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「星に願いを 月に祈りを(恋人編)」
愛には我慢が必要?

愛には我慢が必要? 8

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 ドラマの共演者の初顔合わせの日、テギョンは朝から落ち着かなかった。
 ドラマは初めての挑戦であり、「俳優 ファン・テギョン」という立場に緊張していた。
「オッパ、頑張ってくださいね。応援してます」
 にっこり笑ってミニョが送り出してくれる。
 テギョンは唇をミニョに突き出した。
「何ですか?」
「緊張しないおまじないだ」
 と言って、ニヤリと笑う。
「……そんなおまじない訊いたことありません」
 真っ赤な顔でミニョが言う。
「信じないのか? キスしたら相手から気持ちが伝わって、緊張しなくなるんだぞ。ほら」
 言いながらテギョンは目をつぶった。
「えっ? 私から? ここでですか?」
 周りに家があまりないとは言え、外だ。
「ほら、早くしないと遅刻するぞ」
「…………」
 ミニョは恥ずかしそうにテギョンの頬にキスをした。
「これで、いいですか?」
「効き目は唇にしかないんだ」
 そう言うとテギョンは、少し強くミニョの唇にキスをした。
「行ってくる」
「……はい」
 ぽやんとしたミニョの頭をぽんぽんっと叩いてから出かけた。

 台本を読んだテギョンは、ありきたりな内容だと思った。
 金持ちの御曹司が、退屈していた大学生活で見つけた貧乏を絵に描いたような女の子と出会い、いつしか恋に落ちるというものだ。
 そこに、ライバルの男女が加わり、恋の四角関係があり、家族の絆の修復があり、哀しい別れがありなど、ドラマのお決まりのフルコースみたいな内容だった。
(こんなドラマがウケるのか? コケるの間違いじゃないのか?)
 一室に出演者と監督や脚本家、スタッフが一同に集まった。
 一人一人の自己紹介が行われた。
「ソン・テヨン役のイ・ユナです。よろしくお願いします」
 愛想のいい笑みを浮かべて挨拶した。
 次はテギョンだった。
「キム・ジフン役のファン・テギョンです。ドラマは初めてなので、よろしくお願いします」
 テギョンは丁寧に挨拶をした。
 次々と自己紹介がされ、終わると今度は軽く台本合わせが行われた。
 10歳から子役として活躍してきただけあって、イ・ユナはさすがに上手かった。
 テギョンも何とか役を理解して(理解するまでもないが)台本合わせを無事に終えた。
「テギョンさん!」
 表で待っている事務所のスタッフのところに向かっていたテギョンの肩を、イ・ユナが叩いた。
 それは自然な行為だった。
「……何か?」
「この後、よろしかったら、少しお茶をしませんか。ドラマのこともお話したいし」
 二人の側をスタッフが「お疲れ様」と言いながら通り過ぎて行く。その度に、ユナは愛想のいい笑顔を振りまく。
(ユ・ヘイと同じだな、こいつ)
「悪いけど、この後は、すぐに事務所に戻るんで」
「そうなんですか? 残念ですねぇ」
 語尾を少し伸ばすのがユナの喋り方の特徴だ。
「じゃあ」
「また、撮影でお会いしましょうねぇ」
 玄関に向かうテギョンの背中にユナは手を振りながら言う。
「あの女、何、考えてるんだ?」
 そんな二人の光景をスタッフたちが面白そうに見ていたことなど、テギョンは知るよしもなかった。

 テギョンを見送った後、ミニョはいつものように編みかけのマフラーを取り出した。
「クリスマスに間に合うかな?」
 テギョンのことを思いながら一編み一編みに思いを込めた。
「あれ? 私、何か忘れてない?」
 ミニョは編み棒の手を止めた。
(何だろう、すごく大切なことを忘れてるような…………あっ!)
「オッパの誕生日だ!」
 すっかり忘れていたことに、ミニョは自分が情けなくなった。
「オッパの誕生日を忘れるなんて、私ったら、何してんのよ!」
 ぽかぽかっと自分の頭を叩いた。
 去年の誕生日、テギョンは哀しみの中にいた。
 母、モ・ファランに傷つけられ、一人暗やみの中で泣き声を押し殺していたテギョン。
「今年こそは、ちゃんと祝ってあげなくちゃ。どうしよう、何をしたら、オッパはよろこぶかな?」
 ミニョの頭の中はクリスマスのことから、テギョンの誕生日のことでいっぱいになっていた。





テギョンの誕生日が11月なのか12月なのか悩みました。テギョンの誕生日の直後に、
ミニョがクリスマスキャロルを歌ったシーンがあったので、一応、独断で12月の
初めというように書きました。

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Re: きいこさん

おはようございます。
コメントありがとうございます。

嫌な女・ユナが登場しましたが、なかなかお話が先に進まなくて
ごめんなさい。
イライラしてませんか?
他の方のようにさっさと書き進められるといいんですが、
そういうことができないもので、遠回りばかりしてますね。
頑張って書いて更新します!!

Re: のあさん

おはようございます。
キスのおまじないの効果はあったんでしょうか?

実は私もようやくその先のお話を書く決心がついて(?)
今、準備中ですi-237
正直、書くつもりはまったくなかったんですが、のあさんに
触発されちゃって、書いてみようかなって。
でも、初めてのことなんで、アレコレ悩み中です。

いろいろと書かなきゃいけないこともあるんで、いつになるかは
分からないけど、とにかくがんばります!!
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