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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
パーティーの夜

パーティーの夜 2

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 パーティーの前日、荷物がミニョに届けられた。
「改めてご挨拶申し上げます、コ・ミニョ。私はファン家の執事をしております、チョンと申します」
 持ってきたのはチョン執事だった。
「こんにちは。この間は……」
 ぺこりと頭を下げるミニョに、チョン執事はふっと笑みをこぼした。
(テギョン様はお可愛らしい方をお選びになられたものですな。この方なら御前さまももしや……)
 ひと目見てミニョに好感を持った。
「今日参りましたのは、こちらをお届けするようにテギョン様より仰せつかりましたので」
 そう言うと運転手に持たせていた箱をミニョに手渡した。
「これは?」
「明日のパーティーで着られるドレスでございます。テギョンさまがミニョさまにと」
「オッパ……いえ、テギョンさんが?」
 ミニョは嬉しかった。自分のためにドレスを用意してくれた。
「テギョンさんにありがとうございます、と伝えて下さい。チョン執事さん、ありがとうございます」
 ミニョはまた深々と頭を下げた。
 チョン執事が帰ったあと、さっそく箱を開けてみた。
 箱の中はアクア・ブルーのシンプルなドレスが入っていた。飾りらしい飾りもなく、ウエスト下のリボンが女の子らしさをアピールしている。
 極力、肌の露出を抑えているのだろう。いつもとは違い膝丈のドレスだ。
 アクセサリーも何もない。素のままのミニョを紹介したいというテギョンの気持が伝わってきた。
「オッパ……ありがとうございます」
 ドレスには手紙も添えられていた。
『ミニョ、パーティーの日には一緒に帰ろう。お前をみんなに紹介できるのを楽しみにしている。愛してる』
 短い文字の中にテギョンの思いが詰っているようで、ミニョはドレスと一緒に手紙を抱きしめた。

「ありがとう。無理を言ってすみません」
 帰ってきたチョン執事に礼を言った。
「いえ。私はこれで失礼します」
「チョン執事」
 下がろうとする執事を呼び止めた。
「はい。何か?」
「……ミニョは笑顔でしたか?」
 元気でしたか? 大丈夫に見えましたか? ではなく、「笑顔でしたか?」と訊いたテギョンの心の内が分かって、チョン執事は気の毒になった。
「はい、とても。笑顔が素敵なお嬢様でございますね」
「ありがとう」
「失礼いたします」
 チョン執事がいなくなると、テギョンは明日会える喜びを噛みしめた。
「一緒に帰ろう、俺たちの家に」
 ミニョに届けとばかりに思いをこめてそう呟いた。

「そうか。テギョンがあの小娘にドレスを送ったか」
「はい、御前さま」
「ふん。余計なことをしおって。まあいい。明日になれば身の程知らずを嫌と分からせてやる。下がってよい」
 テギョンの行動はすべてムン秘書に監視させていた。
「御前さま。旦那さまがお会いになりたいと申されております」
「入れ」
「失礼いたします」
 ギョンセはこざっぱりとした恰好で入って来た。
「伯母上、明日のことですが……本当にテギョンを後継者として正式に発表なさるおつもりですか? まだ時期が早いのでは?」
「いいや、早くはない。そなたが甘やかしたおかげでとんでもないワガママの放蕩者になっておる。ファン家本家の者としてしっかり教育しなおすいい機会だ」
「分かりました。しかし……」
「何だ?」
「私としては、あれには自由な人生を送ってほしいと思っています」
「何だと!? お前は正気か? ファン家の人間に自由などありはしない。それはお前が一番よく知っていることであろう」
 何を指して言っているのか、ギョンセにはよく分かった。
「……おっしゃるとおりです。だからこそ親としては――」
「もうよい! 下がれ」
 ぷいっと顔をそむける。それ以上は何を言っても無駄だった。

「テギョンさんの活躍は海外にいても伝わってきますのよ」
「ありがとうございます」
 テギョンは神妙な面持で頭を下げた。
 こうやって継母のヒョナと話すのは何年ぶりだろうか? いつも父のギョンセと一緒に帰国してもヒョナと話すことはほとんどなかった。
「先生も……お父様も喜んでらっしゃるわ」
「ありがとうございます」
 そこで会話が途切れてしまった。お互い気まずい。
(先生は何をしてるのかしら。早く戻ってきてくれたらいいのに)
(父さんは何してるんだ? 大おば様につかまってるのか?)
 ソワソワしているとギョンセが戻ってきた。
「先生」
「父さん」
 二人に同時に呼ばれてギョンセは苦笑した。なさぬ仲の二人のことをギョンセなりに気遣う。
「すまなかったな。伯母上の話が長くて。私たちはもう休もう。テギョンもお休み。明日は忙しくなるぞ」
「はい。……父さん」
「ん? どうした?」
「明日のパーティーで父さんに会わせたい人がいるんです」
 二人に、ではなく父さんに、という言葉にヒョナはテギョンとの深い溝を感じた。
「先生。私は先にお部屋に行っていますね」
「え? ああ、そうだな。ゆっくりお休み」
「はい。おやすみなさい」
「おやすみなさい、ヒョナさん」
 自分のことを絶対『お母さん』と呼ばない、なさぬ仲の息子に寂しさを感じながらヒョナは部屋を出た。
「……会わせたい女性とは?」
「俺が今付き合っている人です。結婚も考えています」
「テギョン」
「大おば様が何を考えているか知りませんが、俺は彼女以外と結婚するつもりはありません。……父さんも会えばきっと気に入ってくれると思うよ」
「テギョン。お前の選んだ女性なら……反対はしないよ」
 息子を優しくギョンセは抱きしめた。
 かつてこの息子の母親と悲恋の果てに引き離された。そんな思いを自分の子供だけにはさせたくなかった。
(テギョンの好きな娘なら……)
 何があっても一緒にさせてやりたいと親として思った。








おはようございます。今日は晴れています。また暑くなりそうです。
仕事をしているとたまーに、「どっか旅行に行きたいな」って思っちゃいます。
若い頃はけっこう旅行してました。ほとんど一人旅ですが(笑)
ここ十年は旦那と一緒です。九州方面の旅行が多いですが、親戚が大阪にいるので遊びに行ってみたいです。
あとはやっぱり東京ですね! 今、一番行きたい場所です。海外ならやっぱり韓国ですが。
今日もそんなことを夢想しながら頑張ってきます。

今日も一日みなさんが楽しく過ごせますように。

いってらっしゃいといってきます。
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~ Comment ~

想いのこもったドレス

チャン執事って,いい人だぁ。
でも大伯母様がいるからね~彼も大変だなと思いました。
「ミニョは,笑顔でしたか…」
テギョンのミニョを大切に想っている,傷つけたくない,
いつも幸せに、笑顔でいてほしいという気持ちが伝わってきますね。
パパが味方になってくれますね。
ちょっと安心な事も出てきて,ホッとしています。
でも,大伯母様…
ヒヨナさんとテギョンの間…
気になる事、いっぱいですね。
続きを楽しみに待っています。

Re: ともるんさん

こんばんわ。

テギョンの周りに嫌な人ばかりじゃなくてよかったです。
チョン執事みたいな人がいると、ほっとできますね。
大おば様の下で働くのは大変でしょうが・・・。
ミニョの泣き顔はもう見たくないって思ってるはずです。
いつも笑顔でいてほしいって。
簡単には帰らせてくれそうにないファン家ですが、二人が無事に
家に帰れますように、頑張ります!
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