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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
刹那

刹那 10

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 さすがに駆け落ちするのはまだ早いが、そのことをユジュにうっかり言うと、彼女は目を輝かせて、
「駆け落ち? 素敵! オッパ! 今すぐ駆け落ちしましょう」
 と言い出した。
「ちょ、ちょっと、ユジュ?」
「駆け落ちしたら、きっとお祖父様だって許してくれるはずよ」
「許すも何も、まだ話してもないのに……」
「あら。こういう時恋人って駆け落ちするものでしょ? ドラマでも漫画でも本でも……」
「影響されすぎだ」
 うっかり口を滑らせた当の本人が呆れたように言った。
「オッパ!」
 ミニョが慌ててテギョンの脇腹を突いた。
「とりあえず、先生に話してからだよ。それに僕は駆け落ちなんてする気はないよ。大恩ある先生に後ろ足で砂をかけて逃げるような真似はしたくないんだ」
「ヨンミンオッパ……素敵」
 どうもユジュの内面は感激屋のようだ。
「で、今後どうするんだ? ユジュさんは屋敷に帰るのか?」
 当然そのつもりでいたテギョンの願いはあっさりと否定された。
「いいえ。私、ここに残ります」
「何で!?」
「屋敷に戻ったらヨンミンオッパと会うことができませんもの」
「あっそ……」
 がっくりと肩を落としたテギョンにミニョは苦笑した。
「申し訳ありませんが、しばらくはユジュと祖母をお願いします」
「ばあやさんまで?」
「はい」
 もうヤケクソだった。こうなりゃトコトン付き合うしかないとテギョンは腹をくくった。

 しかし、それから一週間経ってもヨンミンからの連絡はなかった。話をしたのかどうかすら分からない。
「何かあったのかしら?」
 不安そうなユジュだったが、こちらから下手に連絡を取ることはできない。
 ただ待つしかなかった。
 
同じ頃、テギョンの父ギョンセはもう一度、モ・ファランと会うことを決め、すぐに連絡をとって、また例のレストランで会っていた。
 この前とは違って、殺伐とした雰囲気は二人にはなかった。
「――ずっと考えていたんだ。テギョンのことを」
「ええ」
「私たちは夫婦ではないが、あの子の親ではある。親だからこそ、誰よりもあの子の幸せを第一に考えてやらなければならない」
「ええ。ええ……」
「……確かに私は君を恨んでいる。そのせいで、コ・ミニョさんを受け入れることができなかった。でも、それは間違いだと気づかされたんだ。君に言われて」
「私に?」
「君は言ったよね。私さえ、ファン家でなく自分を選んでくれたらこうはならなかったと」
 ギョンセはモ・ファランを見つめた。
「……ええ。言いました。今でもそう思っています。私は辛かった。不安だった。あなたに捨てられるのが怖かった。ファン家からの圧力も怖かったんです。あの当時、売れっ子だったとはいえ、芸能界で生きていくのは大変でした。あなたと愛し合うようになって、私は幸せだった。でも、ファン家は当時の事務所に圧力をかけて、私があなたと別れるように仕向けてきた。ファン家に睨まれては弱小だった事務所はすぐに立ち行かなくなってしまう。それでも私は自分の人生のすべてをあなたに賭けるつもりでした」
「そんなことがあったなんて……」
 何も知らなかった自分が恥ずかしい。
「でも、あなたはファン家を捨てられなかった。私は絶望の淵にいました。誰かに救いを求めて、彼を……コ・ジェヒョンさんを頼ったんです。彼にはもう愛する女性がいたのに……。それでも、私を救ってほしかった」
「すべては私のせいだ……許して欲しい」
「いいえ。私も愚かだったんです。そのせいで、テギョンを苦しめてしまいました」
「ファラン……私たちはもうやり直すことはできないが、テギョンはまだやり直せる。私はあの子を救ってやりたいと思ってるんだ」
「それは……あなただけではありません。私もです。そして………チョン・ヒョナさんもですわ」
「ヒョナ? ヒョナがどうしたんだ?」
「ヒョナさんが私の秘書に連絡をくれたんです。テギョンが大変なことになっていると」
「ヒョナが?」
「ええ。あの方なりにテギョンを心配してくださっていたんです。あなたは頑なになっているから、説得して欲しいと」
「そうか……ヒョナが」
「……いい奥様をもらわれましたね」
 少し悲しそうな顔でモ・ファランは笑った。
「ああ。いい妻だよ。私にはもったいないくらいの」
 ギョンセの表情から、今の生活に満足しているのが伺えて、モ・ファランは悲しいながらホッとしていた。
「ギョンセさん。どうか、テギョンの力になってあげて。あの子が幸せになれるように」
「ああ……。今度こそ、家族を守ってみせるよ。もう二度と悲しい思いはさせない。ありがとう」
「私こそ、ありがとうございます。あの子を――テギョンをあんないい息子に育ててくれて……感謝します」
 二人はニコッと笑いあった。







おはようございます。今日も晴れて暑さが厳しいです。
前にもここに書いた天然の二十歳の女の子ですが、相変わらず天然驀進中です(笑)
この前、彼女の実家の近くに遊びに行きましたが、私は彼女の家は知りません。ただ犬を飼っているということを聞いていたので、「昨日、○○(犬の名前)に会ってきたよ」と言ったら、「ええ? 家に行ったんですか?」と本気にしたんです(笑)
いやいや、あなたの家を知らないでしょと言ったら、「あ、それもそうですね」と(笑)
しかも「会ってきたよ」を「テレビに出てたね」と聞き間違えたらしく、「うちの○○がテレビに出てたんですか!? 嘘!」って(笑) こっちだって知らないですよ(笑)
彼女は私の顔を見るたびにニコニコ笑ってきます。私がいつもからかうからつい笑っちゃうらしいんですが(笑)

今日も暑くなるそうなので、熱中症にはお気を付けください。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: たくみままさん

おはようございます。

お嬢様っていうのは世間知らずで、ぽやんってしてますよね(笑)
ユジュもそういった点では夢見る女の子みたいです。
ユジュとヨンミンがうまくいってくれたら、それが一番いいことです。
丸く治まる方法なので・・・・。
テギョンにとっても最高でしょうね。

Re: りぃちゃんさん

おはようございます。

おとなしくても恋する女性のユジュです。
そこはテギョンに似てるかな?(笑)
周りが見えてないとことか、愛しすぎちゃうとことか(笑)
どんどん周りがいい方向に向かってるので、あとは御前様対策だけですね。
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