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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
離れていても

離れていても 2

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 テギョンが入隊して十日経った。ミニョはこの十日間がひたすら長く感じた。
 テギョンのいない朝。テギョンのいない部屋。テギョンのいない空間……。そのすべてにミニョは空しさと言いようのない寂しさを感じた。
 ユグンもテギョンのいないことが分かるのか、よくぐずってはミニョやガンヒたちを手こずらせる。
 今日も朝からユグンの機嫌が悪くあやしても何をしても、泣いてばかりでミニョは思わず、
「もう、何でそんなに泣くのよ! ママだって寂しいのよ! ユグンだけじゃないんだからね。ママを困らせないで!!」
 と怒鳴ってしまった。
 初めてミニョに大きな声を出され、ユグンはビクッとしてミニョの腕の中でじたばたと暴れさらに大声で泣き出してしまった。
「もう……泣かないでよ」
 泣き声を聞きつけてガンヒとダルが慌てて部屋にやって来た。
「ミニョ様、どうなさいましたか?」
 わあわあ泣きわめくユグンを抱いて、ミニョも泣いていた。
「お姉さん……」
「ミニョ様……」
 ガンヒはすぐにユグンを受け取るとダルに渡して、少し部屋を出ているように言った。
 遠ざかるユグンの泣き声を訊きながらミニョは自己嫌悪に陥って顔を両手で覆って泣きじゃくった。
「もう、ダメ……無理なんです。無理です。オッパがいないと……オッパがいないと私……!!」
「ミニョ様」
 ガンヒは何も言わずにミニョを抱き締めた。
「大丈夫でございます。大丈夫です。ミニョ様はお一人ではございません。どうか落ち着かれてくださいませ」
 優しくミニョの背中や腕を撫でて落ち着かせようとした。
「お姉さん……わ、私は、母……母親失格ですね。ユグンに……怒鳴っちゃいました……どうしよう……」
「ご心配なさらずに。ユグン様もミニョ様のお気持ちは分かってらっしゃるはずです。どうか、ご自分をお責めになりませんように」
「…………オッパは一人なんですね」
「…………」
「私にはお姉さんもおばあさまもユグンも、お友達もジェルミやシヌさんもいるのに……。弱音を吐いてユグンを怒鳴るなんて最低ですね」
「ミニョ様。どうかそのように思わないでください。……私の母も同じでございました」
「お姉さんのお母さんですか?」
「はい。弟が入隊した時、母は気丈に振舞っていましたが、入隊した弟を見送った後、家に帰るとぷつんと張りつめていた糸が切れたように大声で弟の部屋で泣いていました。それから数日間は魂が抜け出たように、毎日毎日泣いていました。父や私がどんなに慰めても、『あんたたちには分からない。最愛の息子を送り出した母の気持ちなんて分からないのよ!』と怒鳴り散らしていました。母にとって弟はかけがえのない存在でしたから。母は弟が除隊してくるまで毎日案じていました。今日は無事に訓練を終えただろうか、明日は危険な任務につかないだろうかと。私はそれでいいと思いました。毎日泣いて暮らすより、弟の身を案じながらでもちゃんと暮らしていたんですから。ミニョ様もそうでございますよ。泣いて暮らすより、テギョン様の心配をされて暮らすほうが少しは気持ちが落ち着かれると思います。そして爆発したいときはいつでも爆発してください。ユグン様は私たちがお世話しますので」
「お姉さん」
 ガンヒの言い方がおかしくて、ミニョはつい笑ってしまった。
「気持ちが落ち着かれましたか?」
「はい。ありがとうございます。そうですね。愛する人のことを案じる気持ちは母親だろうが、友達だろうが、妻だろうが同じですね。同じなら泣いて思うより、オッパが毎日無事に過ごせるように祈りながら過ごします」
「はい。ミニョ様は泣き顔より笑顔のほうがお似合いでございます」
 ガンヒの気遣いが嬉しかった。励まされたことでミニョの気持ちは少しスッとしていた。
「よろしいでしょうか?」
 ダルがそーっと部屋に入ってきた。
「ユグン様がお寂しそうなので……」
 ダルに抱かれたユグンはさっきまでの大泣きではなく、ぐすぐすと指をくわえて甘え泣きに変わっていた。
「ユグン、おいで」
 ミニョはユグンに向かって両手を差し出した。
 満面の笑顔の母親にユグンは両手を差し出して抱かれようとした。
「ユグン。ごめんね。ママ、悪かったね。ごめんね」
 我が子の頬に頬ずりしながらミニョは謝った。
「ママのこと嫌いにならないでね。ママはユグンが大好きだよ」
 そっとガンヒたちは部屋を出て行った。
 ぴとっとユグンの小さな手がミニョの頬に触れた。それは暖かく、小さいのにミニョの心まで暖かくしてくれるようだった。
「パパが帰ってくるまでママと頑張ろうね。パパも頑張ってるからね」
「ぱーぱ」
「え? い、今、パパって言ったの?」
「まんまんまん」
「ご飯のこと言ってるの? パパって言ったんじゃないの? よーし、パパって言う練習してパパに会った時ビックリさせようね」
 ミニョはもう一度ユグンに頬ずりした。
(私は一人じゃない! ユグンがいるもん! オッパの分までユグンを大事にしなきゃ)
 今日も頑張っているであろうテギョンを思いながらミニョは心で誓った。







