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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
家族旅行

家族旅行 3

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 テギョンたちが宿泊しているホテルは8万坪という広大な敷地の中に、ホテルやスポーツ施設、数種類のプールにエステなどが揃っているまさにリゾート施設だ。
 部屋に戻ってきたテギョンたちをちょうど起きてきたジスクおばあさんが出迎えた。
「おばあさま、ゆっくり休めましたか?」
「ああ、ゆっくりでしたよ。お前たちはどこに行ってたんだい?」
「目の前のビーチです。すごく綺麗ですよ。朝に行ったら朝日がきれいかもしれません。おばあさま、明日の朝一緒に行きませんか?」
「それはいいね。ミニョに連れて行ってもらおうかね」
「はい」
 ユグンが眠そうに目をとろとろとしたため、ミニョはベッドルームに連れて行き、夕食までは休ませることにした。
「明日からはどこに行くんだい?」
「そうですね。タクシーを予約してあるので、それでのんびりしながら観光でもしようかと思っています」
「私はあまりいろいろとは行けないよ」
「そう言うと思って、ゆっくりコースを選んでいます」
「そうかい。ありがとうね」
 テギョンは最終日にとあるところに行こうと決めていた。
 ミニョと自分にとっての思い出の地へ。
 そのことをジスクおばあさんにこっそり相談すると、
「まあまあまあまあ!!! お前は!!!!」
「おばあさま、しーっ! 静かにお願いします。ミニョには内緒なんですから」
 ジスクおばあさんは慌てて両手で口元を隠して、ベッドルームの方を見た。ベッドルームからはミニョの子守唄がかすかに聞こえる。
「お前って子は……。そういうことはもっと早くに話すもんだよ。ということはあれだね。えーっと……サ……サンライズだよ!」
「……おばあさま。それを言うならサプライズじゃないですか? サンライズは日の出ですよ」
「え? そ、そうだよ。サプライズだよ。私もそう言っただろ」
 ジスクおばあさんは顔を真っ赤にして言った。
「はいはい、おっしゃいました。そうです。サプライズです。ミニョにはこれから苦労をかけるからせめてもの俺からのプレゼントなんです」
「いいよいいよ。二人で行っておいで。ユグンは私が見ているからね」
「お願いできますか?」
「ああ、いいとも。ひ孫とのんびり過ごせる時間というのもいいものじゃ。いっそのこと帰ってきたら、このホテルの教会で二度目の結婚式を挙げたらどうじゃ?」
 ほほほっとジスクおばあさんが笑った。
「おばあさま! からかわないでください」
 テギョンはじろっと祖母を軽く睨んだ。
「じゃあ、そういうことなので、ミニョには内緒ですよ」
「ああ、分かったよ」
 話が終わったところでミニョが戻って来た。
 二人は慌てたようにテギョンは傍にあったテレビのリモコンを触るし、ジスクおばあさんはわざとらしいぐらいに近くにあった新聞に手を伸ばした。しかし、その新聞は当然のことながら日本語だ。
 しかし、ジスクおばあさんの世代ならば日本語が多少は不自由ないぐらいに話せる。
「コクサイドオリ? ほうほう、コクサイドオリってのは繁華街のことかね?」
「え? 何ですか? さあ」
「どうしたんですか、二人とも?」
 ミニョが笑いながら二人を見ている。
「な、何でもないよ。俺、疲れたからちょっとシャワーを浴びてくる」
 そそくさとテギョンはバスルームに向かった。
「あ、オッパ。このホテルには大展望風呂が……ってもう聞いてませんね」
「いいよ。後でゆっくり入れば」
「はい。そうします」
 ミニョはジスクおばあさんの隣に腰掛けた。
「おばあさまは沖縄でどこか観光したいところはありますか?」
「そうだねえ。やっぱり『ひめゆりの塔』には行ってみたいね」
「ひめゆりの塔ですか?」
 前来たときは行ったかな? とミニョは思った。
「ミニョは戦争を知らない子供だからピンとこないかもしれないが、私は戦争を体験している。そういう者には戦争を忘れないためのこういう場所は切なくもなるが、行ってみたくもなるものなんじゃよ」
「そうなんですか。確かに私は戦争を知らない時代に生まれたので、おばあさまの体験されたことは分かりません」
「ミニョ。戦争はまだ終わっていないよ。世界のあちこちで戦争は必ず起きている。我が国だって北朝鮮といつそういう事態になるか分からない。だからこそ、韓国の男子は兵役に行く義務がある。それはツライことじゃが国が定めたことじゃ。だけどなミニョ。戦争はするものじゃない。あれは……人間のするものじゃない」
「おばあさま」
「私は私の生きている間にまたあのような悲劇が起こらないことを願っているよ。ましてやテギョンが行くとなれば余計にそう思う」
「はい」
「若いミニョたちが戦争の惨さを知るのはいい機会だと思うんだよ」
「はい。本当にそうですね」
 ミニョはぎゅっとジスクおばあさんの手を握った。
 兵役に行くということは、いつ何どき戦争が起こっても覚悟をしなければならないという緊張の連続なのだと、ミニョは改めてジスクおばあさんの言葉で実感した。
(オッパも……危険な目に遭ったりするのかしら?)
 一抹の不安がミニョの心をよぎっていった。






おはようございます。今日はもう朝からもわっとしています。
こちらはもう二週間以上まとまった雨が降っていません。雨が恋しいです・・・。
私がずーっと読んでいた漫画が終わっちゃいました。「花にけだもの」という可愛い女の子が主人公なんですか、彼氏になる子がとにかく「エロい」(笑)
色気ありまくりな子で、恋愛初体験の主人公はもうドキドキの毎日という。
毎回、テギョミニョの恋愛事情に参考にさせていただいてました(笑)
いつか、この彼氏みたいな子を主人公にしてお話を書いてみたいです。

今日も一日みなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃい。
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Re: みうさん

こんばんわ。

テギョンのサプライズは私自身、こういう形でするとは思っていなかったことです(笑)
でも、今のミニョにはこのサプライズがきっとこれからの2年間を支えてくれると思います。
日本にいると兵役って関係ないから実感湧かないし、ましてや戦争なんかも関係ないぐらい平和ですね。
まだまだいろいろあるから、きっと今回の旅行がミニョにとってよかったと思えると思います。

Re: あかぴさん

こんばんわ。

2回目の結婚式、いいですよね。
しかも、マ室長がイメージした式場での結婚式なんて最高です。
ユグンも参加してだったらいい思い出になりますね。
私ももう一度着れるなら着たいです(笑)

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

テギョンからミニョへのサプライズ。
二人にとっては思い出の場所だと思います。
2年ぶりなので・・・ミニョは覚えてるかな?

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Re: メイナママさん

おはようございます。

入隊前の家族旅行。
ファン家一家にとっては大切な時間でしょうね。
たくさんの思い出を作って、2年を耐える希望にして欲しいです。
戦争。私は知らない世代です(もちろんですが)。
それだけに平和って良い事だなって思います。
韓国は兵役制度があるから、平和に対する思いがさらに強いと思います。
二人にとってこの旅行がさらに愛を深めてくれたらいいです。
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