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短編

サンタさんにお願い

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「あ……雪! 雪よ、パパ!」
 窓の外を見ていたユグンがぴょんぴょん飛び跳ねた。
「え? 雪?」
 息子の嬉しそうな声にテギョンは楽譜から目を上げて、窓のほうを見た。
「ホントだな。寒いと思ったら雪だ」
「パパ! パパ! こっち来て」
「はいはい」
 大きな窓から空を見上げると、ぼたん雪が次から次へと降ってくる。
「キレイねえ」
 ユグンがそんなことをいうのが可笑しくてテギョンは笑った。
「キレイだなあ」
「どうしたんですか?」
 部屋に入って来たミニョが窓辺に立つ二人に声をかけた。
「雪だよ」
「雪ですか?」
 ミニョはカップの載ったお盆をテーブルに置くと、同じように二人の側に立って空を見上げた。
「キレイですね」
 ユグンと同じことを言うミニョにテギョンは吹き出した。
「何で笑うんですか?」
「いや……親子って似るんだなって思ってさ」
「?」
「いや、よかったな。ホワイトクリスマスで。準備は出来たのか?」
「はい。お姉さんたちが手伝ってくれたので」
 今日はファン家恒例のクリスマスパーティーが行われる。いつもならファン家で働く人たちを労うためのものだが、今年は息子のユグンの希望で、親しい人たちを呼んでいる。
「ジェルミ来る?」
「来るわよ」
「ミナムおじちゃんは?」
「来るわよ。ヘイお姉ちゃんと来るのよ。あ、双子のお兄ちゃんとお姉ちゃんもね」
「わーい! シヌおじちゃんは?」
「もちろん来るわよ」
「みーんな来るのね?」
「みーんな来るわよ」
 テギョンとミニョの息子であるユグンは、その容姿からかみんなに愛される子供だ。
「僕もね、ジェルミたちにプレゼント用意してるのよ」
「そうなの? いつ買ったの?」
「うーんとね……この前、大おばあちゃまと買ったの」
 大おばあちゃまとはユグンにとっては曾祖母のジスクおばあさんのこと。
「よかったわね。みんな喜ぶわよ」
「うん」
 うきうきしてまたぴょんぴょん飛び跳ねる息子の頭をテギョンは撫でた。

