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コラボ企画

バレンタインコラボ企画 イケメンですね版「美女と野獣」(前編)

 ←良い日 4 →バレンタインコラボ企画 イケメンですね版「美女と野獣」(後編)
 とあるところに、超絶イケメンな王子様がいました。世の女性の憧れのこの王子様、名をテギョンと言います。
 しかし、この王子様、性格が超絶に最悪です。自分の美しさを鼻にかけ、それはもうやりたい放題。
 傲慢で高飛車。美しくないものは受け付けない! という性格で、美しさこそこの世のすべて……と言い切るようなお方です。
 ある日、王子様の暮らすお屋敷に一人のみすぼらしい老婆がやって来ました。
「今夜ひと晩、泊めてください。この雨で難渋しております」
 と一夜の宿を願いにきました。
 しかし、テギョン王子様はその老婆の身なりがみすぼらしいことに眉間に皺を寄せて、
「お断りだ! ここをどこだと思ってる! お前みたいな老婆が泊まれるような屋敷じゃない。とっとと去れ!」
 と邪険に追い払おうとしました。
 老婆は邪険にされても何度も何度もお願いしましたが、テギョン王子様は「しつこいぞ!」と言ってとうとう老婆を突き倒しました。
 あまりのテギョン王子様のなさりように、屋敷の使用人たちはおろおろするばかり。
 すると、どうしたことでしょう。みすぼらしかった老婆が小汚いマントを脱ぐと、中から美しい一人の女性が現れたのです。
「しつこいですって! このバカ王子! あんた、何様のつもり!」
 美しい女性の姿に変身したのはユ・ヘイという魔女です。(魔女役は友情出演です)
「人を人とも思わないあんたにはこの魔法をかけてやるわ! いい? よく訊きなさい。あんたが自分の行いを悔い改め、人を愛し、愛されるようになるまでこの魔法は絶対解けないからね。それからそこでおろおろしてるあんたたち! あんたたちも同類よ! このバカ王子が改心するまで死ぬまでお仕えしなさい。もっとも、十年後、愛を得ないまま王子が28歳の誕生日を迎えたその日、あんたたちもお終いだけどね。魔法は一生とけないわ」
 そう言うと、怒った魔女ユ・ヘイは超絶イケメンのテギョン王子様を醜い野獣の姿に変えてしまいました。そして、使用人たちは家財道具の姿になってしまい、屋敷にまで魔法がかけられてしまったのです。
 嘆くテギョン王子様に魔女ユ・ヘイは言います。
「いい、十年後の今日、王子の28歳の誕生日がタイムリミットだからね。人生やり直すのよ。まだ遅くないわよ」
 と声をかけて、どこへともなく消えて行きました。

 それから十年後――。
 魔法がかけられたお屋敷の少し離れたところにある小さな街に、気だてがよく可愛らしいミニョという女の子が住んでいました。
 のんびり屋で何をやってもドジばかり踏む父親のマ・フニと二人で暮らしています。
 ある日のこと、そのフニパパが仕事に行ったまま帰って来ません。心配するミニョは父親を捜しに出ました。
 森の奥深く、それはそれはうっそうと茂った樹々の間にフニパパのオンボロ車が木にぶつかって故障していました。でも、車の中にはフニパパはいません。
「パパったら、どこに行ったのかな?」
 あたりをキョロキョロ見回しましたが、どこにもいません。ミニョは仕方なく、森の先、奥の奥へと進みました。
 しばらく行くとそこには大きなお屋敷が……。どう見ても何か出てきそうな勢いのあるお屋敷です。
 そろそろっと中を覗いてみると、庭先に見慣れたフニパパのメガネが落ちています。
「パパのだわ! ここにいるのね!」
 ミニョはフニパパを捜すため、その恐ろしげな屋敷に入って行きました。(いわゆる不法侵入ですね)
「ごめんください。誰かいませんか?」
 声をかけてもしーんとしています。
「もしもーし。いませんかー? お返事がないので勝手に入っちゃいますよー」
 とこれも勝手な判断をする不法侵入者と同じです(笑)
 屋敷の中は薄暗く静かです。とても人が住んでいるとは思えません。
「パパ? パパ、どこなの?」

