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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
後悔しないこと

後悔しないこと 4

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 重苦しい雰囲気のまま、ユグンのペギルは終わった。
 帰って行くみんなを見送りながらテギョンはひと言もしゃべらなかった。
「オッパ」
 ミニョが心配そうに顔を覗き込む。
「大丈夫ですか?」
「ああ」
 笑ってはいるが、心から笑ってはいない。
 ミニョはなにも言えずに、ただテギョンに寄り添った。
 みんなを見送ったあと、大広間には、両親、ヒョナ、ジスクおばあさんが残っていた。
「お母さん、お母さんは知っていたんですか?」
 ギョンセがジスクおばあさんに聞いている声がドアの向こうから聞こえた。
「ああ、知っていたよ」
「ということは承諾した?」
「承諾もなにも、本人が行くっていうのを止める権利が私にあるのかい?」
「そんな!」
 モ・ファランが叫ぶように言った。
「お言葉ですが、ジスク様がダメだと言ってくだされば、テギョンも考え直したはずじゃありませんか?」
 母の悲痛な叫びにテギョンは俯いた。
「オッパ。中に入りましょう。お義父さまたちに説明しないと」
「ああ。そうだな」
 ミニョに促されて大広間に入った。
「テギョン! あなた……」
「母さん。それから、父さんもヒョナさんも聞いてください」
「何を聞けって言うの? 兵役に行く話なんて聞きたくないわ!」
「母さん」
 モ・ファランは堪らずに泣き出した。
「お義母さま」
 ミニョが駆け寄ってモ・ファランを支えた。
「ミニョさん……。あなたは承諾したの?」
「はい」
「はいって、あなた! ユグンは? ユグンのことは考えなかったの?」
「考えました。一番に考えました。それはオッパも同じはずです」
「母さん。ミニョを責めないでくれ。ミニョだって母さんと同じくらい、反対したかったはずだ。それを俺のワガママを聞き入れてくれたんだ」
 テギョンが辛そうにモ・ファランを見た。
「俺は本来なら兵役に行くことはない。免除されてるから。でも、今回行こうと思ったのは――俺が父親になったからなんだ」
 みんながどういうことかとテギョンの顔を見る。
「ユグンというこの世でかけがえのない宝物を得て、俺は初めて一人の男になれたと思った。父親になってみて、父さんの気持ちが分かったよ。我が子は愛おしい。ユグンのためなら俺はバカにだってなれる。ユグンのためなら……俺はユグンに誇れる世界一に父親になりたいんだ」
「テギョン」
「父さんは俺にとって尊敬できる世界一の父親だよ。父さんがこれまで俺に注いでくれた惜しみない愛情を、父親になってみて初めて分かったんだ。だから、俺も同じくらい、それ以上の愛でユグンを大切にしたいと思ってる」
「だったら兵役になんて行かずにユグンの側にいたらいいじゃない!」
「母さん。俺はユグンのかっこいいパパになりたいんだ。父さんのようにいつも側にいてくれる父親もいい。でも、俺はユグンには頑張ってる俺の姿を見せたいと思ってる。父さんとは違う俺の父親像をユグンには見せたいんだ」
「……どんな父親だって父親じゃない」
「そうかもしれない。でも、俺は俺だから。だから分かってくれないか? 俺は――ユグンの父親だから」
「テギョン」
 ギョンセはゆっくりとテギョンを抱き締めた。
「偉いぞ。よく決心したな。私はお前を誇らしく思うよ」
「父さん。ありがとう」
 モ・ファランはまだ納得できないのか、俯いたまま泣いている。
「母さん。勝手に決めてごめん。でも俺――どこにいたって母さんの息子だから」
「テギョン」
「母さんの誇れる息子になりたいんだ。だから、笑って許してくれないかな?」
「……バカなんだから。あなたは私の誇りよ」
 モ・ファランは息子をぎゅっと抱き締めた。
「無理はしないのよ」
「うん」
「テギョン……テギョン」
 親子のやりとりをヒョナは羨ましそうに見ている。
 なさぬ仲の息子のテギョンとはどうしても一歩も二歩も距離を置いてしまう。こんなとき強く疎外感を感じるのだ。
「ヒョナさん」
 そっとミニョが近づいた。
「勝手に二人で決めてしまってすみません」
「いいのよ。夫婦のことは夫婦にしか分からないものよ」
「オッパのこと……許してください」
「私は許すも何も――」
「ヒョナさんも、オッパのお母さまですよ」
「ミニョさん」
 ふっとヒョナは笑った。
(この嫁はいつもこうだ。決してでしゃばらず、決して深くは入ってこず、こうやって私の心に寄り添ってくれる)
「ありがとう、ミニョさん。テギョンさんは幸せね」
「私のほうが幸せです」
「まあ、お惚気?」
 ミニョは「二人の母」と上手くやっているようだ。そんなミニョにジスクおばあさんはホッとして、心の中で手を合わせた。










おはようございます。今日は朝は晴れてますが、昼から雨模様です。
私は飛行機が大好きです。離着陸の瞬間のあのふわっとするのが好きなんですが、旦那は高所恐怖症なので飛行機は嫌いです(笑)
新婚旅行で初めて二人で一緒に乗った時、私ワクワク、旦那ビクビク(笑) 乗ってすぐに寝てました。
最近は遠出することがなくなっちゃって、近場ばかりなんですが、また飛行機に乗ってどこか行きたいですね。

今日もみなさんにとって良い一日となりますように。

いってらっしゃい。
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Re: みうさん

こんばんわ。

まずは家族に納得してもらえました。
両親にとっては一人息子が兵役に行くことは身を切られるよりもツライことだと思います。
でも、テギョンの父としての言葉に納得したんだと思います。
まだジェルミたちが納得はしてないので、こちらもちゃんと自分の気持を言って、納得してもらえたらいいですね。
シヌもこれを機会に行く決心するかもしれません。

飛行機っていいですよね。
あのワクワク感大好きです! 私も韓国にいきたーい!!

Re: りくさん

こんばんわ。

ご指摘ありがとうございます。
本人、言われるまでまったく気づきませんでした。どうも最近キーボードの調子が悪いです。
旦那曰く強く叩きすぎが原因だそうですが・・・。

親はいくつになっても子供の心配をするものなんでしょうね。
韓国のように親子の繋がりがひと際強いお国柄だと余計にそうなるんでしょうか。
母は子を心配し、子は我が子を思う・・・。
両親から受けた愛情を強いからこそ、我が子への愛情も深くなるのかもしれません。
逆に親を反面教師にすることもありますが。
テギョンが変われたのもすべてはミニョのおかげですね。

Re: mami さん

こんばんわ。

ありがとうございます。
もう人生いろいろだなってつくづく思います。
私だけこんなにいろんなことあるんじゃない? ってぐらいです(笑)
でも、ちょっと肩の力抜いて頑張ってみようと思います。
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