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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
終わりの始まり

終わりの始まり 9

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 席につく前にテギョンは記者たちに向かって一礼した。
 その姿には、マ室長でさえ驚いた。そして、これは何かあるぞ、ただでは済まない会見になるぞ、と心の中で大汗をかいた。
「で、では、記者会見を行いたいと思います。ご質問のある方はどうぞ」
「ファン・テギョンさんにお聞きします。奥様のコ・ミニョさんの妊娠報道は本当なんでしょうか?」
「……はい。本当です」
 おおっとざわめきが起こった。出所が出所だけに、やはり記者たちも半信半疑だったようだ。
「今、何ヶ月でしょうか?」
「コ・ミニョさんのご体調は? 昨日は救急車で病院に運ばれたそうですが」
「何があったんですか?」
 白々しいほど記者たちは昨日あったことを知らない顔をして、質問してくる。
「……今日、私が記者会見を開いたのは――ミニョの……妻の妊娠についてではありません」
「どういうことですか? じゃあ、何の会見ですか?」
 訝しそうに一人の記者が聞いた。
「今日、お集まりの皆さんに、私、ファン・テギョンから重大なお話があります」
 重大な話、と言われてまた会場がざわついた。
 テギョンは俯いた。手の中に握られている小さな毛糸玉を見た。それは昨日、ミニョがテギョンに渡した物だった。

「これは私が今編んでいるものです。生まれて来るボムルにはかせるための、毛糸の靴下です。まだ、編みかけなんですよ。私、上手くできないから何度も何度もやり直してるんです。でも、ボムルが生まれるまでにはちゃんと仕上げます。これをオッパに貸してあげます」
「貸す? どういう意味だ?」
「オッパは一人じゃありません。私がいます。ボムルがいます。おばあさまも、お兄ちゃんもシヌさんも、ジェルミも……マ室長だってアン社長だって……みんながオッパの味方です。だから……辞めるなんて言わないで下さい」
 小さな編みかけの毛糸玉をテギョンの手に握らせて泣きながら言った。

(ミニョ……俺は今、一人じゃないんだな。お前がいる。ボムルがいる。守るべき人がたくさんできた)
 零れそうになる涙をぐっと呑み込んで顔を上げた。
「私、ファン・テギョンは、芸能界を辞めます」
 大きなどよめきが会場に広がった。
「ええ!?」
 司会進行のマ室長はのけぞって、その場で腰を抜かした。

「オッパのバカ!」
 ミニョは何度もバカ、バカと怒鳴った。
「ミニョ」
「なぜですか? なぜ辞めるとか言うんですか? 私のためですか? ボムルのためですか?」
「そうだ。お前たちを守りたいからだ」
「……私はオッパに守ってもらうために結婚したんじゃありません。オッパと一緒に生きて行くために結婚したんです。結婚式で誓ったじゃありませんか。あれは嘘ですか? 偽りですか?」
「結婚式?」
「はい。主礼の前で何があっても、どんな時も助け合い、真心を尽くすと誓ったじゃありませんか。これがオッパの真心ですか? こんな助けられ方をして私が嬉しいと思ったんですか? 私はイヤです。こんなの愛じゃありません!」
「ミニョ……。俺はお前のことを思って……」
「私のことを思ってくれるなら、守るんじゃなく、一緒に戦ってください。いいえ、一緒にボムルを守ってください。この子は、今回のことでも生きた強い子です。私たちのボムルは強いんです。この子も一緒に、私たちと一緒に成長していくんです。オッパは父親になるんですよ! そんな弱気なこと言わないで下さい!」
「ミニョ……」
「芸能界を辞めるのは確かにオッパの自由です。でも、お兄ちゃんやシヌさん、ジェルミは? マ室長やアン社長、お姉さんは? 何より、オッパのことを応援してくれるファンのみなさんのことは考えたんですか? オッパが勝手にいきなり辞めて、みなさんが悲しまないと思いますか? 戸惑わないと思いますか? オッパは勝手すぎます!」
「…………」
「オッパは……私の夫であり、ボムルの父親である前に、お兄ちゃんたちには大事な仲間です。マ室長やアン社長、お姉さんにとっても大切な仲間です。ファンの方たちには、心の支えであり、生きるすべてであり――愛するファン・テギョンなんですよ。そんな方たちをすべて捨てて芸能界を辞めるっていうなら……」
 ミニョはそこで言葉を切って唇を噛みしめた。
「……わ、私は……そんなオッパは嫌いです。ボムルにパパと呼ばせたくありません」
「ミニョ……」
「ボムルに……この子に恥じない父親になってください。私もボムルもステージの上で輝いているオッパが大好きなんです。辞めるなんて……言わないで……くだ……」
 ううっとミニョは堪えていた涙をぼろぼろとこぼした。
「ミニョ……ミニョ……ごめん。……悪かった」
 テギョンは布団に突っ伏して泣くミニョを抱きしめた。
「俺が悪かった。弱気に……なってた。辞めるなんて二度と口にしない。だから……だから……」
「オッパ……」
 二人はわあわあと夜の病室で泣き合った。

