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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
愛しい我が子

愛しい我が子 8

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 病院の帰りにモ・ファランが定宿しているホテルに寄った。
 テギョンがユグンを抱き、表から堂々と入って来た二人に、宿泊客はもちろん、ホテル関係者までびっくりして目を丸くしている。
 ざわめきが起こると一斉にフラッシュがたかれる。
 テギョンはユグンの顔が写らないようにかばいながらエレベーターに乗った。
「やっぱり地下の駐車場から行った方がよかったんじゃないですか? 今日中にネットに写真が載りますよ」
「載るのは時間の問題だったんだ。それなら野次馬さんたちが載せたほうがいいだろ? ユグンの顔は写っていない」
「そうですけど……」
 ミニョとしてはなるべくならユグンの露出は避けたかった。
 将来はどうなるか分からないとしても、子供のうちはマスコミからシャットアウトして育てる方針だ。
 最上階のスイートルームの部屋のチャイムを鳴らすと、中から「はーい」と嬉しそうな声が返って来た。
「まあ、いらっしゃい」
 弾んだ声と表情のモ・ファランが三人を出迎えた。
「お久し振りです」
「さあさあ、入ってちょうだい」
 中に招き入れる間も、モ・ファランはそわそわと落着かない様子だ。
「ユグン、おばあちゃんだぞ」
 抱っこしていてユグンをモ・ファランに会わせる。
 まるでこの時をまっていたかのように、ユグンがぱちっと大きな目を開けた。
「ユグンちゃん! おばあちゃまですよ、いらっしゃい」
 今にも頬ずりをしない勢いのモ・ファランにミニョはふふっと笑った。
「病院で会って以来ね。元気でしたか?」
 初孫に対してモ・ファランはなぜか敬語口調だ。
「まあ、ぷくぷくして元気そうですね。おばあちゃまよ、憶えてるかしら?」
 可愛くて仕方がないというように抱っこしたまま離さない。
「今日は一カ月検診だったのでしょう? どうだったの?」
「はい。ユグンも私も大丈夫です。健康ですと言われました」
「そう。よかったこと」
 モ・ファランはユグンの顔をまじまじと見つめた。
「テギョンの赤ちゃんの頃にソックリだわ」
「やっぱりそう思う?」
 母に言われテギョンは嬉しそうな顔をした。
「ええ。この目許や口元なんてソックリ。懐かしいわね。どう、この小さな手。可愛いわね」
 ユグンを通して赤ちゃんの頃のテギョンを思い出しているのか、顔が祖母というより母のものになっている。
「あなたはなかなか産まれてくれなくて、私はどうしたらいいか分からなかったわ。出産予定日を過ぎてもなかなか産まれなかったの。世間に隠しての出産だったから、私はかなり焦ってたわね。帝王切開を進められて、あなたを産んだけど、あの時は喜びよりもほっとした気分のほうが大きかったわね」
「母さん」
 モ・ファランの話にテギョンは少しせつない顔になった。
「でも、あなたをこの腕に抱いた瞬間、この上ないぐらいに愛しい気持でいっぱいになったのよ。これは本当よ。私の子供だって思ったら涙が止まらなかったわ」
「…………」
「一人での出産だったから辛いことの方が大きかったけど、あなたが生まれた瞬間にすべて吹き飛んだのよ。テギョン」
「はい」
「あなたを産んで――後悔したことは一度もないわ」
「母さん……」
「……産まなきゃよかったと感情に任せて言ったこともあったけど――あなたを産んだことを後悔していないわ」
「うん……」
「ミニョさん。ありがとう。こうして孫を抱かせてくれて」
「いいえ。ユグンにとっては大切なおばあちゃんです……って、モ・ファランにおばあちゃんだなんて失礼ですね」
「いいのよ。おばあちゃまって呼ばれたいんだから」
「そうなんですね。よかった」
「幸せだわ。ユグン、あなたに会えておばあちゃまは本当に幸せよ」
 モ・ファランの言葉に呼応するかのように、ユグンがにこっと笑った。
「まあ! ユグンが笑ったわ。まあ、まあ!!」
「ええ? 今度は母さんかよ!」
 テギョンが見逃してしまったことを悔しがってユグンの顔を覗き込む。
「おい、お前、まさか女好きか?」
「オッパ! つまらないこと言わないで下さい!」
「そうよ。でも、ユグンは将来、モテモテになるわよきっと」
「それは俺が保証するよ。なんたって、俺の息子だからな」
「まあ、この子ったら。ほほほほ」
 ひときわ和やかに家族の笑い声が響いた。








おはようございます。今日も暑くなりそうですが、どうやらそろそろ梅雨入りしそうです。
もう二十年以上前に、私は神奈川に住んでいました。年末、実家に帰ろうとのん気に考えていたら、電車も飛行機もチケットが取れない!(当たり前ですが・・・)
あれこれ考えて、海老名市から出ていた広島行きの夜行バスに乗り、広島からは新幹線(自由席で立ちっぱなでした)で小倉まで。小倉からは特急で別府までという帰省をしたことがあります(笑)
あの時は・・・若かったんですよね。今では考えられないですが・・・。
ちなみにこのコースは旅行会社のお姉さんが教えてくれた帰省コースです(笑)

今日もみなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃい。
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Re: みうさん

こんばんわ。

ミニョが一番、モ・ファランが二番、三番は・・・おばあさまかな?(笑)
もう少ししたらニコニコ笑ってくれるからそれまで待てるかな?
モ・ファランの母としての気持、ちゃんと聞けてよかったですね。

Re: りくさん

こんばんわ。

こちらはどうやら梅雨入りしそうな気配です。
あーーーー!!! 髪の毛がぁぁぁぁぁ(笑)
もうすごいことになってます。ショートにしたら目立たないからいいんですが・・。

赤ちゃんって一つひとつの仕草が可愛いですよね。
見てるだけで幸せな気分になれます。
今はうるさくなった甥っ子たちも赤ちゃんの頃はホント可愛くて、もうメロメロでした。
母いわく「孫に対しては責任がないから、ただ可愛がるだけでいいのがいい」そうです。
うちの母のようにくだらないことをモ・ファランさんが教えないことを願います(笑)

小指の痺れ・・・薬をまじめに飲んでいますが、なかなか取れないです。
なんかじんわり気持悪いという・・・。
レントゲンでは異常がなかったので、ちょっと不安です。
もう少し様子を見てまだ悪かったらまた病院に行きます。

Re: たくみままさん

こんばんわ。

孫ってめっさ可愛いらしいですね。
うちの母はどんなに暴言(バカとかですが)を吐かれても、ニコニコしてます(笑)
私は怒りますが(笑)
モ・ファランさんもユグンが可愛くて仕方がないんでしょうね。

海老名市のどこから出ていたかは忘れましたが、夜行バスがありました。
昔は秦野市に住んでたので。某お菓子メーカーの工場で働いていました。

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Re: みうさん

こんにちわ。

はーい。早速遊びにいきまーす。
カッコいいグンちゃん・・・見たかったよー。
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