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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
君は僕の宝物

君は僕の宝物 5

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「……すみません」
「謝って済む話じゃないよ。お前なんかと出会わなければあの子は今頃幸せになってたはずなんだ。それを……お前が……」
「おば上。マスター――ナムジンさんの話も聞いてください」
「訊いて何になる? ドンハ、帰りますよ」
「おば上!」
「まあまあ、ミンさん。いきなり立ち上がったら立ちくらみがしますよ。まずはコーヒーでも飲んで落ち着きましょう」
 コンさんの言葉には逆らわないようだ。
「ミンさんはこちらのマスターとはお知り合いで?」
「お知り合い? 先生、この男はね、泥棒猫なんですよ」
「おやおや、これはまた……」
 コンさんは二人を交互に見た。
「先生だからお話ししますが、この男は私の大事な娘を奪ったんですよ」
「ほうほう。おや? ミンさんにはお嬢さんがいらしたんですか? 確かお子さんはギョンセさんだけでは?」
「本当の娘ではありません。亡くなった弟の娘です。幼い頃に弟夫婦が亡くなって、私が引き取って育てたんです。実の娘のように可愛がって育てたのに、この男と出会って、こともあろうに結婚したいと言いました。私は情けないやら悔しいやらで……。それでなくても息子のギョンセが結婚問題で私たち夫婦を悩ませたばかりでしたから、まさかドゥルレまで私を悲しませることをするとは思わなくて……」
 そこまで一気にしゃべると喉が渇いたのか水を飲んだ。
「もちろん私は反対しました。しがないサラリーマンであった家柄もないような男にミン家の娘はやれませんからね。何か間違いが起こってからでは遅いと思いまして、すぐにミン家で決めた男と結婚させようと思ったんです。そうしたら、あの子は……」
 じろっとマスターを睨みつけた。
「こともあろうに駆け落ちしたんですよ、この男と!」
「…………」
「じゃあ、彼女が?」
「はい?」
「あ、いや。私が知っている彼女がそのドゥルレさんかと思いましてね」
「先生、あの子に会った事があるんですか?」
「ええ。このお店がオープンした頃から通ってますから。そうか、彼女が……」
「あの子、苦労してたんじゃありませんか? 家では箸より重いものなんて持たせたことなかったのに……」
 言いながらまたぐすぐすと泣き出す。
「……いいえ、幸せそうでしたよ」
「え?」
「彼女はすごく幸せそうでした。確かに大変なこともあったでしょう。でも、いつも笑顔でした。彼女の笑顔に皆が癒されました」
「……そんな」
「ミンさん。私がウソを言ってるとでも? 私はあなたと主治医ですよ。一体、何年の付き合いですか? 信じてください」
「先生……」
「彼女はマスターと結婚できて幸せだったはずです。じゃなきゃ、あの笑顔はできないはずですから。ミンさん、家柄がすべてじゃないですよ。相手を思う気持ちが大事なんですよ」
「先生。それはどういう意味ですか?」
「彼女は本当に幸せでしたよ」
 コンさんはにこっと笑って言った。
「先生は……何か知ってるんですか?」
「何がですか?」
「その……孫のことです。あの子、最近婚約したんですよ。でも、あの子は笑わなくなったんです。いつも辛そうな顔をして。元々、あまり笑う子じゃなかったのに、ますます笑わなくなって……」
「……ミニョさんの前では幸せそうに笑ってますよ」
 マスターがふいっと口を挟んだ。
「…………」
「私はここであの二人を見てきました。あのテギョンくんがあなたの孫だということも知っています。彼は――幸せそうですよ。ミニョさんといるときはね」
「え? マスター、ミニョちゃんはテギョンくんの彼女なのかい?」
 コンさんがびっくりしたように聞く。
「ええ、まあね」
「……縁なのかな?」
 ぽつりとコンさんが呟いた。
「え?」
「縁ですよ。ミンさんの娘さんが愛した相手の店で、ミンさんのお孫さんの恋人が働いているなんて……。ミニョちゃんは本当にいい子ですよ。周りを幸せにする子です」
「そうですね」
 ドンハもぽつりと呟いた。
「ファン家なら結婚相手となるお嬢さんはたくさんいるでしょう。でも、彼女ほどテギョンくんにふさわしい人はいませんよ」
 マスターがはっきり言った。
「ミニョさんは……ドゥルレに似ているんです」
「ああ、マスターもそう思ったかい? 私もなんだよ。あの笑顔が彼女に似てるんだよね。あの幸せそうな笑顔が」
「……あの子に似てる?」
 言われてみればそうだと思った。初めて会ったのにミニョには何か懐かしさをみんなが感じたのだ。
「……あの子は幸せだったんだね」
「はい。とても」
 マスターはにっこり笑った。
「短い間でしたが、幸せだったと思います。私も……あれに出会えて幸せでした。ミンさん、幸せは周りが決めることじゃないと思います。本人が決めることなんです。ドゥルレも幸せだと言っていました。苦労はたくさんさせました。でも、最期には幸せだったと言ってくれました。――だから、テギョンくんにも幸せになってほしいんです。ミニョさんにも……」
「……家柄でも地位でもなく、ただ本人の幸せだけを望めと?」
「はい、そうです。幸せが一番大切です」
 ふうっとジスクおばあさんは深いため息をついた。
「また私は間違いを起こすところだったんだね。息子だけじゃなく、孫まで不幸にするところだったよ。――ナムジンさん、ありがとう。ドゥルレを幸せにしてくれて。孫のことも教えてくれて」
 ジスクおばあさんは涙をぽろぽろこぼしながら言った。その顔にはもう怒りはなかった。
「いいえ。私こそありがとうございます」
 マスターは深々と頭を下げた。