「そ、それは……どういう意味でしょうか?」
 記者が驚きのあまり目を大きく見開いたまま質問した。
「……と、昨日までは思っていました」
「はあ?」
 どういう意味だと、記者たちが顔を互いに見合わせる。
「妻に言ったら……怒られたんです。バカだって怒られました」
 テギョンはその時のミニョの顔を思い出して、笑った。
「妻は私よりも強いです。弱気になっていた私をバカ呼ばわりできるのは、彼女ぐらいです」
「つ、つまり、それは……どういうことでしょうか?」
「はい。辞めるつもりでこの会見に臨むつもりでしたが――辞めません」
 だから、それが何だ? という顔を記者たちは一様にみんなした。何が言いたい会見なのか?
 すっとテギョンは椅子から立ち上がった。
「みなさんにお願いがあります」







おはようございます。今日も朝は暖かいです。
旦那に「バレンタインのチョコ欲しい?」って聞いたら、「・・・欲しい」と(笑)
結婚してからあげたことは・・・数回しかありません(笑) しかも手作りではなく、市販のものです。
多分、今年はまた市販のチョコをあげると思います。そして・・・旦那がもらってきたチョコは私のお腹にありがたく収まります(笑)

今日も一日みなさんが幸せでありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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~ Comment ~

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NoTitle

えーーーーーーーーーーッ((((;゚Д゚)))))))

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ+゚。*(*´∀`*)*。゚+


さすが!なつあおいさん。
まさか、どっちも味わっちゃったよ(笑)


よく考えれば、テギョンが辞めるなんて、
あり得ないんだけど〜…今なら言えるんだけどさ(^^;;
はぅ。昨日はオロオロしちゃったパボな読者でございました(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?みたいな。

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NoTitle

おはようございます。今日も寒い朝です。 よかったぁ~~~♪ミニョの言うとおりですね。みんながいる!!!感動しました!!(*^ー゚) 早く続きが読みたいです!!!ヾ(≧∇≦)

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よかった!

なつさん、おはようございます。
やっぱり、テギョンさん芸能界引退しちゃうのね・・と思っていたら、ミニョの言葉とテギョンさんの「昨日までは思っていました」発言(~O~;)
ミニョはあの後、テギョンさんの暴走を止めてくれたのですね!
テギョンさんは一人ぼっちじゃないですから、たくさんの守る人・守ってくれる人がいますからね(^∇^)

NoTitle

こんにちは。
テギョン、芸能界辞めないんですね!よかった♪
ミニョの言う通りだよね。もう一人じゃない、ミニョ、ボムル・大切な仲間たちがいるんだからね❤
私も旦那にあげるチョコは市販のものです。手作りなんてあげたことは一度も無いです(笑)

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・・・・(-"-)

なつあおいさま こんばんは☆

や・・・やられたぁ・・・・
これぞ、この世界の醍醐味・・・ジェットコースターstory
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・/\/\/\/\↗↗

やっぱり、ミニョは世界一・・・・
・・・イヤ・・・テギョンの取り扱いに関しては
この世で唯一無二の存在ですね。。。

Re: kimukimuさん

こんばんわ。

どうなるのか気になってもらえるのはやっぱり嬉しいです。
どうなっても、テギョンは変わらないんでしょうが(笑)

旦那が欲しいと言ったのは久しぶりです(笑)
十年前はそれこそ手作りケーキとかあげてましたよ。
旦那がもらってくるチョコ。「食べていいよ」って言うから食べるんですが、
全部食べてから「俺の分は? 全部食ったん!?」って言われるんですよね。

