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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
歩み

歩み 4

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 ミナムが現役で春川の部隊に入隊してから一ヵ月後――。
 三人になったA.N.JELLは新鮮であり、また寂しくもあった。ミナムが入って来る前に戻ったと思えばいいだけなのだが、やっぱり3年以上の重みは違っていた。
 そのため、毎日忙しくしているテギョンであり、この日の休日も久々のことだった。
 テギョンの入隊はまだ正式に発表されていない。
「ユグン。パパって言えるか? パパって言ってごらん」
 指をあぐあぐしている我が子を抱っこしてテギョンはさっきから同じことを言っている。
「パ」
「あう~」
「あう~じゃないよ、パだ」
「うくく」
「だから~、パだって」
 テギョンの顰めた顔がおかしいのか、ユグンが顔をくしゃくしゃにして笑った。
「おいおい、そこ笑うとこじゃないぞ。ほら、もう一度。パ」
「あー」
「あーじゃないよ、パだよ。パ、パ、パ」
 同じ言葉を続けて言ったのがおかしかったようで、また笑う。
 ミニョは洗濯物をたたみながら思わず笑ってしまった。
「さっきから何の練習ですか?」
「パパって呼ばせようと思ったんだよ。ほら、ユグン、いい子だな。パパ、パパだぞ」
 テギョンは真剣そのものだ。
「オッパったら、無理ですよ。まだ『あうあう』ぐらいしか言いませんよ。パパとか呼ぶのは一歳になってかららしいですよ」
「それじゃあ、遅いよ! 俺、その時いないし!」
「それはそうですが……」
「ユグン、いい子だね~。練習ちようね~。パパって言ってごらん」
「…………」
 興味を失ったのか、ユグンはきょろきょろと辺りを見回している。
「こら、ユグン。パパの相手をしなさい!」
 めっ! と睨んだのが悪かったのか、目にいっぱいの涙を溜めて、ふぎゃーーーーーーっ!!!! と泣き出した。
「ヤバッ!!」
 テギョンは慌てて立ったり座ったりしながらユグンをあやす。
「ごめんごめん。パパが悪かったよ。泣かないでくれよ。もうあとちょっとでパパ、会えなくなるんだぞ」
 テギョンの言葉にミニョがピクッと反応して、しゅんとしてしまった。
「ミニョ? ごめん。俺……。…………ん?」
「どうしました?」
「いや……何かこう……芳ばしいというか何と言うか……」
 見ればユグンのお尻の辺りが少し盛り上がっているような……。
「きゃあ!! う〇ちですか!!?」
 ミニョは慌ててオムツを取りに走った。
「ユグン。お前、意外に役者だな? ママが寂しそうな顔をしたのが分かったのか?」
 心なしかユグンが笑っているように見えて、テギョンも笑ってしまった。
「ママが寂しそうな顔したら、こんなふうにママを元気付けてくれよ」
 オムツを持ってきたミニョはもう寂しそうな顔はしていない。

「本来なら、来年全国ツアーをする予定だったが、それはキャンセルだ。ミナムが入隊してテギョンまで入隊となったら、ボーカル抜きでツアーはできないからな」
 マ室長が困ったような、つまらなそうな、残念そうな……何ともいえない顔をして言った。
「ヒョンはいつ入隊するの?」
「五月だ」
「そっか……。今度は俺とシヌヒョンだけになっちゃうんだね」
 しんみりしたジェルミに、
「いずれはお前一人になるだろ。しっかりしろよ」
 テギョンはハッパをかけた。
「ということは、え? つまり、シヌも――?」
 マ室長がびっくりしたような顔で三人を見た。
「俺は大学の都合もあるから、一応メドがつく九月頃を予定しています」
「マジですか? 社長には?」
「まだです。今、ミナムが入隊したばっかりでテギョンももうすぐ。そこに俺までってなったら社長ぶっ倒れてあの世に逝きかねないですからね」
 冗談にとれないから怖い。
「ということだから、ひとまずは三人で活動できる間でできることはちゃちゃっとやっちゃおうじゃないか」
「…………」
「マ室長?」
「え?」
「放心するなよ。仕事内容の説明だろ」
「あ、ああ、そうだな。えーっと明日からの予定は……」
 ぎっしり詰まっているスケジュールに三人はうんざりした。

「そうか。シヌまで行くか……」
 はあっとアン社長は大きく溜息をついた。
「もう驚くのを通り越して、カラカラに乾いた砂漠状態だ」
 アン社長にしてみれば初めて手掛けたアイドルがA.N.JELLだ。無名だった頃から手塩にかけて育て、アジアのA.N.JELLにまで登りつめることに成功した。
 その彼らが今、入隊という避けては通れない義務に直面し、旅立とうとしている。
「恨めしい……」
「はい?」
「兵役が……。こんなことなら全員、アメリカ国籍でも取得させておくべきだった」
 本気とも冗談ともつかないことを言う。
「正念場だというのに……丁度、脂がのってきたいい時期だっていうのに……ジェルミ一人か……」
「はあ」
「…………やれるのか?」
「……え?」
「え? じゃないぞ! マ室長はA.N.JELLのマネージャーだろ! 今後のことはしっかり考えているんだろうな!」
「え? ええ? ええええええええ????」
 いきなり話を振られてマ室長は小さな目をしばしばさせながら最大限に見開いた。







おはようございます。今日も朝から暑いです。もう、家の中で熱中症になりそうです
昨日、旦那が散髪してきました。帰って来た旦那は・・・・坊主頭。
思わず、「入隊ですか? 除隊ですか? (デブの)韓流スターですか?」と言っちゃいました(笑)
坊主頭を見ちゃうとついつい「兵役」を思い出しちゃって、旦那を見る度に「いつ入隊ですか?」と訊いちゃいます。
旦那は「?」なんですが(笑)
旦那を見ると「こういう韓流スターいるよな」って思えて、昨日は一人で入隊ごっこしてました。
実際、これが現実になったら号泣なんでしょうが・・・。

今日という日がみなさんにとっていい一日になりますように。

いってらっしゃい。
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Re: みうさん

こんばんわ。

ミナム・テギョンに続いてシヌまで入隊ってなったら、アン社長、白髪頭になっちゃうかも!?
一気に老け込みそうです。
でも、ジェルミがいるから大丈夫!
一人でだってもう頑張れちゃいますよ。
マ室長は・・・期待しないほうがいいかも(笑)
赤ちゃんの両親への敏感さは本能なんでしょうね。
ユグンがいればミニョも笑顔でいれますね。

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Re: りらりらさん

おはようございます。

お返事が遅くなってしまい、すみません。
入隊まで時間がないので、なんとかユグンに「パパ」と言わせたいんでしょうね。
無理もないです。必死にもなりますね。

旦那の丸坊主頭に、私はいやされてます(笑)
特に冬にする丸坊主が大好きで(笑)
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