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中編

母の恋愛騒動 3

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 その後、試験などがあって僕はしばらく病院に行けなかった。
 母さんとジェヒさんがどうなったのか気になってはいたが、こればかりはどうしようもない。
 僕の知らないところで、ジェヒさんは確実に母さんに近づいていたのに……。

「ねえねえ、ミニョ。今日こそは携帯の番号教えてよ」
「あの……ジェヒくん。私は――」
「くん付けじゃなくて、呼び捨てでいいよ。ずっとそう言ってるだろ」
「でも……」
 ミニョは困ったように年下のジェヒを見た。
「この前教えてもらった番号、ケタ間違えみたいでさ。俺、退院したらミニョに会いに行くよ。だからさ、その時はデートしようよ。だからさぁ、番号教えてよ」
 甘えるようにミニョの腕を掴んで左右に揺らす。
「あの、それはできないのよ。ごめんなさい」
 ミニョはそっと腕をはずしながら言った。
「何で? どうして? あ! もしかして、親父さんが怖い人とか?」
「はい?」
「ミニョの親父さんってすっごい怖い人なんだろ? で、男とイチャイチャするな! とか言う人なんじゃない?」
「え? ……まあ、当たらずとも遠からずって感じでしょうか」
「やっぱりだ。心配するなって。俺、年上にはウケがいいからさ。きっとミニョの親父さんにも気に入られるよ。ね、だから、番号教えてよ」
「あの……それはできません。ごめんなさい」
「ミニョ~~~」
 いつものように息抜きに屋上に来たら、すでにジェヒが待っていた。ここ数日はいつもこうだ。どんなに時間をずらしても、なぜか待っている。
 はあ……。ミニョはジェヒから見えないように小さくため息をついた。
 こんなところをテギョンに見られたら大騒ぎだ。最近、ようやく動けるようになったテギョンはミニョと一緒に散歩したがるため、ミニョがいないと分かると自分の足で捜しにきかねない。
「あの……じゃあ、私はこれで」
「え? 何で? ミニョ、番号――」
 ♪♪♪
 ミニョの携帯が鳴った。
「はい。――あ、今、屋上です。すぐに下ります。――え? こ、来なくていいですよ! すぐに――あっ!」
 ミニョが話している途中でいきなりジェヒが携帯を奪った。
「ジェヒくん!!」
「もしもし、ミニョの親父さんっすか?」
『何だと? お前、誰だ!?』
「俺? 俺はユン・ジェヒです。ミニョの彼氏候補でーす」
『か、か、彼氏候補!?』
「いや~、ミニョがなかなか携帯番号教えてくれなくて……ちょっと、ミニョ。やめろって。まだ親父さんと話を……くすぐったいよ、ミニョ」
『くすぐったい? お前、そこで何して――』
「いいから返してください! 恐ろしいことになりますから。ジェヒくん!」
「やめ……あれ? 親父さん? 親父さん? もしもーし。……切れてる」
「ええ!?」
 ミニョはびっくりして携帯を奪い返した。
「もしもし!? オッパ? オッパ!!!!!」
 虚しい機械音が聞こえるだけだ。
「どうしよう……」
「オッパ? お父さん、じゃなくて? ん? どういうことだ? お兄さんだったの?」
 ジェヒはワケが分からないという顔をした。
「と、とにかくジェヒくんは今すぐここから去ったほうがいいわ。お部屋に戻って」
「何で? 親父さんが来るんじゃないの?」
「いいから、早く戻――」
 バーーーーーーーーーン!!!!!!!!
 いきなりものすごい勢いで屋上のドアが開いた。壁に叩きつけられたドアがまたすごい音を立てる。
 二人はビクッとしてその場に凍りついた。
「…………オッパ」
 ミニョの顔が青ざめる。
「え?」
 ジェヒがミニョの顔とテギョンの顔を交互に見た。
 テギョンの目は、ジェヒの背中に置かれたミニョの手だけを見つめている。
「お、お、お前ら……何やってるんだ!」
 そう言うなり、すごい勢いで走ってくると、ミニョの腕を掴んでジェヒを突き飛ばした。
「いって!」
 勢いでよろけたジェヒがテギョンを睨みつける。
「何すんだよ、おっさん!」
「おっさん!?」
 テギョンの顔が怒りで赤くなったり、青くなったりする。
「ああ、おっさんだろ。おっさ……あれ? あんた……ファン・テギ――」
 言い終わらないうちにテギョンに胸ぐらを掴まれた。
「え? あの、ちょっと?」
「オッパ、やめてください! オッパ!!」
「ええ? オッパ? ミニョ?」
 ジェヒはワケが分からずに、ミニョとテギョンを交互に見た。
「ミニョだと? 人の嫁つかまえて、ミニョだと? このクソガキ! 誰の女か分かってて、呼び捨てにしてんのか?」
「嫁? 女? ええ?」
 ジェヒは胸ぐらを掴まれたまま、ガタガタと震えだした。
「オッパ! 誤解です! やめてください!!!!!!!!!」
 ミニョが必死で頼んだおかげで、何とかジェヒは解放された。
 げほっ、ごほっ! ジェヒが激しく咳き込む。
「だ、大丈夫、ジェヒくん。あの、ごめんね」
「ミニョ! そいつに近づくな!」
「オッパ、あんまりです! 私の話も聞かずにいきなり乱暴なことするなんて!」
「え? だ、だって、それはこいつが……」
 ミニョに怒られると途端にテギョンは弱腰になった。
「こいつだなんて失礼ですよ! 何度言ったら分かるんですか? 言葉は気をつけてください。ジェヒくんとはただお話ししてただけです。それをいきなりこんなことして。大丈夫?」
 またジェヒに聞く。
「うん。ちょっとびっくりしただけ。あの……ミニョ……」
 じろっとテギョンに睨まれた。
「ミニョ……さんは、その……こ、この人の……何?」
「私は彼の妻です」
「………………は、はいぃぃぃぃぃ????」
「ごめんなさい。もっと早くに言えばよかったんだけど、ジェヒくんがいつもしゃべってて、言う暇がなくて……」
「あ、あ……」
 パクパクっと口を動かして、二人を交互に見る。
「妻? じゃあ、夫? じゃあ……ミ、ミニョ……さんは、いくつ?」
「え? やだ、年なんて聞かないでください。ただ、一番上の子は13歳です」
「ええーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
 ノックアウトだった。
「ミニョが人妻……ミニョには子供がいる……ミニョは人妻……」
 相当ショックだったジェヒはふらふらしながら歩いて屋上を去っていった。途中、入口のドアで思いっきり頭をぶつけたが、頭の痛みよりも心の痛みのほうが大きかったようだ。
「悪いことしちゃったな」
「おい!」
「はい?」
「お前ってやつは! 一体、いつになったら年相応に見られるんだよ!」
「すみません」
「この前はサラリーマンにプロポーズされてたよな? あの時はお前のこと二十歳だって思ってたみたいだし、その前は高校生が付き合ってくださいって申し込んできたよな。その前は……」
「もういいですよ! ごめんなさい」
 しゅんとしてしまったミニョに苦笑しながら抱き寄せた。
「まったく。これだから、俺はお前から目が離せないんだよ」
「はい。ごめんな――」
 謝る口を唇で塞いだ。
「お前は俺だけのもんだからな。他の男の目に触れるなよ」
「それは無理で――」
 また塞がれた。

