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「星に願いを 月に祈りを(結婚編)」
離れていても

離れていても 12

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 休暇も残り二日となったその夜。
 ユグンは昼間に遊びつかれてしまい、早くからぐっすり眠っている。ようやくゆっくりした二人だけの時間が作れ、テギョンはうずうずしていた気持ちがすっきりするようでウキウキしている。
 ベッドに入って来たミニョをさっそく抱き締めようとしたら、
「オッパ、お話があるんですが」
 とミニョが真剣な顔で言う。
「え? 話?」
 そんなことより夫婦の時間を、と言いたいところだが、そうも簡単には行きそうにない。ミニョは――テギョンが考えているようなことを考えていないからだ。
 ミニョに伸ばしかけた腕をゆっくり下ろして、
「話って何だ?」
 と訊いた。
「はい。大学のことなんですが」
「大学のこと? ああ、九月から復学したいとか言ってたよな」
「はい。私が復学したらユグンのことをどうしたらいいかなって思って考えてたんです」
「オリニチプ(保育園)に入れるんじゃないのか? それかベビーシッターを雇うのか?」
「悩んでいます。おばあさまはベビーシッターを雇ったらいいって言うんです。ユグンがまだ小さいからオリニチプに入れるのは可哀想だっておっしゃられて」
「まあ、おばあさまの言うことも一理あるけど……。ミニョはどうしたいんだ?」
「私は……できればユグンとは離れたくないです。ワガママですが、大学に赤ちゃんを見てくれる施設があったらなって思っちゃいました。あるわけないですが。それで考えたんですが、大学の近くのオリニチプを探してみたんです」
「ということは、オリニチプに入れるってことだな?」
「はい。たしかにおばあさまの言うように小さいから可哀想だとは思いますが、同年代の子供たちの中で生活することもユグンには大事だと思うんです。このまま屋敷にいて、大人に囲まれての生活だったら、いざ学校に上がるときにユグンが戸惑ってしまうと思うので」
 ミニョの心配も最もだと思った。普通の一般家庭の子供なら共働きの親が多いから、幼いうちからオリニチプに入園して、その中で生活していく。それがごく一般的だ。
 でもユグンの場合は一般家庭とは程遠い暮らしの中で生活している。小さい子供といったら従兄妹の双子たちやマ室長の息子ぐらいしか知らない。
 この機会に外の世界をユグンが知るのもいいことだと思った。いろんな子供たちと触れ合って成長するのもいいんじゃないかと。
「賛成だな。で、近くにあったのか?」
「近くってわけではないんですが、車で移動できる距離にあるんです。そこに行って入園願書をもらってきました。手続きが大変なので、オッパがいる間に済ませようかと思っています」
「空きはあったのか?」
「はい。先生方も優しそうな方ばかりでした」
「よかったな。ユグンにも友達ができるんだな」
「そうですね」
 友達と遊ぶユグンの姿を想像してテギョンは嬉しい反面、それを見ることができない自分の環境に寂しさが募った。
「オッパ?」
 どうしたんですか? というようにミニョが覗き込む。
 ぐいっとミニョの身体を引き寄せてぎゅっと抱き締めた。
「オッパ!?」
 びっくりしたミニョの身体が緊張で固まっているのが腕を通して伝わる。
「後悔しないって思ってるのに……そう思わなきゃやってられないのに、こういうとき、つらくなるよ」
「…………」
「入隊っていう道を選択しなかったら、ユグンと毎日会えるし、毎日遊べるし、成長だって見逃すことがないのに……」
 最後の言葉は震え声だった。
「オッパ……」
 ミニョは何も言わずにテギョンを抱き締めた。テギョンの気持ちが痛いぐらいに分かった。毎日ユグンの顔を見る度にテギョンのことを思った。
 ユグンが笑った。ユグンが歩いた。ユグンが言葉をしゃべった。その一つ一つが嬉しかった。嬉しかったけど、一緒に喜ぶべき人とその瞬間を一緒に喜べないことが寂しかった。
 だからいつも心の中で(オッパ、ユグンが笑いましたよ)とか(オッパ、ユグンが歩いたんですよ)と語りかけた。
 そしてテギョンの分まで思い切りユグンを誉めた。抱き締めた。頬ずりした。
「これはママの分。これはパパの分だよ」と言いながら……。
 短い休暇だがミニョには半年にも一年にも思えるほどの貴重な休暇だ。
 ユグンの成長を一緒に喜び合えることがこんなに嬉しく、こんなに幸せだと感じられることがミニョには喜びだった。
「ミニョ……ありがとう。俺がいない間、みんなを守ってくれて」
「オッパ……」
 テギョンはミニョを抱き締め返した。
「愛してる。訓練所ではいつもいつもお前のことを思って眠りについていた」
「私もです。一人で眠るとこのベッドは広すぎます。だから……オッパが寝ている方を向いていつも寝てたんですよ。オッパの残り香が切なかったです」
「ミニョ……!」
 きつくきつく唇を吸われた。息ができないぐらいに。
「……愛して下さい。オッパの愛で満たしてください」
「ミニョ……」
 二人の暑い夜が初夏の風の中に溶け込んでいった。







