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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
パーティーの夜

パーティーの夜 9

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 朝が来た――。
 それはテギョンにとってもミニョにとっても、昨日のパーティーに出席したミナムたちにとってもツライ朝になる
 ミニョは目を開けた瞬間、昨日のことはすべて夢で、隣にテギョンが寝ているんじゃないかと思った。
 そして、「おはよう。寝坊だぞ。大学に遅れてもいいのか」と笑いながらテギョンが言ってくれる。
 でも、隣にテギョンはいなかった。代わりにミニョの手を握ったままミナムがベッドにもたれかかるようにして寝ていた。
「お兄ちゃん……」
 ミニョは泣きたくなった。きっと一晩中、手を握っていてくれたのだろう。そう思うと胸が痛くなった。
 そっとベッドから抜け出すと、眠っているミナムに布団をかけた。
 部屋を出ようとしてドアを開けたら、入り口でシヌとジェルミが壁にもたれかかったまま床に寝ていた。
「シヌさん……ジェルミ……」
 二人も心配してくれて一晩中、ここにいたんだろうと思うとミニョは涙がこぼれるのを止めることができなかった。
(私は……みんなに心配かけてる。私のせいで……みんなが心配して……ごめんなさい。ごめんなさい)
 ミニョは嗚咽を堪えながら何度も謝った。

 同じ頃、テギョンは一睡もできないまま朝を迎えていた。
 かすかに差し込む明かりが眩しい。昨日、さんざん暴れまくったため、部屋の中は見るも無惨な有り様になっている。
 あちこちに物が散乱して、花瓶やコップの破片が床に散らばっている。
 椅子に座ったままだったため、立ち上がろうとして体がきしんだ。
(ミニョ……ちゃんと眠れたか? また前みたいに眠れなかったんじゃ……)
 ドアをぶち破ってでも出ようとしたが、頑丈な作りのドアは蹴ったりしたぐらいじゃびくともしない。
 コンコン。
「テギョン様、お食事のご用意ができております。どうぞお越しください」
 チョン執事の声だった。
「いらない」
「テギョン様」
「いらないと言ってるだろ! この状況で飯なんか咽喉を通るわけないだろ!」
 近くにあった本をドアに向かって投げつけた。派手な音がして本はドアに当たって下に落ちた。
「かしこまりました」
 ドアから遠ざかって行くチョン執事の足音を聞きながら、テギョンは八つ当たりしたことを後悔していた。
 しばらくしてまたノックされた。
「テギョンさん。ヒョナです」
「……何かご用ですか?」
「ご飯は食べないと体に毒ですよ。下に来るのがイヤなら、ここに運ばせますから」
「けっこうです。お気遣いは無用です」
「テギョンさん」
「俺のことは放っておいてください! どうせならメシより、ここを出してくれるように大おば様に頼んでください!」
「テギョンさん……」
 無理なことは百も承知だった。それでも、そう言わずにはいられなかった。
「……ごめんなさい」
 小さく謝る声が聞こえた。
 テギョンはどうしようもなく苛立った。素直に御前さまの言葉に従ってここに残った自分に腹が立って仕方がなかった。
 一晩中座っていた椅子を窓に向かって投げつけた。
 ガシャーン!! 
 大きな音を立てて窓ガラスが割れたが、椅子が窓の外に飛び出すことはない。窓さえも出られないようにしてあるからだ。
「テギョンさん! テギョンさん、大丈夫なの? テギョンさん!!」
 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!
 テギョンの叫び声が聞こえた。ヒョナは身を震わせて、よろよろと後ろによろめいた。
 ドンッと人にぶつかったと思ったらギョンセだった。
「先生。テギョンさんが……テギョンさんが……」
 蒼ざめた顔でギョンセの顔を見る。
「君は下に行っていなさい。テギョンと話をするから」
「は、はい」
 ヒョナが心配そうに何度も振り返りながらその場を離れると、ギョンセは息子に話しかけた。
「テギョン。私だ」
 はっとしてテギョンは息を飲んだ。
「落ち着きなさい。暴れたところで、どうにもならない。昨日も言ったはずだ。あの子とは別れるんだ。そしてイム・ユジュさんと結婚しなさい」
「イヤだ! 何の権限があって父さんにそんなこと言われなきゃならないんです!」
「テギョン! 私はお前の親だ! 親がお前の将来を決めて何が悪い!」
 三十年前、同じことを両親や御前さまに言われた。
『ギョンセ。お前は親の言うことが聞けないというのか? 親に逆らうのか?』
『ギョンセ。お前に自由はない。自由が欲しければ、ファン家の名を捨てよ』
 今、同じことを自分も息子に言おうとしている。
「テギョン、お前は親の言うことが聞けないのか? 親に逆らうのか?」
 自分で言いながらギョンセは、砂を嚙むような気持だった。
 何と空しく、何とくだらない言葉だ――。
「テギョン。お前に自由は……自由は……」
 同じことをテギョンにも言うのか? 同じ思いをテギョンにもさせるのか?
 自問自答しながらも、ギョンセは言わずにはいられなかった。
「お前に……自由はない。自由が欲しければ、ファン家の名を捨てられるか」
 言いながらギョンセはテギョンが、
「ファン家の名を捨ててもミニョを選びます」
 と言う言葉をどこかで期待していた。
 自分が言えなかったその言葉を……。








おはようございます。今日は雨です。昨日から、曇っていたのでヤバイかな? って思ったら案の定です。
あーーーー傘がありません(笑) 仕事場に置きっぱなしなんです(笑)
この前の雨のときに忘れたままになってました。持って帰ればよかったと朝になって後悔。
雨と言えば、どこかにお出かけ、という時前日が雨だったりしたら、私は必ずてるてる坊主を作ります。
ティッシュを丸めて作っただけのお粗末な物ですが、顔を書いて寝る前にお願いします。
そうすると晴れることはないですが、大抵雨はあがって、曇りぐらいにはなってくれます(笑)
てるてる坊主様様です。今日も今からてるてる坊主作ろうかな。
もう、間に合わないかな?(笑)


今日も一日みなさんが幸せでありますように。

いってらっしゃいといってきます。

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Re: りぃちゃんさん

こんばんわ。

ギョンセも複雑だと思います。
かつての自分とテギョンが重なるでしょうね。
家名も名誉も何もかも捨ててテギョンはミニョを選ぶでしょうか?
テギョンだったら、きっとそうするでしょうね。
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