スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←大切なこと 2 →大切なこと 4
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【大切なこと 2】へ
  • 【大切なこと 4】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
大切なこと

大切なこと 3

 ←大切なこと 2 →大切なこと 4
 ミニョの通う大学の冬期休みは2月の終りからとなるため、ミニョは新年が明けてからすぐ大学に通っている。
 バイトもお休みということもない。
 今日も大学の帰りにバイト先に向かった。
「いらっしゃい、ミニョちゃん」
 いつものようにカウンター席に座っているコンさんが声をかけた。
「コンさん。いらっしゃいませ」
 ぺこりとミニョは頭を下げた。
 ふふっとコンさんが笑ってミニョを見た。
「?」
 何だろうかとミニョはマスターと顔を見合わせた。
「着替えておいで」
「はい」
 ミニョが奥に引っ込むと、マスターは軽くコンさんを睨んだ。
「何だよ。若い子を見て含み笑いなんかするもんじゃないよ」
「え? あ、そういう意味じゃないよ。ただ、ファンさんの言葉を思い出してね」
「ファンさん? ああ、ジスクさんのことかい?」
「うん。かなり、ひ孫の切望してるみたいだからね。まだ結婚して一カ月ちょっとだって言うのに、どうやったら子供ができるか? なんて聞いて来てね」
「相変わらずせっかちな人だな」
「まったくだよ。まあ、ミニョちゃんの様子を見てたら嫌な思いはさせられてないみたいだから、よかったよ」
 そこにエプロン姿のミニョが出て来て、テーブルの上を片付け始めた。
「ミニョちゃん、幸せそうだね」
「え?」
 どういう意味だろうかとミニョはコンさんの顔を見た。
「いや、ファンさんがミニョちゃんに大事にされて幸せだって、自慢してたからね」
「おばあさまが? そんな……」
 嬉しそうにミニョははにかんだ笑顔をみせた。その顔にもやっぱり幸せが溢れている。
「テギョンくんとも仲がいいみたいだね」
「え? ……はい」
「ファンさんもこれで寂しくないからよかったよ」
「え?」
「いや……私はファンさんの主治医として十年以上診ているが、彼女はあの大きなお屋敷でいつも一人ぼっちだった。私が知っている限りではね。息子のギョンセさん夫妻は海外公演が多くて一年のほとんどが海外だ。孫のテギョンくんは芸能人として活動しているから、やっぱり外に出ている。滅多にあの屋敷には帰らなかったようだ」
「そうだったんですか……」
 ミニョはあのどこか寂しいような雰囲気のある大きな屋敷を思い浮べた。
 テギョンも子供の頃は一人だったと言っていた。両親の不在の家。祖母はいても、あまりなじめなかったのかもしれない。
「でも、今はこうして君たち若夫婦が一緒に暮らしてくれるから、自分は幸せだとファンさんは喜んでいたよ」
「おばあさまが……」
 ミニョはそのことを聞けただけでよかったと思った。
「他人の私がこんなことを言うのはおかしいんだが、ファンさんをもっともっと幸せにしてあげてほしい」
「はい。ありがとうございます」
 ミニョはぺこりと頭を下げた。
 コンさんの「もっと幸せにしてあげてほしい」という言葉の中に「早くひ孫を抱かせてあげてほしい」という意味が含まれているとは想像もしないミニョだった。

 その日は、テギョンの仕事が早く終わったこともあり、一緒に帰ることになった。
「お待たせしました」
 テギョンがドアを開けて待っていてくれる。
「マスター、失礼します」
「ああ、気をつけてね」
「はーい」
 車に乗り込むと、ミニョはそっとテギョンの顔を窺った。
「何だ? 俺の顔に何かついてるか?」
「え? いえ……」
「何だよ? 言いたいことがあるなら言えよ」
「……オッパは、おばあさまのこと好きですか?」
「え?」
「オッパは言いましたよね。子供の頃は寂しかったって」
「……ああ。それが?」
「きっと……おばあさまも寂しかったんだと思います」
 ミニョは今日、コンさんから聞いたことをテギョンに言った。
「そうか……おばあさまが」
 テギョンはハンドルを握り締めて、子供の頃を思い出していた。
 大きくて広い屋敷。家族と呼べる父は海外暮らしが長く、祖父母は冷たかった。
 そう冷たかった記憶がある。テギョンの子供の頃の記憶は――孤独だ。
 母を知らない子供。母の名を口にしてはならないとくどいほど言われた。いつからだろうか。その孤独に慣れたのは。
 同じように祖母のジスクも孤独だったというのか?
「きっと――オッパを可愛がりたかったんだと思います。だってただ一人の孫ですもの。でも、おばあさまは……どう接したらいいのか分からなかったんだと思います。オッパ」
「ん?」
「おばあさまは、今、すごく幸せだってコンさんに言ったそうですよ。孫夫婦が大事にしてくれるって」
「……おばあさまが?」
「はい。もっともっと……幸せになってもらいたいです」
「ああ。俺もそう思う」

