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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
離れていても

離れていても 8

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「ミニョ……お前、何か……」
「え? 何ですか?」
「いや……何て言うか……いや、何でもない」
 車の中、屋敷へ帰る間、テギョンは隣に座るミニョをまじまじと見つめて、はっとした。
(何か……いつもと、いや、俺と離れている間に変わってないか?)
 ちらっと横目でミニョをまた見た。ユグンをあやしているミニョはテギョンのよく知っているミニョなのだが……なのだが、何かどこかが違って見える。
(何だ? 何だこのざわざわした気持ちは……)
「オッパ、どうかしたんですか?」
 ミニョはちょっと困ったような怪しむような顔をしている。
「え? な、何でもないよ」
 テギョンは慌てて言った。変に誤解をされては困る。
 そのとき、じーっと自分を見つめているユグンの視線に気づいた。
「ユグン。久しぶりだな。パパだよ」
 じーっ……。
「何だよ。パパのこと忘れたのか? 薄情な奴だな」
 じーっ……。
 明らかにユグンの目は「誰だこいつ」と言っている。
「ユグン。パパじゃない。いつもDVDでパパのカッコいい姿観てるでしょ? あのお歌の上手なパパだよ。いつも一緒に歌ってるよね」
 指をくわえたままユグンは眉間に皺を可愛く寄せて小さく頭を振った。
「どうしたの? パパじゃない。いつもパパのこと観て喜んでるじゃない」
「そうなのか?」
 テギョンは嬉しそうに言った。
「はい。いつも嬉しそうにオッパのこと観てるんですよ。ユグン、パパよ、パーパ」
 しかしユグンは眉間の皺をさらに深くして、ミニョに腕を伸ばす。チャイルドシートに座っているのに、じたばたとしてミニョに抱かれたがる。
「何だよ。久しぶりで照れてるのか? ほら、パパが抱っこしてあげような」
 と言ってユグンの脇に手を入れた途端、
「ふぎゃーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
 車の中で大音声の泣き声が響き渡った。
 思わずびっくりしたチョン執事が急ブレーキを踏んでしまうほどに……。
「だ、大丈夫でございますか? 何かございましたか?」
「い、いや、大丈夫です……多分」
 身体は大丈夫だが、心は傷ついてます、とテギョンは言いたかった。
 入隊するまではどちらかというとパパっ子だったユグンが五週間会わないうちに……自分を忘れていた。そのことがテギョンにはショックだった。
 結局帰り着くまでユグンはすんすんと泣いてミニョに抱かれていた。

「テギョン! テギョン!」
 屋敷に帰って来た孫の顔を見てジスクおばあさんは泣きながら抱きついた。
「おばあさま、お元気でしたか……って元気そうですね」
「まっ! この子は! 年寄りをからかうもんじゃないよ。ああ……会えてよかったよ。無事でなによりだ。ああ、どこも怪我してないだろうね」
「はあ。身体はピンピンしてますが、心が傷つきました」
「え? 何だって?」
「何でもありません」
 立ち話もなんだからとジスクおばあさんに手を引かれてテギョンは懐かしい我が家へ入った。
 その間も、ユグンはぐすぐす泣いていたが、ガンヒやダルの顔を見てほっとしたのか泣き止んだ。
(何だよ、まったく……)
 ユグンはその後も、テギョンに近づこうとはしない。
「どうしたのじゃ、ユグンは? パパに会えて嬉しかろうに」
「はい、それが……オッパが抱こうとしたら泣き出してしまって……」
 ミニョが困ったというように、テギョンを見ながら言った。
「おやおや。久しぶりだから顔を見忘れたのかの?」
「そうじゃないみたいですよ。俺のこと覚えてないんですよ」
 ぶすっとしてテギョンは唇を尖らせた。そんな顔をすると子供みたいで、笑ってはいけない場面だというのに、ミニョはぷっと吹きだしてしまった。
「ミニョ!」
「すみません。でも、オッパのそんな顔を見るのも久しぶりだと思ったら嬉しくて」
 ミニョの声が少し潤む。それに合わせるように、ジスクおばあさんもぐすっと鼻をすすった。
「ごめん。ミニョにもおばあさまにも苦労かけて」
「そんなことはない。そんなことをいうものではない。お前の無事な姿を見れてほっとしておるのじゃ」
「はい」
「今日は疲れたであろうから、ゆっくりお休み。夕食にはシェフが腕をふるうと言うておったゆえ」
「はい。ありがとうございます。では、部屋に戻ります」
 ミニョとユグンと一緒に部屋に戻った。
 テギョンは部屋に入るなり、ミニョをユグンごと抱き締めた。
「会いたかった。ずっとずっとお前のことだけを考えていた」
「私もです。オッパに会いたくて毎日泣いてました」
「ミニョ」
 キスをしようとしたら、ユグンと目が合った。眉間に皺を寄せて、じーっと見ている。
「……やりづらいな、まったく」
「え?」
「ユグンはちょっとそこに座ってな」
 そう言ってミニョの腕からユグンを受け取って、近くのソファに座らせた。きょとんとした顔のユグンに、「ここからはママとパパの大事な時間だ」とウインクしてみせる。
「では、五週間ぶりの愛の確認を……」
 ミニョの顎に手をかけて上を向かせ、唇を落とした――
『きゃーーーーーーっ!!! テギョン様!! テギョン様!!!!』
「!!!???」
 いきなり大音声が部屋に響き渡った。キスどころではない。
「何だ? 何だ?」
 テギョンはびっくりして部屋をきょろきょろと見回した。
「あ! すみません。昨日観ていたDVDです」
「え? DVD?」
 言われて目をテレビに向けると、なぜかA.N.JELLのコンサート映像が映っている。
「ユグン、駄目じゃない。またボタン押したのね」
 ミニョがユグンの手に握られているリモコンを取りながら言った。どうやらユグンがボタンを押してしまったようだ。
 まだ画面からはきゃあきゃあと叫ぶファンとA.N.JELLの姿が流れている。
「あ!」
 ミニョはDVDを消そうとして、手が止まった。
「どうしたんだ?」
「これですよ」
「これって?」
「ユグンがさっき泣き出したのは、このせいです」
「?」
「オッパの姿が違うからですよ。ユグンがいつも観ているオッパは髪の毛がありますが、今は……」
 ミニョの目がテギョンの頭に注がれる。まるで母親に合わせるかのようにユグンの目もテギョンの頭に注がれ……。
「ふぎゃーーーーーーーっ!!!!!」
「分かった! 悪かった! パパが悪かった!」
 謝りながらテギョンは「何で俺が謝るんだ?」と思いながら、ユグンの泣き声には勝てずに近くにあったクッションを頭にかぶるしかなかった。