「ちょっと待て! 今、声がしなかったか?」
「声? 誰の?」
「誰のって、女の子のだよ」
「するわけないだろ」
「いいや、確かに――」
「父さん。いないの? 父さん?」
「ほら、見ろ!!!」
 と言ったのは、ろうそくの姿のこの家の給仕人のミナムです。そのろうそくミナムと話していたのは、時計の姿のこの家の執事・シヌ。
「ホントだ!」
 二人は声のする方を見ました。暗がりの中から、可愛い女の子が少しずつこちらに来ています。
「「女の子だ!!」」
 二人(二個?)が同時に叫んで、素早く扉の陰に隠れました。
「女の子だぞ」とミナムが嬉しそうに言えば、「女の子が来た」とシヌまで嬉しそうな声で言います。誤解のないように言います。この二人決して女の子好きではありません。
 とある事情から「女の子」もしくは「女性」が来るのを待ち望んでいたのです。
「来たぞ、来たぞ」
 二人は今にも手もみしない勢いですが、ろうそくと時計なので手はありません。
 ミニョはどんどん奥へと入っていきます。
「パパ? パパいるの?」
「ミニョ! ミニョじゃないか!」
「パパ! 会いたかった」
 ようやく会えたと言うのに、肝心のフニパパは何と牢屋に閉じ込められています。
「何でこんなところに? ひどいわ」
「私のことはいいから逃げるんだ。ここには恐ろしい――」
「ここで何をしている」
 親子の頭上から声が降ってきました。ミニョがはっとして振り返ると、そこには大きな人影が……。
「だ、誰ですか?」
「お前こそ、俺の屋敷で何をしている」
「わ、私はパパを助けに……」
「ミニョ! 逃げるんだ!」
「いやよ! パパと一緒に帰るわ!」
「ミニョ!」
「パパ!」
「ああ、うるさい! 親子の愁嘆場ならよそでやれ! その親父は返さないぞ。勝手に俺の屋敷に入り込んだ、不法侵入者だ」
 父親が不法侵入なら、娘もそうなんですが……。
「そんな……。お願いです。パパを帰してください」
「いやだね」
「ひどい! この人でなし! この悪魔! この狸! この……」
 ミニョは思いつく限りの悪口を並べ立てました。
「…………そんなこと言われたから、ますます帰さない」
「ええーーーーーーーーー!!!!???」
 これには弱ったミニョは泣き落としを試みます。
「お願いします。どうか帰してください。代わりに……代わりに私が残りますから」
 よよよ……とミニョは泣き出しました。これが時代劇なら、「娘の親孝行に免じて二人とも帰してやろう」ということになるのでしょうが、そこはワガママ王子様。
「いやだね! 二人とも帰さない」
 と言うではありませんか!
「そんな!」
 この場をハラハラしながら見ていたろうそくミナムと時計シヌがみかねて割って入りました。
「あの~、テギョン。娘さんのいうことを聞いてあげたらどうだ? こんなに頼んでるんだからさ」
「そうだよ。娘さんだけいたらいいじゃないか」
 と意味ありげに目配せします。ここの使用人はどうも、主人に対する口の訊き方がなっていませんね。
「…………」
 使用人二人の言葉にテギョン野獣の心も揺れます。確かにこの親父がいても何の役にも立ちません。むしろ邪魔?
「分かった。お前の願いに免じて、その父親は帰してやる」
「本当ですか? ありがとうございます! パパ、よかったわね」
「でも、お前……」
「私のことは大丈夫。心配しないで」
「でも、その男の姿を見たら……」
「見たら、何?」
 フニパパの言葉にミニョは少し不安になりました。
「あ、あの……あなたのお顔を見せていただけませんか?」
 一瞬、テギョン野獣の体がぴくりと震えました。しかし、テギョン野獣は近くにいたろうそくのミナムを摑むと、自分の顔の近くに引き寄せて…………。
「!!!!!」
 その顔を見たミニョはその場にぶっ倒れました。

