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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
家族旅行

家族旅行 2

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 荷物を受け取って空港を出ると、ハイヤーが待っていた。
「ファン・テギョン様でしょうか?」
 流暢な英語で運転手が話す。
「はい」
「お待ちしておりました」
 荷物を乗せて、四人は一路ホテルを目指した。
「懐かしい風景ですね」
 ミニョが窓の外を見て言った。
「ああ。何か故郷に戻って来たような不思議な気分になるな」
「それにしても外は暑いのう」
 ジスクおばあさんは四月だというのに、すでに初夏の陽気の沖縄にちょっと辟易しているようだ。
「おばあさま、旅行中ですよ。文句は言わないで下さい」
「文句ではない」
「はいはい」
 ホテルは前回と同じ海の近くのあのホテルだった。
 今回は家族全員で泊まれるようにスイートルームを予約しておいた。
「わあ! 前のときよりも広いお部屋ですね」
 ミニョに抱っこされているユグンもびっくりしたのか、ミニョの腕の中でちょっとじたばたした。
 海に面した大きな窓のカーテンを開けてベランダに出れば、向こう側に一面コバルトブルーの海が見える。
「ん~~~、いい匂い」
 沖縄の海は普段匂う様な「海」の匂いがまったくしない。前に来たときのガイドの説明によると、磯の香りというのはプランクトンの死骸の匂いなんだそうで、沖縄の海は珊瑚礁が海水を浄化しているから澄んで綺麗だということらしい。
「ユグン、ほら、海だよ。あとでビーチに行ってみようね」
 危なくないようにユグンにも海を見せたが、あんまり興味はないようだ。
「さて、荷物をほどいたら少し休むか。おばあさま、ルームサービスで何か頼みましょうか?」
「いや、私はいいよ。少し休むとするかね。年寄りに飛行機は堪えるよ」
「おばあさま、大丈夫ですか?」
 ミニョが慌てて聞く。
「心配しなくていいよ。お前たちは疲れてないなら出かけておいで」
 そう言うと、ジスクおばあさんはベッドルームに入っていった。
「オッパ、どうしましょうか?」
 出かけてきてもいいとは言われてもジスクおばあさんを一人残していくのは躊躇われる。
「うーん。ちょっと待ってろ」
 テギョンはベッドルームに入って行くと、何か話していたが、
「ゆっくり休みたいらしいから、俺たちに出かけて来いってさ」
 と何とも言えない顔をした。
「おばあさま、気を遣ってくれてるんですね」
「そうみたいだな」
「じゃあ、お言葉に甘えてちょっとビーチにでも行きましょうか」
「そうするか」
「おばあさま。私たち、ちょっとビーチに行ってきます。すぐに戻ってきますので」
 ベッドルームに声をかけたが返事がない。
「?」
 どうかしたのかと思って覗き込むと――ジスクおばあさんは軽い寝息をたてていた。

「キレイですね」
「ああ」
 波打ち際を三人で歩いた。正確にはユグンはテギョンに抱っこされているが。
 まだ四月とあって泳ぐ人はまばらだが、マリンスポーツを楽しんでいる観光客の姿がちらほら見える。
 テギョンはしゃがむと、ユグンに海をよく見せた。
「ユグン、綺麗な海だよな~」
 打ち寄せる波が面白いのか、ユグンは「うわぁ~」と声を上げた。
「面白いのか? どんどん向こうから来るなぁ」
「ユグン。これはね“海”って言うんだよ。綺麗だねえ。ユグンがもう少し大きくなったら泳ぎに来たいね」
「いいな。俺が除隊したらまた来ようか? その頃にはユグンも歩ける――ミニョ?」
 砂浜に視線を落としたミニョに気づいた。
「どうした?」
「いえ……2年って長いなって思って。2年後のこと考えたら、ちょっと……ごめんなさい」
 ミニョは指で目尻を拭った。
「ミニョ?」
 テギョンの除隊したら、という言葉が胸に痛かった。
「ごめんなさい。せっかく楽しい旅行にしようってオッパが言ってくれたのに……私……」
「いいよ。何も言わなくていい」
 テギョンはミニョの背中に手を回した。
 ううっ……とミニョが小さく嗚咽を洩らした。
 テギョンの腕の中に抱かれたままなのに飽きたのか、ユグンが「うぐぐ」という声をあげた。
 テギョンはユグンを見おろすと、ニヤッと笑った。
「ミニョ」
「はい」
「顔を上げてみろよ」
「え?」
 ふいっと顔を上げると、目の前に両手を広げて抱っこされ、満面の笑顔のユグンの顔があった。
「え?」
 テギョンが自分の膝にユグンを乗せて、両手を広げさせているのだ。その格好は可愛くて、思わずミニョは泣き顔のまま吹き出してしまった。
「オッパッたら、何してるんですか?」
「面白いか? ユグン、よかったな。ママが笑ったぞ。ママが笑ったぞ~♪」
 沖縄に来たという気持があるのかテギョンはちょっと……はしゃいでいるようだ。







おはようございます。今日も朝から暑いです。
今日は旦那が休みなので、風呂掃除を代わってもらえてラッキーです。
でも、まだ隣でぐーすか寝てるんですよね(笑)
旦那は昨日の9時から寝てるので、もうかなり寝すぎですね。いつまで寝るんだか。
いい加減起きて欲しいのですが・・・。

今日も一日暑くなりそうなので、熱中症にはお気をつけ下さい。

いってらっしゃい。
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Re: りくさん

こんばんわ。

あの水族館にユグンと行くんでしょうね。
でも、ちょっと暗いからユグンは怖くて泣いちゃうかもしれませんね。
それもまたいい思い出になるかも。
ミニョの水着姿にテギョンがクラクラ。いいですね(笑)
親になってもラブラブは健在なので(笑)
きっとそんな二人をジスクおばあさんはニヤニヤ笑いで見てると思います。

ゲリラ豪雨、テレビで知ってびっくりです!!! なんじゃ、これは!!!
電車が止まったと聞いた時は嘘でしょ!? と思ったらりくさんが実際体験されたなんて!!!
大変でしたね。いつも以上に気を使って帰られたと思うので、お疲れにもなります。
こちらは一滴も雨が降りません。もうカラカラです。
恵みの雨がほしいです・・・。

Re: みうさん

こんばんわ。

あとちょっとでテギョンは入隊。それを考えると楽しいはずの旅行もちょっと切なくなりますね。
でも、ユグンという存在がミニョに笑顔を与えてくれると思います。
テギョンがいない間、ユグンがミニョの心の支えになるでしょうね。

旦那はあの後、8時過ぎにようやく起床。
でも、またお昼からぐーすか寝てましたが・・・。
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