Re: あかぴさん

こんばんわ。

やっぱりミニョは強かった(笑)
ミニョにバカとか諭されたりしたら、テギョンも何も言えないですね。
テギョンの扱いはミニョに任せるのが一番です。
まだまだこの二人にはいろいろあるでしょうが、ひとまずは安心です。

Re: JKSjunさん

こんばんわ。

あははは。
ありがとうございます。どちらの気分も味わってもらって。
確かにテギョンが辞めちゃう!?
辞めて・・・何しましょう(笑)
芸能事務所開いて、後進の育成しちゃいます?(笑)
それhまだまだ先の事でしょうね。って開くのかな?

Re: みうさん

こんばんわ。

今回の記者会見がマスコミや世間にどう伝わるか・・・。
今後の二人にも影響しそうですね。
ミニョのバカが今回、テギョンには一番効いたと思います。
シヌたちにはあとでお説教してもらいましょう。

私は逆にチョコをもらいたいです(笑)

Re: Kouさん

こんばんわ。

一人じゃない。みんながいる。
大切な人がいるっていいことですよね。
ミニョも大事だけど、仲間もファンも大事ですよね。

Re: ななみさん

こんばんわ。

びっくりしましたか。よかった。
無反応だったらどうしようかと思っちゃいました(笑)
ミニョの言葉はテギョンには重いものだったと思います。
一人で戦って守るんじゃない。
一緒に戦って守るんです!

Re: nonomomoさん

こんばんわ。

今回のことでテギョンはいろんなことを学んだと思います。
一人じゃないってこと。大切なのはミニョだけじゃないこと。
助けてくれる誰かがいること。
一緒に戦ってくれる人がいるっていいですね。

Re: 名無しさん

こんばんわ。

お名前がなかったので「名無しさん」にさせてもらいました。
よろしかったら「私よー」って教えてください。
テギョンはもう一人じゃありません。ミニョもボムルも仲間もいます。
ファンだって「大切な仲間」ですよね。

Re: ring輪さん

こんばんわ。

辞めれるわけないですよね。
ミニョに「バカ!」って言われちゃったら。その内心を汲み取ったら・・・。
あれこれ言われるより、バカが一番効いたかも?

我が家の旦那は最近ケーキを食べなくなったので、チョコをあげるのが一番です。
「私をあげる」って言ったら、絶対拒否られるので(笑)

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

ステージの上で輝くテギョンを生まれてくる我が子に見せないなんて、絶対ダメですよね。
あの人は今・・・みたいな番組で、ほら、あれがパパよ、なんていやです(笑)
ボムルが物心ついてパパだと分かる頃、ステージやテレビで輝いているテギョンの姿を見せて、誇らしく思ってほしいです。

Re: chibikin さん

こんばんわ。

テギョンの取り扱い説明書があったら、「ミニョに訊け」って書いてるかも(笑)
辞めます宣言から一転、辞めません宣言(笑)
マスコミがその内実を知ったら、またまた大きく取り上げるでしょうね。
「尻に敷かれた皇帝」とかって(笑)

NoTitle

なつあおいさんこんにちは
流石!ミニョ!!!!
母は強し!とは言ったもので(笑)
テギョンさんにあれだけ言い切れるのはミニョしかいませんね。あ~あ皇帝テギョンさんが尻に敷かれっぱなしだわ(*^▽^*)

でもミニョの一括ですっきりしたテギョンさん!!
今凄い決意と迷い無い心で一段と輝いて見えますわ♡
鋭いまなざしが…痛い痛い(笑)
それでこそ私の好きなファンテギョン♡♡♡

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Re: サルサさん

こんばんわ。

どんなに弱かったミニョも母親になって守るものができれば、
やっぱり強いですね。
テギョンの迷いも吹っ飛ぶお説教!
大丈夫です。テギョンの迷いもなくなったはず。

Re: メイナママさん

こんばんわ。

ドキドキさせちゃいました(笑)
ミニョの言葉でテギョンの迷いもなくなりました。
守る人ができるって大変なことですが、その分喜びも増えますよね。
一人じゃないって実感できる瞬間です。
これからは二人じゃなくて三人です。
そしてたくさんの仲間がいます。
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