 このことをキッカケにして、ジスクおばあさんはテギョンをミニョの所に帰してやることに決めたのだ。







おはようございます。今日は曇り空です。
昨日、「これまでけいけんしたことのない大雨」との予報が出ましたが、私の住む地域は晴天でした。
天気予報はずれてるやん、って思うぐらいに一滴も降りませんでした。竹田市のほうでは被害が大きかったですが・・・。
でも、まだ安心できそうにないです。今日の夜から大雨になると予報なので。
熊本も被害状況がすごいことになっていますね。お住まいの方は大変だと思います。
みなさんのお住まいのところは大丈夫でしょうか? どうか、くれぐれもご注意ください。

今日も一日笑顔で楽しく過ごせますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: りくさん

おはようございます。

みんなそれぞれに心に傷を抱えてるものですね。
今回のことで「幸せ」が何か分かったはずです。
息子のギョンセのことでは失敗しましたが、孫のテギョンのことでは
繰り返さない決心をしたので、安心したと思います。
テギョンがここをミニョのバイト先に選んだのもやっぱり「縁」だと思います。
天国のドゥルレさんが結んだ縁でしょうね。
本物のミニョの笑顔に会って、今度こそ二度と離れない二人を書きます。

足の痛みは翌日も続きました(泣)
そして、また今朝攣りました(笑)
今は大丈夫です。

Re: まごまごピンクさん

おはようございます。

ジスクおばあさんがようやく心の傷から解放されました。
今後はテギョンの良き協力者となってくれると思います。
あははは。このお話を考えたのは、ホントつい最近です(笑)
私も行き当たりバッタリの性格なんです。
どうにかなるさ! みたいなところがあって。
でも意外とうまく符号が合うんですよね(笑)
だから、尊敬なんてしないでください!! 恥ずかしくなっちゃいます。

大雨の被害がないのがせめてもの救いです。
でも人の温かさって、こういう被害に合った時に感じるんでしょうね。
これ以上の被害が拡大しないことを本当に祈ります。

Re: りぃちゃんさん

おはようございます。

ジスクおばあさんも悪い人ではなかったようです。
テギョンを可愛がるおばあちゃんでしたね。
これからは二人の協力者になって、うまく事を運んでくれるといいです。
最後はいつものようにみんなが笑顔で終われるようにしたいです。

Re: おかんさん

おはようございます。

少しずつですが、いい方向に向かってます。
ジスクおばあさんが味方になってくれました。
それからドンハも?
テギョンもミニョの元に帰れるから、またラブラブ復活ですね(笑)
まだまだ問題は残ってますが、まずは二人を会わせてあげたいです。

Re: たくみままさん

おはようございます。

ミニョの笑顔が二人の確執を取り払っちゃいましたね。
笑顔は万国共通! ケンカしててもまずは笑うことからですね。
ジスクおばあさんが味方になってくれたので、怖いものなしかな?

Re: ぴっぴさん

おはようございます。

ありがとうございます。
割れ鍋に綴じ蓋! うん、まさにそうですよね。
お互いに足りないところをおぎなってる二人です。
運命ってすごいですね。出会いからしてまさに運命!?(笑)
私だったら・・・ジェルミがいいんだけどな(性格は)。
どんどん周りが味方になってくれてるので、あとは御前様を何とかするだけです。
何とかできるかな?(笑)
でも、最後ぐらいは御前様にも笑ってほしいので・・・。

大雨の被害がこれ以上広がらないといいんですが・・・。
心配です。

Re: うめちゃんさん

おはようございます。

ジスクおばあさんの心の傷がなくなって、テギョンを応援する気になったのは良かったです。
二人にとってはこの上ない味方ですからね。
今回、いろんなところで人と人とのつながりがありました。
これもミニョの人柄のおかげかな?

ホント、早く梅雨が明けるといいですね。

Re: みうさん

おはようございます。

ミナムにアイス! きっと大喜びすると思います。
今回はミナムが二人の「兄(義兄)」として頑張りました。
いつもはへらへらしててもやるときはやるんですね(笑)
ジスクおばあさんがテギョンを帰すという決断をしてくれたのも、いい方向に向かっているサインだと思います。
御前様の問題が残っていますが、今は二人をラブラブに戻してあげたいです。

大雨ですが、私の周りでは被害がないです。
ご心配おかけしました。

Re: ぽぽさん

おはようございます。

私もちょっと最近疲れ気味なので、この2連休はゆっくりしたです。
お話の方もいい方向になってるので、このまま突き進んでいきたいと思ってます。
まずはラブラブにさせてあげたいです。

大雨がすごいことになってます。
私のところは被害がないのですが、同じ県内でも被害状況が大きいところもあるので、
一概によかったとは言えないですね。
早く梅雨が明けて、これ以上拡大しないことを願います。

Re:kaupili さん

おはようございます。初めまして、kaupiliさん。

お越しいただきありがとうございます。
お話を読んでくれてありがとうございます。
コメントをいただきすごく嬉しいです。
美男ですねファンとして、読んでいただけるのはすごくありがたいことです。
ワクワクするお話をこれからも書いていきたいです。
またいつでもお越し下さい。
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