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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
招かれざる客

招かれざる客 3

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「ミニョ様、大変美味しゅうございます」
 チョン執事も同じテーブルでお呼ばれして、ミニョの手料理に感激ひとしおだ。
「ありがとうございます。あの……おばあさまはどうですか?」
 さっきから一言も喋らずにもくもくと食べているジスクおばあさんの反応が気になった。
「…………」
「あの……」
「…………」
「おばあさま。おいしいんですか? マズイんですか? 答えてくださいよ」
 何も言わずに箸を動かすジスクおばあさんに、テギョンが焦れたように訊いた。
「マズイね」
「え!?」
「ええ!??」
 二人はびっくりしてジスクおばあさんの顔をまじまじと見た。
「――と言ったらどうするつもりだい? 作り直すのかい? それとも外から何かを取るのかい?」
「え……いや、そんなつもりはないですが……」
「じゃあ、イチイチ訊くものじゃないよ。せっかくの料理が不味くなる」
「え?」
「この子……ミニョさんが丹精込めて作ってくれた料理だ。マズイはずがないだろ」
「おばあさま……」
 ミニョは嬉しくなってテギョンの顔を見て笑った。
「それならそうと最初から言ってくださいよ。心配するじゃないですか」
「心配? お前は毎日食べてるんだろ? マズイか美味しいかぐらい、お前が一番よく分かってるはずなのに、それこそ愚問だよ」
「まあ、そうですが……」
 慣れているはずのジスクおばあさんの口調にも、今日ばかりは辟易してしまう。
 ミニョの作った料理はどれも韓国のおふくろの味、いわゆる庶民の味だ。普段、お屋敷で豪勢な料理を食べているジスクおばあさんには物足りないはずなのに、文句も言わずに出された物はすべてきれいに食べてくれた。
「おばあさまは小柄だが、なかなかの大食いなんだ」
 ボソッとテギョンがミニョの耳元で囁いた。
「ミニョさん。おいしかったですよ」
 最後にお茶を飲み干してからそう言ってくれた。
「ありがとうございます。こんな料理でよかったら、またいつでもご馳走します」
「おや、そうかい? じゃあ、早速明日も来ようかね」
「「え!?」」
 二人は同時に叫んでいた。
「冗談だよ。そんなに驚かなくてもいいだろ」
 苦笑混じりに言われて、二人は真っ赤になって顔を見合わせた。
「テギョン。私はお前をミニョさんの元に返した。それはお前に不幸な結婚をしてほしくないと思ったからだ。あの子――ドゥルレのように苦労はしても、幸せだと思う一生を送ってほしいからだ。まだ問題は残っているよ。ギョンセのこともそうだし、あの人のこともそうだ。まあ、ギョンセに関して私は自分でケジメをつけさせるつもりだよ。あの子だってお前の親だ。いつまでも子供じみた昔のことを引きずるわけにはいかないだろうからね。ギョンセよりも問題はあの人だ。私はできる限り、お前たちの後ろ盾となって助けてやるつもりだから、お前たちも自分でできることは頑張りなさい」
「おばあさま……」
「テギョン……お前も幸せになるんだよ」
「はい。ありがとうございます」
「ミニョさん」
「はい!」
 緊張したミニョの表情に苦笑しながら、
「私の孫を頼みましたよ。私から見ても孫は決して出来がいいとは言えない。無愛想だし、性格も多少捻れてる」
「おばあさま!」
 テギョンの非難の目もなんのその。
「それでも私には可愛い一人孫だ。自慢の孫なんだよ。その孫をミニョさんに託すからね」
「はい……お任せ下さい。私……オッパを幸せにします」
「お、おい。それは俺のセリフだろ」
「いいじゃないですか。二人で幸せになるんですから」
 二人を見ていたジスクおばあさんは満足したのか、
「じゃあ、帰るとしようかね。年寄りがいつまでも若い者のところにいたら、お邪魔だろうからね」
 と言いながらチョン執事を促した。
「今日はありがとう。楽しい時間を過ごせたよ」
 見送りに出た二人にジスクおばあさんが言った。
「また、いらしてくださいね」
「ああ。そのうちにまた来ますよ。テギョン」
「はい」
「頑張るんだよ。お前はもう子供じゃないんだからね」
「はい。……おばあさま」
 去っていく車に二人は見えなくなるまで手を振った。

「チョン執事」
「はい」
「孫は――テギョンは女性を見る目があるね」
「……ミニョ様のことですか?」
「ああ。あのテギョンにはもったいないほどいい娘だよ。私も安心だ」
「はい。本当にミニョ様は素晴らしいお嬢様です」
「おやおや。チョン執事を虜にするなんて、あの子もスミにおけないね」
 ほほほ、と小気味よさそうに笑った。
 本当に心からの満足そうな笑いだった。






おはようございます。今日も朝から晴れています。
私は、「味オンチ」です(笑) 何を食べても美味しいと思っちゃいます。
外食してても私が美味しいって思っても、旦那は「マズイ」と・・・。
そんな私でも「美味しくない」と思うこともあります。そうすると旦那が「お前がマズイって言うんだから、本気でマズイんだろうな」と・・・(笑)
だから珍しい物や、初めて食べるものは必ず「おいしい?」って聞きます。
でも、たまーに「あんたも味わからんのやないん?」と旦那を見て思うことがあります。「これおいしいね」と言ったら、「そう? 俺にはよく分からん」とか言いますから(笑)
私を「味オンチ」人間呼ばわりしますが、案外旦那も・・・・(笑)

