スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←終わりの始まり 4 →終わりの始まり 6
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【終わりの始まり 4】へ
  • 【終わりの始まり 6】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
終わりの始まり

終わりの始まり 5

 ←終わりの始まり 4 →終わりの始まり 6
「ミニョ! ミニョ!」
 病院に着くなり、テギョンは名を呼びながら院内を走り回った。
「すみません。お静かに願います」
 看護師がみかねて注意した。
 それでもテギョンは狂ったように名前を呼び続ける。
「ファン・テギョンさん!」
 ヘインが走ってきた。
「ミニョは? ミニョはどこだ?」
「まだ処置室です。こちらです」
 ヘインの案内で処置室に向かうと、椅子に座って頭を抱えているソンギと、両手を握りしめて処置室の前をうろうろしているスンアがいた。
「ファン・テギョンさん……」
 スンアがほっとしたような表情を浮かべた。
「ミニョは? 大丈夫なのか?」
「それが、まだ処置中で何も分からないんです」
「クソッ! どうしてこんなことに!」
 テギョンは壁を拳で思い切り叩いた。
 誰も何も言えずに黙り込んだまま。
 処置中という看板の灯りが消えて、ドアが開き看護師が出てきた。
「ご家族の方はいらっしゃいますか?」
「はい、俺です」
「どうぞ、中へ」
 テギョンは顔を蒼ざめさせたまま中へ入った。
 無機質なベッドの上に、ミニョは寝かされていた。腕には点滴がなされている。
「ミニョは……妻はどうなんですか? お腹の子供は?」
「幸い母子ともに無事です。しかし、妊娠初期で転倒などは非常に危険です。このまましばらく入院してください」
 男性医師が淡々とした口調で答えた。
「今は処置をして、点滴をしていますので、目覚めるまでは静かに願います」
「はい。あ、ありがとうございます」
 テギョンは溢れ出そうになる涙を堪えて、頭を下げた。
「では、病室の方に運びますので、廊下でお待ちください」
「はい」
 テギョンが処置室から出てくるのを三人は祈る気持ちで待っていた。
「ど、どうでしたか? ミニョは? ミニョは?」
「大丈夫なんですか?」
「ああ。母子ともに無事だったよ。ありがとう。あんたたちがいてくれて、本当に助かった。ありがとうございます」
「そんな……。無事で、無事でよかった……よかった……」
 ヘインは泣きながらスンアと抱き合った。
「本当……ホントによかった……」
 二人はわあわあと泣きだした。
「おい。病院だぞ。うるさくすると……」
 そう言うソンギの目にも涙が溢れている。
 処置室からミニョがベッドごと出てきて、四人はそのまま部屋に一緒に行った。
 しばらくソンギたちはいたが、テギョンが来たことで安心し、今日はこれで帰っていった。
 テギョンは何度も何度も頭を下げて、三人を見送った。
 病室に戻ると、眠ったままのミニョの少し痩せた手をぎゅっと握った。
「ミニョ……ごめん。ごめんな。俺が悪かった……本当にごめん」
 溢れ出す涙を止めることができない。
 こうなることは予測していた。それなのに……何の対処もしなかった自分が悔やまれる。ミニョにもお腹の子供にも何もなかったとはいえ、それはあくまで結果論。
「お前に何かあったら俺は……俺は……」
「……オッパ……?」
 はっとして俯けていた顔を上げた。
「ミニョ? ミニョ! 目が覚めたか?」
「オッパ……ここは? 私……どうして?」
「病院だ。お前は大学で転倒して、病院に搬送されたんだ。大丈夫か? 気分は悪くないか?」
「病院…………?」
 まだぼーっとしているのか、ミニョは今の状況が飲み込めていない様子。
「病院……。…………!」
 はっとしてミニョは体を起こそうとした。
「バカ! 無理はするな!」
「ボムルは? ボムルは無事なんですか?」
 紙のように白い顔を、さらに白くさせてミニョは目を血走らせながら聞いた。
「ああ。大丈夫だ。大丈夫だから、お前も横になれ」
 ほっとしたように息を一つつくと、ミニョはまたベッドに横になった。
「オッパ……ごめんなさい。ごめんなさい」
「何で? どうしてお前が謝るんだ? お前は何も悪くないだろ?」
「でも……ボムルを危険な目に遭わせました。私……母親なのに……私……」
 ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、ミニョはごめんなさいを繰り返した。
「ミニョ……お前は何も悪くない。悪いのは俺だ。ごめん。ごめんなミニョ。俺がお前とボムルをしっかり守ってやらなかったから……ごめん」
「オッパは何も悪くないですよ。私が母親失格なんです。オッパがあれほど、大学は休めっていったのに……私、大丈夫だからって……私がボムルを危険にさらしたんです。ごめんなさい」
「ミニョ……俺がもっとお前に言うべきだったな。お前の今の立場はもう一般人じゃないんだってことを。常に人の目を気にしなきゃいけない立場だってことを。この先、まだこういうことはたくさんあるはずだ。だから……」
「分かっています。オッパの言いたいことは分かっています」
 泣きながらミニョはお腹をさすった。
「ボムル、ごめんね。ママが危険な思いさせちゃってごめんね。ママ……もう二度とこんな思い、ボムルにはさせないからね」
 テギョンはミニョの手に自分の手を重ねた。
「ボムル……。パパもごめん。これからはお前とママは俺が守るからな。もう、絶対、危ない目には遭わせないからな」
 泣きながら二人はお腹の我が子に誓った。