おはようございます。今日は・・・朝から多分雨だと思います。台風来てますから・・・。
これを書いてるのは前日の夜です。今のところ大雨ってことはないです。
今日は仕事です。明日も仕事です。ああ・・・大雨なのに(泣) 台風来てほしくなかったなと思いつつ書いています(笑)
正直、すでに目がしょぼしょぼしてます(笑)
先日、見た夢が「仕事でずーっと失敗し続ける」というものでした。途中目が覚めて、また寝てもなぜか失敗してるんです(笑)
朝までずっと失敗してて、起きたとき「仕事に行きたくない!」って言っちゃいました。その日は何とか失敗しないですみましたが・・・。
今度のお休み、旦那が「王将」に連れて行ってくれるというので、それを楽しみに仕事を失敗しないように頑張ります!

今日は大雨になりそうなので、お出かけの方はお気をつけ下さい。良い一日でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re: りくさん

おはようございます。

こちらは久々の雨続きです。ちょっとじめっとしてるのがイヤですが(笑)

いつも側にしてそれが当たり前だった人がいないってツライですね。
寂しさがいっぱいつのっちゃって、何かにこの寂しさをぶつけたくなります。
ユグンはまだ赤ちゃんですが、赤ちゃんなりに何かを感じて泣いちゃうんでしょうね。
ミニョもユグンに当たりたくないのに、つい感情が高ぶって当たっちゃったんだと思います。
後でたくさん後悔するのに・・・。
でも、ミニョは一人じゃないですから。ユグンもジスクおばあさんもガンヒたちもいます。
みんながこれからミニョを支えてくれるでしょうね。

りくさん、お仕事お疲れ様です。
遠方に日帰りのお仕事って大変ですね。
私は何とか頑張ってます。必死ですが(笑)

Re: sakko1001さん

おはようございます。

私も毎日(更新はしてませんが)テギョンが早く帰って来て、また家族で暮らせることを望んでいます。
テギョンが今一番そう思ってるでしょうね。

毎日、覚えることが多くて、毎日が勉強です。
メモしながらこなしていますが、ぐちゃぐちゃなので、自分の書いた字が読めないことも(笑)

Re: あかぴさん

おはようございます。

ミニョにとって変わってしまった環境になじめずに、ついユグンに当たっちゃったんですね。
ユグンもいつも可愛がってくれたテギョンがいないことに戸惑ってないちゃうんでしょうね。
家族がいないってことはツライですね。
ガラッとすべてが変わっちゃいますから。
でも、ミニョやユグンには支えてくれる人たちがいますから、大丈夫だと思います。
辛くなったら、生き抜きも必要ですね。

毎日仕事をしてると、覚えることの多さに頭がパンク状態です。
でも、仕事の行き帰りにあかぴさんのお言葉を思い出してグンちゃんのことを考えたら、乗り切れてます。
楽しいことを考えるのって少し楽な気持ちになれますね。

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Re: みうさん

こんばんわ。

テギョンのいない生活に慣れてきちゃうと寂しさは倍増ですね。
ユグンもミニョの寂しさを感じ取っちゃうから、寂しくて泣いちゃうんでしょうね。
でも、泣かれれば泣かれるほどミニョは辛くなっちゃいますね。
ユグンに当たっちゃうのも無理ないですけど、怒った事がないミニョに怒られてユグン、ビックリしたでしょうね。
今はまだ寂しさが先にきちゃうでしょうが、ミニョは一人じゃないですから。
きっと大丈夫です。

仕事ってこんなに大変なんだって毎日思ってます。
覚えることが多くて、もう無理~~って思いながら毎日過ごしてます。
グンちゃんからの嬉しいプレゼントですね! 羨ましい!!
みうさんも新しい環境でのお仕事頑張って下さい。
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