 家に帰った二人は、出迎えてくれたジスクおばあさまを挟むように抱きしめて、幸せそうに笑った。








おはようございます。今日も朝から寒いです。
今月はいろんな韓国ドラマが始まります。「神のクイズ」「ラブミッション」「天使の誘惑」「ティアモ・チョコレート」「近古肖王」などなどです・・・・。
今、大分放送ではイ・ジュンギの「ヒーロー」をやってます。
昨日、「クミホ」を借りに行ったら、旦那が知り合いの店員さんに「僕の彼女はキツネとか言うのありますか?」なんて言ったもんだから、「ああ、キツネちゃん何とかっていうやつですか?」ってお返事が(笑)
慌てて「僕の彼女はクミホです!」って言い直しましたが、なかったです(泣)
しかし、クミホの「狐」の部分だけを取っていう旦那もすごいと思いました(笑)

今日もみなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【大切なこと 2】へ
  • 【大切なこと 4】へ

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

NoTitle

こんにちは。今日は晴れています。 これまでが寂しかったぶん、今は幸せいっぱいの日々を過ごしてますね!
いろんなドラマが始まるんですね!観たことないですが、『神のクイズ』は面白いと聞きました。『僕の彼女はクミホ』レンタル中でしたか‥観れないと思うとますます観たくなりますよね☆

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

NoTitle

なつあおい様

ファン家は、、つくづくと不器用な寂しん坊さん一族だったんですね~
テギョンがそうだったように・・・いつの間にかミニョが懐に入り込んで、扉を開けてくれている。
ファン家の未来は明るいですな~


Re: あかぴさん

こんばんわ。

寂しい思いをしたのはテギョンだけじゃなかった。
ミニョという存在を中にしてみんなが幸せになれました。
これからはもっともっと幸せに・・・。

うちの旦那、やっぱりバカですね(笑)
でも、「狐」をキツネって読めたのには感心しました(笑)
漢字苦手な人なので。

Re: rankosanさん

こんばんわ。

ジスクおばあさんみたいなタイプを知っています。
うちの父です(笑)
孫が可愛くて仕方ないのに、どう可愛がったらいいか分からない。
で、結局無愛想になって、孫から「こわーい」って言われちゃう(笑)
きっとジスクおばあさんもそんな感じだったと思います。

Re: kouさん

こんばんわ。

みんなが寂しい時代を経験してますね。
だからこそ、今は幸せな毎日なんでしょうね。
見たいと思えば思うほど見れないのがツライです(泣)

Re: ファイティンさん

こんばんわ。

きゃあ~!! グルグル巻きにさえたおちびちゃん見たーい!!
今日も寒かったけど、今週はもっと寒くなるみたいですよ。
こっちでも雪が降るかもって言われてます。冷え性には堪えるなあ・・・。
お金ってあるにこしたことはないけど、それで人の心は買えませんもんね。
ジスクおばあさんも寂しいし、テギョンも寂しかった。
お互い満たされない心でいっぱいだったんでしょうね。

もうね、いっそのこと「マイダス」借りようかと思ったら、1、2巻が借りられてたの(笑)
旦那が「3巻借りたらいいやん」なんて言うけど、いきなりそこから?
すごい端折り方するでしょ? 私も聞いてて「はぁ? それじゃ通じないよ」って思っちゃった(笑)
案の定「キツネちゃん何してる?」と勘違いされたみたい(笑)
しまいには、「お前、タイトル言え」って。じゃあ、最初から私がいうよ(笑)

Re: りくさん

こんばんわ。

もし、テギョンが「いいとこのお嬢さん」と結婚してたら、
今みたいに「孫嫁自慢」したかなって思いました。
綺麗で、清楚で違う意味の「孫嫁自慢」にはなったでしょうが、ミニョとは違うでしょうね。
ミニョが作ろうとしている温かい家庭とはまったく違うものになったと思います。
ミニョが繋いでくれた家族の絆だから、みんなが大事にしてそれを守っていくと思います。
寂しい思いはもうしなくていいですね。

分かります。私も一度はクミホにチャレンジしたんですが、イ・スンギがダメでダメで、1話で断念したんです(泣) あの時、ちゃんと見とけばよかったと後悔です。
かなり面白いとは聞いてたんですが、イ・スンギさんじゃなかったら・・・。
トンジュ先生見たさに、今度こそがんばります!(笑)

Re:chibikin さん

こんばんわ。

愛情表現が下手だと、特に子供は伝わりづらいですよね。
子供は優しくしてくれて、愛情たっぷりくれる人が好きですから。
テギョンはおばあさんに嫌われてるかもって思ってたかもしれません。
でも、今ならそんなこと思わずにいれますね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 魅杏さん

こんばんわ。

広いお屋敷の中に住んでいながら、そう会うことがなかった祖母と孫。
素っ気ない関係だったかもしれませんね。
この祖母と孫はよく似ていますね(笑)
テギョンの性格はおばあさん譲り?
二人共ミニョと接していくうちに変わってきたので、やっぱり似てるかも(笑)

ありがとうございます。
さっそく見てみます。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【大切なこと 2】へ
  • 【大切なこと 4】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。