おはようございます。今日も朝から寒いですが、晴れそうです。
私はこれまでに二回入院したことがあります。でも、体はピンピンしているから、いつも同室の人に、「何で入院したの?」と聞かれました(笑)
一回は手術のためだったんですが、手術するまではピンピンしてたのに、終わった途端、痛みと猛烈な吐き気に襲われて、丸一日苦しみました。
私の場合、麻酔がよく効いていたのですが、母が手術したときは、意識がハッキリしていたため、執刀医と看護師さんの会話がよく聞こえたそうです。
「今日のお昼何食べる?」「そうですね。何か食べに行きますか?」みたいな会話だったそうで、母は内心「くそーっ! こっちはお腹切られてるってのに、メシの話なんかしてんじゃねーよ!」と思ったそうです(笑)
実際、手術中のお医者さんはくだらない会話をしているそうです。あ、緊急オペの場合は違うと思います。

今日がみなさんにとっていい一日でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png ちんまり
もくじ  3kaku_s_L.png 中編
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 99の恋のお話
もくじ  3kaku_s_L.png てのひらのお話
もくじ  3kaku_s_L.png 甘甘なお話
もくじ  3kaku_s_L.png コラボ企画
もくじ  3kaku_s_L.png お知らせ
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 2012CRISHOW Ⅱ
もくじ  3kaku_s_L.png tinnmari
  • 【終わりの始まり 4】へ
  • 【終わりの始まり 6】へ

~ Comment ~

ミニョも赤ちゃんも無事でよかったです。無事産まれるのが待ち遠しいですね。

私も長男を出産中の分娩室での先生達の会話が、お母様と同じでした。お昼なに食べようとか、今日退院の○○さんから差し入れもらったとか・・・。
こっちは痛さに耐えていきんでるのに、ってちょっとイラっときたのを思い出しました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

NoTitle

あーボムボム♡が無事でよかったぁぁぁ(;´Д`A

テギョーーーーーーン
ジスクおばあさーーーーーーん
さっさとミニョのことを
軟禁してくださーーーーーーい(笑)←安定期までね。

NoTitle

こんにちは。今日は雪は降っていませんが、どんよりとした空です。 とにかく、ミニョとボムルが無事でよかったです!!  入院を、一度もしたことがない私は以前、一度くらいはしてみたいなどとバカなことを思ってたことがありました。
今はそう思うことはないです。健康が一番ですね☆(^_^)

NoTitle

こんにちは今日も晴れてるけど風が強いです。
あ~ヨカッタ♪ミニョとボムルが無事で…(泣)
ミニョ、大学は安定期がくるまで休学した方がいいよ。
ジスクおばあさん、倒れちゃったけど、無事だとわかれば、安心するね^^

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

NoTitle

なつさん、こんにちは。
ミニョもボムルも無事でよかったです!
ミニョにはかわいそうだけど、一般人と同じような生活は難しいですから、大学はしばらく休学した方がよさそう。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: dragonring さん