「メリークリスマース!!!」
 大広間にクラッカーが盛大に鳴らされた。
 その大きさに子供のユグンはびっくりして目をまんまるにしている。
「ユグン、メリークリスマス!」
 ジェルミが真っ赤なリボンのついた大きな箱をユグンの差し出した。
「プレゼントだよ」
「わぁっ!!」
 頬を真っ赤に染め上げてユグンがにっこり笑った。
「ありがとう、ジェルミ」
「どういたしまして。中は何かな♪~?」
「何かな~♪」
 ユグンも釣られて歌う。
 ジェルミに続いて、シヌやミナム夫婦、マ室長にアン社長からもプレゼントをもらい、ユグンは満面の笑顔だ。
「あのね、あのね、僕からもプレゼントがあるんだよ」
「俺たちに?」
「うん!」
「なになに?」
 ユグンは大きなツリーの下に隠しておいた、真っ白な袋を引っ張り出した。自分よりも大きな袋だ。
 締めていた口を開くと、その中にもぐりこむようにしてプレゼントを取り出す。
 キレイにラッピングされた小さな袋をみんなに手渡していく。
「何だ? ユグン、これ中身はなに?」
「ヒミツ。開けてのお楽しみよ」
 ジスクおばあさんの受け売りをそのまま言っているようだ。
「何だろうな?」
 ガサゴソという音だけがその場に響いた。
 中から出てきたのは、チョコやアメといったお菓子と小さな手紙だった。
 手紙には“ありがとう だいすき”という文字がたどたどしい字で書かれていて、さらに似顔絵のようなものも描かれている。
「これ……俺?」
 頭ばかり大きくて、体は小さい絵。髪の毛はぐしゃぐしゃなのに、黄色に輝いている。
「うん。ジェルミだよ」
 にいっと笑う顔がテギョンにそっくりだ。
「やだ……。私なんか髪の毛が少ないのよ」
 苦笑まじりにユ・ヘイがその絵を見せた。
 確かに、数本の髪の毛はまばらであちこちから伸びている。とても、ユ・ヘイには見えない。
「俺は……俺に見えるかな?」
 マ室長が笑いながら絵を見せた。丸が2つ書かれているところを見ると、メガネのつもりらしい。
「そっくりだよ。ユグン、上手だな」
「うん」
 ひとしきり、ユグンのプレゼントで盛り上がると、それぞれの会食となった。
 大人達はわいわいと集まって騒ぐが、子供たちも同じなようなものだ。
 一番お兄さんなマ・セジュが陣頭きって、コ・スヒョン、スジンの双子と、一番チビのユグンを従え、大広間の中を遊びまわる。
「ねえねえ、サンタさんに何お願いする?」
 紅一点のスジンがケーキを頬張りながら訊いた。
 サンタさんからのプレゼントは子供たちにとっては一番の楽しみだ。
「僕はおもちゃ!」
「僕も!」
 セジュとスヒョンの二人は最近の流行のおもちゃの名を上げて喜んでいる。
「私は、お化粧道具よ」
 母親に似て美への追求が著しいスジンはそんなことを言う。
「ユグンは? ユグンは何をお願いするの?」
「僕? 僕は……言わない」
「何でよ、教えてくれたっていいでしょ」
「教えないよ。教えたらサンタさんくれないもん!」
「ウソ! くれるわよ。いい子にしてたらくれるんだから」
 唇を尖らせてスジンが言った。
「ユグンはいい子じゃないからサンタさんがくれないのよ。だから、教えないのね」
「そ、そんなことないもん!」
 うわーんっとユグンが泣き出した。
 どうした? とみんなが子供たちのほうを振り返る。
「お坊ちゃま、どうなさいました?」
 ガンヒが飛んできて、ユグンに訊く。
「スジンお姉ちゃんが……僕は悪い子だって……あーん!!!!」
「まあ!」
 子供同士のたわいもないケンカだ。
「ウソ! ユグンが教えてくれないからよ。ケチねえ」
「スジン様。お言葉が過ぎますよ」
 ガンヒにたしなめられて、今度はスジンが泣き出した。
「ああ……申し訳ありません。まあ、どうしましょう」
 おろおろするガンヒを見て、セジュとスヒョンまで泣き出してしまい、大広間に子供たちに泣き声が響いた。
 それぞれの親たちがやって来て、その場は何とか宥めて収まった。
「ユグン。男がそんな簡単に泣くもんじゃないぞ」
 テギョンがぽんぽんっと頭を優しく叩いて言った。
「だって……サンタさんのお願い訊くんだもん。言っちゃダメだよね? 言ったらサンタさん、くれないでしょ?」
「うーん。物にもよると思うけどな」
「モノ?」
「ユグンの欲しいものって何だ?」
「…………」
「何だよ。パパには教えてくれたっていいだろ。サンタさんにパパからもお願いするからさ」
「…………」
 ユグンは堅く口を閉ざしたまま。
「じゃあ、俺には? 俺、実はさ、サンタさんとお友達なんだ」
「え? ウソ! ホントに?」
 途端にユグンだけじゃなく、三人の子供も信じてしまった。
「うんうん。お願いをサンタさんに伝えてあげるよ」
 すぐにスジンがジェルミに「お化粧道具よ」と大きな声で言った。
 両親であるミナムとユ・ヘイは嬉しそうに娘の注文を聞いた。すでにプレゼントは用意されている。
「僕はね、おもちゃだよ」
「僕も!」
 続けざまにスヒョンが言い、セジュも大きな声でジェルミに言った。
 マ室長とワンコーディ夫妻も一人息子の可愛い注文に笑顔だ。
「はいはい。ぜーんぶ、サンタさんに伝えるからな。きっと願いどおりのプレゼントが朝、枕元に届くよ」
「うん!」
「それで、ユグンは? ユグンのお願いはなんだ?」
「…………」
 ユグンはもじもじとして、両親の顔をちらっと見た。
「?」
 何だろうかとテギョンとミニョは顔を見合わせる。
「なになに? 教えてくれたらサンタさんに伝えるよ」
「じゃあね、ジェルミ、お耳貸して」
「うん、いいよ」
 ユグンと同じ目線までしゃがんで、耳を傾けた。
 ごにょごにょっと何か小さな声で囁く。
 ぷはっ!
 たまらずにジェルミが笑った。
「笑わないで!」
「ごめんごめん。分かった。俺が絶対サンタさんに伝えておくからな。きっと願いは叶うよ」
「うん! サンタさんにだけ伝えてね。絶対よ」
「はいはい」

