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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
良い日

良い日 8

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「ワンコーディは酒豪なんだ。だから、飲み物はお酒類中心で、スンアさんは何がいい? ジュース? それとも……何? 何か俺の顔についてる?」
 買い出しに出かけた四人――シヌ、スンア、ガンヒ、ダルの四人は二手に別れて買い物をしている。
 シヌ・スンアは自然に一緒に買い物をすることになり、飲み物類を任された。
 さっきからずーっとスンアは一言も口をきかない。
「スンアさん?」
「どうしてですか?」
「何が? お、このワインいいな。これ、美味しいんだよ。スンアさんは、飲める方?」
「お酒なんか今はどうだっていいんですよ」
 お酒を見ているシヌの手を取って、自分のほうを向かせた。
「だから、何が? お酒は買わないとワンコーディがうる――」
「どうして、ファン・テギョンさんは来てないんですか?」
 スンアの目が冷たい。唇も尖がって、眉もつり上っている。つまり、顔全体が怒っているのだ。
「どうしてって俺に言われても……。さっきジェルミが説明したよね? 仕事だって」
「じゃあ、何で、シヌさんたちはここにいるんですか?」
「休日だから」
「だったら、ファン・テギョンさんだってお休みでしょう? だったら――」
「二人の問題だから」
「え?」
 ちらっとシヌはスンアを見て、また目をお酒の棚に戻した。
「カクテルなんか飲める? あとはビールに、焼酎に――」
「話をそらさないでください!」
「そらしてないよ。テギョンが来なかったのは、テギョンの意思だからさ。俺には分からないよ。君には分かるの?」
「え? わ、私にだって分かりませんよ」
 ほらね、とシヌの目が笑っている。
「そ、そういうことじゃなくて、ミニョはテギョンさんにすごく会いたがっているんですよ。それぐらい、あなたにだって分かるはずです。だったら――」
「無理にでも連れてくればよかった?」
「そうです」
「子供ならそうしただろうけど、あいつは大人だ。無理だよ」
「カン・シヌさん!!」
「おいおい、怒鳴るなよ。周りが見てるだろ」
 シヌが慌ててスンアの口元を塞いだ。ふわっと香水が匂って、スンアの鼻腔をくすぐる。こんな時だというのに、スンアは(いい匂い……)と思っていた。
「――じゃなくて! 何でテギョンさんは――」
「シヌさん、スンアさん。もうよろしいですか?」
 ガンヒがカートを押しながら向こうからやって来た。
「ああ、ちょっと待ってください。あとは、これと、これとこれっと」
 ぽいぽいっとカゴの中にお酒を入れていく。
「さ、行こうか。ガンヒさんたちが待ってるよ」
 ぽんっとスンアの肩を叩いて、シヌはガンヒたちのところに行った。仕方なくスンアも歩き出した。

 料理はみんなですることになった。別荘のキッチンとはいえ、あなどれないほど広い。設備もしっかり整っているから、みんなでわいわいしても窮屈ではなかった。
 ただ、ワンコーディとユ・ヘイは外れているが……。
「私、飛行機で疲れちゃったからパス」とユ・ヘイ。
「私は、指先を怪我したら大変だから……」とワインを飲みながらワンコーディ。
「おい、スウン! たまには料理ぐらいしろよ!」
 とマ室長に言われたが、そのマ室長自体、邪魔だった。それにワンコーディは料理が下手だ。
「私も手伝います」
「ミニョはいいから座ってて」
「でも」
「いいから! 俺たちがミニョをもてなすパーティーだよ」
 ミニョははい、と言って、リビングのソファに座った。
 みんながわいわいと料理をしている中に思わずテギョンの姿を思い浮べてしまう。
(オッパがいたらな……)