 ミニョはフニパパと別れの挨拶さえできませんでした。それを嘆き悲しむミニョを、ろうそくのミナムや時計のシヌが慰め、ポットの形をしたワンコーディが慰めてくれます。
「ねえねえ、泣かないでよ。僕が一緒にいてあげるからさ」
 ミニョの側にやって来たのはカップの姿のジェルミです。
「ミニョは可愛いね」
 言いながら、ミニョに近づこうとしましたが……。
「いたたたたたたたたっ!!!!!!」
 いきなり誰かがジェルミの耳を……いえいえ、取っ手をぎゅうとひねり上げました。
「痛い! 痛いよ!!」
「痛いじゃない! 人目を盗んで何してんだよ!!」
 取っ手をつかんでいるのは、テギョン野獣です。
「は、放して。痛いってば!」
「ここでお前がいちゃつくのは台本にないんだよ!」
 と無茶苦茶なことを言います。
「ヒョン! 分かったから」
 ようやく解放してもらえ、ジェルミカップは泣く泣く退散しました。
「大丈夫か? 危ないところだったな」
「危ない? 野獣さんのほうが充分危ないと思いますよ」
 ぷくっと頬を膨らませてミニョは怒っています。
「何で、パパを勝手に帰しちゃったんですか?」
「え? それはお前が帰せっていうから……」
「いくら、そう言われたからってあっさり帰すなんて……」
「え? ええ? そこ怒られるところ?」
「もういいですよ! 晩餐なんかに出ませんからね!」
「はい? まだ誘ってないんだけど……」
 どうもこのお話の「美女」さんはせっかちのようです。
「と、とにかく晩餐には出ません! お腹はすいてま――」
 ぎゅるるるる~~。
 部屋に響き渡るような大きなお腹がすいたよ~という音です。
「そうか……すいてないのか。いろいろと用意してるんだぞ。ステーキに寿司にカニにエビ。ああ、しゃぶしゃぶもあるな。それからスイーツはケーキにプリンにアイスに――」
「ア、アイス!?」
 ミニョの目が輝いた瞬間、またぐるるる~~っとお腹が盛大に鳴りました。
「そうか、そうか。いらないのか。なら、仕方がないな。じゃあ、ここで大人しく――」
 びゅうっ!!!!
 一陣の風が吹きすさんだかと思うと、ミニョの姿はすでに階段を駆け下りていました。
「野獣さん! 早く来ないと全部食べちゃいますよ」
 目がキラキラと輝いて、今にもヨダレが(いえいえ、うら若き乙女はそんなもの出ませんね)
 その夜、みんなで仲良く晩餐を囲みました。





可愛くて、ドキドキしちゃうのあさんのお話はこちら⇒のあの小箱さん





おはようございます。今日も朝から寒いです。
起きるのが・・・ツラかったです。さて! コラボ企画のお話(前編)はどうだったでしょうか?
本当は、一気に更新したかったんですが、全部読めない場合、大変なので前後編にしました。
私のお話はあくまでコメディです。正統なのは「のあさん」のお話です。
あらら・・・ラブラブが少なかったですね(笑) すみません。バレンタインなのに・・・。
このあと、すぐ、後編を更新しますので、そちらも楽しんでもらえたら嬉しいです。






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~ Comment ~

NoTitle

おはようございます。今日は晴れていますが、寒いです。 前編‥最初は『美女と野獣』に沿ったストーリーにこの先、魔法で野獣になったテギョン王子が変わっていくのね!? と、思いきや‥カップのジェルミ登場のあたりから、コメディ感が‥(笑)(*⌒▽⌒*) 面白~~い!!!!!です♪ 後編が楽しみです!!!!! ありがとうございます!!!(@^▽^@)

うひゃひゃっ

なつあおいさま こんばんは☆

先に、のあさんちに行って来たんですけど・・・・
   「 えっ!? あとひとつで終われるの~? 」

なつあおいさんちも・・・・
   「 えっ!?あとひとつで終われるの~? 」

お二方とも、面白くて、ずっと読んでたい感じですよ~♡

Re: Kouさん

こんにちわ。

一番最初に書いたときは、本編に沿った内容でした。
でも、忠実すぎて長くなって、終わりが見えませんでした(笑)
魔法にかかった王子様を助けるミニョ・・・とはいかないような雰囲気です。
だってコメディ感が漂ってるので(笑)

Re: chibikinさん

こんにちわ。

ありがとうございます!!
楽しんでもらえてよかったです。
私も最初は書きながら、これいつ終わるんだろう? 
ホントに終われるの?って不安でした。
でも、なんとかまとめられてよかったです。
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