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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
大切なこと

大切なこと 5

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おはようございます。
お休みしている間、たくさんのコメントをありがとうございます。
一つ一つ読ませてもらい、驚くことばかりでした。私の知らないことばかりで、すごく参考になりました。
たくさんのママさんたちの、たくさんの妊娠・出産ドラマを教えていただき、もう感動の一言です。
みなさんの体験談を参考にさせていただきながら、テギョン・ミニョの妊娠ライフを書き進めていきたいと思います。
本当に、本当にありがとうございます。






「おばあさまは、俺のこと可愛いって思ったことありますか?」
 唐突にテギョンに聞かれて、ジスクおばあさんは「え?」と訊き返した。
「いえ……その……孫として、ですけど」
 ぐびっとテギョンは一気にコーヒーを飲んで、その熱さに目を白黒させた。
「何を言うのかと思えば……」
 くすりと笑った。
「おかしいですか?」
「ああ、おかしい。妙なことを聞くのう。何かあったのかえ?」
「……俺は、この家に生まれてよかったのかなって時々思っていました。生まれた家を間違えたんじゃないかって」
「…………」
「物心ついたときには、いつも家には父さんがいなくて、おじいさまとおばあさまだけでした。――母さんはいなかったし」
「…………」
「何で俺には両親がいないんだろうっていつも思っていました」
 テギョンは話しながら、手にしたカップに視線を落とした。
 子供の頃を思い出したのだろう。それはジスクおばあさんも一緒だった。

『どうして僕にはお母さんがいないの?』
 くるくるした大きな瞳を少し潤ませて子供のテギョンはメイドに聞いた。
『え? それは……』
 メイドは困ったように同僚のメイドと顔を見合わせた。何と答えたらいいか分からなかったからだ。
『ねえ、どうして?』
『お坊ちゃま。それは私どもからはお答えできないのです』
『何で? 何で?』
 しつこく聞くテギョンにメイドたちは困り果ててしまった。
『テギョン!』
 怒鳴り声がしてテギョンは首をすくめ、目をギュッとつぶった。
 祖父のギュワンだった。普段は大人しく、滅多に怒らない人だが、テギョンが母のことを知ろうとすると決まって怒った。
『おじいさま……』
 同じ家に住んでいながら、テギョンは祖父母に可愛がられた記憶があまりない。それがどうしてなのか、幼いテギョンには考える余裕すらなかった。
『つまらないことを聞いて、メイドを困らせるものではない』
『はい。ごめんなさい』
 しゅんとしてしまったテギョンをギュワンは切なそうな目で見つめた。
 ギュワンにとってテギョンはただ一人の孫息子。可愛くないはずがない。でも、テギョンの中に流れる母親の血を思うと、どうしてもツラく当たってしまう。
『部屋に戻っていなさい』
『はい』
 幼い頃のテギョンはいつも部屋で一人ぼっちだった。
 そんなテギョンを不憫に思いながらギュワンもジスクも孫にどう接したらいいか分からずにいた。
 ――ただ、無償の愛を注げばいいのに。
 なまじ、出自の良さや、プライドといったものが邪魔をしていたと思う。
 ジスクとテギョンが普通の祖母・孫として接するようになったのは、ギョワンの死後だった。
 おしどり夫婦だった二人は、片方を失ってしまえば、その悲しみが大きく、ジスクは部屋から一歩も出ない生活を続けていた。
 その悲しみを埋めたのがテギョンだった。
『おばあさま。元気を出してください。おばあさまにはまだ――僕がいます』
 椅子に座ったままぼんやりしているジスクおばあさんに毎日のように話しかけた。
『僕は……おばあさまが大好きです。だから、僕を……一人にしないで』
 ふいっとジスクおばあさんの暗く沈んだ瞳が揺れた。そして、テギョンの顔を見た。
 テギョンは泣いていた。大粒の涙をぽろぽろと流していた。
『――なぜ、お前が泣くのだ?』
『だって……だって……おばあさままでいなくなったら、僕は……一人ぼっちになってしまいます』
『おかしなことを言う子だね。お前にはギョンセがいるだろうに』
『父さんがいても……いつも一緒にはいてくれません。おばあさまはいつもいてくれたから』
 泣きじゃくる孫の涙が、ジスクおばあさんの冷たく凍っていた心を解かしていった。
 あの日から、祖母と孫は普通の祖母と孫になれた。

「お前を可愛いと思わなかった日は一日もない。今も昔もお前は可愛い私の孫だ」
「おばあさま」
「小さいお前をどう愛したらいいのか分からなかったのだ、私もあの人も」
「…………」
「お前を愛おしい、可愛い、優しくしてやりたい、と思いながらどう接したらいいか分からなかった。お前にはツライ思いをさせたな」
「……おばあさま」
 テギョンは瞳を潤ませた。
「何じゃ。結婚した男が泣くものではないぞ」
「でも……」
「お前にはたくさんの幸せをもらっておる。ミニョにもじゃ。ありがとう」
「おばあさま」
 テギョンは祖母に抱きついた。
「おばあ……さま」
「大きい孫じゃの。私の可愛いテギョンは」
 よしよしとジスクおばあさんも泣きながらテギョンの頭を撫でた。
 祖母と孫――お互いの気持ちが分かり合えたその日だった。






