スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←パーティーの夜 7 →パーティーの夜 9
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【パーティーの夜 7】へ
  • 【パーティーの夜 9】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
パーティーの夜

パーティーの夜 8

 ←パーティーの夜 7 →パーティーの夜 9
 部屋に閉じ込められたままテギョンはなすすべもなくうろうろしている。
 急に父のギョンセがミニョと別れろ、と言った意味が分からなかった。
「大おば様に何か言われたんだ。何だ? 何を言われた?」
 必死で考えたが、ミニョのことが心配で何も思いつかない。
「ミニョ……ミニョ……」
 結局、ろくに話もできないまま、また別れてしまった。
「大丈夫か? ミニョ……」
 苛立ちをぶつける先が見つからず、テギョンは床をダンダンと蹴った。

 パーティー会場に戻ったギョンセを目ざとく御前さまが見つけた。
「テギョンはどうした?」
「気分が悪いと言いますから、先に休ませました」
「何? 今日の主役が欠いてどうする。すぐに呼んで来い!」
「伯母上。テギョンはもう休んでいます」
 ギョンセの有無を言わせない口調に御前さまは少しムッとしたが、
「……まあよい。ゆっくり休ませよ」
 とだけ言って、イム議員の元に戻っていった。
「おじさん」
 声をかけてきたのはドンハだった。
「ああ、君か。どうした?」
「どうしたもこうしたもありませんよ。テギョンは……ふてくされてるんですね」
 ニヤニヤッと笑って言う。
 ギョンセはこの男が苦手だ。母ミン・ジスクの兄の孫であるドンハは、幼い頃からファン家に出入りしていた。
 小さい頃はそれなりに可愛がっていたが、どこか得体の知れないドンハにギョンセは嫌なものを感じていた。
「ふてくされてないよ。疲れて休んでるだけだ」
「そういうことにしておきましょう。しかし、いきなりでしたね。おじさんは知ってたんですか?」
「何がだ?」
「今日の婚約発表ですよ」
 ちらっとギョンセはドンハを見た。
「君は知っていたようだね」
「え? ええ、まあね」
「母が君に何か言ったのか?」
「大叔母上が? まあ、そうですね」
 ドンハはギョンセの母のことを「大叔母上」と呼ぶ。
「困ったものだ。母さんも私には何も言わないくせに、君には何でも話すんだな」
 その口ぶりに苦々しいものを感じて、ドンハは苦笑した。
「イム議員の孫娘がテギョンの婚約者だってことは、ごく一部の人しか知りませんよね? 大叔母上すら知りませんよ」
「じゃあ、何で君は知ってるんだ?」
「俺ですか? まあ、ちょっと」
 またニヤニヤ笑う。
「そういえば、君はあの子とは親しいのか?」
「あの子?」
「あのコ・ミニョさんだよ」
「ああ、彼女ですか。知ってますよ。親しいなんてものじゃありません。俺の教え子ですから」
「君の? じゃあ、韓陽大学の学生か?」
 驚いたようにギョンセは目をみはった。
「ええ」
「どういう子なんだ?」
「どういうって……真面目な子ですよ。おせっかい焼きでもあるようです。それに涙もろい。まあ、素直ないい子だと思いますよ。どうしました? 気になりますか?」
「そうか……いい子か」
 それはドンハに言われるまでもなく、少し話しただけでもギョンセにも分かった。
「親は? 兄弟は?」
「何です? 身上調査でもするんですか?」
「え? いや……いいんだ」
 つまらないことを聞いたと思って、慌てて口を閉じた。
「おじさん。テギョンをこのままあのイム・ユジュと結婚させるんですか?」
「……どういう意味だね? 婚約者なら結婚して当然だろ?」
「本当の、婚約者なら、そうでしょうね」
 意味ありげにドンハは言ってから、「じゃあ、僕はこれで。大叔母上のご機嫌を伺ってから帰ります。失礼」礼儀正しく頭を下げてから会場を後にした。
 ギョンセはざわめく会場にあって、どこか心が冷えていくのを感じた。

