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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
過去の真実

過去の真実 8

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 しかし、韓国に戻ったヨンジャをファン家の親戚は白い目で見た。
 日本人の孤児を連れ帰ったのだから無理はない。その子が15年前にヨンジャが産み落とした子だとは知らない親戚は、猛反対した。
『どこの馬の骨とも知れない子供をファン家に入れるわけには行かない』
『まして日本人だなんて!』
 外国人の子供を引き取ること自体が、親戚には納得できなかったようだ。ましてそれが日本人の子供とあっては……。
『日本人の子供を引き取るなんてどうかしている!』
『いますぐ追い返せ!』
 言葉は分からないが、大人達の怒りの感情はノブオも肌で感じたのだろう。
 怯えきって、ガタガタと震える我が子を背にかばいながら、
『この子はこの家で私が面倒をみます。文句は言わせません』
 はっきりと言った。
 しかし、当主になったばかりの弟のギュワンが猛反対した。
『いくら姉上の頼みでもこれは聞けません。日本人の子供を家に置くなんて冗談じゃない。世間体が悪いです』
 いつも自分をかばい優しくしてくれたギュワンが、今は逆らうようになった。そのことが悲しかった。
『ジスクか? ジスクがそう言っているのか?』
『え? 違いますよ。そうじゃありません。私はただファン家の当主として……』
『黙れ! この子の処遇に関してはお前であろうとも口を出させぬぞ!』
 その日以来、ヨンジャはノブオに掛かりっきりになった。夢にまで見た息子との生活だ。表向きは孤児を養っていることになっている。
 韓国語をノブオに根気強く教えた。元々、頭は悪いほうではないらしくノブオは徐々にだが韓国語を覚えて言った。
 半年もすると会話ができるまでに上達していた。
『ありがとうございます、御前様』
 すでにそう呼ばれていたヨンジャだったが、ノブオには「お母さん」と呼ばせたかった。
『ノブオ。いつまでも“ノブオ”という名前のままではお前が困るだろうから、新しい名前をお前に付けてやろう』
『新しい名前ですか? でも……』
 両親に付けてもらった名前だから変えるのは嫌だ、とノブオは悲しい顔をした。
『両親……。そうか。そうだな』
 育ての親だが、ノブオにとっては「親」だ。
『分かった。では、日本名の漢字をそのまま韓国語で読めばよかろう。字はそのままじゃ』
『え? そんなことができるのですか?』
『ああ。日本も我が国も同じ漢字の国じゃ。お前の名前は……韓国語では“シンナム”となる』
『シンナム? 僕の名前がシンナムですか?』
 少し嬉しそうに頬を生き生きとさせている。
『今日からお前はシンナムだ。よいな? ノブオではないぞ』
『はい。ありがとうございます、御前様』
 にっこりと笑ったノブオ――シンナムの幼な顔が、ふっと御前様の脳裏をよぎった。