改めまして、おはようございます。今日も朝から寒いです。昨日は雪が降っていましたが、今朝は何とか積もらずにすみました。
昨日は久々にバイキングに行きました。あまりに久々すぎて、がっつり食べ過ぎてしまい、お腹が痛くて痛くて(笑)
そこのバイキングは破格の780円という値段なんです。何食べてもこの値段!(笑)
飲み放題食べ放題! 私にとっては最高のお店です! あー、また行きたい。

今日という日がみなさんにとって素晴らしい一日になりますように。

いってらっしゃいといってきます。
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NoTitle

なつあおい様 
おはようございます!更新してくださってありがとうごございますo(^▽^)o
テギョンがジスクあばあさんに可愛いかと聞けたこと、凄いと思いました。本音を言い合えたこと、本当に大切なことですね。嬉しいです。
ミニョに愛されている自信がこんなところにも現れるんですね。ますますテギョンには幸せになって欲しいです。もうすぐですよね?
  • #16482 まごまごピンク 
  • URL 
  • 2012.12/10 10:32 
  •  ▲EntryTop 

NoTitle

こんにちは。こちらは雪が積もっています。 ジスクおばあさんとテギョン‥時間はかかったけど、心からわかりあえてよかったですね☆ お休みされている間の皆さんからのコメントを読ませていただいて、私は経験がないことで、お腹の中に命が宿り‥育てていくことってすごいなぁ‥と思いました。これからのお話も楽しみにしています♪

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NoTitle

こんにちは、更新ありがとうございます。
テギョン、思いきってジスクおばあさんに言えたこと…ようやくわだかまりもなくなって心からわかりあえる祖母と孫になれてよかったね♪感動してウルウルしちゃいました☆
次回も楽しみにしています❤

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Re: たくみままさん

こんばんわ。

プライドが高いとそれが邪魔をしちゃうことってありますね。
ジスクおばあさんにとってテギョンは目に入れても痛くない孫。
可愛くないはずないですよね。
素直にお互いの気持ちを言えて、よかったです。

Re: JKSjun さん

こんばんわ。

テギョンとジスクおばあさんの関係。
決してうまくいってたわけじゃないでしょうが、ミニョという存在が二人を結びつけたような気がします。
親の気持ちは親になってみなければ分からない。
これ、私が母に反抗したときに言われた言葉です。
確かにそうですね。
テギョンももうすぐその気持ちが分かるでしょうね。

Re: あかぴさん

こんばんわ。

テギョンの子供時代ってツラく悲しいことばっかだったと思います。
でも、ミニョと出会い、ファン家で生活を初めて、
それまでジスクおばあさんとの小さな溝みたいなものが取り払えてよかったですね。

Re: まごまごピンク さん

こんばんわ。

なかなか聞けないことですね。
まして、テギョンとジスクおばあさんの関係だったら。
素直に聞くってことは勇気がいりますが、「可愛い孫だ」と言われて、
テギョンも嬉しかったでしょうね。

Re: Kouさん

こんばんわ。

ジスクおばあさんの気持ち。いつかテギョンが同じ年頃になったら分かるでしょうか?
孫を愛しいと思う気持ちに嘘はありませんから。
大切な命を宿すってことはすごいことなんだなって改めて思いました。
お母さんは素晴らしいです。

Re: TOMO さん

こんばんわ。

小さい頃の記憶って意外と覚えてるものですね。
テギョンの場合は強烈なんじゃないかと思います。
とにかく愛に飢えてる子供だったはずだから。
ミニョと出会って愛される喜びを知ったはずだから、今度はそれをいろんな人に返す番ですね。
これからはいろんな人を愛して成長していってほしいです。

バイキングで1万ですか!? それはすごいですね!
前に1600円のバイキング行って、元取らなきゃって食べ過ぎて旦那に呆れられたことあります(笑)

Re:モモチ★ さん

こんばんわ。

心のどこかで気になっていたこと。ひっかかっていたこと。
一緒に暮らすようになって、それが気になったんでしょうね。
素直に訊く気になたのは、ミニョのおかげでしょうか?
これで普通の孫と祖母になれてよかったです。

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

小さい頃から仲がいい祖母と孫ならこんなこと聞かないでしょうね。
テギョンの中で引っかかっていたことなんだと思います。
ジスクおばあさんにとっても、素直に言えるいいチャンスだたと思います。

とんでもないですよ!
コメントをいただくだけで嬉しいので、気にしないでくださいね。
ありがとうございます。

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Re: みうさん

こんばんわ。

ただ素直に愛せばいいんですが、それができなかったんでしょうね。
ジスクおばあさんもきっと可愛かったはずです。
でも、プライドとかが邪魔しちゃったんでしょうね。
お互いが素直な気持ちを口にできて、ようやく普通の祖母と孫になれました。
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