 その夜、雪はソウルの街を白く染め上げた。
 それぞれの子供たちの願いを聞き届けるために、サンタさんは今晩、大忙しだ。
 マ・セジュの枕元には大きな箱に入ったおもちゃが……。
 コ・スヒョン、スジン兄妹の枕元にもそれぞれのプレゼントが置かれた。
 そして、ファン・ユグンの枕元には……キレイにラッピングされた大きなプレゼントが両親の手によって置かれた。
「ユグン……すぐにお前の願いを叶えてやるからな。それまでは、これで我慢してくれ」
「オッパったら」
 すやすやと眠る愛息の頭を撫でると、両親はそっと部屋を出て行った。
「おやすみ、ユグン。メリークリスマス」
 パタンと静かにドアが閉じられ、また静寂が訪れた。



「あのね、僕ね、赤ちゃんがほしいの。サンタさんにお願いして」

 可愛いユグンのお願いが聞き届けられるのも、もうすぐ……。


      今年もみなさんに――Merry Xmas








おはようございます。今日も朝から寒いです。
この時期になるとつい慌てちゃうのが「年賀状」です(笑) ついつい忘れちゃってて、昨日、旦那に「もう書いた?」って聞かれて初めて「あ! 忘れてた!」ってなりました。
昨日のイブはこちらでは花火が上がってました。我が家からは音だけが毎年聞こえます。
人が多いので、見には行かないんです(笑) 最後に行ったのは・・・いつだったかな?(笑)
今日はクリスマスです。みなさんのところに「サンタさん」が来ますように・・・。

今日がみなさんにとって素晴らしい一日になりますように。

いってらっしゃいといってきます。
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NoTitle

おはようございます。今日は晴れています。 ユグンくんの言葉使いが可愛いですね♪ 大人が言ってる言葉をそのまま覚えるんですよね☆(笑) ユグンくんの願いがサンタさんに届きますように! テギョンパパ☆ミニョママ、よろしくお願いします♪(笑) very merry Christmas!!! 

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NoTitle

なつあおいさん、こんにちは。メリークリスマス!!
今日は一段と寒い…通勤途中にある池が初全面凍ってたくらいですから(笑)
ユグン君、ミナムとシヌはおじちゃんなのにジェルミのことはジェルミなんですね♪
サンタさんへのお願い事は近々叶うよね❤テギョン、ミニョ、頑張ってね!

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NoTitle

可愛い!もうユグンの可愛さにメロメロです。子ども達みんな可愛いですね。癒されます。心が温くなって幸せな気分になれます。ユグンのお願いにパパサンタもママサンタも叶えようと努力(*゚▽゚*)してくれるでしょうね。

こんばんは!
このお話はなつあおい様からのクリスマスプレゼントですよね!凄くうれしかったです。楽しかったです。ありがとうございます。
  • #16741 まごまごピンク 
  • URL 
  • 2012.12/25 19:06 
  •  ▲EntryTop 

