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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
もしも、あなたに届くなら

もしも、なたに届くなら 10

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 二人がお墓にたどり着いたとき、ミニョが蹲って泣いているのが見えた。
「ミニョ!!」
 ミナムは自分のモヤモヤの予感が当たったと思い慌てた。
「ミニョ! 大丈夫か? どうした?」
「お兄ちゃん?」
 びっくりして顔をあげたミニョの顔は涙で濡れている。
「どうした? 何があった?」
「お兄ちゃん…………」
 ミニョはたまらずにミナムにしがみついて、わあわあと泣いた。
 ようやく落ち着いたミニョからさっきまでここにテギョンがいたことを聞いた。
「あいつが? あ! だから、あの執事さんが」
 ようやくチョン執事がいた理由が分かった。
「あいつ、何しに来たんだ? 何か言ったか?」
 ふるふるっとミニョは頭を左右に振った。
「何にも」
「あいつ! ミニョのことバカにしやがって!」
 今にも後を追いかけていきそうな勢いのミナムをユ・ヘイが止めた。
「いい加減にしなさいよ! どこまで二人の問題に介入するつもり?」
「ヘイ!」
「こういうデリケートなことは二人にしか分からないの。二人じゃなきゃ解決しないの。子供じゃないんだから、どうにかなるわよ」
 大人の発言をしたヘイにミナムはただ項垂れた。
「ミニョはあいつに何か言ったのか?」
「私? ……うん。言ったよ」
「何て? 何を言ったんだ?」
 ヘイに介入するなと言われたが兄としては心配だった。
「待ってますって伝えたの」
「待ってます?」
「うん。オッパが帰ってくるのを待ってますって言ったんだ」
「ミニョ……お前、何でそんなこと……」
 別れを言われたのに、『待ってます』はおかしいだろ、と言いたいようだ。
「私ね、ここ一ヵ月の間にたくさん泣いたよ。たくさん悩んだの。オッパをちょっとだけ憎んだりもした」
「当然よね」
 ユ・ヘイが頷いた。
 ミナムも「当たり前だ!」と言った。
「でも、嫌いにはならなかったの。なれなかったってのが正解かな。そして考えたんだ。オッパもこんな気持で私のことを待っててくれたのかなって」
「どういう意味だ?」
「覚えてる? 沖縄旅行のあとにお兄ちゃんと入れ替わったの」
「ああ」
「あの時、オッパが沖縄まで会いに来てくれた。でも、私は母さんのこともあったから、まだオッパと向き合う勇気がなかったの。行かないでくれって言うオッパの気持ちを、私は振り切って別れた。あの時のオッパの気持なんか考えてもみなかった。――私が同じ立場になって初めて、オッパのツラさや寂しさが分かったの」
「ミニョ……」
 ミナムはあの時のミニョを思い出して、つらくなった。
 好きな人と別れて、たった一人でつらさを抱えていた妹。居場所を兄以外には知らせず、ただみんなの思い出から消えたがっていた。
 それでもテギョンへの思いだけは忘れられなかったようで、連絡を取るたびにテギョンは元気かと聞いてきた。
「あの時はオッパが私を待っててくれてた。だから、今度は私がオッパを待つ番。――これは本当の別れじゃないから。だって、私こんなにもオッパのこと愛してるもの。きっと、オッパも同じ気持のはずだよ」
 真っ赤な目を細めてミニョは精一杯笑ってみせた。
「ミニョ……。ああ、そうだな。そうだよ。あいつもきっと同じ気持のはずだ」
「うん……うん……」
 ミナムがミニョを優しく抱きしめた。
 今度はユ・ヘイも文句を言わずにそばで黙って見守ってくれた。
 もし、自分たちに両親が健在だったらと考えないわけではない。そうしたら、こんな苦しくてツライ思いをしなくて済んだかも知れない。
 孤児院育ちと見下されることもなく、ファン家との関係も良好だったかもしれない。たとえ、両親とモ・ファランとの間の問題があったとしてもだ。
 それは今さら言っても仕方のないこと。
 終わったことを悔やむよりも、先のことを考えたほうがミニョのためだと思った。
(何が出来る? 俺に、何が出来るかな、母さん)
 ユ・ヘイには何もするな、と釘を刺されたが何もせずにはいられなかった。
(ミニョには幸せになってもらいたい)
 自分には守る家族ができた。それは『幸せ』だと思った。
(ミニョにも同じように幸せになってもらいたいんだ)
 そのためには、兄として自分が何かをしたい。
(母さん……ミニョを守ってくれ。ミニョの幸せを天国から祈っててください)
 ミナムは青空を見上げて母に語りかけた。

 テギョン――ミニョ――ミナム――。
 両親の因縁の中で苦しみ続けた三人が、今一歩前に踏み出そうとしていた――







おはようございます。今日はまた雨が降りそうです。土砂降りにならないといいな。
明日は七夕ですね。別府駅には笹の葉が飾られています。そこには幼稚園の子供が書いた短冊が吊るされてます。
見ていて面白い(?)可愛いものがいっぱいです。
子供の頃、我が家では「行事」というものをしませんでした。父親が昔気質な人なので、クリスマスも誕生日会もありませんでした(笑)
大人になって甥っ子が生まれたとき、「今日は節分だから」とか「クリスマス」「誕生日」という行事をしたと聞くたびに、いいなって思いました。
みなさんは、どんなお願い事を書きますか?
明日は、七夕なので、こちらとアメブロのほうで七夕のお話をそれぞれ書きたいと思っています。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

今日も一日みなさんが幸せでありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re:たくみままさん

おはようございます。

相手を思う気持ちが強ければ強いほど、絆って切れないと思います。
ミニョの気持ちはテギョンに届いたはずです。
大丈夫! ちゃんと元に戻れます。

あ! 私のお願い事もそれにします(笑)
今年は会いたい! もっと近くで(笑)

Re: りくさん

おはようございます。

なぬぬ! まさか、こちらでもポップアップブロックですか?
もう、アメさんで拒否られまくってるので、ビクビクです(笑)
たまーにこちらもコメ送信できないことがあるようです。

ミニョのテギョンを思う気持ちがミナムの頑なだった心も動かしました。
双子って繋がり強そうですね。特に、この二人の場合は・・・。
親同士の因縁から、ようやく解き放たれる時期だと思います。
みんなが幸せになることが天国の二人の両親の願いだと思います。

七夕なのに・・・朝からすさんでます(笑)
魚! カニ! オレンジ! なぜにこうも不調なのですか?(笑)
過酷すぎて、イライラしてます。
こんなことではいけない! と思いつつ、島や庭に行ってしまう私・・・。

Re: ぴっぴさん

おはようございます。

妹のため。ミナムが何かしてくれるかな?
ユ・ヘイにまた怒られちゃうかも?
でも、いいですよね。それで、みんなが(御前様は無理でしょうが)笑顔になるなら。
そろそろラブラブしないと、持ちません。私が(笑)

七夕にはやっぱりいいこと起きるんですね。
おめでとうございます! やったね! 羨ましいです。
楽しんできてくださいね。ご報告待ってます。

またまたMJですか!? ううーーーー嬉しい。
所さんのはこちらでは土曜日にあるので、遅れるかな?
録画予約しておきます! ありがとうございます。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

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