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 ←結婚式前――悲喜こもごも―― 前日 →ここに幸あり 2
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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
ここに幸あり

ここに幸あり 1

 ←結婚式前――悲喜こもごも―― 前日 →ここに幸あり 2



※YouTubeさんからお借りしました。


                    五時 
ミニョはゆっくりと目を開けた。うっすらとカーテンの隙間から光が差している。目を開けたまま、しばらく身じろぎしなかった。
「ん……」
 隣で眠るテギョンが少し動いた。
 テギョンの手がミニョの手にちょっと触れた。
(幸せってこういうことなのかな?)
 ふと、そんなことを思った。
 そっと起き上がると、テギョンを起こさないようにベッドを抜け出した。
 ベッドルームを出て、隣の部屋に移動してさっとカーテンを開けた。
 まだうっすらと陽が差すぐらいだが、空はすっきりと晴れ渡っている。
「最高のお天気だわ」
 ミニョはにこっと笑うと、バスルームに向かった。
 今日は二人の結婚式。
 慌ただしい二週間だった。それも、今になってみればいい思い出だ。
 シャワーを浴びて出てくると、テギョンはまだぐっすり眠っている。明け方まで、二人は愛し合っていた。
 今日から、二人は夫婦になる。
 独身最後の夜ということが、二人を眠らせなかったのかもしれない。
 結婚式は十八時からだから、別に慌てる必要もなく、新婦のミニョはお昼少し前に式場に向かえばいい。
 昨日、テギョンの胸に抱かれながら、
「幸せになろうな」
 と何度も言われた。
(幸せになる。幸せになるのよ、私……)
 ドキドキする胸を抑えながら、ミニョは何度も大きく深呼吸した。
「ミニョ?」
 名前を呼ばれて振り返ると、寝ぼけ眼のテギョンがあくびをしながら立っていた。
「もう、起きてたのか? 早いな」
「オッパったら。髪の毛が跳ねてますよ」
 くすくす笑いながらミニョはテギョンの頭を撫で付けた。
 ちゅっ。
 素早くテギョンがキスをする。
「オッパ!」
「これが本当の独身最後のキスだな」
「もう! 朝からふざけないでください」
「シャワー浴びたのか?」
「はい」
「一緒に浴びたかったな」
「もう! オッパ!」
「もう一度、一緒に入らないか?」
「…………入りたいですか?」
「うんうん」
 テギョンが子供のような笑みを浮かべた。

 その後、二人はなかなかバスルームから出てこなかった。

                  九時
「式場の準備はばっちりかい?」
 チマチョゴリを着て、ちょこんと座っているジスクおばあさんがギョンセに聞いた。
「ええ。大丈夫ですよ」
 のんびりとギョンセは紅茶を飲んでいる。
「お前は何をゆったりしてるんだい! 早く支度をしないかい!」
「……お母さん。まだ九時ですよ」
「だから何だい! 早く式場に行って、ちゃんと準備できてるか確かめないと!」
 ジスクおばあさんはかなりせっかちだ。
「お母さん、式は六時からですよ。こんなに早く行ったら式場の方がびっくりしますよ」
 苦笑しながらギョンセは言った。
「何を悠長なことを!」
「まあまあ、朝からジスクはけたたましいね」
 含み笑いをしながら入って来たのは御前様。
 テギョンとミニョの結婚が決まると、早々とイム・トンジェの別宅に移り住んだ。若い二人のためというのが建前だが、本音は孫の結婚をジスクおばあさんに先を越されたのが悔しいからだった。
「あら、お義姉さん。お早いお越しで」
 途端に二人の間に見えない火花が飛び交う。
「今日はテギョンの結婚式だからね。早めに来て祝いの言葉でも言ってやろうと思ったのさ。テギョンはどこだい?」
 てっきり屋敷にいると思ったのだろう。
「ホテルですよ」
「ホテル!? まさか、あの子と一緒なんて言うんじゃないだろうね?」
「そうですよ。もう、結婚したも同然ですからね」
 何をそんなに驚く必要があるんですか、という顔をジスクおばあさんはした。
「おやおや。ジスクもえらく寛大になったもんだね。結婚前の男女がホテルに泊まるだなんて……はしたない」
「はしたない!? はしたないとは何ですか? 取り消してくださいよ」
「いいや、取り消さないよ。本当のことだ」
「お義姉さん!」
「何だえ?」
 う~~~っと二人が睨み合った。
「お母さんも、伯母上もやめてください。今日はおめでたい日ですよ」
 ギョンセが止めに入らなかったら、二人のいがみ合いは夕方まで続いていただろう。