Re: とりこさん

こんばんわ。

このお話のユグンはだいたい4~5歳ぐらいの設定です。
テギョンに似てユグンはニヒルに笑うんでしょうか(笑)
子供さんの現実的なプレゼントの注文に笑っちゃいました。
私も欲しいです(笑)
ユグンのお願い・・・きっとテギョンパパがすぐに叶えてくれるはずです。

Re: rankosanさん

こんばんわ。

もうすぐ生まれてくる赤ちゃん。
その赤ちゃんが赤ちゃんを欲しがるお話です(笑)
男の子だったらみんなが幸せですね。
二人目は・・・どうでしょうか。

Re: みうさん

こんばんわ。

ユグンのお願いは近いうちに叶うと思います。
パパ張り切っちゃう!(笑)
まだ、この頃のユグンは素直で可愛いですね。
大きくなるに連れてテギョンそっくりになっていく?(笑)

サンタミッション無事終えられたんですね。
楽しいクリスマスを過ごされたみたいでよかったです。

Re: JKSjunさん

こんばんわ。

クリスマスのお願い。
テギョンパパはきっと頑張っちゃうでしょうね。
今回はいつものメンバーだけじゃなく、マ室長とワンコーディの愛息子に、
ミナムとユ・ヘイの双子も登場させちゃいました。

Re: あかぴさん

こんばんわ。

ユグン。顔はパパ似ですね。
性格はミニョに似て優しいんでしょうね。
ユグンのお願いを聞いて、特にパパは張り切っちゃうでしょうね。

風邪は大丈夫ですか? この時期にダウンはつらいですね。
ゆっくり養生してくださいね。お大事に。

Re: kouさん

こんばんわ。

子供は大人の言葉をそのまま真似しますよね。
その言い方がまたこましゃくれてて可愛いんですが。
ユグンも小さい頃はそんな感じです。

Re:ROSE・KISSさん

こんばんわ。

プレゼントは近いうちにもらえるでしょうね。
だってテギョンサンタが頑張るから(笑)
愛息子のお願いですもんね。パパサンタは喜んじゃいますよ。

いいですね~。枕元にプレゼント。
羨ましいです。我が家のサンタは・・・ケーキを買ってきます(笑)
今年はいろいろと楽をさせてもらったので、それがプレゼントでしょうか?

Re: モモチ★さん

こんばんわ。

ユグンにとってジェルミは「お友達」感覚なんでしょうね。
ジェルミにはパパやママに言えないことも話せちゃう。
サンタさんへのお願いごと、近々叶いますね。

Re: ななみさん

こんばんわ。

ユグンの可愛いお願い。
知ったテギョンは嬉しいでしょうね。
もちろんお願いを叶えるべく頑張るはずです。

腰は大丈夫ですか? 腰が痛いのはツライですよね。
お大事になさってください。

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

子供のお願いって可愛いですよね。
多少意味不明なお願いをされることもありますが(笑)
ユグンのお願いはパパ・ママにとっても嬉しいお願い?
叶えるべく両親は・・・いやいやサンタさんがはりきるはずです。
女の子はいくつでも「女」ですよね。
この前テレビを見ていたら5歳の子がクリスマスプレゼントに
「ドレッサー」が欲しいと言っていました(笑)

Re: まごまごピンクさん

こんばんわ。

子供のお願いは可愛いですね。
パパサンタもママサンタもこのお願いなんとしても叶えないといけないですね。
叶えないとジェルミが嘘つきになっちゃいますから(笑)

Merry Xmas

素敵なプレゼントを頂いた気分です。
本当にありがとうございました。

テギョンにそっくりな「ユグン」にヤラれました。
「ジェルミ」って,彼だけは呼び捨てなのね。あはは☆
きっと,望みを叶えるべく,パパは「頑張る」のでしょうね。
素敵な未来の姿を,有り難うございました。

なつあおい様 Merry Xmas

Re: ともるんさん

こんばんわ。

テギョンにそっくりなユグン。
将来が楽しみですね。
ジェルミが呼び捨てなのは、「友達」だからなんですね(笑)
この先もずーっと呼び捨てでしょうね。
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