 そんな両親の様子を、ドアの影からユグンが見ていた。
「ユグン、何してんの? パパは? ママは?」
「ユーたん、パパは? ママは?」
「うるさい。チビは黙ってろ。それからユグンじゃない、お兄ちゃんって呼べよ。まったく。チビのお前たちにはまだ早いからいいんだよ」
 言いながらユグンはチビたちの目を手でふさいだ。

(まったく。イチャつくのは家だけにしてくれよな。恥ずかしい)
「さ、下でジュースでも飲もう。お兄ちゃんのおごりだぞ」
「わーい! ジューチュ、ジューチュ! ユーたん、僕ねぇ、オレンジジューチュがいい!」
 一番チビがぴょんぴょん飛び跳ねながら言った。
「お兄ちゃん、コーラがいい」
「調子がいいな、お前は。こんな時だけ、お兄ちゃんかよ。はいはい、オレンジにコーラな」
 チビたちを促して、ユグンはそっと下におりていった。

 両親は夕日を背にしながら、まだ――キスしていた。









こんばんわ。ユグンのお話しはこれで終わりです。
近々本編でも出会えるかな? わたしのは子供の頃、結婚したら、とにかく子沢山になるのが憧れでした(笑)
だから「大家族特集」なんて見ちゃうとワクワクしちゃいます。
この前も、アンビリバボーで19人のお子さんがいるご夫婦が出ていましたが、まさに憧れです。
大家族・・・・自分ではもう叶えられな夢なので、せめてミニョとテギョンには・・・・(笑)
しかし、19人は多すぎますね(笑)

また、明日から本編のみに戻ります。もうすぐ結婚式でーす。
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Re: sakko1001さん

こんばんわ。

いつまでたってもラブラブって理想の夫婦ですね。
身近にいるんですが、そういうご夫婦の子供さんって、
案外に冷めてるんですよね(笑)
一番身近でいつもちゅっちゅっされちゃったらねえ(笑)
だから、ユグンも案外、冷めてるのかもな(笑)
本編に二人の子供の会えるのを待っていてください。

Re: sakko1001 さん

こんばんわ。

二人に子供が生まれる頃には・・・まだかな?(笑)
でも、どっちかだとジェルミの方が先でしょうか?
シヌはまだお相手が・・・・って私が悪いんですが(笑)

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Re: うめちゃんさん

おはようございます。

ミニョはいくつになってもミニョなんでしょうね。
だから、みんなに違う意味で愛されちゃう(笑)
テギョンは心配しまくっちゃいますよね。
また、ぶっ倒れちゃうよ。
子供は・・・ユグンだけ今のところ名前がはっきりしてますね。
他は・・・。

Re: みうさん

おはようございます。

いくつになってもミニョから目が離せないテギョン。
これじゃあ心配で側から離れられませんよね。
ミニョもミニョで一応努力はしてるんでしょうが・・・。
ユグンの冷めてるのは、やっぱり目の前でラブラブを見せ付けられるからでしょうか?

Re: りのちゃんさん

おはようございます。

今度は本編でユグンが活躍するお話を書きたいです。
その前に、まず結婚式ですね(笑)

Re: 文ママさん

おはようございます。

いくつになってもミニョは可愛いですね。
こーんなに年下の子にまで好かれちゃうなんて(笑)
私の場合、年下の旦那のほうが私より年上に見られることは日常茶飯事です。
旦那のほうが老けてるようです(笑)
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