九時半
「いい? 今日は私たちは式場には入れないけど、ここからテギョンオッパとミニョさんを祝福するのよ!」
 A.N.JELLファンクラブ会長のサ・ユリが大声で従えるファンクラブ会員に言った。
「はーい!!!!!」
 それぞれのファンが手に華やかにデコレーションしたプラカードやうちわなどを持っている。
『テギョン様・ミニョさん。結婚おめでとう』
『テギョンオッパ・ミニョさん お幸せに』
『二人の愛は永遠に』
 などなど書かれたプラカードが目にも鮮やかだ。
「テギョンオッパの幸せを私たちもお祝い……ううっ……するのよ。うう……テギョンオッパ……」
「会長、泣かないでよ。私まで泣きたくなっちゃう」
「私も……」
 二人の女の子がメソメソと泣き出した。
「泣くんじゃないわよ! お祝いの日に涙は禁物よ!」
 ぐいっと目元を手の甲で拭ったサ・ユリは大声をあげた。
「私たちは二人の結婚式をお祝いするために来たんだからね! いい、みんな。ここから二人をいっぱいいっぱい祝福するのよ! テギョンオッパ! ミニョさん! チュッカヘ~~~!!!!!!!!」
 サ・ユリのお祝いの言葉にファンの女の子達が続いた。
「チュッカヘ~~~!!!!」
 その声は、周りにいた報道陣を驚かせるほどのものだった。しかし、この後、ホテルに泊まっている宿泊客から苦情が出たため、しばらく自粛することになったのだが……。

               十時
「ねえねえ、俺の格好おかしくないかな?」
 朝からバタバタとジェルミは忙しない。
「ああ、いいよ」
 シヌはお茶を飲みながらテレビに目線を向けたまま言った。
「ちょっと、シヌヒョン! ちゃんと見てよ!」
「見てる」と言いながら目線はテレビのまま。
「シヌヒョン!!!!!」
「あーうるさいな! お前、さっきから何回同じ事訊くんだよ? 十回目だぞ、十回目!」
「だって……おかしくないか不安でさ」
 ぷんっと、ジェルミは唇を尖らせて頬を膨らませた。
「じゃあ、はっきり言ってやる。おかしい。はい、終わり」
「えーーーーーーーーー!!!!! シヌヒョン!!!!!」
 ジェルミが小さな子供みたいにシヌにまつわりついた。
「お前はいつになったら大人になるんだよ。――あ! ハヌルさんだ!」
「え? どこ? どこ、ハヌル?」
 慌ててジェルミがキョロキョロした隙にシヌは二階に駆け上がった。
「シヌヒョン!!!!!!!!!!」

 同じ頃、ミナムの自宅では……。
「ミナム、どこに行くのよ?」
「式場だよ。俺はミニョの兄だからな。先に行って、あれこれ手配とかしないと」
「ちょっと! そんなこと式場の人に任せればいいじゃない!」
「ダメダメ! ミニョの一生に一度の結婚式だぞ。兄の俺が仕切らなくて、誰が仕切る」
「式場の人が仕切るわよ」
「…………とにかく、行ってくる」
「ミナム! ちょっと、私はどうするのよ!!!!!」
 ユ・ヘイの大声をよそにミナムは家を飛び出していた。

              十一時
『おはようございます。私は今、ミレニアム・グランドホテルの前に来ています。そうです。今日ここでA.N.JELLのリーダー、ファン・テギョンさんとコ・ミニョさんの結婚式が行われます』
 女性リポーターがカメラに向かって華やかな笑みを浮かべて言った。
『ご覧下さい。会場となっているこちらのホテルにはすでにこれだけの報道陣の数と、ファンの女の子達が詰めかけています。中には日本からのファンの方もいらっしゃいます。みなさん、お二人の幸せなお姿を拝見しようと来られたようです』
 朝からニュースやワイドショウーでは今日の二人の結婚式でどのチャンネルにしてもそのことで持ちきりだ。
 早くも式場となっているホテルの上空にはヘリコプターさえ飛んでいる。
『お二人は午後三時すぎから、こちらのホテルで記者会見を行うということです。お式のほうは午後六時から開宴とのことです。では、一旦スタジオに戻します』

 このテレビをちょうど点けていた例の三人組のおばさんたちは……。
「ミジャ、これでおかしくないかい?」
 準備に忙しかった。
「え? いいんじゃないですか?」
「いい加減なこと言うんじゃないよ!」
「お義姉さん、私だって忙しいんですよ。私はあの子たちの唯一の伯母なんですからね」
「だから何だい? 私だって親族だよ」
「ミジャ、これどうしたらいいんだい?」
「ミジャ、化粧をしておくれよ」
 三人のおばさんが次から次へと言ってくる。ミジャ伯母さんは混乱しそうだった。
「あーもう! 勝手にしてくださいよ!!!」
「ミジャ!!!!!!!!」

                十一時半
「奥様。コーヒーをおもちしました」
 秘書が部屋に入ってきて声をかけた。
「ありがとう。そこに置いておいて」
 モ・ファランは鏡の前に座って、大きく息を吐いた。
 今日の式に出席するということが、どれだけ世間を賑わせることになるか。そう思っただけで、緊張して手が震えた。
 いつものようにバックに手を伸ばして、ブランデーの小瓶を取り出そうとして、手が止まった。
「奥様?」
 ふふっと笑うと、小瓶から手を放した。
「もう、お酒で自分をごまかすのはやめにするわ。もう、ごまかさなくてもいいんだから……」
 そう言うと、コーヒーを一口飲んで、「美味しい」と心から呟いた。