おはようございます。今日もピーカンのお天気です。やっぱりまだ暑いです(泣)
今日はお休みなので、のんびりしようかと・・・・。でも、昼寝しちゃうんですよね(笑)
この前、中一の甥っ子に会ったらやたらと「クチクするぞ」って6歳の弟に言うんですよね。「クチクする」?
なんじゃそりゃ、って思ったら、「進撃の巨人」という漫画で主人公がよく口にしている台詞なんですね。
この漫画に兄・中一の甥っ子・6歳の甥っ子が嵌っているらしく、一緒にアニメを観ているそうです。
しかし、弟に向かって「駆逐するぞ」はないでしょう・・・。言われた弟くん、無視するか「クチクするぞ」って意味も分からず言い返してますが(笑)

今日もみなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃい。
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~ Comment ~

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NoTitle

なつあおいさーーーーん、
おはようございます。JUNです。


テギョーーーーン、おかえりぃぃぃ(つД`)ノ
待ってたよーーーー(屮゚□゚)屮
お話読んでて、頬が緩みっぱなしでした(*´q`*)
ユグーーーーン、ちょっと間、目をつぶっててね(笑)



お仕事お休みなら、今日はのんびりですね。
ゆっくりして下さいね♡

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NoTitle

なつあおい様 こんにちは!
いつものテギョンに会えてうれしいです。お帰りなさい!!
ミニョの微妙な変化に気づきましたね。ユグンの成長が早い時に会えないのは・・・忘れられる・・・テギョン、寂しい!

この5日間、どのように過ごすんでしょうか?とても楽しみです。
楽しく過ごせて、家族愛が確認できますように(笑)
  • #18843 まごまごピンク 
  • URL 
  • 2013.09/24 11:53 
  •  ▲EntryTop 

Re: みうさん

こんばんわ。

返事が遅くなってごめんなさい。
DVDで見慣れてるテギョンにあるものが、休暇で帰ってきたテギョンは違う・・・。
違和感感じちゃったんでしょうね。
ユグンが髪の毛のないユグンに早く慣れてくれたらいいですね。
歌うたったら「ぱぱぱぱぱ」って言うかも(笑)

Re: JUNさん

こんばんわ。

返事が遅くなってすみません。
両親のラブラブ中はユグンは目を瞑りましょう(笑)
その前にはやく坊主頭のパパに慣れてくれたらいいですね。

Re: あかぴさん

こんばんわ。

返事が遅くなってすみません。
久しぶりに会ったミニョにドキドキしちゃうテギョン。
何かが違う、どこかが違うって感じなんでしょうね。
さらにユグンが・・・パパを忘れている。
悲しいですよね。いっぱい一緒にいて早く思いだしてほしいですね。

Re:

こんばんわ。

返事が遅くなってすみません。
ジスクおばあさん、待ち遠しかったでしょうね。
でも、傷ついたテギョンの心には気づいてないようで・・・。
ユグン、大好きなパパなのに髪の毛がないと分からないのね・・・。
カツラでもいっそかぶっちゃいましょうか?

Re: うめちゃんさん

こんばんわ。

返事が遅くなってすみません。
坊主頭がまた来たって思ってるのかもしれませんね(笑)
髪の毛ないとパパって思えないんでしょうね。
これはこれでかっこいいんですが・・・ユグンには嫌なんでしょうね。
休暇の間になれたらいいですね。

Re: りくさん

こんばんわ。

返事が遅くなってすみません。
自分と同じ顔にじーっと見つめられ、しかも泣かれたら・・・ショックですね。
いやいやするユグンの姿は第三者には可愛いんですが、テギョンにはたまりませんよね。
いつも見慣れたパパとは違う姿。頭が・・・怖い! って感じなのかも。
歌を歌ったら「パパ」だって認識してくれるかな? DVD見ながら一緒に歌うって言うのもいいかも。
坊主頭のテギョンもワイルドでいいんですけど、子供の目には怖いでしょうね。
早く「ぱぱぱぱ」ってテギョンに聞かせてあげたいですね。

「駆逐する」って人に言っちゃいけない言葉ですよね。
「駆除するぞ」って言われたら・・・ショックで泣いちゃいます。
それがたとえ子供でも(笑)
オードリーの若林さんってテレビで見ると違和感ないですが、一般人に紛れたら確かにオーラが分かりにくいかも・・・。

Re: まごまごピンクさん

こんばんわ。

やっとミニョとユグンに会えました。
でも・・・ユグンに泣かれちゃった!!
まさかこんな展開になるとは思ってもみないからショックですね。
五日間と短い休暇ですが、早くユグンが大好きなパパを思い出してくれるといいですね。
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