こんにちわ。

ミニョと赤ちゃんが無事で、テギョンも一安心ですね。
何かあったら、新聞社に殴り込みそうなので・・・。

私は手術の時、麻酔がよく訊いて、数を数えているうちに意識がなくなりました。
なので、会話は聞いてないんですが、手術前に、「くだらないことしか話さないから寝てていいよ」ってあらかじめ言われました(笑)

Re: Keichanさん

こんにちわ。

何かあるたびに周りに支えられ、二人は頑張っています。
困難にぶつかっても一人じゃなく二人。
そして周りにいろんな手助けしてくれる人がいるっていいですね。
ミニョの出産までは・・・まだまだ何かありそうです。

Re: あかぴさん

こんにちわ。

二人は自分のことが悪いって責めてます。
こういう場合、どちらが悪いとかないんですが・・・。
どちらかが気をつけてても、起こることは起こると思うので。
でも、ミニョもボムルも無事だったのでひとまずは安心ですね。

Re: たくみままさん

こんにちわ。

こういうことが起こっちゃうとテギョンはもう過保護に輪をかけたように過保護になりますね(笑)
それこそどこに行くのでもついてきそうです。
それぐらいのほうがいかもしれませんね。

Re: JKSjunさん

こんにちわ。

あははは。
確かに今のミニョの状態だと軟禁したほうがいいかも。
お屋敷で、ガンヒたちに見張ってて・・・いやいや見守っててもらいましょう。
うん。それがいいですね。

Re: kouさん

こんにちわ。

ミニョとボムルが無事だったので、テギョンも安心ですね。
でも、これからが大変そうです。
入院した時は、「あー楽チン」って思ったんですが、数日経つと家が恋しくなります。

Re: モモチ★さん

こんばんわ。

二人の無事が確認できたら、テギョンもジスクおばあさんも安心するでしょうね。
今は何よりも静養が一番です。
無理して、取り返しのつかないことになったら大変!

Re: うめちゃんさん

こんにちわ。

ミニョに何かあったときに側にいて、支えてくれた3人の友達。
ヘインとスンアの距離も今回のことで少し縮まったでしょうか?
ミニョはみんなを仲良くする何かを持ってるようです。
こんな大事が起きてしまったので、大学は休学でしょうね。

私は下半身麻酔でしたが、数を数えているうちに眠っていました。
たまーに意識の底で付き添い看護婦さんの呼ぶ声が聞こえてました。

Re: nonomomo さん

こんにちわ。

ミニョも今回のことで、自分の立場をよく理解したと思います。
一般人なのに一般人じゃない。
ツライですが、それが現実ですね。

Re: とりこさん

こんにちわ。

こういう大事が起こって初めて自分がただの体じゃないって気づかされますね。
大丈夫、大丈夫って言ってても、いざとなったら、体はいうこときいてくれませんから。
ちょっとの間だけ、テギョンの言うことを聞いて、大人しく大学は休んだほうがいいでしょうね。

マタニティ・・・。いました、お腹が出ていないのに着てる人。
え? 妊娠したの? ってそれで分かったぐらいです(笑)
確かにその格好されると、大事にしちゃいます。

Re: エルさん

こんにちわ。

今回は友達がいてくれたので、早い対処になりましたが、
もし誰もいなかったら・・・。
そう思うと、テギョンの過保護ぶりに拍車がかかりそうです。
でも、その方が安心ですよね。
スンアとヘインもこのことで少し距離が縮まって仲良くなれたらいいですね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: みうさん

おはようございます。

ミニョとボムルの無事が確認できるまで、生きた心地がしなかったでしょうね。
顔を見たらホッとしちゃうし、涙もこぼれます。
こういう時、仲間や友達っていいですね。
頼りになるし、助けてくれます。
このことでスンアとヘインの距離が少しでも縮めばいいんですが・・・。
早くおばあさまにも報告して、安心させてあげてほしいですね。

点滴は嫌いです。それでなくても、注射恐怖症の私には、
ずーっと刺さってることが苦痛でした。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【終わりの始まり 4】へ
  • 【終わりの始まり 6】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。