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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
招かれざる客

招かれざる客 4

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 その日は、朝から雷を伴った土砂降りだった。
 雷嫌いのミニョは不安そうに空を見上げている。今日は大学が休校なため、この大雨の中を出かける必要はない。しかし、テギョンは仕事で出かけてしまうため、家にはミニョ一人になってしまう。
 心細そうに表を見ているミニョに、
「一緒に来るか?」
 とテギョンは支度しながら訊いた。
 ちょうど雷がドドーンっと大きな音を立てたため、よく聞き取れなかった。
「きゃあっ!!!!」
 ミニョが耳をふさいでその場にしゃがみこんだ。
「大丈夫か?」
 テギョンが急いでミニョに駆け寄って抱きしめた。
「オッパ……」
 不安そうな顔にテギョンまで不安になってくる。
「一緒に事務所に来るか?」
「…………家にいます」
 しばらく考えてからミニョは答えた。
「でも、雷が……」
「大丈夫です。お布団かぶってやり過ごしちゃいます」
 えへへと笑う。
「ホントにホントに大丈夫なんだな?」
 ミニョは「はい」と精一杯の笑顔で言った。

 ミニョ以上に心配そうな顔をしてテギョンは出かけていった。
 実際一人になってしまうと、心細さはいや増した。
 雷はさっきよりも激しさを増している。
「やっぱり一緒に行ったほうがよかったかな?」
 すごい稲光とともに雷がどこかに落ちる音がした。ミニョの顔が青ざめてガタガタ震えだした。
 寝室に行きたいのだが、足が思うように動かない。
「ににに二階に……い、いいいいい行かなきゃ……」
 歯の根さえガチガチ震えて合わない。
 何とか立ち上がって、ソファや壁を伝いながら少しずつ歩き出した瞬間、また雷が鳴った。
「きゃあああああああああ!!!!!!」
 もうミニョは一歩も動けなかった。
 ピンポーン。
 チャイムが鳴ったような気がしたが、外の雨の音と遠くで聞こえる雷の音に混じってよく聞き取れなかった。
 ピンポーン。ピンポーン。
 今度は連続で鳴らされた。
「オッパ?」
 かすかに聞こえたチャイムの音に、ミニョは心配してテギョンが帰って来てくれたのかと思った。しかし、思うように足が動かない。
 ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。
 忙しなくチャイムが連続で鳴る。
「オッパなら鍵を持ってるはず……。じゃあ、誰?」
 お客さんかもしれないと思ったミニョはインターホンまで這って言った。
「はい」
『あ、すみません。――センターです』
「はい?」
 大雨の音でよく聞き取れない。
『あの、――越しセンターの者です』
「センターさん?」
 誰だろうと思った。そんな人に知り合いはいない。かと言ってこのまま放って置くわけにもいかない。
「ちょ、ちょっと待ってください」
 ミニョは怖々、玄関に向かった。
 鍵を開けると、玄関にはずぶぬれになった数人の制服姿の男が立っている。
「すみません。こちらファン・テギョンさんのお宅ですよね?」
「は、はい」
「お荷物をお届けに上がりました」
「お荷物? ああ、お届けものですね」
 ようやく納得して、「じゃあ、ここに置いてください」と言ったら、その男性は少し困った顔をした。
「ここ、ですか?」
「はい」
「うーん。ここじゃあ、そんなに置けないと思うんですが……」
「え?」
 どういうことですかと聞こうとしたら、
「とにかく運びこみますね。おーい、こっちだ!」
 とさっさと作業を始めてしまった。
 この大雨では無理はないかと思ったが、次々と業者の男性が「荷物」を運び込んでくる。
「?」
 ダンボール箱がどんどん玄関に積み上げられ、しまいには家具までが運び込まれた。
「え? あの、ちょっと!」
 とうとう、ミニョの姿が見えなくなるくらいまでの荷物が玄関を占領してしまった。
「はい、これですべてです」
 ダンボールと家具の向こう側から男性が言う。
「す、すべてですって、どういうことですか?」
 ダンボールと家具を挟んで会話が始まる。
「こちらにお届けするように依頼を受けましたので。あ、こちらにサインをお願いします」
「サイン? あの、依頼したのは誰ですか?」
「えーっと……イム・ユジュ様です」
「イム・ユジュさん?」
 誰だろうとミニョはしばらく考え込んだ。
「あの、サインを……」
「イム・ユジュさん……イム・ユジュさん……」
 ぶつぶつ言うミニョに男性はしびれを切らして、
「こちらでサインしておきますので。じゃあ、ありがとうございました。また御用の際にはお願いいたします。実績と信頼のハートマークのあいらぶ引越しセンターでした」
 最後の挨拶は忘れずに帰って行った。
「イム・ユジュさん…………イム・ユジュさん!?」
 ようやく誰だか思い出してミニョはダンボールの向こう側に問い返したが、もちろん返事はなかった。






おはようございます。今日も晴天です。今日も暑くなりそうです。
私は一年を通して「食欲がなくなる」ということがありませんでした。
旦那は夏になると「ご飯が食べれない」と毎年言うんですが、私はもりもり食べてました(笑)
でも、今年の夏はいけません。いわゆる夏バテのようです。
これからますます暑くなるのに、どうなるのかと思っています。
みなさんは夏バテしないように気をつけてくださいね。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: あかぴさん

こんばんわ。

ユジュがとうとうミニョに絡むことになりそうです。
このまま大人しく・・・とはいかないようです(笑)
当然、御前様も絡んでいるでしょうから・・・。

Re:たくみままさん

こんばんわ。

怖いですよね。いきなり届いた大量の荷物。
その送り主が「ユジュ」
何かないはずがないです(笑)
御前様が何か仕掛けてきたかな?

Re: あられさん

こんばんわ。

このまま何事もなく・・・とはいかないようです(笑)
あの御前様が黙ってるわけないですね。
私も雷がダメです。ゴロゴロ言い出すと、とにかく身を縮めます(笑)
夜中なら旦那に抱きつきます(笑)

Re: kimukimu さん

こんばんわ。

あははは。「そっち」でした。
正直、迷ったんですよ。でも、こちらの方の方が今後進めやすいかと(笑)
ばあばはばあば同士で対決してほしいので・・・。

私も若い頃に食欲不振になって食べれない時期がありました。
小さい胃潰瘍ができてて、それこそ痩せました(笑)
でも、あっという間に元通りです(笑)

Re: おかんさん

こんばんわ。

とうとう動き出しました。
御前様が絡まないとこんなこと起こりませんから(笑)
ユジュが納得の上での行動なのかはまだ不明ですが・・・。
彼女にも何か事情があるようなので・・。
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