おはようございます。今日も晴天です。
いよいよテギョンとミニョの結婚式当日です。書いてる私もドキドキしちゃいました。
今回は一日の二人と周りの人たちの動きを時間で追って行きたと思います。ホントなら、ここに結婚ソングとかが長っると気分的に盛り上がるんですが・・・・。
すみません、音楽はないです(泣) どうやって流したらいいのかずーっと調べましたが、結局わからずじまいで・・・。
でも私が今回のお話を書いてる時、そして今この瞬間も聴いているのが、キャラメルペッパーズさんのその名も「ウェディングSONG」という曲です。
本当に泣けるほどいい曲です。この曲を流しながらみなさんに読んでもらいたかったです。
※画像を貼り付ける方法を教えていただきました。ぴっぴさん、ありがとうございます。
幸せになっていく二人を見守ってください。

今日もみなさんが幸せでありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: ぴっぴさん

おはようございます。

さっそく記事に音楽を貼り付けてきました!
ありがとうございます。
しかし、画像がでかくてはみ出してますが、そこはご愛嬌ということで・・・・(笑)
楽しみが増えました。本当にありがとうございます。

なるほど、そういうことだったんですね。
同棲には憧れました(笑) 私たちの場合、私の実家にほぼ旦那が週末は泊まってました。
親はそこは何も言いませんでした(笑)
結婚式の前日は緊張して一睡もできませんでした。目がギンギンで(笑)
テギョンとミニョは・・・朝までムフフだったから(親父ですね、私)緊張はなかったかな?
おじいちゃんおばあちゃんになっても初々しい二人でいてほしいですね。

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Re: あかぴさん

おはようございます。

みんながこの日を待ちわびていたはずです。
例の三人組のおばさんは違う意味でですが・・・(笑)
いつまでたってもラブラブでいてほしい二人なので、前夜までラブラブで(笑)
二人の結婚式を幸せでいっぱいにしたいです。

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いよいよ、結婚式ですね。
みんなのソワソワが伝わって来て
私までソワソワしてます(笑)

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Re: たくみままさん

こんばんわ。

やっぱり音楽があったほうが実感湧きますね。
コメントを書きながらも聴いています(笑)
幸せになろうっていい言葉ですよね。
一緒に幸せになる。言われたいです。

Re: しなもんみるくさん

こんばんわ。

お待たせいたしました。
二人の結婚式です!!!!
前夜、テギョンが自重したか・・・それはミニョだけが知っています(笑)
ミニョの晴れやかな顔見たら・・・自重は無理だったかな?(笑)
当日っていろんな人のいろんな気持ちがありますよね。
みんなが幸せな気分になってもらえたら嬉しいです。

Re: ユズキナコさん

こんばんわ。

いよいよです。
本人たちだけじゃなく、みんながそわそわしてますね。
二人の幸せがみんなに大きな幸せをあげられたらいいです。

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

いつだってラブラブで。式当日だってラブラブです。
今は二人よりも周りがドキドキしてるでしょうね。
式にはいろいろなことがありそうです。

Re: あられさん

こんばんわ。

当日の朝って、みんながドキドキしますよね。
私は兄妹の結婚式でもドキドキしました(笑)
本人たちより周りのほうがきっと気合入るでしょうね。

Re: メイナママさん

こんばんわ。

急遽、壁紙を変更しました。
今日から二人の幸せな結婚式のお話ですから。
この曲を見つけたとき、「あーテギョンの気持ちそのものだ」って思いました。
「僕の人生に光を与えてくれたのはあなたです」
まさにミニョがテギョンの人生に光を与えたなって思えて・・・。
二人の幸せな気持ちが周りの人にも伝わって幸せになってほしいです。

Re:ともるんさん

こんばんわ。

結婚式に合わせて急遽、変更しました。
純白はミニョにぴったりですね。
前日まで二人はラブラブです。これから、テギョンはどんどんミニョに甘えていくかな?
そういうテギョンも可愛いから好きです。
周りの人も二人以上にドキドキですね。

NoTitle

なつあおいさん こんばんは
やっとですね(≧▽≦)  私も嬉しいです!
ラブラブな2人に当てられながら(笑)お婆さま達のやり合いに苦笑してました。でも本当に良かったです。
モファランさんも参加出来て、母として堂々と出られるのですから(*^▽^*)番組中は本当に嫌いな奴だったんだけど…この方も寂しかったんですよね~誰かに救ってほしかっただけで…ちょっとしたねじれが2重にも3重にも苦しむ形になってしまっただけで

まぁ~これからは幸せあるのみ♪♪
私も2人のかどでを祝福しますヾ(^v^)k

Re: サルサさん

こんばんわ。

二人の結婚式。いろんな思いがあって、いろんな喜びがありますね。
一番喜んだのはおばあさん?
モ・ファランも親子として名乗りができて、式にも出席できてよかったです。
これからは本当の親子として関係を作れたらいいですね。
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