おはようございます。今日の天気は雨ですが、今はまだ降っていません。空が赤くて、いやーな風が吹いています。
たくさんのおめでとうコメントをありがとうございます。初めての方からもコメをいただいて、嬉しい限りです。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。

昨日、旦那と「モニタリング」というテレビを見ていたら、「嫁と姑がケンカをしたら旦那はどっちの味方をする?」というコーナーがありました。
それを見ていたら、「俺やったら無視する。関わらん」と・・・・。確かに、私が嫌味を言われても聞こえない振りをしていることが多いような・・・。
しまいには、「俺が敵になったほうが楽だ」とまで言い出して。そういうことじゃないのに! 私の味方をしてほしいの! と言っても、「俺には分からん」と。
嫁・姑問題になると無視を決め込もうと思っている我が家の旦那でした(泣)

今日もみなさんが笑顔でありますように。

いってらっしゃいといってきます。
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Re:みうさん

こんにちわ。

ユグンという存在はテギョンにとって家族のありがたみを分からせてくれていると思います。
一番可愛い時期に側にいてあげられない。
成長を両親で見届けてあげられないってのはツライですが、ミニョがいるから安心して兵役を頑張れるんだと思います。
除隊したら、思いっきりパパ業してもらいます。

何で旦那という存在はことが嫁・姑問題になるとああも貝のように口を閉ざすんでしょうか?
結婚前はお前を守るとか言ってたくせに(笑)
まったく何ひとつ守ってもらってません(笑)

Re: うめちゃんさん

こんにちわ。

離れているからこそ「愛して下さい」って言葉にいろんな思いが詰まってると思います。
ミニョもテギョンも切ないくらいにお互いを求めたでしょうね。
また離れ離れになっちゃうからいっぱいラブラブしてほしいです。

男という生き物はホントにずるいです。
無視せずに嫁の味方をしてほしい。

Re:まりみかんさん

こんにちわ。

残り二日の休暇。夜だけでも二人だけで甘い時間を作ってラブラブして欲しいです。

あははは。
私も旦那に聞いたことがあります。
「目の前で私とお義母さんが溺れてたらどうする?」って。
「うーん・・・うーん・・・どっちも助けない」だそうです(笑)
ホントに? って思っちゃいましたが(笑)

Re: 三姉妹ママさん

こんにちわ。

ありがとうございます。
めでたく3周年を迎えました。
私も夏に美男ですねにハマって、ドラマの続きが気になって二次小説の世界に入りました。
懐かしいです。
まだまだいろんなことがありそうなファン家なので、二人のラブラブを交えながら書きたいと思います。
家族が離れ離れというのはツライですね。テギョンが早く帰ってきて、家族がまた一緒に暮らせるといいと思います。
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