「――姉さん? お義姉さん?」
 ジスクおばあさんに呼ばれて御前様ははっとした。
 長い夢から醒めたような気分だ。目の前にいるのは、少年時代のシンナムではなく、義妹のジスクおばあさんだ。
「どうかされたんですか?」
「……何でもない」
 回顧を思い切るように軽く頭を振った。
「なぜ、あの子を手放したのですか?」
「何の話だ?」
「……シンナムのことです」
「!」
「あの子は……シンナムはお義姉さんの子供なのでしょう?」
「……知らぬ」
 口ではそう言いながら、顔は知らないとは言っていない。
「あれほど可愛がっていたのに、どうしてシンナムをイム家にやったのですか?」
「黙れ! さきほどからあらぬことをベラベラと! お前には関係ないことではないか!」
「いいえ。孫のことが関わっています。私にも関係があります! あの娘が――あのイム・ユジュがシンナムの子供でなければ、私もこのまま黙っているつもりでした。でも……シンナムがあなたの子供である以上――黙ってはいられません!」
「!!」
 御前様はうぐっと小さく呻いた。
「シンナムはあなたの子供。そして、その子供であるイム・ユジュはあなたの――まぎれもない孫娘です」
「やめろ! やめないか!!!!!」
 手近にあった卓上ライトを御前様は床に叩き落した。ガラスの破片が細かく当たりに飛び散った。
「どうしてお認めにならないのですか? シンナムが息子だと……」
「違う! 違うからだ! 息子ではない。我が子ではない!」
「いい加減になさいませ!!」
 御前様以上の大声でジスクおばあさんが怒鳴った。
 びりびりっと部屋の空気が揺れた。
「いつまでそんなたわ言を言い続けるおつもりですか? せっかく引き取った我が子に母とは名乗らず、他家へ養子に出し、今度はその娘をご自分の道具として使うつもりですか? それも……それも――こんな人の道に反した行いに……!」
 ――人の道に反した行い。
 ジスクおばあさんの言いたいことが何なのかよく分かっている御前様には何も言い返せなかった。
 韓国の結婚の法律制度は厳しい。同姓同本不婚という制度があった。同じ姓を持ち、本貫を同じくする者同士が結婚することを禁じたのだ。
 この制度は1997年に憲法裁判所において無効とされたが、それでも一般的には同姓同本同士の婚姻を避ける傾向にあった。
 この制度がなくなっても、8親等以内の親戚との結婚は法的には認められていない。
 表向き、ファン家とイム家は姻戚関係ではあったが、直接の血のつながりはない。従って、テギョンとユジュは結婚できるのだが、ユジュが御前様の孫娘と言う事になれば話は変わる。
 御前様の血を引くユジュとテギョンはハトコという関係になり、この8親等の中に入るのだ。
 表向きには何の問題もないように見えて、内実は禁断の結婚ということになりかねない。
 ジスクおばあさんはそのことを言っているのだ。
「……お前のせいだ」
 抑揚のない声で御前様が言った。
「何もかも……お前のせいだ!」






おはようございます。今日も朝は晴れています。少し風が冷たいくらいです。
私はモノを失くす名人です。ちゃんと指定の場所に置くなり、しまうなりしたらいいのに、使ったらそのままにしちゃうから、いざと言う時に「あれ? ないよ」ってなっちゃいます。
そんな私の性格を熟知している旦那が「お前、あれ、どこにあるか分かってるんやろうな」と一言。
「あれ? あれって何?」「グンちゃんのチケットやわ!」「……え?」
一瞬お互いの顔を見合いました。「あ、あるに決まってるやん」と言いながら机の上を慌てて探しまくる私(汗)
そこにあると確信していたんですが、いざ聞かれると慌てちゃいました。
「引き出しにしまっておけ。なくすぞ」と言われて、怖くなり慌ててしまいました。
この大事なチケットがどうぞ無事、使えますようにと祈る毎日です・・・・。

今日も残暑が厳しいようなので、水分補給はしっかりしてくださいね。私はいつも忘れてます。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: おかんさん

こんばんわ。

何が御前様をここまでにしちゃったのか。
せっかく巡り合えた親子なのに、イム家に手放しちゃった理由。
シンナムのことを可愛くないはずはないので、理由があるんでしょうね。
それでも可哀想な人ですね。

Re:ぴっぴさん

こんばんわ。

親子はここでした(笑)
テギョンに関係してたら・・・テギョンだったらそれでも
駆け落ちとかして結婚しそうですね(笑)
日本だったらイトコ婚はOKなので・・・。

チケットはホント大事です。
もう毎日見ては祈ってます!
マリンメッセは初めて行く会場なので、今からドキドキしてます。

Re: とりこさん

こんばんわ。

この世のすべてを手中に収めてても、幸せじゃないんでしょうね。
お金や名誉があっても幸せじゃないと意味ないですね。
親子の名乗りもせず、孫とも祖母として接せず・・・。
ある意味、人生の喜びがまったくない人ですね。
少し素直になったらまた違った人生なんですけど・・・。

ライブには会社の方と行きます。
旦那には振られました(泣) 
でも、毎日必ずといっていいほどグンちゃんの話題が出ます。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

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