『おい! 焦げてるぞ!』
『おい! 味が薄いじゃないか。もっと塩をいれろよ』
『何だ? ただの水じゃないか』
 
 あれこれと注文をつけてうるさいだろうなと思ったら、ミニョは笑ってしまった。
「ねえ、シヌヒョン。ミニョ、笑ってるよ」
「ああ。何か楽しいことでも思い出したんだろ」
 みんながみんな、ミニョのことを気遣っている。
 だからこそ、スンアはここにテギョンがいないことが不満なのだ。
「どうしたの? ずっとむすくれた顔して」
 ヘインがスンアの頬を突いた。
「え? ああ、何でもない」
「そう? ミニョ、何か楽しいそうだね」
「うん」
 みんなで作ったおかげで料理は早く仕上がった。
「じゃあ、ミニョに会えて嬉しいよパーティーを始めまーす!!! じゃあ、みなさん、グラスを持って。かんぱーい!」
 ジェルミの音頭でカチン、カチンとグラスが鳴らされる。
 テーブルいっぱいに載せられた料理はどれもおいしそうだ。
「ミニョ、どんどん食べてよ」
「はい」
 つわりが収まっていないミニョの食は細いまま。あれこれ食べるわけではない。それを考慮してガンヒはなるべく、食べ易そうな料理を作っている。
「俺さ、ミニョにすっごく会いたかったんだよ。チェジュ島に行くってヒョンから聞いて――」
 ドンッと、シヌがジェルミの腕を自分の腕で打った。
“ヒョン”という言葉は今は厳禁だ。
「あ……あのさ、会えないから寂しくてさ。メールしうようかなとか、電話しようかなっておもってたんだけど、ヒョンの目が――」
 ドンッ!!
「あ、あの……いや、そうじゃなくて、ヒョンじゃなくて……あわわ」
 しゃべればしゃべるほどジェルミは墓穴を掘っている。
 あははははは、とミニョが大きな声で笑った。
「ミニョ?」
「ジェ、ジェルミったら……あはははは」
 おかしいのだろう。ミニョはお腹を抱えて、涙さえ流している。
「あれ? お、おかしかった? あはははは」
 ジェルミも一緒になって笑った。それに釣られるようにみんなも笑っていた。
 ミニョはチェジュ島に来て、初めて心から笑えた。






おはようございます。今日はちょっと寒いかな? 雨は降っていないようです。
最近、図書館通いをしています。県立図書館だったら、旦那に連れて行ってもらうんですが、市立だったら自分で行けるので、今はこちらで・・・。
読みたい本を探しては、ちょこちょこと行ってます。予約もできるんですよね。
なので、宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」を予約したんですが・・・21人待ち!!
果たして今年中に借りれるのか!? 早く読みたいですが、多分忘れた頃に連絡が来ると思います(笑)

今日もみなさんが一日元気で過ごせますように。

いってらっしゃいといってきます。
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ソロモンの偽証

私も読みたいと思って図書館で予約しましたが、60待ちでしたv-164

3,4ヶ月経ちますが、まだ30人以上待っているので、とうとう購入しちゃいましたv-221
宮部みゆきさんの本は大好きなので、今週はゆっくり読もうと思っています。

NoTitle

こんにちは。
ジェルミってば、やっぱりいいキャラだよね☆ミニョも心から笑ってくれてヨカッタ♪

Re: あかぴさん

こんばんわ。

会えないさみしさは本人にしかわかりませんね。
テギョンが事情があって会いに来ないのも・・仕方がないですが、やっぱりツライです。
ミニョの気持ちを思うと何かいいたくなったんでしょうね、スンアは。

Re: みうさん

こんばんわ。

いつものジェルミで、そこにテギョンはいなくてもテギョンを感じれちゃう。
だから、ミニョも笑えたんでしょうね。
ジェルミの存在はこういうとき頼りになります。
もっとミニョが笑顔になれるように、早くテギョンも一緒に笑えたらいいですね。
シヌとスンアの関係・・・うふふになれるでしょうか。

Re: 名無しさん

こんばんわ。

お名前がないので「名無しさん」とさせてもらいました。
「あ! 私だ」って思われたら、ご一報ください。

ソロモンの偽証・・・60人待ちですか!?
やっぱり人気なんですね。うーん、先は長いですね(笑)

Re: モモチ★さん

こんばんわ。

こういうときジェルミっていてくれるだけでいいかも。
本人にはまったくそんな気ないんでしょうが、場がなごみますね。

すみませんでした

名無しは私です。
久しぶりにコメントしたら、名前を書いてなかった(^_^;)

いつもお話楽しみにしています。

Re:きょうこさん

こんばんわ。

きょうこさんでしたか。
いえいえ、名前が分かってよかったです。
ソロモンの偽証、読まれた感想教えてくださいね。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

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