい。お前にはお前にふさわしい娘を結婚相手として迎えよう」
「俺にふさわしい? ファン家にふさわしいの間違いじゃないですか?」
 いつものように口角を片方だけあげて笑った。バカにした笑いに御前さまの眉がぴくっと動いた。
「俺にはそんな結婚相手はいりません。自分の妻にする女は自分で選びます」
「そんな権利はお前にない!」
 ちょうどチョン執事が紅茶を持って入ってきたため、話は中断された。御前さまの口元に運ばれた紅茶カップを見てテギョンは、(この前のと違う。ああ、そうか。大おば様が割ったんだ)とのん気に思った。
 紅茶カップはバカラの一点ものだ。
「ギョンセにも帰国するように言ってある。あと数日もすれば帰ってくるだろう」
「父さんが?」
 まさかそこまでするとは思っていなかった。だが御前さまならやりかねない。
「父さんが帰国しようと俺の気持ちは変わりません。ミニョ以外の女と結婚するつもりもありません」
 こくっと紅茶を一口飲んでゆっくりとソーサーに置いてから、テギョンを見た。
「そこまでお前が言うならよかろう。ギョンセの帰国パーティーにはその娘――コ・ミニョを呼ぶといい。そこでお前の婚約者として披露すればよかろう」
「え?」
 まさかそんなことを言われるとは思っていなかったテギョンはびっくりした。
「おお、そうじゃ。お前の仲間とやらも呼んだらよかろう。手配はこちらでいたすゆえ、お前は心配せずにその日までここで待っておれ。よいな?」
「……はい」
 御前さまが何も考えなしにこんなことを言うとは思えなかった。
 何かを企んでいることは明白だ。でも、それを訊いたところで答えるような相手でないことは百も承知。
「下がれ」
「失礼いたします」
 素直に頭を下げて部屋を出ると、表に控えていたチョン執事が申しわけなさそうに待っていた。
「申しわけありません。御前さまがこのように早くお戻りになるとは思いませず……」
「いいよ。チョン執事のせいじゃない。ありがとう。礼を言います。少しの間でも、あいつの顔が見れてほっとしたから」
「そんなテギョンさま……。しかし、今度のパーティーのことは……」
「分かってる。大おば様のことだ。何か企んでいるのでしょう?」
「はあ……多分」
 困ったようにチョン執事は俯いてしまった。
「パーティーの日までここを出られそうにないので、お祖母さまにご挨拶に行こうと思いますが、お祖母さまのご機嫌はいかがですか?」
 ここ本邸に暮らすテギョンの祖母はひっそりとした暮らしをしていた。数年前に夫を亡くしてからは、出戻りの御前さまが出しゃばるものだから、表舞台には一切顔を見せない。
 テギョンにとっては御前さまと同じくらい苦手な相手だが、それでも御前さまよりはマシだと思っている。
「ここ数日はご機嫌もよろしいようです。テギョンさまがお顔をお見せになればきっとお喜びになると思います」
「そうだといいですが」
 苦笑まじりにテギョンは言うと、祖母の住む一画に向かった。

 ミニョは約束通りテギョンを待つことにした。
(オッパは約束を守る人だもん。絶対帰ってくるわ)
 自分にそう言い聞かせた。
「よし! 明日から大学に行くわよ! そうよ、大学に行ってみんなに会って謝らなきゃ」
 何か言っていないと落着かない。
「そうだわ! 掃除をしなきゃ! オッパが帰ってきたら気持ちよく出迎えるんだから。それから洗濯よ! お布団も干して……」
 言いながら涙がこぼれた。ミニョは必死で涙を堪えようとしたが、どんどん溢れてくる。
 唇を噛みしめて、ぐっと息を飲み込んだ。そうして涙を止めた。
「大丈夫! 私は、大丈夫!」
 ミニョはそう言いながら布団を干すために寝室に向かった。






おはようございます。今日は少し曇りがちですが、雨ではなさそうです。
昨日、嬉しいニュースがありましたね。グンソクくんが中学3年生の教科書に載るそうです!
しかも「代表的外国人スター」としてです! 何てスゴイことなんでしょうか!!
思わずその教科書がほしくなりました(笑)
すでに英語の教科書でも紹介されてるそうなんですが、これはこれで嬉しいことです。
ああ・・・二十数年前に戻りたい(笑)
あ・・・その頃、グンソクくんは生まれたばかりですね(笑)

今日も一日みなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【嵐の予感 5】へ
  • 【嵐の予感 7】へ

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: とりこさん

こんばんわ。

今回はおばばパワーが強烈かもしれません。
韓国ドラマの「おばあさん」って強烈な人多いですよね。
やたらと威張ってる姑さんが多い気がします。
お嫁さんは優しいタイプばっかり。
小姑とかもうるさ型が多いような(笑)
まさに地でいく「ファン家」?

Re: POPOさん

こんばんわ。初めまして、POPOさん。

お越しいただきありがとうございます。
お話も読んでいただきありがとうございます。
お尋ねの件ですが、大変申し訳ないのですが、今はブロとも申請はしていない状態です。
再開しようしようとは思っているのですが、今一つ踏ん切りがつかない状態です。
できれば、今すぐにも再開したいんですが・・・。
もう少しお時間をください、とかしか言えません。
踏ん切りがついて再開する気になったら、その時は申請お願いします。
本当にごめんなさい。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ぽぽさん

おはようございます。

ありがとうございます。
私としては今すぐにも再開したいんですが、やっぱりまだちょっと怖いって気持ちがあります。
あの時のことはすべて私に責任があるのですが、同じことをまた繰り返しちゃいそうで、
ちょっと踏み出せません。
でも、少しずつ再開してみようかなって思い始めてるので、もう少しお待ち下さいね。
それまではお話で満足してもらえるように頑張ります。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【嵐の予感 5】へ
  • 【嵐の予感 7】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。