今日も暑くなりそうなので、熱中症にはお気をつけください。

いってらっしゃいといってきます。
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~ Comment ~

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おはようございます♪( ´▽`)

温かいひと時でしたね。お祖母様にも、しっかり認められて。私も、嬉しくなりました。

まだまだ、厄介な(笑)方がおりますが、味方がたくさんいますから、安心です。テギョンには、しっかり頑張ってもらわないと…

美味しいって言ってもらえるとうれしいですよね~。私も、食べることが大好きなんで、つい頑張って作っちゃいます。
最近の力作は、ラーメンの麺作り。これすごく、汗だくでつくりました。でも、美味しいっていって貰えたので、自信がつきました!
  • #14702 にこにこひまわり♪ 
  • URL 
  • 2012.07/27 08:49 
  •  ▲EntryTop 

DNA

 前回、料理するミニョをそばで穴のあくほどじーーーーっと観ていたジスクおばあさん。ミニョがかわいくて、いとしくて、ありがたい存在になった証拠ですね♪
 それにしてもいちいちコメントが素直じゃないジスクおばあさんですが、テギョンの性格は他ならぬジスクおばあさんに似たのかも^^♪

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素敵な時間でした☆

4人の食事シーン,和やかな時間でしたね。

ジスクおばあさまが,
ミニョが食事の準備をする姿を
珍しそうに見ている姿が,
可愛らしかったです☆

テギョンとミニョが幸せそうに並んで
食事をする姿が,浮かんできそうです。
きっと,アレルギーや好き嫌いが多いテギョンが
箸をすすめる姿が,ジスクおばあさまには
嬉しかったと思います。

流石、ミニョは「天使」
周りの人々の,頑なな心を解かしていきますね。

ジスクおばあさまの辛辣な言葉…
でも,テギョンも冷たい言葉を使いますよね。
ファン家のDNAなのかもしれませんね。

初めまして

初めまして
ring輪と申します。
数日前にこちらにたどり着き、読ませていただき、
はまってしまいました。
夏休み中の子供とパソコン争奪バトルを繰り広げながら、
もう、貪るように読んでしまいました。
素敵なお話の数々、ありがとうごじゃいます。
4日かけて、全部読ませていただきました。
もう、萌もえです。(ボキャブラリー貧困ですみません)
いつか、尼尼、あ違った甘甘のお話もよんでみたいです。^^
鍵が開かれるのを気長に待ちながら、日参させていただきますね。
今後ともよろしくお願いします。
あ、旦那さんとのやりとりも壷です(笑)

Re: あかぴさん

こんばんわ。

ジスクおばあさんがミニョを認めてくれました。
もう怖いものなしかな? 御前様にだって立ち向かえちゃいますね。
ギョンセだって味方にできちゃうかも(笑)
ミニョの笑顔がみんなを救う日ももうすぐかな?

節電もいいんですが、あんまり暑すぎるのも働いている方にはツライですね。
熱中症にはお気を付けください。

Re: おかんさん

こんばんわ。

仲良さそうな二人を見たらおばあさんだって安心しますよね。
二人にとってもよかったです。
まだ御前様が残っていますが、おばあさんがいれば大丈夫!

Re: にこにこひまわり♪ さん

こんばんわ。

おばあさんも二人のラブラブぶりみたら安心したでしょうね。
強い味方ができて二人にとってもよかったです。
美味しいものを食べると笑顔にもなりますから(笑)

ラーメンの麺、作っちゃんですか!? すごい!
手作り麺だから美味しいですよね

Re:あられさん

こんばんわ。

怖い方かたと思ったら案外にいい人でした(笑)
ミニョがお嫁さんになったら可愛がってもらえそうですね。
確かに・・・テギョンはジスクおばあちゃんのDNAを濃く引いてそうですね(笑)

Re: りくさん

こんばんわ。

ミニョの手料理を食べて、二人のラブラブを見たらおばあさんもホッとしたでしょうね。
チョン執事さんもご一緒にご飯(笑)
みんなが幸せに思えた瞬間だったと思います。
いろんなことがあったから、ちょっとでも安らぎがあればいいですね。
まだ問題が残ってますが、二人の幸せをみんなが望む日がもうすぐにでも来ますように・・。

私の職場もかなり暑くて、一緒に働いている人がやっぱり熱中症に・・・。
気を付けないと怖いです。

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

なんだかんだ言ってもやっぱり孫が可愛いんですよね。
口は悪くても孫を思う気持ちは普通のおばあちゃんでした。
怖いおばあちゃんですが、唯一御前様に立ち向かえちゃう人なので、
味方になってくれるのはよかったです。

Re: ともるんさん

こんばんわ。

きっと身近な人が手料理を作ってくれるのって今までなかったでしょうね。
これからは孫の(嫁)になるミニョが作ってくれますね。
テギョンの好き嫌いも熟知して、それを補ってくれるミニョを見て、
安心したと思います。
口の悪さはおばあさん譲り?

Re: ring輪さん

こんばんわ。初めまして、ring輪さん。

お越しいただきありがとうございます。
お話を読んでいただきありがとうございます。
お子さん、夏休み中ですね。
萌萌になってくれてありがとうございます(笑)
これからもそんなお話を書いていきたいです。
いつか、ブロとも申請を再開すると思いますので、それまでお待ちください。
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