 ミニョはミナムたちと一緒に宿舎に帰ってきた。
 一人になりたくない、とミニョが言ったからだ。テギョンのいない家に帰りたくなかったのだ。
 泣きながらミナムに抱かかえられたまま、ミナムの部屋のベッドに落ち着いた。
「ここなら安心だろ? 俺はジェルミの部屋にでも寝るから」
「うん。……お兄ちゃん」
「どうした?」
「……ごめんね」
「何でお前が謝るんだ? ミニョは悪くないんだ」
「でも……でも……私……」
 ひっくひっくとミニョがまた泣いた。
 ドアの向こう側で聞いていたジェルミもぐすっと鼻をすすった。シヌは辛そうに眉間に皺を寄せて、拳を握っている。
「安心しろ。みんないるから。お前が寝るまでここにいてやるよ」
 ぎゅっとミニョの手を握って、空いた手でミニョの頭を優しく撫でた。
「子守唄でも歌ってやろうか?」
「……うん」
 ミナムは「島の家の赤ちゃん」という子守唄を歌いはじめた。優しい曲調の子守唄は、今のミニョの疲れた心と身体を優しく包み込んでくれた。
 ミナムの手と子守唄に守られるようにして、ミニョは泣きながら眠りについた。
 頬を流れる涙を拭ってやりながら、ミナムも泣いていた。
「ミニョ……可哀相に……」
 握った手をさすりながら何度も何度も可哀相にと呟いた。






おはようございます。今日は朝から曇ってます。
最近、またまた面白い漫画を見つけました・・・と言っても、かなり前からある漫画なんですが(笑)
「サムライカアサン」です! 主人公の母さんことよい子さんは、とにかく旦那と息子を激愛してます。
最初はただのギャク漫画かと思って読んだんですが、これが奥が深い深い。
母さんの一つ一つのエピソードや言葉に号泣です。
この母さんの家族への激愛ぶりは、未来のテギョンを彷彿とさせます(笑) 旦那さんともラブラブです(笑)
私の描く未来のファン家の姿がそこにあるような気がする漫画です。

今日も一日みなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【パーティーの夜 7】へ
  • 【パーティーの夜 9】へ

~ Comment ~

読むのがつらい。でも目が離せない。

この先どうなるのでしょうか。きっとハッピーエンドですよね。でもこの御前様、ヘイの時はどう思っていたのでしょうね。

毎日、読まずに始まらない私の1日。でもちょっとつらいなぁ。

あっ!ミニョに今度こそ赤ちゃんできるとか。それでも御前様じゃあ動じないか。



テギョン頑張ってよ。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: りぃちゃん さん

こんばんわ。

御前さまがなにかと邪魔してくる状況です。
多分、テギョンの女性問題についてはすべて把握してたんでしょうね。
その上で、必要ない相手は切り捨てるつもりだったかと・・・。
多分、ユ・ヘイもそうだったと思います。
男の遊びは甲斐性ぐらいに思ってるかも(笑)

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

今はつらくても、いつかはきっと結ばれます!
そうじゃないと、ラブラブな夫婦が誕生しない(笑)
私の未来設計が・・・(笑)
それまではイライラすることも多いと思いますが、
お付き合いください。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: りくさん

おはようございます。

私もリアル生活よりバーチャル生活優先の毎日です(笑)
いつか・・・一日中寝てる日が来ます(笑)

今回はいつも以上にミニョにとってはツライ現実です。
ミニョだけじゃなくミナムたちもですね。
みんなミニョを大切に思うからこそ、さらにつらいですね。
いつか、みんながまた一緒に笑い合って、二人がラブラブになれるように
頑張ります!
テギョンには激愛パパ・旦那になってもらわなきゃいけないので(笑)
御前さまが風邪を引いたら・・・それでもあのままでしょうね(笑)
でも、引いてしまえ~!!(笑)
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【パーティーの夜 7】へ
  • 【パーティーの夜 9】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。